こんにちは、けいたろー通信のカクタケイ(@kakutakei)です。
部屋で使う照明器具といえばシーリングライトがメジャー。ただし気になるのは色や明るさが決まったものが多く、部屋の雰囲気に合わないと感じることもあります。
そこで白羽の矢が立ったのがスマート電球。自由な色や明るさに調整できるので、部屋の雰囲気をさらに良くするライティングができるんです。

デスクツアーをやっているうちに、ライティングの重要性に気づいてきました。
そこで今回「TP-Link Tapo L530E」というスマート電球を使うことにしたんですが、使い勝手とコスパの良さが素晴らしかったので紹介します。

TP-Link Tapo L530Eは、Wi-Fi接続でスマホから操作できるスマート電球。競合他社のような中継ハブは不要で、電球だけ買えば使い始められる手軽さが魅力です。
1,600万色のマルチカラーと2,500K〜6,500Kのホワイトグラデーションに対応しており、部屋のライティングが思い通りにできます。
スケジュール機能や遠隔操作などのスマート機能にもしっかりと対応していながらも、実売価格は1,000円台と激安なんです。

これといった欠点もなく、とても気に入って活用しています。
そこでこの記事では、TP-Link Tapo L530Eについてレビューしていきます。
【TP-Link Tapo L530E】を使って感じたこと
- ライトの色を自由に調節できて生活がより良くなる
- E26口金の電球なのでさまざまな照明器具で使える

TP-Link Tapo L530Eの特徴・仕様

TP-Link Tapo L530Eは、以下の特徴・仕様を備えたスマート電球です。
【TP-Link Tapo L530E】の特徴
- フルカラー+ホワイトグラデーションで自由に設定できる
- 60W相当の明るさ(806lm)
- アプリやスマートスピーカーから操作できる
- スケジュールやタイマー機能などでの自動化に対応
- フル機能のスマート電球なのに実売1,000円台
製品名 | TP-Link Tapo L530E |
---|---|
色 | フルカラー(1,600万色) 2,500K〜6,500K |
ルーメン | 806lm |
配光角 | 220° |
口金 | E26 |
消費電力 | 9.0W |
寿命 | 25,000時間 |
通信方式 | 2.4GHz Wi-Fi IEEE 802.11b/g/n |
スマートホームとの連携 | アプリ・音声操作 (Alexa・Google Home) |
主な機能 | スケジュール機能 外出先からの遠隔操作 Tapo テープライトとの連携 |

TP-Link Tapo L530Eはマルチカラータイプのスマート電球。L510Eというホワイトグラデーションのみのスマート電球も別途ラインナップされています。
TP-Link Tapo L530EとPhilips Hueの比較
スマート電球の先駆者ともいえるPhilips HueとTP-Link Tapo L530Eを比較してみます。
TP-Link Tapo L530E | Philips Hue フルカラー | |
---|---|---|
色 | フルカラー(1,600万色) 2,500K〜6,500K | フルカラー(1,600万色) 2,000K〜6,500K |
ルーメン | 806lm | 800lm |
口金 | E26 | E26 E17 |
寿命 | 25,000時間 | 25,000時間 |
通信方式 | Wi-Fi | Bluetooth Hue ブリッジ |
スマートホームとの連携 | アプリ・音声操作 (Alexa・Google Home) | アプリ・音声操作 (Alexa・Google Home・Apple HomeKit) |
主な機能 | スケジュール操作 外出先からの遠隔操作 Tapo テープライトとの連携 | スケジュール機能 外出先からの遠隔操作 GPSによる自動化 他Hueシリーズとの連携 ※Hue ブリッジが必要な機能も含む |
価格 (2023年6月現在) | 1,818円 | 6,844円〜 (60Wの場合。後継品の75Wや100Wでは異なる。) |
特記事項 | ブリッジなどの外部アクセサリは不要 全ての操作にはWi-Fiネットワークが必要 | Bluetoothでは簡易的な操作・ショートカットのみ 高度なショートカットや屋外からのリモートにはHueブリッジが必須 |
TP-Link Tapo L530EとPhilips Hueを比べてみると、スマート電球としての機能はほぼ変わらないのがわかります。
ただ大きく異なるのがスマート電球の接続方法。

TP-Link Tapo L530Eは電球そのものを直接Wi-Fiルーターと接続し、ネットワークを経由して操作します。
ですがPhilips Hueは基本的にHue ブリッジと呼ばれる専用のアクセサリーを途中に用意する必要があります。
Hue ブリッジがなくてもBluetoothでスマホと直接接続することもできますが、決めた時間にオンオフするような簡易的な操作しかできず、外出先からの遠隔操作やGPSを用いた高度な自動化は行えません。
TP-Link Tapo L530EにはHue ブリッジのようなアクセサリーは基本必要なく、電球を購入するだけでスケジュール機能や外出先からの遠隔操作などの機能をフル活用できます。

