こんにちは、けいたろー通信のカクタケイ(@kakutakei)です。
スマホを充電する際に必ずお世話になるのがケーブル。ワイヤレス充電という選択肢もありますが、充電スピードや出先への持ち運びのことを考えると、まだまだ有線での充電が主流です。

ボクもワイヤレス充電対応のiPhone 14 ProやPixel 7などを使っていますが、どちらも有線で充電するようにしています。
とはいえ、有線での充電はケーブルが絡まってイライラしたり、使っているうちに断線して充電が途切れるようになってしまったりと、気になるところがあるのも事実。
その不満を解決すべく、CIOの柔らかいシリコンケーブルを導入しました。

CIO 柔らかいシリコンケーブルは、シリコンを使うことで一般的なケーブルより柔らかく絡まりにくくした製品。
絡まりにくさを活かして、普段から持ち運び用として使うのにも最適。最大3Aでの高速充電(USB PowerDelivery)にも対応しているので、充電用ケーブルとしては決定版と言えるほど秀逸さです。
しかも柔らかいだけではなく、30,000回の折り曲げテストにも耐えられる耐久性。断線の心配もほぼありません。
ただしデータ転送速度が遅いので、4K動画などをカメラやスマホからパソコンに送ったりといった使い方には不向き。充電用のケーブルとして割り切って使うのがおすすめです。
というわけで今回は、CIO 柔らかいシリコンケーブルのメリットやデメリットについて、実際に使った視点で紹介します。

競合のAnker PowerLineⅢ Flowとの比較や、おすすめの充電器も紹介しています。ぜひ最後まで読んでみてください。

CIO 柔らかいシリコンケーブルの外観・仕様

さっそくCIO 柔らかいシリコンケーブルを開封していきます。
今回購入したのは、USB-A to C 1.0mと、USB-C to Lightning 1.0mの2本です。
CIO 柔らかいシリコンケーブル | |
---|---|
長さ | 1.0m・2.0m |
ケーブルの種類 | USB-A to USB-C USB-A to Lightning USB-C to USB-C USB-C to Lightning |
規格 | USB2.0 最大480Mbps |
色 | ホワイト パープル ピンク ブラック グレー |
価格(USB-C) | 1.0m:〜1,716円 2.0m:〜2,024円 |
価格(Lightning) | 1.0m:〜2,134円 2.0m:〜2,310円 |

パッケージからどちらも出してみました。入っているのはケーブル本体とケーブルバンド、簡単な説明書の3点です。
ちなみにケーブルバンドはロゴ入りのベルクロタイプです。

ケーブルを解いてみました。
0の形に丸めていたのにも関わらず、ケーブルバンドを外しただけでこのとおり。折り目のつき方が弱く、この時点ですでに柔らかいシリコンケーブルの実力を信用できます。

ケーブルの被覆を確認。かなりサラサラスベスベ系のタッチで、手で触っても不思議とまとわりつくような感じなどもありません。
白だと汚れやヘタリが目立ちそうですが、ナイロンメッシュとは違い、うすめた中性洗剤でキレイに汚れを落として使えるのは嬉しいですね。

端子部分を拡大。両端ともCIOのロゴ入りなだけのシンプルさで、端子部分の径は少し大きめかも。

ケース付きのiPhoneで試してみたところ、ケースによっては結構ギリギリかも。
端子部分の穴が広めにとってあるものなら大丈夫だと思いますが、まれにあるギリギリサイズのものだと物によってはNGかもしれません。
CIO 柔らかいシリコンケーブルのメリット
つづいて、実際にCIO 柔らかいシリコンケーブルを使ってみて感じたメリットについて紹介します。
キツめに縛っても絡まらないので家でも持ち運びでも使いやすい

CIO 柔らかいシリコンケーブルの1番のメリットはやはり、全くと言っていいほど絡まらないこと。
ぐるぐると小さく巻いても問題なく、多少の巻きグセはつくものの絡まらずにサッとほどけます。
キツめに縛っても大丈夫なので、くるくると束ねてバッグの中に入れて持ち運ぶのに最適です。

