こんにちは、けいたろー通信のカクタケイ(@kakutakei)です。
普段はMacユーザーなのですが、会社での業務にはWindowsマシンが必要。
今までは以前から使っていたSurface Laptop Goを使って仕事をしていましたが、性能が低いこともあってイマイチ使い勝手が悪く、使っていてじわじわとストレスが溜まる状況でした。

会計ソフトとブラウザを立ち上げるだけでファンは離陸するような勢いで唸るし、メモリは足りないし…
仕事で使うものは効率に直結するので、できれば性能が高いものを使うほうが吉。
と言うことで色々探したところ、Dell Inspiron 13(5330)が良さそうだったので導入することにしました。

購入して1ヶ月ほど経ちますが、思うこともありつつも気に入って使っています。
そこで今回は、Dell Insipiron 13(5330)を使っていて感じたことを率直に話していきます。

「不満を感じない」という最大公約数を狙った ツールとしてのパソコンだと感じました。
【Dell Inspiron 13(5330)】のレビュー
- 実用的なスペックは担保されている
- 低品質さを感じないディスプレイ
- バッテリーは軽作業で6時間ほど
- ポートは豊富に用意
- 高品質さを感じる質感
- ちょっとしたトラブルがある場合も

Dell Inspiron 13(5330)のスペック・仕様

具体的に紹介する前に、ボクが購入したDell Inspiron 13(5330)のスペックを紹介します。
【Dell Inspiron 13(5330)】の特徴
- i5-1340P&メモリ16GBで快適な動作
- 13インチ1.3kgと持ち運びもラク
- セール時なら10万円切りの激安価格
商品名 | Dell Inspiron 13(5330) |
---|---|
CPU | Intel Core i5-1340P |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 512GB SSD |
ディスプレイ | 13.3インチ 16:10(2560×1600) sRGB 99% |
サイズ | 厚み:14.35 mm~15.65 mm 幅:296.68 mm 奥行き:213.50 mm |
重さ | 1.24kg |
キーボード | JIS配列 |
購入価格 | 95,000円 参考定価:127,000円 |
発売日 | 2023年1月31日 |
今回選んだDell Inspiron 13(5330)はCPUがi5-1340Pのもので、他にi7-1360Pというよりハイスペックなものも用意されています。
i5-1340Pは最新世代のミドルクラスのCPUですが、前世代の上位のCPUと近い性能をしており、コストパフォーマンスにより優れているのが特徴です。メモリも16GBと不足なし。

i5-1340Pでも今まで使っていたSurface Laptop Goの2倍以上の性能なんです。明らかに十分なレベル。(ここ考えること)
ディスプレイはノートパソコンの中では平均的な13インチですが、解像度は2560×1600と平均以上のものを採用。近づいても荒さを感じにくいのがメリットです。
重さは1.24kgと、アルミやプラスチックを活用しながら13インチクラスのノートパソコンにしては軽めの部類に仕上げられています。
総じてスペック上は欠点のなさが目立つノートパソコンだと感じますが、驚くべきはその価格。セール時に購入したこともあり、最新のパソコンが10万円以下で購入できてしまいました。
購入時に比較した4機種
Windowsノートパソコンを購入するにあたって、比較検討していた4機種を比較してみます。
比較検討していた4機種
- Dell Inspiron 13(5330)
- Dell XPS 13 Plus
- Microsoft Surface Laptop 5
- Microsoft Surface Laptop 4
商品名 | Dell Inspiron 13(5330) | Dell XPS 13 Plus | Microsoft Surface Laptop 5 | Microsoft Surface Laptop 4 |
---|---|---|---|---|
CPU | i5-1340P 第13世代 | i5-1340P 第13世代 | i7-1255U 第12世代 | i5-1135G7 第11世代 |
メモリ | 16GB | 16GB | 16GB | 16GB |
ストレージ | 512GB | 512GB | 512GB | 512GB |
ディスプレイ | 13.3インチ 16:10 2560×1600 | 13.3インチ 16:10 1920×1200 | 13.5インチ 3:2 2256×1504 | 13.5インチ 3:2 2256×1504 |
ポート | USB-C×2 USB-A×1 HDMI 3.5mmオーディオ | USB-C×2 | USB-C×1 USB-A×1 3.5mmオーディオ | USB-C×1 USB-A×1 3.5mmオーディオ |
価格(定価) | 約12万円 | 約26万円 | 約25万円 | 約15万円 |
上記4機種を比較していましたが、性能対価格なら圧倒的にDell Inspiron 13(5330)、見栄えも性能もとるならDELL XPS 13 Plusが有力な選択肢でした。
デザインが好みなMicrosoft Surface Laptopシリーズも魅力的でしたが、搭載されているCPUが少し古く、かつ低電圧型のスペックの低いものだったのがネックに。