事実上、Hue ブリッジが必須なんですよね……。
Philips Hueと価格を比べてみると、TP-Link Tapo L530Eの約1,800円に比べてPhilips Hueは約6,800円と5,000円近い差があります。
どちらのスマート電球もあまり変わらない機能ながらも価格差は大きいこともあり、オススメするのはやはりTP-Link Tapo L530E。
スマートライティングの元祖であるPhilips Hueのブランド力は魅力的ですが、Hue ブリッジも含めた価格の高さゆえに、導入のハードルは高めです。

TP-Link Tapo L530Eの外観・デザイン

TP-Link Tapo L530Eを開封しつつ、内容物や外観を確認していきます。

内容物はL530E本体と簡単設定ガイド、新発売のTapo用アクセサリーカタログが入っていました。


外観は一般的なLED電球と同じシンプルなもの。
見た目で変わったところはありませんが、ロゴの裏側には電球の仕様やPSEロゴ、技適マークなどが記載されていました。

光る部分は乳白色のプラスチック製。硬いピンポン玉のような感じのマットな質感。
ガラスではないのでよほどのことがない限り割れることはなさそうで安心です。

TP-Link Tapo L530Eをセットアップする
続いてTP-Link Tapo L530Eをアプリ・スマートスピーカーでセットアップしていきます。
Tapoアプリでの初期設定

TP-Link Tapo L530Eの設定は全てスマホアプリから行います。iPhone・Androidのどちらにも対応しているので、どのスマホを使っていても大丈夫です。

まずはアプリの設定の前に、Tapo L530Eを使いたい照明器具に接続しておきましょう。接続したら電気をつけると点灯するので、アプリでの設定を行っていきます。
今回はiPhone用のTapoアプリで行いますが、Android用アプリでもほぼ同じ流れです。
- Step0アプリを開いたらまずは右上の+マークをタップ。ここからTapo L530Eを追加していきます。
- Step1アプリにローカルネットワークの権限を付与するよう指示があるため、画面下の「設定に移動」をタップし、設定から権限を与えます。
- Step2アプリに戻ると機器を選択する画面になるので、LEDランプの中から「Tapo L530」を選択します。
- Step3機器を選択すると「Tapo L530EのWi-Fiに接続してください」と出るので、「設定>Wi-Fi」から接続したい「Tapo_Bulb_XXXX」を選択します。
- Step4Tapoアプリに戻ると、Tapo L530EをWi-Fiネットワークに接続する設定になります。
普段使っているWi-Fiネットワークとそのパスワードを入力すればOKです。
- Step5Wi-Fiネットワークを設定すると少しの待機時間ののちにペアリングが完了。
- Step6Tapo L530Eに名前をつけていきます。「寝室の電気」「リビングのライト」など、わかりやすい名前にしておくのがおすすめです。
ここで設定した名前でアプリやスマートスピーカーから操作することになります。後々変更することも可能です。
- Step7使う場所を設定します。該当する名前がなくても自由に設定すればOKです。
これも名前同様、後で変更できるので適当でも大丈夫です。
- Step8最後にTapo L530Eのアイコンを設定。
使う照明器具のデザインに合わせて選んでおくと、後でわかりやすくなります。
- Step9TapoアプリにTapo L530Eの登録が完了します。
複数のTapo L530Eを設定する場合には、同じことを繰り返してください。

ステップは多いですが、1つ1つはとても簡単。画面の指示に従っていくだけです。
Tapoアプリでできること
Tapoアプリでは電球の色や明るさを調整するだけでなく、スケジュールやタイマーなどの便利な機能を使えます。
【Tapoアプリで使える7つの機能】
- 色・明るさの調整:電球の色・明るさを自由に調整できる
- テーマ:1〜3秒ピッチで色を自動的に切り替える機能
- スケジュール:曜日や時間を指定して自動的にオンオフや色の調整を行う
- おでかけ:指定した時間内にランダムでオンオフを行い、不在を悟られないようにする
- タイマー:タイマーが終了した時にオンオフを行う
- グループ化:複数の電球をまとめてオンオフ・調光できるようにする
- ショートカット:指定した条件のルールを1タップで実行する

スケジュール機能で毎朝の起きる時間に合わせて電気がつくようにしたり、あと30分で寝たいからとタイマーで電気を落とすようにしたりと、実用的な使い方はお手のものです。

