こんにちは、けいたろー通信のカクタケイ(@kakutakei)です。
一昔前は家で毎日充電するものはスマホだけでしたが、最近はタブレットやワイヤレスイヤホン、スマートウォッチなど、充電するものが増えすぎて充電器もコンセントも足りなくなりますよね……。
ボクも最近は充電器が足りず、寝るまでの間に交互に充電器をつなぎ変えたりしています……。
そんな悩みを解決してくれるのが、Anker Nano Charging Station(6-in-1,67W)。これさえあれば充電器が足りずに困ることもなくなります。
USBポートが4つあるだけでなくAC差込口(コンセント)も2つ搭載。単ポート最大67W、並列合計65Wでスマホ・タブレット・PCなどの様々な機器を急速充電できる優れものです。
この記事では、Anker Nano Charging Station(6-in-1,67W)の特徴や使用感について、詳しくレビューしていきます。
Anker Nano Charging Station(6-in-1,67W)の特徴・仕様
Anker Nano Charging Station(6-in-1,67W)はスマホ・タブレット・PCなどの様々な機器を最大6台まとめて急速充電できるコンパクトな多ポート充電器です。
同社のAnker Prime Charging Station (6-in-1, 140W)の普及版の立ち位置で、出力を下げてよりコンパクトにまとめています。とはいえNano Charging Stationも67Wの高出力なので、ほとんどの人にとっては十二分な出力です。
性能は2/3ですが価格はほぼ半額となっており、使い勝手のよい多ポート充電器になっています。
商品名 | Anker Nano Charging Station(6-in-1,67W) |
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サイズ | 約 100 × 90 × 20 mm(ケーブルは除く) |
重量 | 約 298 g |
出力 | 1ポート:最大67W 4ポート並列:合計65W |
ポート | USB-C:2つ(最大67W) USB-A:2つ(最大12W) AC差込口:2つ |
カラーリング | ブラック ホワイト グレイッシュブルー |
価格 | 税込 6,990円 |
Anker Nano Charging Station(6-in-1,67W)の外観
さっそくAnker Nano Charging Station(6-in-1,67W)を開封していきます。
内容物は充電器本体とシリコンバンド、リーフレット2種と簡素でした。
今回選んだカラーリングはホワイト。他にはブラックとグレイッシュブルーがラインナップ。
上面にはAC差込口(コンセント)2つと、LEDランプがあります。表面には細かい溝の模様が入れられており、あまりガジェット感のない印象でした。
正面にはUSB-Cポートが2つ、USB-Aポートが2つレイアウト。
向かって右のUSB-CポートにはノートPCのマークがありますが、これは複数のポートを併用した際にどのポートよりも高出力なことを表しています。これは一目見ただけではわかりにくいところかも。
この写真で薄々気づいた方もいそうですが、本体の厚みはかなり薄く、たったの2cmしかありません。
たった2cmの厚みでどうAC差込口を使うのかというと、コンセントを差し込むと土台がぐいっと持ち上がってくる仕組みになっていました。
これで薄型化とAC差込口の両立ができているのは画期的ですね。
最初は「逆に野暮ったくならない?」と思ったんですが、このギミックがあったからこそたった2cmに収められる薄型化できているんですよね。
裏面には四隅にゴム足があり、デスクなどに置いた際に滑りづらい設計です。
また、USBポート使用時の出力配分についても記載。出力については後述しますが、すこし複雑なので確認しやすいのは嬉しいですね。
Anker Nano Charging Station(6-in-1,67W)のレビュー
Anker Nano Charging Station(6-in-1,67W)を使って感じたメリットを6つ紹介します。
単ポート最大67Wの高出力に対応
Anker Nano Charging Station(6-in-1,67W)は、USB-Cポートを1つだけで使う場合、最大67Wの高出力でタブレットやノートパソコンを急速充電できます。
たとえばMacBook Air(M2,2022)なら最大65Wで急速充電、MacBook Pro 14インチ(M3 or M3Pro 11コア,2023)なら67Wで充電できるので、スマホやワイヤレスイヤホンだけでなく、タブレットやノートパソコンの充電器まで1つで兼ねられるのは嬉しいですよね。
