今回は予算別にお勧めする、運転が楽しいクルマ【スポーツカー編】です。
ボクはこのブログを通じて、「クルマを通じた豊かな生活」をたくさんの人に知ってもらいたいと思っています、
その為には、世界には人生を楽しくする車がたくさんある事を知ってもらう必要があると考えます。(「人生を楽しくする車=趣味性の高い車」と定義)
今回は「ちょっといいクルマが欲しいけど、どんな車がいいかわからないなぁ」といった人に向けたご紹介です。
クルマは金額も敷居も高いイメージがありますが、意外にコスパよく楽しめていいクルマがあるので、金額帯別に紹介していきます。
今回お勧めする車両は、低コストでも楽しめるように中古車をメインにピックアップしています。
それではみていきましょう!

たくさんのクルマの中からイチオシを選びました。
是非最後までお付き合いいただけると幸いです。
ボクがピックアップする、運転の楽しい車はどんなもの?
前提条件の統一
中古車の価格帯は個体によってかなりの差がある為、今回紹介するクルマの価格帯は公平性を期すために、以下の条件に絞ってリサーチしています。
- 走行距離:50,000km以下
- 修復歴:無し
- トランスミッション:AT・MT縛りなし
・走行距離 →クルマは本来消耗品の為、距離が延びるほど重整備が発生する可能性が上がる。5万km程度なら、まだ問題なく楽しめる。 ・修復歴 →自動車の骨格に及ぶ事故があったかどうか。「修復歴がある個体はまっすぐ走らない」と言われることもある。 ・トランスミッション →スポーツカーの場合、ATよりMTのほうが高価な場合が多い。
【運転が楽しいクルマ編】 ~100万円クラス
マツダ ロードスター
- 【相場】90万円~
- 【おすすめポイント】世界に誇る2シーターライトウエイトスポーツオープン

マツダ ロードスターは1989年に初代が発売されました。
当時世界中を探してもライトウエイトスポーツは絶滅危惧種で、失敗するのではとすら囁かれていました。

ふたを開けてみれば評価は一変。
瞬く間に他メーカーも、似たコンセプトの車を市場に投入してきました。
世界市場の起爆剤になったマツダ ロードスターは、現在は4代目となり、世界中で愛されるクルマとして成長を続けています。
ボクがオススメするのは、2005年に販売が開始された3代目です。
『オープンカー+スポーツカー』という高い敷居を下げてくれているモデルであり、100万円前後の個体があることから、お試しで乗ってみることもオススメです。

前期モデルなら100万円未満から購入することができます。
クルマのジャンルはライトウエイトスポーツ(軽量スポーツカーという意味)です。
小さいクルマに小さいエンジン、軽い感じでヒラヒラっとした運転感覚です。持てるパワーを全部使って走ることのできる、貴重なクルマです。

また、オープンカーというと「恥ずかしい…」といった声もありそうですが、実際乗ってみれば「そんなの関係ないよ!」と思っています。
2人しか乗れないのは少々ネックですが、子供が巣立った後に夫婦でいろんなところをドライブしたり、若い人が最初に買って運転を楽しんだりするのにはピッタリです。

余談ですが、アメリカでオープンカーを借りてドライブしたのが今でも忘れられずにいます。
屋根が開くだけなのに、あんなに爽快感があって楽しいなんて思ってもいませんでした。

【運転が楽しいクルマ編】 ~200万円クラス
トヨタ86 & スバルBRZ
- 【相場】140万円~
- 【おすすめポイント】意外と実用性高め!最大4人乗れて荷物ものる!最大公約数的なスポーツカー

トヨタ 86 & スバル BRZは2012年に販売が開始された、2+2レイアウトのスポーツカーです。
2社がタッグを組んで市場に出したこのクルマは、プリウスと同じ銘柄のタイヤや、決して大きくないエンジンパワー、タイヤを4本載せられる積載性など、発売当初は「本当にスポーツカー?」といった疑問の声もありました。
ですが、素性や使い勝手の良さ、維持費の安さなどが相成り、貴重なFRスポーツカーとして市場に好意的に受け入れられていきました。
2021年現在では新型が発表され、初代をよりブラッシュアップして市場投入。まだまだ人気も衰えそうにありません。

新型BRZは、ボクも購入しました。
購入した理由はこちら。

ボクがオススメするのは、2012年に販売が開始された初代です。
86・BRZは、微妙に装備とセッティングの差はあれど、どちらも基本的に差はほぼありません。
値段も140万~と、割と手ごろな価格から購入できます。
イザというときに4人乗車することができ、トランクもゴルフバッグが1つは入るサイズなので、実用性も十分です。

夫婦+子供1人の3人などであれば、旅行にも行けます。

『実用性もなくちゃ!』という人にもオススメできる、貴重なFRスポーツカーです。
2Lのエンジンや17インチのタイヤ(プリウスと同サイズ)ということもあり、長期保有していても維持費は抑え気味に乗ることができるでしょう。
知人一家が所有していましたが、『普段は家族使い、たまにパパがサーキットで走る…』といったフレキシブルな使い方ができていました。
スポーツカーとしては実用もできるオールラウンダー寄りの性格をしているのがポイントです。

2021年1月追記:新型BRZを購入しました!レビュー記事はこちら。
ホンダ N-ONE RS
- 【相場】199万円~
- 【おすすめポイント】最新の安全装備全部盛り!実用性◎維持費◎楽しさ◎!

