こんにちは、けいたろー通信のカクタケイ(@kakutakei)です。
念願のMacBookを手に入れたらすぐに用意したいのがケースなどの保護用アクセサリ。中でも、新品状態のうちに保護しておきたいのがキーボードです。
MacBookのキーボードは黒い艶消し加工がされていてカッコいいのが魅力的なんですが、その代償として、使っていると徐々に劣化してテカりが出てきてしまって残念な状態になってしまうんです。

以前使っていたMacBookは、たったの10ヶ月でキーボードにテカりが出てきてしまって残念な状態になってしまいました……。
それを防ぐためにはキーボードカバーが必要。ボクもMacBookを新調したばかりなので、キーボードの劣化を防ぐためにDigi-Tatooのキーボードカバーを用意しました。

キーボードカバーにはデザインが施されているオシャレなものもありますが、今回買ったのは無色透明なシンプルなもの。フィット感はバツグンで、寸分のズレも見当たらないほどのクオリティです。
実際に使ってみると、当初の目的のキーボード保護には最適。キーボードに直接触れることがないので、テカりが出てくる心配はゼロになりました。また、キーボードの隙間からホコリやチリなどが入ってしまう可能性がなくなったのもメリットの1つです。
ただ、タイプ感が硬くなってしまってタイプミスが増えるという欠点もあらわになったので、万人におすすめできるものではなく、「明確にキーボード保護を優先したい人向け」のものだということもわかりました。
というわけで今回は、Digi-Tatooのキーボードカバーについて、実際に使って感じたことを思ったままに紹介します。

本当にキーボードカバーって必要?

キーボードカバーの必要かそうでないかは、何を優先したいのかで決まります。
キーボードの劣化や隙間に入るゴミを防ぎたい気持ちが強いなら必要。タイプミスなどの使用感の変化が気になってしまう人は不要です。
キーボードカバーのメリット・デメリットは以下の通り。
ボクの場合、「新調したMacBookでキーボードが劣化して欲しくない気持ちが強いため、キーボードカバーを使っている」というイメージです。
逆に、「どうしてもMacBookのキーボードの打ち心地が気に入っていて、ちょっとでも変わってしまうのはイヤだ」という場合は、キーボードの保護を諦めてでもキーボードカバーを使わない方がいいでしょう。

実際にキーボードカバーを使ってみると、明確な得手不得手があったので人を選ぶことがよくわかりました。買う前に「本当に必要なのか?」を考えてみるのがおすすめです。
Digi-Tatooのキーボードカバーの外観

というわけで、ここからは購入したDigi-Tatooのキーボードカバーをレビューしていきます。

パッケージを開封すると、中にはキーボードカバー本体とズレ防止用の両面テープ、説明書などが入っていました。

MacBookのキーボードは機種によってわずかに形が異なります。今回用意したのはMacBook Pro 16インチ(M1Pro,2021)用なので、フルサイズのファンクションキーがあるタイプの配列です。
TouchIDの部分はキレイに切りかかれています。

表面はサラサラのタッチに加工されているのがわかります。キー1つ1つにぴったりのカタチになっています。

キーボードに乗せてみるとジャストフィット。キーのサイズや厚みなどにズレはほぼありません。

角付近のわずかにラウンドしている部分にもしっかりフィット。

小さく複雑になっているカーソルキーもぴったりです。
Digi-Tatooのキーボードカバーのメリット
続いて、Digi-Tatooのキーボードカバーを実際に使って感じたメリットについて紹介します。
キーボードが劣化しなくなった

Digi-Tatooのキーボードカバーを使うことで、直接触れることがなくなったためにキーボードのテカリとはおさらば。劣化を気にすることなく、安心してMacBookを使えるようになりました。

そもそも何でキーボードの劣化を気にするんだろう?
キーボードのテカリは売却時の査定の減額や、パッと見た印象が汚れているようで不衛生に感じてしまったりと、他の人から見た時にデメリットになってしまうことがしばしば。
特にMacBookは数年使っても高値で売却できるので、将来的な売却のことを考えると、できるだけキレイに使っておきたいところです。