Surfaceはデザインだけなら圧倒的に好きなんですけど、性能と価格の折り合いがつかない……
Dell Inspiron 13(5330)かDell XPS 13 Plusのどちらかを選ぶことになりましたが、機器についているポートがDell Inspiron 13(5330)のほうが豊富だったのが追い風に。
結果的に仕事用のツールと割り切って使うため、Dell Inspiron 13(5330)を選択。
同社のフラッグシップマシンのDell XPS 13 Plusと近い性能のマシンが半額以下の価格で手に入るのはお買い得感がありますね。

普及帯の製品だけあり、必要十分な性能とコストを両立したパソコンだと言えますね。

Dell Inspiron 13(5330)の外観・デザイン

さっそくDell Inspiron 13(5330)を開封していきます。
到着したのは無地の段ボール。「開封したらMacBookみたいな箱が入ってるんだろうな」と思いながら開封してみると……


なんと商品パッケージを兼ねた梱包になっていました。
開けた瞬間には驚いてしまったんですが、エコの観点からみると無駄のないパッケージングだと感心。
ちなみにACアダプタなどもそのままIN。パッケージ全体を確認してみても、なにひとつプラスチックを使っていませんでした。

ACアダプタや簡易的な説明書を取り出し。これだけだとACアダプタは小さく見えるんですが……


iPhone 14 Proと比べてみると、その大きさにびっくり。出力もすごいのかと思えば、65Wと一般的でした。
本体への給電はUSB-Cを採用。専用端子でないのだけは褒められるポイントです。

1時間で最大80%充電できるExpressCharge(急速充電)にも対応しています。

Dell Inspiron 13(5330)本体を取り出し。天板はシンプルなシルバーのアルミ製。
中央にはメッキ部品でDellのロゴが入っていました。


裏返してみると、裏は表面とちがってゴチャっとした印象。
吸気用のスリットが左から右までびっしりとレイアウトされており、冷却に関しては心配なさそうです。排気用のスリットはヒンジ部分に隠されていました。

横から見るとエッジ部分で薄く見えるデザインを採用。
全体の厚みは約14~16mmほどとそこまで薄くはないんですが、数字以上に薄く見えてスッキリした印象です。

13インチクラスということもあり持ち運びは容易。
約1.3kgと軽めの重量なこともあり、外出先はもちろん、宅内でもサッと持って移動できる自由さが魅力的。

ディスプレイを開くところには引っ掛かりなどはありませんが、斜めにカットされているのでどこでも指をひっかけて開閉できるようになっています。


ディスプレイを開くとチルトアップヒンジで奥側が持ち上がる仕様。ごくわずかですがキーボードに傾斜がつくのでタイピングしやすくなりますね。
開閉角度は最大135°でストップ。自分だけが使うなら十分な角度ですが、向かい側にいる相手に共有したい時にはすこしだけ不便かも。

とはいえ、膝において使う際にもみやすい角度となっており、使っていて不自由さを感じることはなし。
電車や移動中の車内など、さまざまなシーンで活躍してくれますね。

ディスプレイの表面はアンチグレアになっています。
上の写真は明るさを持ち上げていますが、それでも映り込みはほとんどありません。


ディスプレイ上部にはFHD解像度のインカメラを搭載。
プライバシーシャッターも搭載されているので、不要な場合はシャッターを閉じておけば見られている不安もなく安心して使えるようになります。

キーボードは一般的なJIS配列を採用。筐体の端から端までキーボードがレイアウトされているため、最大限余裕があってGood。


一部スペースキーやエンターキー付近などは隣とくっついているタイプですが、1ヶ月ほど使っていても誤操作はなく、普通に使える部類だと感じています。


キーピッチは約19mm、キーストロークは約1.5mmとノートパソコンにしては余裕があります。
打鍵感は薄型ですがしっかりと重さがあり、安定したタイピングが可能。タイプ音もそこまで大きくないので自宅リビングなどでも気兼ねなく使えます。

