こんにちは、けいたろー通信のカクタケイ(@kakutakei)です。
家で快適にパソコンを使うには、外部ディスプレイが必須。最近はノートパソコンも解像度が上がっているので、キレイさや使い勝手を考えると4K(3840×2,160)が理想です。
ボクは今までゲーム用の27インチWQHD(2,560×1,440)を使っていましたが、なんとなく文字がギザギザになってしまっていたり、微妙にせまかったりと、あまり使い勝手が良くないと感じていたんです。

下手なモニターより、ノートパソコンの画面のほうがキレイで解像度も高かったりするんですよね……。
そこで色々なディスプレイを検討した中から、HUAWEI MateViewが良さそうだったので購入。使ってみると、エンタメ・作業用のディスプレイとしては最高だなと感じたので紹介します。

HUAWEI MateViewはディスプレイとしては珍しい3:2比率を持つ、28.2インチの4Kディスプレイ。16:9のワイド比率とは異なり、よりスクエアな形をしているのが特徴です。
一般的なディスプレイより縦に長い分だけ表示できる情報量がおおくなり、作業効率の向上に直結。さらに、最近普及しつつあるUSB-Cケーブル1本での接続もできるので、毎日パソコンを持ち運んでいる人でもラクに使えるんです。
性能がいい分価格もそれなりに高いので悩みましたが、結果としては買って満足。3:2比率のディスプレイは唯一無二で、1度使えばその使い勝手の良さに納得します。
というわけで今回はHUAWEI MateViewについて、実際の使用感なども含めて解説していきます。

なんとなく「縦が足りないな」とずっとモヤモヤしていたんですが、MateViewにしてからはスッキリ快適に作業できるようになりました!

HUAWEI MateViewの外観と特徴
それではさっそく、外観と特徴をチェックしていきます。

HUAWEI MateViewは28.2インチの4K+解像度を持った、3:2比率のディスプレイ。今回購入したのは、先に発売された無線接続も行えるタイプのモデルです。
HUAWEI MateView | |
---|---|
色 | ミスティックシルバー |
ディスプレイサイズ | 28.2インチ 3:2比率 |
パネル種類 | IPS方式 |
解像度 | 4K+ 3,840×2,560 ピクセル アンチグレア |
リフレッシュレート | 60Hz |
色域 | DCI-P3/98% sRGB/100% |
スタンド 上下高/チルト角 | 110mm(±5mm) -5°〜18°(±2°) |
ポート類 | USB-C(135W電源用) USB-C(映像入力/データ転送/USB-PD 65W対応) mini DisplayPort 1.2 HDMI 2.0 USB-A 3.0 ×2 3.5mmヘッドホン/マイク共用ジャック |
スピーカー | 5W×2 |
定価 (無線接続モデル) | 89,800円 |
定価 (有線接続モデル) | 79,800円 |

ちなみに組み立ては不要で、箱から出したらすぐに設置してつかえるようになっています。

取り出して正面から見てみると、28.2インチの大きなディスプレイが浮き出ているような印象を受けます。スタンドやフレームにはシルバーのアルミやプラスチックが用いられており、ディスプレイらしくない洗練されたデザインです。
ちなみに横幅は608mm(ディスプレイ部分)、奥行きは182mm(スタンド部分)でした。

背面は正面以上にシンプル。ポート類などはスタンドの根元に集められており、基本的には凹凸一つないシルバーの一面のみ。HUAWEIロゴが上部に入れられていますが、全体を見てもここにしかロゴがありませんでした。

ディスプレイ本体以外の付属品は以下の通り。電源アダプタからアース線が伸びていないのが珍しいなと感じます。

電源アダプタはディスプレイに付属するもののなかではかなり小型なもの。コンセント周辺でごちゃつかずにすむので嬉しいですね。

スタンドの根元にはたくさんのポート類がずらり。HDMIやmini DisplayPort、USB-C、USB-Aなどがところせましとレイアウト。
よく抜き差しするようなUSBポートなどは側面に、あまり触らない電源やHDMIなどは背面に分けてあるのが好印象です。


MateViewのスタンドは標準で上げ下げと前後チルトに対応。高さは約590mm(最低)から約700mm(最高)まで。前後チルトは-5°〜18°の間で調整できるようになっています。