ただただ高出力だというだけでなく、高性能なカメラなどで必要とされる9V以上の充電に対応しているのもポイント。
W数だけで高出力な充電器は他社にもありますが、Nano Charging Stationは数多の急速充電規格の中からベストな配分のものが選ばれているので、どんな機器でもほぼ確実にスペックを活かした充電が可能です。
特にノートパソコンは付属の充電器がやけに巨大だったりするので、それをコンパクトにできるのは控えめに言って神。
この写真の充電器はDELL Inspiron 13(5330)のもので、ほぼ同じ65W出力。半分以下のサイズで出力は上回っているとはこれいかに。
スマホやタブレットの急速充電には端末・充電器・ケーブルの3点が対応している必要があります。特にケーブルは盲点なので、同社のPowerLine Ⅲ Flowを合わせて買うのがオススメです。
4ポート同時使用でも並列合計65Wに対応
Anker Nano Charging Station(6-in-1,67W)は4ポート並列合計65Wまで出力可能。1ポートだけの高出力じゃないんです。
出力配分はすこし複雑ですが、USB-Cポートが常に高出力だと覚えておけばOK。
2つのUSB-Cポートのうち、ノートパソコンのマークがついている側は最大30Wの高出力に対応。もう1つのUSB-Cポートも最大20Wに対応しています。
残り2つのUSB-Aポートも合計最大15Wで使えるので、イヤホンやモバイルバッテリーなどを一気にまとめて充電できます。
4台並列で合計最大65Wは強すぎ。寝ている間に充電するならこの性能でもオーバースペックなほどです。
AC差込口も2つある
Anker Nano Charging Station(6-in-1,67W)は高出力の4つのUSBポートだけでなく、2つのAC差込口(コンセント)にも対応。コンセントが遠くて使いづらかったAC機器を自由な場所で使えるようになります。
USB接続の機器が増えつつある昨今ですが、まだまだコンセント式の機器って多いんですよね。例えばカメラ用バッテリーの充電器だったり、充電池の充電器だったり。たまにしか使わないものとかにあったりするのがネック。
以前レビューしたUlike Air2 光美容器は今でも使っているんですが、ボクの部屋はコンセントが変な場所にあるのでデスクでなくベッドで使っていました。今はNano Charging Stationのおかげでデスクで使えるようになり、どこでも使えて最高にラクです。
ケーブル長1.5mでどこにでも置ける
Anker Nano Charging Station(6-in-1,67W)のケーブル長は1.5mと長め。コンセントから遠い場所で充電器などを使えずに諦めていた場所でも問題なし。
LDKのリモコンニッチの近くや寝室のベッドサイド、デスク下から引き上げてデスク上に持ってきたりと、今までは充電器やコンセントを置けなかった場所にも置けるようになります。
ボクは作業用デスクの左手側の裏に、3Mのコマンドタブで貼り付けて使っています。4ポート+2つのAC差込口が手元で使えるので、ちょっとした機器の充電や駆動も問題なし。
延長ケーブル+多ポート充電器の組み合わせで使うよりスッキリしますし、何よりたった2cmしかない厚みのおかげで邪魔になりにくいのもGood。
インテリアに合うブラック・ホワイト・グレイッシュブルーを用意
充電器といえば黒いものが多く、インテリアに合わずに浮いてしまうこともありますが、Anker Nano Charging Station(6-in-1,67W)はブラック・ホワイト・グレイッシュブルーの3色をラインナップ。
本体自体が緩やかな丸みをおびたデザインで優しい印象なのに加え、表面にはゆるやかな模様も入っているので、露骨な家電らしさはなし。充電器を置きづらかった場所にもさりげなくフィットしてくれます。
安全に配慮しているから高出力でも安心して使える
Anker Nano Charging Station(6-in-1,67W)にはActiveShield 2.0をはじめとする安全技術を多数搭載。
秒間35回の温度チェックのおかげで意図しない発熱を防いで火災を防止。本体も難燃性素材で作ることで、万が一ショートなどが起きてしまっても二次被害を防止してくれます。
また、AC差込口(コンセント)にはほこり防止シャッターを搭載。トラッキング火災の対策も万全です。
高出力な充電器なので安全なのか気になりますが、トラブルが起きないような設計かつ起きても最小限に抑える設計になっているのが、充電関連製品でトップの販売実績を誇るAnkerだからこそだなと感じます。
Ankerの充電器を複数愛用していますが、今までトラブルになったことは1度もありません。安心してつかえています。
Anker Nano Charging Station(6-in-1,67W)の気になったところ