キーボードはバックライト付きなので、雰囲気の良いカフェなどでも使いやすいのが嬉しいところ。
もちろんバッテリー寿命を考慮して、オフにして使うこともできます。

最上段はショートカットキーになっており、音量やバックライトの調整、外部ディスプレイへの投影状態などをワンタッチで設定できます。
ファンクションロックをかけることで、通常のファンクションキーとしての使用も可能です。

キーボード右上の電源キーは指紋認証センサーとの兼用タイプ。
ログインやパスワードの自動入力などは指を添えるだけで処理でき、パスワード入力の手間をほとんどなくせます。

覗き見による不正なログインを防げるようにもなるので、指紋センサーの搭載は嬉しいポイントです。

トラックパッドも13インチのノートパソコンにしてはかなり大きめ。
ディスプレイが非タッチパネルなので操作は全てトラックパッドやマウスになりますが、これだけ広ければマウスなしでも快適に使えます。


本体左側にはUSB-C×2とHDMIが、右側にはUSB-A×1と3.5mmオーディオがレイアウト。
昨今のモバイルノートにしては豊富な端子をしており、これだけでもDell Inspiron 13(5330)を選ぶ理由になりそうです。



ちなみに本体に貼られている3種類のシール(指紋認証ロゴ・TUVロゴ・Intelロゴ)は全て剥がせます。
ただTUVロゴとIntelロゴのシールは粘着力が強いので、本体に傷をつけないように爪などでじわじわと剥がすのが最良。粘着も残りますが、消しゴムなどで擦ればキレイに落ちますよ。

Dell Inspiron 13(5330)で原神をプレイ、動作を確認する

パソコンにとって大事なスペックですが、ベンチマークなどの数字だとイマイチ実際の使用感が伝わりにくいのがネック。
そこでヘビー級ゲームとして名高い原神をプレイしてスペックを確認してみたところ、はっきり言って「かなり厳しい」と感じました。
ですがあくまでもDell Inspiron 13(5330)は実用的なモバイルノート。ゲーミングノートではないことを考えると、かなり奮闘しているとも感じます。

初回起動時の設定は「中」がデフォルト設定。フルスクリーンなので解像度は2560×1600、60fps上限となっていました。
そのまま璃月の街を散策してみましたが、ハッキリと言えば動作はかなり厳しめ。
フレームレートは60fpsまで出ておらず、「おそらく30fpsも出ていないのでは?」というレベルのカクツキ具合でした。
その後、設定を「低」に変更(60fps上限は変更せず)試したところ、多少フレームレートは改善されたもののそれでも重いと言う結果に。

さらに設定を「低」のまま解像度を1920×1080まで落としたところ、やっと軽く戦闘できるくらいまで改善することができました。
おそらく解像度の2560×1600がネックの様子。1920×1080の1.8倍ほどの負荷になるので、i5-1340Pでは耐えられなかったようです。
- 初期設定:2560×1600 / グラフィック設定「中」/ 上限60fps
- 30fpsすら怪しいくらいのガクガクさ
- 最終的な設定:1920×1080 / グラフィック設定「低」/ 上限60fps
- 60fpsまでは出ないものの、戦闘も含めたプレイができるくらい
また、パフォーマンスだけでなくバッテリー消費もかなり多め。
ゲーム開始時には91%あったバッテリー残量は、たった20分ほどの上記テストを行なっているだけで76%まで減少してしまいました。
この消費量では、満充電でも2時間ほどしかバッテリーは持たないという厳しい結果に。

本体から発生する熱も大きく、ゲームプレイ時に使うWASDキーの付近はさわれないほどではないものの、長時間はムリだなと感じるほど。
それでも原神起動中はファンが常に最高スピードで回っており、できる限りの冷却はしている様子でした。


Dell Inspiron 13(5330)に搭載されているi5-1340Pは決して低性能なことはなく、ベンチマーク(左図)だけならゲーミングUMPCに搭載されているRyzen 7 6800Uの全体スコアを上回っているほど。
ですがグラフィック性能(右図)だけ見てみるとi5-1340Pは6800Uの半分ほどの性能しかなく、そこがボトルネックになっている様子でした。

