
三井住友カードTileというものが出たと聞きました。
なにか普通のクレジットカードと違うのでしょうか?
どういったものなのかが知りたいです。
この記事では、そんなあなたの疑問を解決します。
【この記事の信頼性】

こんにちは、カクタケイです。
1:ガジェットブロガー
2:新しいもの大好き
3:ミニマリズムを重視
この記事を読むと、三井住友カードTileについてわかります。
最近はコロナなどの事情もあり、クレジットカードの発行数が上がってきました。
それに伴い、紛失などのトラブルも増えているようです。
三井住友カードTileはその現状をなくすべく生まれた、世界初の「紛失防止トラッカーを内蔵したクレジットカード」です。
実際に使ってみると、全てのクレジットカードにこの機能が内蔵されてほしい思うほど、便利なものでした。
それでは、前置きもほどほどに、解説していきます。
三井住友カードTileは、紛失防止トラッカー内蔵のクレカ

紛失防止トラッカーが内蔵された、世界初のクレジットカード
三井住友カードTileは、Bluetoothでスマホと接続して使うことを前提としているクレジットカードです。
「Tile」という紛失防止トラッカーを内蔵しており、スマホと接続が切れた場所を紛失場所として、スマホに通知する機能を持っているのが特徴です。
ちなみに、クレジットカードに紛失防止トラッカーを内蔵したのは、世界初らしいです。
0.8mmの中に、紛失防止トラッカーを実装している

冷静に考えてみると、クレジットカードの厚みは約0.8mm。
その制約の中で、紛失防止トラッカーを内蔵しているんです。
- 薄型電池
- 充電端子
- 薄型スピーカー
- 小型スイッチ
- Tile機能
内蔵されているモノは以上の通り。
これらを「クレジットカードの中に内蔵している」と考えると、驚きが隠しきれません。
特にバッテリーは、「こんなに薄い中にどうやって…?」と感じます。
三井住友カードTileのディテール:普通のクレカそのもの
ボクが所有している、三井住友カードVISAと比較しながら、三井住友カードTileを見ていきます。

表面のデザインは、三井住友カードのブランドデザインをベースに、専用品になっています。

クレジットカードのIC部分。充電端子も兼ねるよう、新設計されています。

背面のデザインは、割と似ています。カード番号は、モザイク部分に記載されています。

特筆すべきは、背面下部のアイコン。Bluetooth・バッテリーの表示・技適証明が記されています。
クレジットカードでは絶対に見ないアイコンがプリントされていると、不思議な気持ちになりますね。

実際にカードを充電する様子。専用の充電器を使って充電します。
「なんだかとんでもない時代になったなぁ」と感じてしまいました。
三井住友カードTileの魅力:財布の紛失防止にもなるよ
- 財布が嵩張らないまま、紛失防止対策ができる
- 「カードからスマホ」「スマホからカード」で探せる
- クレジットカードとしての基本機能も充実
財布がかさばらないまま、紛失防止対策ができる

1番目の魅力は、財布がかさばらないまま、紛失防止対策ができることです。
完全にクレジットカードサイズなので、財布に入れやすいんですよね。

既存のトラッカーと違い、小銭入れに入れる必要もなく、ストラップにする必要もないんです。
財布がかさばらないまま、紛失防止対策ができるのはありがたいですね。
「カードからスマホ」「スマホからカード」で探せる
2番目の魅力は、カードからスマホを、スマホからカードを探せることです。
急いでいる時に限って、何かが見つからないことってありますよね。
そんなときでも大丈夫。どちらかが手元にあれば、相互に見つけることができます。
カードからスマホを鳴らす

カードからスマホを鳴らす場合、左下のTileマークを2回押せばOKです。
- カードとスマホが近くにある場合 → すぐにスマホから音が鳴ります
- カードとスマホが近くにない場合 → スマホが検知範囲内に入った時に鳴ります
市販されているトラッカーには、「トラッカー → スマホ」ができないものも多くあります。
そんな中、クレジットカードに機能を内蔵し、丁寧に作り込んでいるのは流石ですね。
スマホからカードを鳴らす(カードが近くにある場合)

スマホとカードが近くにある場合、Tileアプリから「探す」を押すと、カードが鳴ります。
Bluetoothの検知エリア内なので、木造一軒家では、大体の場所でカバーされていました。
スマホからカードを鳴らす(カードが近くにない場合)


青い点 = 現在の居場所
黒い点 = 最後に接続していた場所
スマホとカードが近くにない場合、アプリ上では最後に接続していた場所が表示されます。
実際に表示させてみると、確かに最後に接続していた場所が表示されていました。
(住所等の情報があるため、モザイク処理をかけています。実際のアプリ画面には、鮮明な地図が表示されます。)
実際にスマホからカードを鳴らしてみた(実際の音の動画)
実際にカードを鳴らしてみるとこんな感じです。
かなり大きめの音で鳴るので、財布に入ったままでも気付きます。
正直、ここまで大きい音で鳴ると思っていなかったので、初めて鳴らした時に驚いてしまいました。
クレジットカードとしての基本機能も充実

3番目の魅力は、クレジットカードとしての基本機能も充実していることです。
- ブランド:VISA
- ポイント還元率
- 基本:0.5%
- 特定のコンビニなど:最大5%
- 電子マネー:iD・ApplePay・GooglePay・WAON・PiTaPa
- 追加カード:iD専用カード・ETCカード
- 旅行障害保険:最高2,000万円
- ショッピング保証:年間100万円まで
クレジットカードの基本的な部分は網羅されており、三井住友カード直系の手厚さを感じますね。
VISAブランドなので加盟店の数も十分。これならメインカードとして利用しやすいですね。

三井住友カードTileの気になったところ:扱いに気をつけよう
- その①:クレジットカードとしては高コスト
- その②:扱いに気をつけないといけない
このカードの気になったところは2点あります。
その①:クレジットカードとしては高コスト

三井住友カードTileは、クレジットカードとしては、少し高コストです。
- 年会費:1,375円(初年度無料)
- 初回発行手数料:5,500円
たくさんのクレジットカードがありますが、やはり人気なのは「発行手数料・年会費無料」のカード。
「Tileを内蔵している独特の価値に、お金を払えるか?」というのが、このカードの価値判断に繋がりますね。
ちなみに、クレジットカードと近いサイズの「Tile Slim(2022)」の価格は4,000円ちょっとです。
発行手数料は、実質「Tile代金」といったところですね。
その②:扱いに気をつけないといけない

三井住友カードTileは、バッテリーが内蔵されているので、通常のクレジットカードより扱いがシビアです。
- 2mm以上折り曲げない
- ATMや券売機など、カード搬送機構を持つ機器にカードを入れない
- 高温多湿の環境に放置しない
- 数ヶ月に1回は充電が必要
とはいえ、普通に使っていればそこまで気にならない印象ですね。
数日持ち運んで気になったのは過度な折り曲げですが、財布からの取り出し時に注意すれば大丈夫そうです。
まとめ:クレジットカードの未来がここにある

今回は三井住友カードTileの紹介でした。
クレジットカードに紛失防止トラッカーを内蔵したこの製品。
三井住友カードTileは「クレジットカードの新しい一歩」だと感じます。
この製品の開発過程で培ったバッテリーなどの技術を転用すれば、今まで作れなかったような製品も作れるでしょう。
久々に「未来を感じられる素敵な製品だな」と感じました。
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以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。