ディスプレイとスタンドの締結方法は独自のかなり特殊な構造。指で軽く押してあげるだけで高さや角度がかわったりと、なめらかな動作が魅力です。

鏡面加工が施されているので精緻な印象があるのもポイント。普段は見えないのがちょっと残念なほどのクオリティの高さです。
HUAWEI MateViewのメリット
続いて、HUAWEI MateViewを使って感じたメリットについて紹介します。
タップできる見出し
3:2比率は広くて作業しやすい
HUAWEI MateViewのアスペクト比は3:2になっており、主流の16:9より縦にすこし長くなっているのが特徴。
縦にすこし長い分だけ表示できる情報が多くなるため、見られる情報が増えて一覧性が上がったり、スクロールする頻度が下がってページを見るのがラクになったりします。

映像やゲームなど、ネット上のコンテンツは一部を除いて縦方向のものばかりなので、そのちょっとの差が大きいんです。

例えばブログの編集画面を比べてみると、右の16:9では写真の下が表示されていませんが、3:2のMateViewでは写真の下2段落まで表示されているのがわかります。

Googleでも同様、3:2では16:9に比べて、Q&Aの部分まで多く表示。

Amazonでも同様に、16:9では表示されていないタブレットやKindleなどの画像までバッチリ表示されています。
(すべて横の解像度を2,560に合わせた状態で比較しています。)

もちろん、HUAWEI MateViewは縦に長いといっても横の長さが減らされているわけではないので、左右に2分割して使っても窮屈さは感じません。
ブログを書いていると、右で編集しながら左で情報の整合性をとるために調べたりとマルチウィンドウをよく活用していたので、これだけ広く見やすくなったことで快適になりました。
横の解像度を2,560にしていても十分な広さなので、3,000以上まで広げればもっとたくさんの情報が表示されるようになります。文字はすこし小さくなりますが、モニタの位置や視力によってはさらに快適に使えそうです。

動画や画像編集などの横に広く使うこと以外では、積極的に分割して使ったほうが効率が良さそうですね。
ディスプレイらしくない洗練されたデザイン

HUAWEI MateViewのメリットは、やはりデザインがいいこと。フレームやスタンドにアルミニウムを使うことで、洗練されたスタイリッシュなデザインに仕上げられています。

フレームのエッジやスタンドの結合部、スピーカーグリルに至るまで徹底的にデザインが考えられているため、さながらApple製品のような雰囲気を感じさせてくれます。特にフレームのエッジはシャキッとしており、凛とした空気を感じます。

特にディスプレイ部分は圧巻。厚みが約1cmほどしかないので、斜めから見るとシルバーの板が浮いているようにしか見えません。

背面はディスプレイらしいごちゃごちゃさの全くない、とにかくシンプルなもの。ロゴしか入っておらず、ケーブルの接続もスタンドからなので、iPadなどのタブレットがただ大きくなったもののようにも感じるほどです。
普段は背面を見ることがほとんどないのが残念ですが、これならアイランドデスクなどで背面をあえて見える状態にしても良さそう。

一般的なディスプレイのような事務機器らしさは皆無。部屋に置いておくだけで、雰囲気がより洗練されてみえるデザインです。
4K+・HDR・狭額縁などのハイスペックさ
HUAWEI MateViewはデザインだけではなく、肝になるディスプレイそのものにもこだわっており、「4K+解像度・IPS形式・HDR対応」と、もはや全部盛りといっても過言でないほどです。

これ以上のディスプレイを探そうと思えば見つかりますが、「一般家庭向けの製品で」と考えるとかなり上等です。


28.2インチで4K以上の解像度なので、ディスプレイ表示の荒さはほぼなし。よほど近くに寄らない限り、ディスプレイのピクセルはなかなか見えません。
その解像度の高さは、4K解像度の写真を表示してみてもディテールが潰れることはなく、葉っぱの形がしっかりとわかるほどです。

ベゼルも上下横は6mm・下は9mmと狭いため、表示した画像が浮き出て見えるような印象。画面占有率94%からくる没入感の高さが魅力的です。家で映画を見ながらチルしたりするのに最適ですね。

YouTubeなどで4Kの風景動画などをみると、まるで本当にそこにいるかのような錯覚をうけます。

HDRにも対応しているので、コンテンツを楽しむ際の体験もより一層アップグレード。あくまでも対応している映画やゲームのみになりますが、今まで以上の圧倒的な美しさでエンタメを楽しめるようになります。
まだ対応するコンテンツが少ないのが残念ですが、もしPS4やPS5を持っているならMateViewに接続することで今まで以上にゲームを楽しめるようになります。