複数のL530Eを使っている場合でもグループ化すればまとめて操作できるので、家中の電球を全て変えてしまうのもアリですね。

お出かけモードで夜間に自動でオンオフすれば、あたかも人がいるように振る舞うこともできて1人暮らしでも安心ですね。
iPhoneならウィジェットやショートカットでの操作もできる
iPhoneのTapoアプリではウィジェットやショートカットの配置を行うことで、ホーム画面から直接Tapoの操作を行うことができます。

2023年6月時点では、Androidでのショートカット操作はできません。便利なので早めに対応して欲しいですね。

ウィジェットはホーム画面を左にスワイプしたところに設置可能。
Tapoアプリで先にショートカットやクイック操作を登録しておくことで、アプリを開くことなくワンタッチで操作できるようになります。


ウィジェットの他に、Apple純正のショートカットアプリでのショートカットの作成も可能。
こちらはすこし設定が難しくなる代わりに、ホーム画面に直接アイコンを設置できるようになります。
また、SiriやHomePodでの音声操作もできるようになるので、より便利に活用したいならショートカットアプリでの設定がおすすめです。

できる操作自体はほぼ変わらないので、手軽さならTapoアプリ、ホーム画面からワンタッチで使いたいならショートカットアプリから設定するといいですよ。
今後はアクセサリーを活用してさらに便利に

今まではアプリや音声操作を活用して操作する必要があったんですが、今後はアクセサリーを活用することでより自動化を突き詰められるようになります。
特にモーションセンサーや接触センサーを活用すれば、人がいない部屋では勝手に電気が切れるように したり、廊下を歩くだけで電気がつくようにしたりなんてことも可能になります。

アクセサリーのセンサーを自動化のトリガーにできたりもするので、活用の幅もかなり広がりそうです。
Amazon AlexaやGoogle Homeでの音声操作の連携
TP-Link Tapo L530EはAmazon AlexaやGoogle Homeにも対応しているので、スマートスピーカーを用意しておけば声掛けだけで操作できるようになります。

Apple HomeKitには対応していませんが、ショートカットアプリを駆使することでSiriでの操作もできるようになっています。
セットアップは簡単で、AlexaではTapoスキルの追加、Google HomeではTP-Linkのアカウントを連携するだけです。
特に難しいところはなく、画面の指示に従っていくだけでセットアップは完了。事前にアプリで登録しておいたものがそのまま登録され、すぐに使えるようになります。
今回はAmazon Alexaで設定していきます。
- Step1Alexaのデバイス右上の+から「デバイスを追加」を選択。
- Step2
- Step3Tapoスキルの有効化を求められるので有効にする。
スキルを有効化する際にTP-Linkアカウントにログインする必要があります。
- Step4スキルのセットアップが終わると接続するデバイスを検出するので待機する。
- Step51分ほどで検出が終わり、Tapoデバイス
音声操作でできること
TP-Link Tapo L530Eの音声操作では、電球のオンオフや色の変更などの簡単な操作を行えます。
【音声操作でできる機能の例】
- (名前)をつけて&消して:(名前)で指定した電球のオンオフを行う
- (名前)の明るさを50%にして:(名前)の明るさを指定した%にする
- (名前)の色を赤にして:(名前)の色を指定した色に変える
※(名前)はL530E単体だけでなく、グループ名でも動作します。
色や明るさは感覚で掴む必要がありますが、やはり声だけで操作できるのはかなりラク。
もちろん1つずつ操作するだけでなく、AlexaアプリやGoogle Homeアプリでグループ化や提携アクションを作成しておけば一括での操作も可能になります。
ボクは「Alexa、電気を消して」と言うだけで部屋中の電気が全て消えるように設定しているため、寝る時は布団に入るだけでOK。もう音声操作なしには戻れません。
注意点:TP-Link Tapo L530Eはネットワークがないと使えません

TP-Link Tapo L530Eの接続方法はWi-Fiのみとなっており、万が一ネットワーク障害などでWi-Fiが使えなくなると操作ができなくなってしまいます。
壁面のスイッチなどをオンオフすることでも電源を入れることはできますが、あくまで簡易的についたり消えたりするだけ。
スケジュール機能などもうまく動作しなくなってしまう可能性があるため、常にネットワークがある状態が好ましいです。
出典:Tapoのおでかけモードやスケジュール機能に関する、よくある質問
Qスケジュールやおでかけモードは、Tapoがインターネットに接続していない際にも動作しますか? Aスマートホーム端末自体に設定は保存されるので一時的なインターネット障害などでもしばらくは動作します。オフラインでの動作を目的とした製品ではないため、なるべく早くインターネット接続を復旧させてください。