バッグから取り出したら絡まってて使いづらい……なんてことがないんです。

柔らかいので耐久性が不安ですが、30,000回の折り曲げテストをクリアしているので、断線の心配はほとんどなし。CIOは大阪にある日本のメーカーということも考えると、安心して使えますね。

シリコンでできているのに耐久性はバツグン!柔らかいからといって不安になる必要はまったくありません。
仕様の組み合わせが豊富で選びやすい

CIO 柔らかいシリコンケーブルは仕様の組み合わせが豊富なので、自分にぴったりのケーブルが必ず見つかります。
端子はUSB-AかUSB-Cのどちらかを選択。使っているモバイルバッテリーや充電器に合わせてチョイス。ちなみに、今からあたらしくそろえるならUSB-Cを選ぶのがベストです。
長さも、「持ち運びやすい1.0m」と「ベッドや部屋などで使いやすい2.0m」の好きな方を選べます。

Androidスマホの人はUSB-Cを、iPhoneの人はLightningを選べばOK!

色も使っているものに合わせて選べる5色をラインナップ。
シンプルで使いやすいブラック・ホワイト以外に、iPhoneやGalaxyなどの売れ筋スマホに合わせたピンク・パープル・グレーなどが用意されています。
使っているスマホやモバイルバッテリーと組み合わせたり、今年のイメージカラーなどと合わせて使うのがおすすめです。

CIOの充電器やモバイルバッテリーと色を合わせられればいいんですが、残念ながらラインナップには同色のものがなかったのが残念です。
USB PDやiPhoneの高速充電に対応

CIO 柔らかいシリコンケーブルは最大3Aの高速充電(USB PD)に対応。タブレットやモバイルバッテリーのような大容量のものでもスピーディに充電できるんです。

もちろんLightningもしっかりとAppleの認証「Made for iPhone」を取得しているので、安心して高速充電が可能です。
さらにUSB-C to USB-Cのケーブルのみ最大100Wまで耐えられるので、MacBookやSurfaceなどのノートパソコンも最高効率で充電することも可能。クラムシェルモードでノートパソコンを活用している人にとってはこれ以上ない使い勝手のケーブルです。

USB-C to USB-Cは規格上、高速充電非対応のものは存在しませんが、「対応」と書いてあると安心して使えますよね。
CIO 柔らかいシリコンケーブルのデメリット
続いて、CIO 柔らかいシリコンケーブルの気になったデメリットが1点だけあったので紹介します。
秒間60MBの低速なデータ転送速度

CIO 柔らかいシリコンケーブルの規格はUSB2.0。データ転送速度は480Mbps(秒間60MB)までと低速なので、4K動画などの容量の大きいデータ転送には向いていません。
まったく使えないというわけではなく、時間をかければ転送できますが、それなら最初からデータ転送の速いケーブルを買っておくのが無難です。

Lightningは規格上USB2.0のものしかありませんが、USB-CケーブルでUSB2.0だとちょっと残念。
もしUSB-Cケーブルでデータ転送でも使うことがあるなら、同社のUSB3.1 Gen2に対応したケーブルがおすすめです。