ドライビングシミュレーターのグランツーリスモ7をHDRオンにしてプレイすると、アスファルトに反射する太陽光が目に刺さるほどのリアルさを感じる、圧巻の体験に進化します。
USB-Cケーブル1本で使えるシンプルさ

HUAWEI MateViewはUSB-Cからの映像入力と給電に対応。ノートパソコンとの接続がケーブル1本で行えるので、煩雑になりがちなデスクの上がスッキリとした状態のままつかえるんです。
特に恩恵があるのが、ノートパソコンをメインマシンにしてクラムシェルモードにしたり持ち運んだりと、アクティブに活用している人。
自宅に戻ってきたらUSB-Cケーブル1本繋ぐだけで外部ディスプレイへと接続しつつ充電もできるので、帰宅後の作業も快適になり、次の日に充電忘れでバッテリーが足りないなんてこともなくなります。

パソコンでUSB-Cケーブルで接続した場合、HUAWEI MateViewのスタンドについているUSB-Aポート2つやマイクなども使えるようなるのもポイント。
Webカメラだけは用意する必要がありますが、オンライン授業や会議などもスムーズに参加できるのも魅力的。据え置きのHDDなどの自宅でしか使わない機器をここに接続しておくのもアリですね。
先のデザインの良さやケーブル1本で使える実用性の高さから、クラムシェルモードでMacBookを使うならぜひこのモニターを選びたいところです。

USB-Cケーブルはスタンドの側面から飛び出るので、ディスプレイ使用時の高さによっては気になりますが、取り外ししやすさとの一長一短といったところ。少し低めにすると隠れて見えなくなります。

また、USB-Cなので一部のスマホやタブレットも接続可能。
マウスとキーボードを接続することでパソコンのように使ったり、アプリ内の推しのイベント動画を大画面で見れるようになったりと、実用性バツグンです。
タッチセンサーで操作するメニューが使いやすい

ディスプレイには入力切り替えや色調整のためのボタンやジョイスティックがありますが、ボタンなどで操作するのは大変ですよね。特に音量や輝度などの、連続してボタンを押すのは鬼門です。
ですが、HUAWEI MateViewはモニター下にスマートバーというタッチセンサーを搭載。スマホと同じレベルで直感的に、ディスプレイの設定を行えるようになっています。

ボタンごとに役割があるものと違い、「タップで決定・ダブルタップで戻る・スライドで移動・2本指スライドで入力切り替え」と操作がとてもカンタンなのもポイント。
ここまで操作しやすいディスプレイに出会ったことがないので、かなり新鮮です。

ディスプレイのボタンは手が届きにくかったりわかりにくかったりで苦手。でもMateViewなら気にすることもなくスムーズに使えます。
ポート類が豊富で色々使える

HUAWEI MateViewはUSB-C・mini DisplayPort・HDMIの3ポートを搭載。汎用性の高いポートが複数用意されているので、パソコンやゲーム機、FireTVなどの機器をまとめて接続しておけるんです。
「普段はUSB-Cでパソコンと繋いでおいて、たまの息抜きのためにHDMIでNintendo Switchに繋いでおこう!」みたいな使い方ができるので、活用の幅が広がります。

スタンドに3.5mmヘッドホンジャックもあるので、集中してゲームしたい時などにはイヤホンを使うなんてこともできます。

HUAWEI MateViewのデメリット
HUAWEI MateViewを使って感じたデメリットについて紹介します。
VESAマウントが使えない

HUAWEI MateViewはデザインが洗練されていてカッコいいのが魅力のディスプレイですが、その代償としてVESAマウントには非対応です。
これは、一般的なモニターではディスプレイ背面にポート類などがまとめられていますが、MateViewはスタンドにポート類が配置されているのが原因。
VESAに対応してくれるとデスク上のレイアウトの幅が広がるので嬉しいんですが、そうなるとスタンドにある機能を全てディスプレイに埋め込む必要があるため、この薄いディスプレイはおそらく実現不可能になってしまいます。

以前はモニターアームを使っていましたが、MateViewの導入と合わせて撤去しました。
65Wでの給電はパワー不足の可能性も

MateViewからの給電は最大65Wなので、多くのノートパソコンで問題なく充電可能。ただし、高スペックな一部のパソコンでは純正の充電器より出力が低く、充電速度が遅くなってしまう場合があります。
たとえばApple MacBook Pro 14インチや16インチは、純正で96Wや140Wの充電器が付属。65Wでは明らかに足りていません。
充電の出力が足りない場合、動画の書き出しなどの負荷のかかる作業をした場合には充電より消費のほうが速くなってしまい、性能の低下などにつながる恐れがあるので要注意。