テカリの実例として、2012年12月に購入したMacBook Pro 13インチのキーボードを10ヶ月使った後の様子を紹介。
このテカリは皮脂などの汚れではなく、表面の艶消しコーティングがつぶれてしまっていることが原因。ここから新品時の状態に戻すことは不可能です。
なのでもし最初から売却する可能性を考えている場合は、最初からキーボードカバーを使うのが無難です。

テカリが出ている状態だけみると、「皮脂汚れがすごいのかな…?」とも見えてしまうのがネック。劣化はどうしようもないことですが、どうしても気になってしまうところです。
透明なのでキーボードの印字がしっかり見える

Digi-Tatooのキーボードカバーはよくあるシリコン製ではなくTPU製なので、薄くて透明度が高く、キーボードが見やすいのが特徴です。
MacBookのキーボードに装着してみると、わずかに白く見えてしまいますが、キーボードの文字はしっかりと確認できます。バックライトが点灯しても透過するので、夜や暗い場所での作業時でも安心です。
また、この加工精度の高さも魅力的。どこかのキーで干渉して浮いてしまうなんてことはありませんが、ホームポジションのF・Jの突起までもピッタリ回避しているのには驚きです。
キーボードカバーは加工精度が低いと浮きやズレにつながって使用感が悪化しますが、このクオリティなら全く問題ありません。
ゴミや水がスキマから入らなくなった

Digi-Tatooのキーボードカバーを装着したことで、キーボードの隙間からホコリやチリ、水などが内部に入り込んでしまうことがなくなりました。おかげで故障の心配はほぼありません。
特にちょっとした水への対策はバッチリ。結露したコップを持った後の水滴や、デスクのコップから跳ねたコーヒーなどがあっても問題なし。カフェでの作業などがしやすくなりました。
後述しますが、キーボードカバーが汚れた際にぬらした布巾などで掃除するのも問題なし。清潔なまま使い続けられるようになります。
汚れたら外して洗えばOK

Digi-Tatooのキーボードカバーを使うことでキーボードを汚れから守ってくれますが、その分すこしずつ皮脂などで汚れていってしまうのがネック。そんな時は外して水洗いすればOKです。。
洗い方はカンタンで、中性洗剤やハンドソープなどを泡立てて丁寧に洗うだけ。TPU製で柔らかいので無理やり引っ張ったりはせずやるのがポイントです。
表面がサラッとするように作られているのであまり汚れは目立ちませんが、念の為、2週〜1ヶ月に1回くらい洗うと清潔なまま使えますよ。

ボクは定期的に、消毒用アルコールを含ませたキッチンペーパーなどで拭いています。変質することもなく手軽にできるのでおすすめです。

Digi-Tatooのキーボードカバーのデメリット
最後に、Digi-Tatooのキーボードカバーを実際に使って感じたデメリットについて紹介します。
誤タイプが多くなる

1番気になるのは、キーボードカバーをつけない状態の時に比べて誤タイプが多くなってしまうこと。
Digi-Tatooのキーボードカバーをつけるとわずかにタイプ感が硬くなるため、カバー無しに慣れているとタイプ時の力が足りずに抜けてしまうことが多々あります。

特にキーボードの角付近は硬めなので、キーの真ん中あたりで打つようにしないと、タイピングしているとミスが多くなります。
使い始めて1ヶ月ほどたち少しずつ誤タイプが減ってきましたが、まだまだ慣れずに多いのが実情。作業スピードが低下する期間が出てきてしまいますが、こればかりは慣れるしかないのが残念なところです。

MacBookのキーボードはかなり軽い部類なので、それに慣れていると指の力が全然足らないんです。ちょっとだけ力を強くすればいいんですが……慣れの壁は大きいです。
タイプ時にずれてしまう可能性がある

Digi-Tatooのキーボードカバーはかなりぴったりサイズに加工されているので、ピタッと張り付くようにキーボードにフィットします。ですがそれでも、タイピングしていると指に引っかかってズレてしまうことがあるんです。
もしズレが気になる場合は粘着シートが付属しているので、四隅(EscやCaps Lockなど)で固定するのもアリ。ただ丸洗いができなくなってしまうので、その分、表面の水拭きを丁寧に行ってあげる必要があります。
排熱・放熱が少し気になる