ホンダ N-ONEは、2012年に発売が開始された軽乗用車です。
N-ONEに限らず、ホンダ Nシリーズは軽自動車規格らしからぬ装備や作りをしているのが特徴です。
- Honda SENSINGと呼ばれる、予防安全機能や運転支援システムをしっかりと装備していること。
- ブレーキホールドや電動パーキングブレーキなどの高級車に匹敵する機能が装備されていること。
以上から、メインのクルマとしてしっかり使えるようになっています。

ボクがお勧めするのは、2020年に販売が開始された2代目です。この車両は現在、新車で購入することができます。
車両サイズがコンパクトでエンジンも660ccなので、前述のロードスターと同じように、持つパワーを全部使って走ることのできる貴重なクルマです。
更に、6MTがラインナップされているのもポイントです。
これはホンダ S660という軽スポーツカーで培った技術を投入することにより、シフトやクラッチのフィーリングがとても気持ちよくセッティングされています。
クルマ自体の出来の良さと充実した装備により、「家族で使うことにも不備はなく、ちょっと休みの日に軽くドライブするのも楽しい」といった超オールラウンダーです。

前述の86 BRZもオールラウンダーですが、
『ドアが2枚』『後ろの席は狭い』などが気になるという方には、
ホンダ N-ONEがピッタリです!
【運転が楽しいクルマ編】 ~400万円クラス
BMW 3シリーズ
- 【相場】350万円~
- 【おすすめポイント】世界中がベンチマークにするドライバーズセダン!欧州車デビューにもオススメ!

BMW 3シリーズは、1975年に発売が開始された小型のスポーツセダンです。
このクルマは、世界中のメーカーがベンチマークとするほど、よく出来たクルマです。
BMWは、スポーティとラグジュアリーの両立が得意なメーカーであり、ブランドアイデンティティとして「駆け抜ける歓び」を標榜しています。

BMWが作る直列6気筒エンジンは「シルキーシックス」と呼ばれ、絹の様に滑らかに吹け上がる素晴らしいエンジンとして世界中から評価をもらっています。

ボクがオススメするのは現行型の7代目です。
2019年に販売が開始されたクルマですが、中古車の相場は既に350万円~探せる状態になっています。
お勧めしている現行型は、まだ販売開始から2年程度しか経過しておらず、市場にある中古車はまだ走行距離も短く、程度の良い個体が多いです。
更に、メーカー保証やディーラー保障の継承ができる可能性があり、維持費を当面の間安く抑えることが可能になります。

『できるだけリスクは抑えたい。欧州車にも乗ってみたい!」といった
贅沢な欲求を満たしてくれるクルマとしてオススメです。

ポルシェ ボクスター & ケイマン
- 【相場】350万~
- 【おすすめポイント】スポーツカーと言ったらポルシェ!車好きなら人生で一度は乗りたい!

ポルシェ ボクスターは、1996年に発売が開始されたポルシェのエントリースポーツカーです。(ケイマンは2005年発売開始)
ポルシェのブランドアイコンである911の弟分として開発されましたが、911よりスポーツイメージがより強い車種になっています。
911がリアエンジン・リアドライブという少し玄人向けのレイアウトなのに対し、ボクスターとケイマンはミッドシップエンジン・リアドライブといった、比較的バランスの良いレイアウトになっています。

ボクがおすすめするのは、ボクスター2代目後期・ケイマン初代後期のモデルです。
これはATのトランスミッションがトルクコンバーター式からデュアルクラッチ式に切り替わったモデルになります。
このトランスミッションの差は運転の楽しさに直結しており、デュアルクラッチ式の後期モデルは、かなりダイレクトに運転している感覚があり、スポーツカーを楽しみたい人にはピッタリのモデルになっています。(もちろんMTモデルも非常に楽しい。)
金額は350万円~となり、400万円を超えてくると上位のSグレードや3代目前期型まで視野に入ってきます。(前期型は200万円~市場に存在している。)

前期型と比べ少々高い価格にはなりますが、トランスミッションの差が非常に大きく、
今後売却する際も安定した金額で売却することができるモデルになります。

少々前述のクルマと比較してネックなのは、その維持費。ポルシェはエンジンやトランスミッションといった動力系の故障は非常に少なく、ほぼノンストレスで乗ることはできます。
ですが、適切なメンテナンスを施してあげる必要があり、定期的なオイル交換(量がほかの車より多い)や、ポルシェ専用タイヤへの交換、少々の暖気運転をしてあげる必要があるなど、手間暇は少々かかります。
少しの手間暇はかかりますが、「一度でいいから最高のスポーツカーに乗ってみたい!」「スポーツカーってどんなものなの?」といった方にはピッタリのクルマになるでしょう。

まとめ
- マツダ ロードスター:誰でも手が届く、お手軽スポーツカー!世界で愛される走りを感じたい人向け!
- 86・BRZ:家族でも使えるピュアスポーツ!初めてのスポーツカーにもオススメ!
- ホンダ N-ONE:気分は街中レーサー!一つ一つの動きが楽しい、全力で楽しむ軽ホットハッチ!
- BMW 3シリーズ:フォーマルにもカジュアルにも使えるスポーツセダン!スポーティ×ラグジュアリーの絶妙な感覚を知りたい人向け!
- ポルシェ ボクスター・ケイマン:世界基準のリアルスポーツカー!世界中でベンチマークされる走りを体感したい人向け!
今回は予算別に5台のクルマを紹介してきました。
カジュアルに乗れるクルマから、超スポーツカー!といったクルマを選出しましたが、まだまだ世界には面白いクルマが沢山あります。
「クルマって便利なものだけど、どれでも変わらないでしょ?」と思っている人にこそ、面白いクルマが世の中にあることを知ってもらいたいなと思っています。
もしよければ実際に購入して、楽しんでもらえると非常にうれしいです。

クルマは楽しいモノだと、沢山の人に知ってもらいたい一心で書いてます。
別記事では、運転の楽しいSUVも紹介しているので、参考にしてください。
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以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。