こんにちは、けいたろー通信のカクタケイ(@kakutakei)です。
イヤホンといえば昔は有線ばかりでしたが、ここ数年ワイヤレスが定番になってきました。
なかでも、マスクの邪魔になりにくいことや、競争激化による低価格化の影響もあり、完全ワイヤレスイヤホンが大躍進していますよね。
ですが実際に使ってみると、新幹線での移動時やオンライン飲み会のなどのではバッテリー持続時間が短くて困ることもありました。
そこで、最長10時間のバッテリー持続時間があるHUAWEI FreeBuds 4iを入手したことで、一気にその悩みがなくなりました。

一番の見どころはその驚異的なバッテリー持続時間でしたが、実際に使ってみると抑揚のある元気な音を鳴らす気持ち良いイヤホンだと気付きます。
搭載されているノイズキャンセリングや外部音取り込みも精度が高く、1万円以下の低価格ながらも満足度の高さが魅力でした。
そこで今回は、HUAWEI FreeBuds 4iの魅力をわかりやすく解説していきます。
HUAWEI FreeBuds 4iを使ってみて感じたこと
- 最長10時間連続で使えるロングバッテリー
- シンプルで使いやすい操作系
- 抑揚のある元気な音が気持ちいい
- ノイズキャンセリングと外部音取り込みはどちらも優秀
- 防水・防滴がないので雨の日やトレーニング時は注意

HUAWEI FreeBuds 4iの特徴
HUAWEI FreeBuds 4iは、HUAWEIが作るカナル型の完全ワイヤレスイヤホンのエントリーモデル。

定価9,680円と1万円を切る価格ながらも、アクティブノイズキャンセリングや外部音取り込みなどを実現しているコスパの良さが特徴です。
しかし、もっと注目すべきなのはバッテリー持続時間。
ノイズキャンセリングOFFならなんと10時間連続での音楽再生ができるので、いつまでも音楽が楽しめる完全ワイヤレスイヤホンなんです。
HUAWEI FreeBuds 4iの外観
それではHUAWEI FreeBuds 4iを開封しながら、外観を見ていきます。
パッケージは内容物が大きく描かれているデザインになっており、今回選んだシルバーフロストのFreeBuds 4iが印刷されています。

フタを開けてみるといきなり本体が入っています。

内容物を全部出してみました。
本体・S/Lサイズのイヤーピース・充電用ケーブル・クイックスタートガイドなどと、比較的シンプルなパッケージですね。
Mサイズのイヤーピースは最初から本体に取り付けられてあります。

本体を取り出しました。
フロストシルバーのみ表面が艶消しになっており、サラッとした触り心地になっています。

表面ロゴしたには充電や接続用のLED、ケース下部にはUSB-C端子、右側面にはペアリングモードにするためのボタンがついています。
それ以外には何もなく、使い方で迷うことはなさそうです。

ちなみにこのケースは手のひらに乗せてもすっぽりと収まるくらいのコンパクトサイズ。
河原にある丸くなった石のようで、なんともいえぬおさまりの良さがあります。

Apple AirPods Proや、SOUNDPEATS Mini Proと比較してみました。
HUAWEI FreeBuds 4iの方が丸く少し厚みがありますが、ぱっと見の印象では角がない分小さく見えますね。


イヤホンを取り出してみました。
よくあるカナル型のイヤホンで、耳元からスティックが伸びるタイプのデザインです。

イヤホンはボタンなどのないシンプルなタイプです。
数カ所の穴が空いており、これらはノイズキャンセリングの集音などに使われています。


HUAWEI FreeBuds 4iの使い方と雑感
HUAWEI FreeBuds 4iの操作方法
HUAWEI FreeBuds 4iの操作方法はかなりシンプル。
タッチセンサーを2回タップするか長押しするだけの簡単操作なので、初めてでも迷わず使えます。
HUAWEI FreeBuds 4iの操作方法
- 2回タップ:再生・停止/電話を受ける・電話を切る
- 長押し:イヤホンモードの変更
- ノイズキャンセリング→外部音取り込み→オフ
また、タップする場所はイヤホン上部なので見失いませんし、反応の精度も良いのでストレスがないのも嬉しいですね。


2回タップなので、髪をかき上げた時など不意に操作してしまうことがありません。
HUAWEI FreeBuds 4iを装着してみる
HUAWEI FreeBuds 4iを耳に装着してみました。
人間工学に基づいて設計されたと謳われているだけあり、耳への収まり感が良く、特徴的な長いスティックの部分もあまり邪魔になりません。