とはいえモバイルノートと考えると、原神がプレイできること自体が驚異的なことだったりします。スペック的にはかなり優秀な部類です。
Dell Inspiron 13(5330)を使って感じたこと・レビュー
続いて、Dell Inspiron 13(5330)を一般的な用途で使って感じたことを紹介していきます。
実用的なスペックは担保されている

Dell Inspiron 13(5330)を会社で使い始めましたが、Microsoft Officeや会計ソフトが中心の事務作業を行なっていても遅さを感じることはなく、実用的なスペックは担保されていると感じました。
低スペックなパソコンだとブラウザなどの一般的なアプリを立ち上げる際にもひっかかるような遅さを感じることがありますが、そういったこともほとんどありませんでした。

そのストレスのない動作は標準電圧のCPUが搭載されているおかげですが、このサイズのノートパソコンに搭載すると気になるのが冷却関係。
冷却が不足しがちでファンの音が大きいことを想像していましたが、軽作業であれば緩やかに回っているだけ。おかげで普段はファンの音に集中を阻害されることもなく、安定して作業することができました。
なんとか一般的な作業でファンをうるさくしてみようと試してみたところ、充電しながらの作業時にはファンが唸りをあげるシーンがありましたが、それ以外はほとんどうるさくなることはありませんでした。

先ほどの原神のようなヘビーなアプリを使うと、もちろんファンが唸りをあげます。常に静かなわけではありません。
低品質さを感じないディスプレイ

昨今のスマホのディスプレイはキレイになりすぎていて、あのクオリティに慣れているとパソコンは荒さが目立つように感じてしまいがち。
ですがDell Inspiron 13(5330)は一般的なノートパソコンより高解像度(2560×1600)なディスプレイを使っているので、荒さが目立つことはなし。ベゼルも細めに作られており、低品質さを感じることはありません。
ディスプレイの表面にはアンチグレア(低反射)を採用しており、ライトなどの映り込みを気にすることなく安定して作業できるのもGood。
カフェや電車の中、会社といった環境に左右されず、いつでも安定して使いやすいのも魅力的です。

またsRGBを99%カバーしており、色の再現性も良好。普段使いでのメリットは感じにくいですが、逆に色が変に見えるデメリットを感じることもないということ。
Dell Inspiron 13(5330)より高品質なディスプレイを使ったパソコンもたくさんありますが、このクオリティなら十分です。

簡単な写真の編集やイラスト、グラフィックデザインといった色を扱う作業をするのにも使えますよ。
バッテリーは軽作業で6時間ほど

Dell Inspiron 13(5330)は標準電圧のCPUに高解像度なディスプレイを搭載している都合上、バッテリーの持ちは悪くもなく良くもなくといったところ。
実際にバッテリーのみで作業してみましたが、事務作業などの軽作業であれば約6時間ほど作業を続けたところでバッテリー切れに。CADや動画編集、イラレ・フォトショといった重めの作業をしなければ及第点かと思います。
感覚的には「大学生や外回りのサラリーマンのような使い方なら十分」というレベルで、「メインマシンとして朝から晩までガッツリ」というのは厳しいといった印象です。
ただしこのバッテリー持続時間は13インチサイズに高性能を詰め込んだからこそ。スペックを下げればバッテリー持続時間はもっと長くなったハズですが、それでは意味ないんですよね。
コンパクト高スペックなところに魅力を感じて選んだので、バッテリー持続時間はトレードオフだと考えています。

あくまでパソコンなので、スマホのように1日しっかり電池は持ちません。念のため期待しすぎずに使うのが吉。
丸一日使うなら充電器を持ち運ぼう
もし丸一日使い続けるなら、途中で充電できるのが理想。付属の充電器は大きく重たいので、社外品のコンパクトなものに置き換えるのはほぼ必須です。
おすすめは以下の3種類。決まった場所で充電するだけなら充電器を、移動しながらも充電したいならバッテリー一体型の充電器を選ぶといいでしょう。
Anker NanoⅡ 65W(1ポート)
1ポート65Wのコンパクトな充電器。なにより小ささを重要視するならこれ。
CIO NovaPort SLIM Duo 65W(2ポート)
2ポート最大65Wで使えるフリスクサイズの充電器。65Wで使うなら1ポートしか使えないが、万が一の時などにスマホを充電する余裕もある。
Anker 733 Power Bank(バッテリー一体型)
バッテリー一体型の充電器。コンセントに挿して充電器としてつかうなら65W、モバイルバッテリーとしても30Wで出力できるので、移動しながらでも充電できる優れもの。