別途、電源を接続することになる可能性もあるので、使っている機器の充電器の出力を確認するといいでしょう。

ただ、出力が足りていないだけで充電はできるので、充電スピードが遅くても問題なかったり、ブラウジングや画像の編集などの軽作業であればおそらく問題なし。
ボクは純正で140Wの充電器が付属するMacBook Pro 16インチを使ってブログ編集などの軽作業を行っていますが、接続しているとみるみるバッテリー残量が回復していくのを確認しています。
スピーカーはおまけ程度で考えた方がいい

HUAWEI MateViewのスタンドには5W×2のステレオスピーカーが搭載されていますが、その音質はおまけ程度に考えておくのがおすすめ。ちゃんとした音で音楽や映画を楽しみたいなら、別途スピーカーなどは必須です。
ステレオ感や低音はほぼ皆無といっていいほどで、中高音中心のシャリシャリとした音になってしまっているので、音楽を聴いたり映画を楽しんだりするのには向いていないと感じます。

せっかくのオールインワンモニターなので、もうちょっといい音だとよかったんですが……。
ただ、ものを極力減らしたい人や、とりあえず音が出ればOKという人にとっては問題なさそう。他にスピーカーを用意する必要がないため、配線がシンプルになるのも嬉しいところ。
ボクも一時的にYAMAHAのサウンドバーを撤去してMateViewのスピーカーを使っていますが、音質には不満しかないものの、配線のラクさと物の少なさにはポジティブな印象を受けています。

いい音が恋しくなったらまた戻すと思います。今はデスクのものを減らしたいフェーズ。
ワイヤレス投影もおまけ程度

今回購入したHUAWEI MateViewはスマホやパソコンとの無線接続に対応していますが、これもおまけ程度に考えておいたほうが良さそう。
なぜなら対応しているのはHUAWEI製のパソコンやスマホ、タブレットに加え、一部のWindows機のみ。対応機種がとても少ないので、使う機会がほぼないんです。

Apple AirPlayやGoogle Castには対応していません……。

せっかくなので、手元のHUAWEI MatePad Paperでワイヤレス投影もテストしてみました。
接続方法はスタンドにある無線マークをNFCチップ入りのスマホなどでタップするだけなのでカンタン。ただし、MatePad PaperはNFCチップがないので、クイック設定メニューなどからワイヤレス投影を選択します。

ワイヤレス投影につきものな遅延を、メモアプリでペン入力してチェック。0.1〜0.2秒ほどのほぼ遅延はないレベルで筆記ができたので、実用できるレベルだと判断。

ほかにも、ブラウザページをスクロールしてみたり、Kindleアプリなどのページ遷移をさせてみたりと色々操作してみましたが、ごくわずかな遅延以外は全く問題ありませんでした。
Apple AirPlay同様の便利な性能なので、対応機種が少ないことが本当に残念。この機能が他社製品まで解放されれば、圧倒的な強みになるはずです。

ただし、かたや電子ペーパー、かたや液晶なので、正確に遅延やタブレット側の負荷などを確認することはできていないことだけお伝えしておきます。
ハードなゲーム用途にはちょっと厳しい
HUAWEI MateViewは4K+解像度をもつ、表現力の高いディスプレイ。表現力の高さを活かして気持ちよくゲームできそうですが、実際はあまりゲームに向いていないのが実情です。
最近はゲーミングモニターでも4Kの製品が出揃ってきましたが、解像度がフルHDの4倍ということは、かかる負荷も4倍。4Kでの快適なゲームプレイには、高価なグラフィックボードが必須になってしまうのも痛手です。

解像度が高すぎてグラフィックボードなどへの負荷が高く、フレームレートも60Hzなので滑らかさが足りないんです。


また、フレームレートが60Hzしかでないのも残念なところ。
最近流行っているVampire Survivorsやスプラトゥーン3のようなカジュアルなゲームなら問題ありませんが、VAROLANTやAPEX LEGENDS、ストリートファイター5のようなハードなゲーム用途では間違いなく向いていません。