Anker Nano Charging Station(6-in-1,67W)を使ってみて気になったところを3つ紹介します。
電源ケーブルが一体型で取り外せない
Anker Nano Charging Station(6-in-1,67W)は電源ケーブルが本体一体型で取り外すことができません。高出力なのでケーブルは太くて硬めでまとめづらいので、持ち運び時にはかさばりがちです。
先代にあたるPowerPort Atom Ⅲでは脱着可能な電源ケーブルだったので、Nano Charging Stationでも取り外せれば嬉しかったなと思います。
もし持ち運んで使う場合は、付属品のケーブルバンドを使ってギュッと小さくまとめるのが吉。バンド自体の強度も高いので、小さく固定して持ち運べばギリギリ快適です。
ケーブルが外せても外せなくても、総体積は変わらない……と言い聞かせてます。やはり外せた方がバッグにしまいやすいんですよね。
使用中はじんわりとあたたかくなる
Anker Nano Charging Station(6-in-1,67W)は最大67Wの高出力な充電器ということもあり、使用中は触れられなくない程度にはあたたかくなることがあります。
Ankerによると「もし使用中に暖かくなった場合でも国際的規格であるIEC 62368-1が定める上限温度を下回る設計になっている」とのことなので安心して使えます。
・本製品は、高負荷が続く場合に高温になる場合があるため、充電中は触れないようご注意ください。 ( ご使用中に本製品が最高温度に達した場合でも、国際的な規格であるIEC 62368-1が定める上限温度を下回る設計となっております。
Anker公式サイト【Anker Nano Charging Station(6-in-1,67W)】
安全のため、狭すぎる場所に設置したり、上に物を重ねて置いたりしないようにしましょう。
表面のLEDライトがちょっとまぶしい
Anker Nano Charging Station(6-in-1,67W)には通電中に光るLEDランプがありますが、これが暗い部屋だとそこそこ目立ちます。就寝時に「真っ暗な部屋でじゃないと寝れない」という人にとってはダメなレベルかも。
ボクもやはり寝る時に「明るいな……」と思ったので、LEDランプの部分にマスキングテープを2枚重ね貼りして減光させています。これなら夜も気にならないレベルにできます。
充電器自体は優秀なので、LEDだけで使わなくなるのはもったいないかなと。
テープを2枚貼っただけでだいぶ光が弱くなったので、
Anker Nano Charging Station(6-in-1,67W)はこんな人にオススメ
Anker Nano Charging Station(6-in-1,67W)は最大6台まで同時に充電できるのが魅力の充電器。
USB-C 2ポート、USB-A 2ポート、AC差し込み口 2つと、10cm角の充電器にギュッと機能が詰め込まれており、どんな物でも使える懐の広さがあります。
ケーブルも1.5mと長いため、今まではコンセントが遠くて充電器が使いづらかった場所でも問題なく使えます。リビングや寝室などでコンセントを気にせず使えるのがめちゃくちゃ便利です。
スマホ・タブレットだけでなくPCまで充電できる高出力さなので、毎日複数の機器を充電しているならこれ1台にまとめることで、同等以上の性能をもちつつスッキリコンパクトにまとめられて快適ですよ。
より高出力のものが欲しいならAnker Prime Charging Station(6-in-1,140W)がオススメです。
Anker Nano Charging Station(6-in-1,67W)のレビューまとめ
Anker Nano Charging Station(6-in-1,67W)をレビューしました。
Anker Nano Charging Station(6-in-1,67W)は多ポート高出力な充電器の決定版ともいえる製品。
67Wもあればほとんどの人は「これで十分」と思えるほどのスペックなので、これ以上高価な充電器を選ぶ必要は全くありません。
AC差し込み口まで付いているので、今まではコンセントがなかった場所にも擬似的に増設できるので使い勝手は抜群。ボクはデスク裏に貼り付けたので、光美容器やシェーバーの充電の際に使えて大活躍です。
これ以上に高出力なAnker 547 Charger(120W)を使っているんですが、全く必要ないなぁと感じるほどです
最近の高性能な充電器は1万円越えするものも珍しくない中、Anker Nano Charging Station(6-in-1,67W)は6,990円というコストパフォーマンスの高さが魅力。
セール時には5,990円などもっとお得な価格になることもあるので、ぜひチェックしてみてください。
以上、カクタケイ(@kakutakei)でした。