ケーブルは取り回しやすさが魅力のCIO 柔らかいシリコンケーブルがオススメです。

ポートは豊富に用意

Dell Inspiron 13(5330)にはデータのやり取りができるポートが3つ搭載されていることもあり、仕事で使っていても不満を感じたことはいまのところなし。おそらく今後にもないはず。
左にはUSB-Cが2つとHDMI、右にはUSB-Aが1つと3.5mmオーディオが用意。

中でも過去のポートになりつつあるUSB-AやHDMIが用意されているのは、仕事や学業といった用途で使われる実用品のノートパソコンとしては素直に高評価できるポイントです。
唯一SDカードスロット(Micro SD含む)がないのが気になりますが、今はもうカメラユーザーくらいしか使わなくなっているのも事実。もし必要な時にはAnkerのSDカードアダプタを使ってカバーすればOKです。

普段はUSB-Cポートを利用し、外部ディスプレイへの映像出力と本体への給電を同時におこなっています。やはり自宅や会社での仕事なら、ノートパソコンのディスプレイより大きくて見やすくなる外部ディスプレイは必須。
ひと昔前なら「HDMIと充電器をつないで……」とごちゃごちゃになって億劫でしたが、今はケーブル1本でラクに行えるんだからやらない手はありません。

USB Power Delivery対応の外部ディスプレイは最安2万円前後から買えるので、奮発して用意すると家での作業がとてもラクになりますよ。
高品質さを感じる質感

Dell Inspiron 13(5330)は天板やパームレストにアルミを用いることで普及帯のPCながらも質感が高く仕上げられており、価格を考えると「いいものを買ったな」という気持ちになる仕上がりです。
キーボードも樹脂剥き出しではなく表面にシボ(ザラザラ加工)が入っていたり、文字もバックライトが抜けるようになっていたりと手が込んでおり、よくここまでコストをかけられるなと感心するほど。

しかし価格なりのところがないわけではなく、キーボード面はタイプしているとわずかなたわみを感じますし、ディスプレイを開く時にも若干のしなりを感じます。
Dell Inspiron 13(5330)はアルミユニボディやガラスパネルを多用した高級なノートパソコンではないため、そこまでのクオリティを求めるのは酷。
実用品として問題のない質感・強度に仕上がっており、多くを求めなければ十分満足できるクオリティです。

底面や液晶のベゼルがプラスチックだったりしますが、持ち運びや開閉時に触るだけなので、全く気になりません。
ちょっとしたトラブルがある場合も
Dell Inspiron 13(5330)は価格と性能を考えるとコストパフォーマンスに優れているのが魅力なんですが、ボクが購入した個体では運が悪かったのかちょっとしたトラブルあり。
今のところ起きているのは以下の2つ。
- 液晶右下のバックライト漏れ
- 輝度100%に近いときにわずかに見える程度(黒背景のみ)
- 小さな異音
- 動作中に左側からジジジという音が聞こえる、静かな場所だと気づく程度
- 外部ディスプレイに接続しても認識しない
- ディスプレイの再起動で治る場合が多い、メーカーにより相性がある様子
上記の問題はいまだに解決していないんですが、いろいろ調べている過程で初期不良やサポートの質の低さも目に入ってきてしまい、対応するのが億劫に。
一度はDellのサポートから問い合わせようとしましたが、イマイチ案内が複雑でどこに連絡したら良いかがわからずに諦めました。どちらも深刻ではないということで絶賛放置しています。
こういったトラブルは慣れている人ならある程度の判断はできますが、これが初めてのパソコンで起きたら相当に嫌な思いをすることになりそうなのが残念なポイントです。

