こんにちは、けいたろー通信のカクタケイ(@kakutakei)です。
ブログを執筆するためにシンプルな外部エディタ「Typora」を導入してみたんですが、結果的にはエディタからWordpressへのコピーする手間が面倒に感じてしまい諦めることに。
結果的にブラウザ直打ちでも集中力が削がれないようにしました。
なぜ外部エディタを使おうと思ったのか。
ブラウザ直打ちは集中力が削がれる

元はといえば、ブラウザに直接文章を入力していると、集中できずにTwitterやAmazonを眺めてしまっていたことがキッカケ。
「文書入力に特化したポメラDM250を導入すれば、文書入力しかできないのだから集中して執筆できるのでは?」と思ったんです。

ですがポメラにはマウス機能がないため、文書を修正するにはカーソルキーを使って移動させる方法しかなく、「パソコンライクに直感的に使いたい」と考えていた算段が崩れ去ることに。
そこで「パソコンライクな操作がしたいのならパソコンを使えば」ということに気づき、Wordpressと同じマークダウン記法に対応した外部エディタを探すことになりました。
集中できる外部エディタがいい
マークダウン記法に対応した外部エディタは複数ありますが、その中でも気になったのは以下の3つ。
その特徴をザッと比較してみました。
製品名 | Typora | Bear | Inkdrop |
---|---|---|---|
対応OS | macOS Windows Linux | macOS iOS iPadOS | macOS Windows Linux iPadOS Android |
いいところ | 1カラムでのライブプレビュー機能 出力方法の豊富さ 圧倒的にシンプルなデザイン | マークダウンをショートカットで入力できる 文書・タグの検索機能が優秀 Apple製品での同期 | リビジョン機能がある プラグインでの拡張に対応 対応プラットフォームの豊富さ |
気になるところ | PC版のみ | Windowsには非対応 | 個人開発なので先行きが気になる |
価格 | 有料(買い切り) 14.99ドル | 有料(サブスク) 2.99ドル/月 | 有料(サブスク) 月4.99ドル/月 |
どれも有名なエディタなので詳しい比較はしませんが、ボクはこの中からTyporaを選択。
リビジョンがあるInkdropとシンプルなデザインのTyporaで最後まで悩みましたが、Inkdropは「個人開発で先行きが気になってしまった」「月額4.99ドルが地味に高く感じてしまった」ことから、Typoraを選ぶことになりました。

サブスクリプションがあまり好きではないのも理由だったりします。
Typoraの魅力
結局は馴染めずにブラウザ直打ちになってしまった人が言うのも説得力不足になりますが、Typoraを使っていて感じたメリットを簡単に紹介します。
WordPressのブロックエディタと同様の使い勝手

他のエディタでは2カラム表示がメインですが、Typoraはシンプルな1カラム表示。おかげで余計な情報が目に入らないので集中して執筆できます。
マークダウン記法に対応しているので、ブログ執筆には欠かせない表やテーブル、リスト表示などの機能にも対応。リアルタイム編集機能のおかげで、Wordpressのブロックエディタと同様の使い勝手なのも優秀です。
また、必要とあればサイドバーにアウトライン表示もできるので、ブログ執筆が捗ってボリュームが増えてきても構成を見失うこともありません。

ブログ執筆のためのエディタと言っても過言ではないほど使いやすいんです。
ミニマルなデザイン

Typoraは公式ホームページを見れば一目でわかるほどミニマルなデザインに注力しているため、Typoraアプリももちろんミニマルなデザイン。
元々がブラウザを使っていることであれもこれも目に入ってしまうことで集中できないのがネックだったため、執筆中にはほぼ文章しか見えないTyporaのデザインには強く惹かれました。
デフォルトでいくつかのデザインテンプレートがインストールされていますが、有志が作成したテンプレートを適用することもできるので、シンプルかつ見やすいテンプレートを適応して作業していました。

デザインのシンプルさだけは、ブラウザ直打ちに戻った今でも羨ましく思っています。
買い切り

昨今の有料アプリの傾向としてサブスクを採用するものがほとんどになっていますが、Typoraはなんと買い切り型。
14.99ドルと決して高価なこともなく、Bearなら5ヶ月分、Inkdropなら3ヶ月分の料金でずっとつかえるのはお財布に優しいですよね。
15日間の無料期間があるので、その間でガッツリつかって自分に合うかを確かめればOK。こういったソフトは使ってみないとわからないので、気軽に試せるのが嬉しいですよね。