240Hzのモニターでプレイした後に60HzのMateViewでゲームをしたら、カクついているように感じてしまってダメダメでした……。

なのでもしハードなゲーム用途も含めて考えているなら、素直にゲーミングディスプレイを選んでおくのが吉。そこで「まぁなんとかなるのかな?」と安易に考えた結果、上手な折り合いがつかずにデュアルモニター環境になってしまいました。
仕事用とゲーム用ではまったく要求スペックなどが異なるので、どちらが大事なのかをよく考えた上で、必要なスペックに優先順位をつけていくのがおすすめです。

「二兎を追う者は……」ということわざ通りの結果になってしまうので、何を優先したいかしっかり考えたほうが、結果的に満足する買い物につながるはずです。

HUAWEI MateViewはこんな人におすすめ
- デスクの雰囲気をより一層おしゃれにしたい
- ケーブルを減らしてシンプルにまとめたい
- 仕事もエンタメもまとめて楽しみたい
- 広いディスプレイで作業効率を上げたい
HUAWEI MateViewは、デザインの良さと実用性を兼ね備えている4Kディスプレイ。
4K+の解像度と3:2の比率を活かすことで、2つのウィンドウを並べて作業するのも容易。ウィンドウがすこし小さくなっても文字がつぶれずに鮮明なままなので、目を細めることなく使えます。
対応するパソコンならケーブル1本だけで映像出力と充電ができるのも便利なところ。パソコンまわりのケーブルは煩雑になりがちなので、それをたった1本でまとめられるのはスッキリしますし、何よりラクです。
ただし価格が高いのがネックなので、「もし似たスペックでもうちょっと安いのを……」という場合は以下の2製品をチェックしてみるのがおすすめです。
HUAWEI MateViewの他のオススメ機種
HUAWEI MateViewの良さはわかったけど、ちょっと予算オーバー。そんな人に向けて、近いスペックを持つ他のおすすめ機種2つをピックアップしました。
DELL S2722QC
DELL S2722QCは、4K解像度・VESAマウント対応・USB-PD対応・ポート類が豊富と、MateViewと似たスペックを持っているディスプレイ。HUAWEI MateViewとほぼおなじ27インチサイズです。
HDRには対応していませんが、PS4・PS5を持っていなかったり、映画もそこまでみないという人にとってはお買い得の一台です。セール時の常連なので、さらに安く買うにはそれを狙うのもアリ。
HUAWEI MateViewでは対応していなかった縦方向の回転にも対応していたり、モニタ下部にUSBポートが用意されていたりと、使い勝手の面ではむしろS2722QCの方が優れている部分もあります。

JAPANNEXT JN-IPS28UHDRC65W
JAPANNEXT JN-IPS28UHDRC65Wも、HUAWEI MateViewやDELL S2722QCと似たようなスペックを持つディスプレイ。こちらはHUAWEI MateViewより横方向が少しだけ大きい、28インチサイズです。
物理的なスペック面ではHUAWEI MateViewとそこまで変わらず、S2722QCでは対応していなかったHDRにも対応しているのが特徴。それでいて3万円台で買えるコスパの高さが魅力です。
JAPANNEXTはちょっと怪しい名前をしているので不安にもなりますが、れっきとした日本企業。千葉県いすみ市に本社がある、高コスパなディスプレイを作るのに長けたメーカーです。

JAPANNEXT製のディスプレイの実物を量販店で確認しましたが、品質面では問題なさそうでした。

まとめ:作業効率があがる3:2比率の28.2インチ4Kディスプレイ

HUAWEI MateViewは、作業効率があがる3:2比率の28.2インチ4Kディスプレイ。
高価な製品なのでかなり悩みましたが、今までの16:9ディスプレイで感じていた「縦のせまさ」が改善されたのは思っていたより大きく、作業時のちょっとしたストレスが全くなくなりました。
また、いかにもディスプレイらしい見た目ではないのもGood。デスクをよりオシャレにまとめたい人にとって、これ以上のものはないんじゃないかと思うほど優秀です。

モニターアームが使えないのは残念ですが、スタンドも含めてデザインが優秀なので、これなら十分許せると感じました。
デザインが気になっている人も、3:2比率が気になっている人も、絶対的な金額こそ高いですが後悔することのないほど優秀な製品です。Amazonのセール時には7万円ぴったりくらいまで下がることが多いので、タイミングを見計らって購入するのがおすすめです。
以上、カクタケイ(@kakutakei)でした。