また装着検知もついているので、急に話しかけられたりした時も耳から外すだけで、音楽再生が止まります。
外部音取り込みがあるとはいえ、どうしても外さなくてはならない場面もあるので便利ですね。

また、片耳ではしっかりとモノラルミックスになる仕様なので、片方で使うのも問題なし。
もう片方がケースの中に収納されている時限定ですが、片耳だけで使えるとオフィスなどで使いやすくなるので、活用の幅が広がります。
HUAWEI端末やiPhoneと接続してみる
手持ちのHUAWEI端末とiPhoneに、それぞれ接続してみました。
HUAWEI端末と接続してみる
HUAWEI端末との接続時は、ポップアップ接続ができるようになっているのでとても簡単です。

ポップアップ接続は、EMUIやHarmonyOSを搭載している機器でのみ使用できます。
今回使うのは、HUAWEI MatePad Paperです。
MatePad Paperのロックを解除し、BluetoothをONにしている状態でHUAWEI FreeBuds 4iのフタを開くと、画面にポップアップが表示されます。
このポップアップの「接続」をタップすれば、MatePad PaperとFreeBuds 4iの接続が完了します。


HUAWEI端末との接続はワンタッチなのでとても簡単です。
Bluetoothの設定を覗いてみると、さまざまな設定ができるようになっていました。
特にジェスチャー(タップ操作)は左右で違う操作を割り当てられるので、「左は再生・停止、右は曲送り」など自由に選んで設定できます。


iPhoneと接続してみる
iPhoneなどのHUAWEI端末以外との接続は、一般的なペアリング操作を行う必要があります。

他のイヤホンなどと同様、設定からペアリングをする必要があります。
今回使うのは、iPhone 12 miniです。
iPhoneのロックを解除し、BluetoothをONにして設定を開きます。
その状態でHUAWEI FreeBuds 4iのフタを開くと、iPhoneの「その他のデバイス」にFreeBuds 4iが表示されるので、タップします。

すると、HUAWEI FreeBuds 4iが「自分のデバイス」に表示され、接続が完了します。

iPhoneではHUAWEI端末のようにBluetoothには設定項目は表示されません。
タップ操作の変更などを行うには、別途HUAWEIのアプリ「AI Life」をインストールする必要があります。

AI Lifeでは、タップ操作やファームウェアのアップデートなどが行えるようになっているので、操作を変更したい人などはインストールした方がよさそうです。



「AI Lifeはなくても問題なく使えるが、あると便利」といった立ち位置かなと感じました。

HUAWEI FreeBuds 4iを使ってみて感じたこと
実際にHUAWEI FreeBuds 4iを使ってみて感じたことを紹介します。
スペック通りの強力なバッテリー持続時間に驚く
HUAWEI FreeBuds 4iのバッテリー持続時間は、ノイズキャンセリングなしなら最大連続10時間。
半信半疑になりながら実際に使ってみましたが、このバッテリー持続時間に嘘偽りはないなと感じました。
13時くらいから使い始めて18時過ぎに外しましたが、この時点でバッテリー残量は約50%弱。
5時間以上使っているのにバッテリーがまだまだ残っているのに驚きます。

HUAWEI FreeBuds 4iのバッテリー持続時間は完全ワイヤレスイヤホンとしてはかなりの実力で、他の製品でここまでロングライフな製品は、そうそうありません。
有名な完全ワイヤレスイヤホンのバッテリー持続時間を比べてみると、HUAWEI FreeBuds 4iのイレギュラーさがよくわかります。
完全ワイヤレスイヤホンのバッテリー持続時間
- Apple AirPods Pro:最大5時間
- SONY WF-1000XM4:最大12時間
- Jabra Elite 7 Pro:最大8時間
- Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro:最大7時間
- SENNHEISER MOMENTUM True Wireless 3:最大7時間
価格を問わず、「完全ワイヤレスイヤホンといえば」という有名な製品を並べてみましたが、この中でもバッテリー持続時間が長いのはSONY WF-1000XM4だけ。
それもHUAWEI FreeBuds 4iの3倍以上の価格なので、コスパの良さが光りますよね。
連続してこれほど長時間にわたって音楽を聴き続けることはほとんどないと思いますが、これだけバッテリー持続時間があるなら、2〜3日充電せずに旅行に持って行ったりしても安心です。
抑揚のある元気な音が気持ちいい
HUAWEI FreeBuds 4iの音は、抑揚のある元気な味付けがされています。
全体的な音は力強く、低音から高音までしっかり分離しつつ音を鳴らしている印象で、10mmのダイナミックドライバー1基だけでよくここまで鳴らしているなと思うほど。
ポップ系やアニソンなどのアップテンポな曲が好きな方に最適なイヤホンかもしれません。