競合のAnker PowerLine Ⅲ Flowと比較

CIO 柔らかいシリコンケーブルには、競合するライバル、Anker PowerLine Ⅲ Flowという製品があるので、比較してみました。
結論としてはどちらも価格・仕様などがほとんど同じなので、使いたい色や端子で選べばOKという結論になりました。
CIO 柔らかいシリコンケーブル | Anker PowerLine Ⅲ Flow | |
---|---|---|
長さ | 1.0m・2.0m | 0.9m・1.8m |
ケーブルの種類 | USB-A to USB-C USB-A to Lightning USB-C to USB-C USB-C to Lightning | USB-C to USB-C USB-C to Lightning |
規格 | USB2.0 最大480Mbps | USB2.0 最大480Mbps |
折り曲げテスト回数 | 30,000回 | 25,000回 |
色 | ホワイト パープル ピンク ブラック グレー | ミッドナイトブラック ミントグリーン クラウドホワイト コーラルピンク ラベンダーグレー アイスブルー レモンイエロー |
価格(USB-C) | 1.0m:〜1,716円 2.0m:〜2,024円 | 0.9m:1,790円〜 1.8m:1,890円〜 |
価格(Lightning) | 1.0m:〜2,134円 2.0m:〜2,310円 | 0.9m:2,190円〜 1.8m:2,290円〜 |
どちらも1m・2m前後のケーブル長だったり、カラーラインナップが豊富だったりと、普段使いする上で差が出る部分はほとんどありません。

折り曲げテストの回数もCIOが30,000回、Ankerが25,000回と差はありますが、実用面で大きな差は出てきません。

ただし明確に異なるのは、CIOの柔らかいシリコンケーブルのみUSB-Aにも対応していること。
今使っている充電器やモバイルバッテリーがUSB-Aだったり、パソコンとスマホなどのちょっとしたデータ転送にも使うという場合は、CIOのケーブルを選ぶべきですね。
逆に、上記のような理由がなければ、どちらの製品を選んでも大丈夫。
「ちょっと長いからCIOの方がいい!」「ラベンダーグレーが可愛いからAnker!」と、色や長さなどで気楽に決めればOKです。

ちなみに、どちらのケーブルにも付属品としてケーブルバンドがついてきます。CIOはベルクロタイプ、Ankerはシリコンバンドです。
どちらも持ち運び時に便利に使っていますが、個人的にはCIOのほうがおすすめ。
CIOのベルクロタイプはバッグのなかでもしっかりと束ねたままでしたが、Ankerのシリコンバンドは止める部分が弱いため、バッグの中でほどけてしまうことがありました。

CIO 柔らかいシリコンケーブルと」一緒に使うとおすすめの充電器
CIO 柔らかいシリコンケーブルと合わせて使うのにおすすめの充電器を紹介します。
ベルモンド Ultra mini 30W:自宅用のコンパクトタイプ

自宅で使ったり持ち運んで使うなら、ベルモンド Ultra mini 30Wがおすすめ。
30Wの高出力で高速充電に対応しながら、手のひらサイズのコンパクトさなので持ち運んでもかさばりません。
隣のプラグの邪魔をしないので、延長コードを使っていても邪魔にならずに使えます。

Anker 521 PowerBank:バッテリー内蔵の持ち運び用

持ち運びメインで使うなら、Anker 521 PowerBankがおすすめ。
コンセントに直接さして使うACアダプタタイプのモバイルバッテリーなので、自宅でアダプタとして使いつつ、外出時はそのまま引き抜いて持ち出せばモバイルバッテリーに。スマホ・モバイルバッテリーともに充電忘れをすることもありません。
コンセントに直接させば45W、モバイルバッテリーとしても20Wの高出力なので、どこでも場所を選ばずに高速充電ができるすぐれものです。
まったく絡まらない最強の充電用ケーブル

CIO 柔らかいシリコンケーブルを使い始めたことで、ケーブルにありがちな絡まりがなくなり、イライラすることが全くなくなりました。
ケーブルなのに絡まらないので使い勝手がよく、自宅のみならず持ち運び時のケーブルとしても相性抜群。メインで使うケーブルのほとんどを置き換えることでプチイライラがなくなって最高です。
たかがケーブル、されどケーブル。2,000円以下の投資で些細なストレスとおさらばできる優秀な製品なので、気になった方はとりあえず1本買ってみることをおすすめします。

このケーブル以外はつかえなくなるほど優秀なので、ぜひ使ってみてください。
以上、カクタケイ(@kakutakei)でした。