Hueのような、スマホとのBluetoothによる直接接続はありません。

TP-Link Tapo L530Eを使ってみて感じたこと
TP-Link Tapo L530Eを使ってみて感じたことを紹介します。
ライトの色を自由に調節できてQOL(生活の質)が上がる



TP-Link Tapo L530Eは、1,600万色のマルチカラーと2,500K〜6,500Kのホワイトグラデーションを自由自在に切り替え可能。
「集中して勉強したい」「リラックスして本を読みたい」「よりエキサイティングな気分でゲームをやりたい」といったその時々の気分に合わせて調整できるので、QOL(生活の質)が向上します。

照明が気分に及ぼす影響は大きめ。適切なライトを使うだけでグググッと生活の質が上がりますよ。

ボクは普段は80%くらいの明るさのウォームホワイトで部屋を照らしてリラックスしつつ、集中したい時には100%の明るさの昼光色に変更してガッツリ集中といった使い分けをしています。
寝る前には30%ほどの明るさの夕焼けのような色味にすることで、布団に入った後にすぐ寝落ちできるようにもしています。
使い方は自由自在。普通のライトとして使うだけでも白さや明るさの微調整ができて便利ですが、映画やゲームに合わせて調整するとより没入感があがって楽しいですよ。

従来のシーリングライトなどにはできなかった自由度の高さが魅力ですね!
E26口金の電球なのでさまざまな照明器具で使える
TP-Link Tapo L530Eの規格は、一般的な電球とおなじE26口金を採用。
対応器具は星の数ほどあるので、部屋の雰囲気に合わせて自分の好きなデザインの器具を選んで使えます。

今使っている照明がE26なら、電球をTapo L530Eに交換するだけでいいんです。

ボクはアイリスオーヤマのシーリングスポットライトに装着して使っていますが、調光機能を活かしやすいフロアランプやテーブルランプ、クリップライトなどで使うのもアリですね。

他にも、デスクで使う間接照明としてIKEAのランプベースでも活用中。
ただしあまり見栄えが良くないので、見えない場所などにさりげなく置く以外はシェード付きの照明器具への設置がオススメです。

裸電球で使うなら、下のIKEA公式の画像のようなキレイな電球を使った方が映えますよ。



TP-Link Tapo L530Eはこんな人におすすめ
- 部屋のライティングを整えて、生活の質を向上させたい
- 費用をかけずにまずスマート電球を使ってみたい
- すでに持っているE26口金の照明器具の使い勝手を良くしたい
TP-Link Tapo L530Eは「部屋のライティングを整えて生活の質をあげたい」と考えている人にピッタリのスマート電球。
1,600万色のマルチカラーと2,500K〜6,500Kまでの自由なホワイトグラデーションをスマホや音声で気軽に操作できるので、生活の質の向上まちがいなし。
汎用性の高いE26口金のスマート電球なので、すでに使っている照明器具があれば電球を買い換えるだけでいいのも嬉しいポイントです。
これといった欠点もなく、スマート電球を検討しているのなら決め打ちしてもいい優秀な製品です。
TP-Link Tapo L530Eは、1,000円台でフル機能の超コスパなスマート電球
TP-Link Tapo L530Eをレビューしました。
【TP-Link Tapo L530E】の特徴
- フルカラー+ホワイトグラデーションで自由に設定できる
- 60W相当の明るさ(806lm)
- アプリやスマートスピーカーから操作できる
- スケジュールやタイマー機能などでの自動化に対応
- フル機能のスマート電球なのに実売1,000円台
【TP-Link Tapo L530E】を使って感じたこと
- ライトの色を自由に調節できて生活がより良くなる
- E26口金の電球なのでさまざまな照明器具で使える
TP-Link Tapo L530Eを使い始めてから1ヶ月ほど経ちますが、シンプルなシーリングから交換しただけあって感動もの。
ただ白系で照らすだけでも、電球色のような温かみのある色にするのか、昼光色のようなパリッと目が覚めるような色にするのかを選べるのがとても気に入っています。
数年前はスマート電球といえばPhilips Hue一択で、しっかり揃えようとすると高額になるので諦めるなんてこともありましたが、今はフル機能のスマート電球が1つ1,000円台で購入できるようになりハードルも下がりました。
赤や青といった特殊な色味を使わなくても便利なので、自宅にある電球をためしに1つだけでもTP-Link Tapo L530Eに置き換えてみてはいかがでしょうか。
「その便利さを知れば、家中の電気をTP-Link Tapo L530Eに変えたくなる」と断言できるほど優秀な製品です。
以上、カクタケイ(@kakutakei)でした。

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