MacBook Pro 16の排熱はアルミボディによる自然放熱とファンによる強制冷却を行う設計になっているため、キーボードカバーを使うとその排熱や放熱が妨げられてしまいます。
ただし昔のIntelチップだった頃と比べると、M1やM2などになってからは軽作業でファンが回ることがなくなった上、Appleが公式で用意しているクラムシェルモードでは強制的にキーボード部分にフタがされてしまうことから、キーボードカバーくらいでは冷却にほぼ悪影響がないと考えられますね。

書類作成などの一般的な作業では、MacBook Proの本体はほんわりと暖かくなるくらいです。もし気になる場合は、前述の粘着シートで固定せず、簡単に外せる状態にしておく方がいいでしょう。
ディスプレイが汚れることがある

MacBookの設計は精度が高いため、キーボードカバーをつけているとディスプレイを閉じた時に触れてしまい、中央付近に跡がついてしまうことがあります。
ディスプレイ面には反射防止コーティングがかけられているので、中長期的にディスプレイにカバーが触れ続けると、コーティングが劣化してダメになってしまう可能性もあるので注意が必要です。
もしディスプレイに配慮しながらキーボードカバーを使いたい場合は、液晶保護フィルムの併用がおすすめ。劣化しても剥がして交換すればいいだけです。

ディスプレイのコーティングは剥がれてしまうと直せないので、もし気になる場合は先に保護フィルムを貼って対策しておきましょう。

Digi-Tatooのキーボードカバーはこんな人におすすめ
- MacBookを大切に使いたい
- 将来的にMacBookを売るつもりでいる
- すこしずつキーボードが汚れていくのが嫌
- キーボードにゴミが入っていくのが気になる
Digi-Tatooのキーボードカバーは、MacBookを大切に使いたい人におすすめ。
MacBookを使っていると必ず劣化するキーボードがいつまでもキレイなまま使い続けられるので、長期的に使うほどメリット大。できれば購入時につけられるとベストです。
また、デスク脇でお菓子をつまんだりすることの多い人にはより最適。キーボードの隙間にゴミが入ってしまうことも無くなるので、一石二鳥です。
もしタイプ感を変えたくないけどキーボードの劣化だけは防ぎたいなんて人には、ファーイーストガジェットのブラックアウトステッカーがおすすめ。
キーボードに直接貼り付けて使う黒い保護シールで、印字すら隠してシンプルな見た目になるのもポイント。Pro版と呼ばれる本当に真っ黒なだけのシールは使う人を選びますが、通常盤であれば切り欠きでどのキーかがわかるので安心です。

昔、MacBook Pro 15インチ(2013)を使っていた時に、Pro版を使っていました。慣れは必要ですが、キーボードが全て真っ黒になるシンプルさが魅力の製品です。

対応機種によってすこしだけステッカーの形が異なるので、購入される場合はよく確認してください。(リンク先はMacBook Pro 16インチ(M1Pro,2021)用になっています。)
まとめ:キーボードを劣化させたくない人へ

Digi-Tatooのキーボードカバーは、MacBookのキーボードを劣化させないため最適なアイテム。
ボクは今回、MacBookを新調してすぐ使い始めたので、カバーを外した下のキーボードはまだまだ新品同様の状態のまま。合わせてゴミもキーボード下に入ることがなくなったため、接触不良などの故障リスクもなくなってスッキリしました。
もし同様にキーボードの劣化やゴミの侵入が気になる人は、ぜひキーボードカバーを使ってみてください。Digi-Tatooの製品は中華ブランドっぽい名前などですこし不安にはなりますが、クオリティが高く、何も問題はありませんでした。

1,000円ちょっとの安さも魅力的。使ってみてダメだったら気兼ねなく諦められる金額なので、一度つかって自分に合うか、試してみてください。
以上、カクタケイ(@kakutakei)でした。