トラブルはどのパソコンでもつきものですが、対応が手厚いメーカーのほうが安心して使えますよね。

Dell Inspiron 13(5330)はオススメできるの?
Dell Inspiron 13(5330)はこんな人にオススメ
- 道具として実用的なノートパソコンが欲しい
- コンパクトで高性能なマシンがいい
- パソコンに多少慣れている
Dell Inspiron 13(5330)は、道具としての実用的なノートパソコンが欲しいと思っている人にオススメできるノートパソコン。
各社のハイエンドマシンのような極端な薄さや軽さ、高級な素材を用いたなどの特徴はありませんが、8割の人がこれでいいと思えるような「定番品」としてはかなりいい線を行っています。
標準電圧のCPUや16GBのメモリなど性能面も充実していながら、セール時には9万円台になるコストパフォーマンスの高さも魅力的です。
パソコンに対しての苦手意識がない人、多少慣れている中級者レベルの人にとっては、価格と性能を両立した極めて良い選択肢です。

価格も控えめながら、ストレスなく使えるスペックに仕上げられており、予算に限りのある人にとってはピッタリの選択肢になります。
逆にあまりオススメできない人
- パソコンに苦手意識がある
- 初めてのパソコンを買う
- 安心感を重視したい
逆にDell Inspiron 13(5330)をオススメできないのは、これから初めてパソコンを触ったり、普段から使っていてもなんとなく苦手意識のある場合。
初期不良の可能性やサポートの難解さ、思ったよりもたないバッテリーなど、不慣れな人には少しハードルが高めです。
ノートパソコンの中では比較的低価格な10万円という価格も、買ってから「なんだか使いにくいし何かあった時に困るし」と気掛かりなまま使うにはちょっと厳しいですよね。
もしパソコンに対して苦手意識があるのならばDell Inspiron 13(5330)ではなく、Apple MacBook AirやVAIO SX14、富士通 LAVIE N13などのサポートの充実している大手メーカーの製品を選んでおくほうが無難です。
Dell Inspiron 13(5330)は、実用的なノートとしては最高レベル。だけど初心者にはオススメしづらい。
Dell Inspiron 13(5330)をレビューしました。

【Dell Inspiron 13(5330)】のレビュー
- 実用的なスペックは担保されている
- 低品質さを感じないディスプレイ
- バッテリーは軽作業で6時間ほど
- ポートは豊富に用意
- 高品質さを感じる質感
- ちょっとしたトラブルがある場合も
購入して使ってみて感じたことを正直にお伝えしました。
ボク個人としては会社で使うために過不足ない快適さを求めていたこともあり、Dell Inspiron 13(5330)はとてもちょうど良い選択肢だったと感じています。
ただし初期不良の確率やサポートの質の低さなど、万人に両手をあげてオススメできるわけではないのが少し残念なところ。
ボク自信もトラブルにあたっており、後悔こそしていないものの「面倒だな」と感じてしまったのも事実です。
そのハードルさえ乗り越えてしまえば、コストパフォーマンスの優れたノートパソコンだと感じます。少なくとも、最新世代のi5-1340Pを搭載したパソコンがセール期間とはいえ、9万円台で購入できるのはお買い得すぎです。

まだ発売して半年も経ってないのに、25%オフはヤバすぎです。
DellのPCはどれもユニクロのジーパンのように「値段もそこそこでしっかり使える実用品」という印象が強く、ツールとしての役割をしっかりと果たしてくれる良い製品だと感じてます。
パソコンに慣れた中級者向けだと結論づけましたが、トラブルが起きても対処できる環境であれば、万人におすすめできる優秀な実用ノートパソコンです。
以上、カクタケイ(@kakutakei)でした。

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DellのPCを買うなら公式サイトがオススメ
Dellは家電量販店の販売より直販に力を入れており、セール時には他の追随を許さないほどの価格になります。
今回購入したDell Inspiron 13(5330)も通常時は127,000円ですが、セール時だったので95,000円(25%オフ)で購入することができました。
ボクは即納モデルという納期が短いモデルを選びましたが、直販ならではのカスタマイズできるモデルも用意。
CPUやメモリ、本体の色などを自分の求めるスペックに合わせて選択できるので、予算に合わせたパソコン選びもカンタンです。

価格は流動的なので、Amazonなどの通販サイトとDellの直販サイトの必ず両方の価格を確認してから購入しましょう!