もちろん、1万円クラスとして考えた時の印象なので、より高額なイヤホンに比べれば音質的に劣るところは多々あります。
ですが、どんな人が使っても「これなら十分」と感じるほどの音になっており、ここは大企業の実力を感じさせてくれるところでした。

ただ少し気になったのは、HUAWEI FreeBuds 4iの音は、他のイヤホンにくらべてとても大きいところです。
iPhoneのボリュームを最小の1にしても、全ての音がかき消されるような音の大きさで、夜間の静かになった部屋の中などで使うと「ちょっとうるさいな」と感じることが多々ありました。
ノイズキャンセリングを入れると音の大きさが際立つので、もう少し小さいと嬉しいなと感じました。

街中などの騒々しい場所で使うのにはよさそうなんですが、少し悩みどころです。
ノイズキャンセリングと外部音取り込みはどちらも優秀
HUAWEI FreeBuds 4iのノイズキャンセリングと外部音取り込みはどちらも優秀なレベル。
1万円弱という価格を考えると、十二分に力を発揮しているなと感じます。
まずノイズキャンセリングですが、雑音をかき消す力はしっかりしており、特に風切り音の低減はHUAWEI公式でも謳われているだけあり特筆ものです。
電車に乗っている時のような、雑音のボリュームが上がってきた時には少し弱いかなと感じてしまいますが、それ以外の場面ではしっかりと静かな空間になります。

また外部音取り込みも、よくある違和感やホワイトノイズがなく優秀。
「生音より少し音量が小さいかな?」と感じる場面もありますが、それ以外の違和感は一切なし。
HUAWEI FreeBuds 4iを装着したまま窓口越しにチケットを購入するのも問題なくこなせたので、一般的な会話くらいだったら外さなくても普段通り行えます。

防水・防滴がないので雨の日やトレーニング時は注意
HUAWEI FreeBuds 4iは防水・防滴に全く対応していないので、雨の日やトレーニング時の装着には注意が必要です。
昨今の完全ワイヤレスイヤホンの多くが防水・防滴に対応しているので、これは少しだけもったいないポイント。
とはいえ、一般的な使用で壊れるほどヤワな作りはしていないので、急に降り始めた雨やにじんできた汗くらいであれば問題ないはずです。


ノイズキャンセリング用などの穴が数カ所空いているので、大きな水滴や水没には十分注意しましょう。
HUAWEI FreeBuds 4iはこんな人に最適
HUAWEI FreeBuds 4iがピッタリな人
- HUAWEI端末を使っている
- 元気な音が好き
- 長時間使えると嬉しい
- 装着感の良いイヤホンを探している
- 黒や白じゃないイヤホンが欲しい
HUAWEI FreeBuds 4iは、バッテリー持続時間が長く、長時間安心して使えるイヤホンを探している人にオススメ。
HUAWEI端末だと相性バツグンですが、iPhoneなどのスマホでも問題なし。
かなり元気の良い音を出すイヤホンなので、ポップ系などの明るい曲をよく聞く人には良い相棒になりますよ。

もし防水に対応していないことが気になる人には、SOUNDPEATS Mini Proがオススメ。
FreeBuds 4i以上のノイズキャンセリングと、フラットで聴き疲れしない音質の完全ワイヤレスイヤホンです。
まとめ:バッテリー持続時間に優れたコスパの良いイヤホン

HUAWEI FreeBuds 4iはバッテリー持続時間が驚くほど長いノイズキャンセリングイヤホン。
通勤・通学などの普段使いからちょっとした旅行まで、充電なしで使い続けられるほどのバッテリー持続時間をもっているのが特徴。
低価格ながらもノイズキャンセリングや装着検知などにも対応しており、大手メーカーだからこそ作れるコスパの良さが魅力的なイヤホンなので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
以上、けいたろー通信のカクタケイ(@kakutakei)でした。