15日間ガッツリ試したのにうまく馴染めなかったのがちょっと残念です。
それでもダメだったのはコピーペーストがめんどくさいから
Typora自体にはとても気に入っていたんですが、結果的に導入をあきらめたのは、「TyporaからWordpressへのコピーペーストに時間がかかる」ことに気づいてしまったから。
ボクのブログ記事では「付箋風ブロック(Cocoon)」「吹き出しブロック(Cocoon)」「比較ボックス(Useful Blocks)」といったWordpress専用ブロックを使っており、これがTypora上では全く表現ができませんでした。

対策としてTypora上で「/bal 〇〇だと思います!」という記述を事前に行い、Wordpress上にコピーして置き換えていく方法をとっていましたが、結局は丸々打ち直しになってしまっていました。
ガッツリTypora上で記事を書き上げた後に見逃しがないように確認していくのは地味な工数になってしまい、「直打ちならこの時間かからないしな……」と思ってしまいました。

結局ブラウザに直打ちのまま、集中力が妨げられないようにするのが理想かなと考えるようになりました。
ブラウザでも集中力が削がれないようにしたこと
ブログを書くために使っているブラウザはMicrosoft Edge。
なんでそんなニッチなものを使っているかというと、ブラウザ自体にGoogleアカウントを別個で紐つけたかったから。
プライベートなGoogleアカウントで使っているChromeやSafariにブログ用のGoogleアカウントを紐つけてしまうと、ブログに必須なGoogleサービスを使う際にアカウントを切り替える必要があり、それが手間だったというだけの理由です。

プロファイル切り替えも試しましたが、ブラウザ自体を分ける方がストレスがなかったんですよね。
と、前置きが長くなりましたが、Microsoft Edge上でWordpressを快適に使うために設定したことを紹介します。
ブックマークバーの非表示
まず消したのは、1番の誘惑になるブックマークバー。
あると便利なので常に表示しっぱなしになっていますが、そこに見えるTwitterやAmazonなどのアイコンはまるでブラックホールのように集中力を奪い続けていきます。
できれば消したくないとは思うものの、やはりこれが1番の集中力泥棒だということで断捨離を決意。

結果的に、視界にTwitterやAmazonのファビコンが入ってこないようになり、無意識に集中力が下がるのを防げました。
ただしブックマークが全く使えないと不便なので、新規タブのみブックマークバーを表示する設定にしました。
これなら実用性も担保しつつ、集中力を削がずに使えるようになりますね。

垂直タブバーを使用 or 全画面表示
続いて気になるのがタブ。
誘惑に負けてタブをクリックするだけでブックマークバーが出てきてしまうので、できる限りタブも見えないようにします。

そこで便利なのが垂直タブバーや全画面表示。
垂直タブバーを使用するとブラウザの左上付近にさりげなくファビコンが出るだけなので、ブログの執筆中には全目に入らないんです。これは予想以上に効果アリでした。

もしEdge以外を使っていて垂直タブバーがない場合は全画面表示もオススメ。タブバーだけでなくアドレスバーなどの集中力を阻害する要素の全てが見えなくなります。

どちらの方法をとっても、自然とブックマークを気にすることがなくなって集中できますよ。
垂直タブバーを使う場合は、タイトルバーを非表示に
タイトルバーを非表示にすると、ブラウザ最上部からバー1本分なくなって見た目がスッキリするだけでなく、1行分ほど作業領域が広がります。


まとめ:結局ブラウザで直打ちするほうがラクだった

ということでエディタでのブログ執筆には馴染めず、ブラウザ直打ちでの執筆に逆戻りすることになりました。
とはいえエディタでの執筆が失敗したことで、ブラウザでも快適に執筆できるように試行錯誤することになったことから、全く無意味だったわけではないと感じています。
また、少なくとも今の執筆スタイルでは「エディタからのコピペが手間だな」と感じてしまいましたが、いずれ執筆スタイルが変わった時にはまたエディタでの執筆も試してみるつもりです。

現状では「ブラウザ上で見出しや吹き出しなどを適応してバランスを整えながら執筆するのが向いていた」ということですね。
以上、カクタケイ(@kakutakei)でした。