こんにちは、けいたろー通信のカクタケイ(@kakutakei)です。
MacBookなどをクラムシェルモードで使う際にあると便利なのが縦置きノートパソコンスタンド。省スペース化できるのでデスクを思いっきり使えるようになる必須級アイテムです。
ただネックなのが多くのものがアルミ製のものばかりなこと。クールな雰囲気でカッコいいんですが、机によっては雰囲気が合わなかったりもしますよね。

ボクが使っているヒノキ天板の机にもイマイチ合わないかなぁと感じていました。
そこで色々探していてピンと来たのがコレ。HumanCentric(ヒューマンセントリック)というブランドのVertical Laptop Standです。

ウォルナットの曲げ木を用いた縦置きのノートパソコンスタンドなんですが、この見た目がなんといっても最高。木の質感を存分に活かしたオシャレなデザインが何よりの魅力です。
幅も自由に調整できるので、使っているパソコンに合わせられるのも優秀なポイント。
デスクツールブランドといえば、GrovemadeやSatechi、TwelveSouthなどが有名で、デスクセットアップを考えている人ならどれか一つくらいは聞いたことあるはず。
HumanCentricは日本では全然知られていないマイナーなブランドなんですが、扱っている製品はどれもデスクの上で存在感バツグンでオシャレな製品ばかり。

中でもVertical Laptop StandやDesk Shelfはマジでカッコイイんですよ。
というわけで今回はVertical Laptop Standについて、HumanCentric製品の魅力を伝えるために写真多めでレビューしていきます。

HumanCentric Vertical Laptop Standの特徴・メリット
まずはHumanCentric Vertical Laptop Standの特徴から確認していきます。
【HumanCentric Vertical Laptop Stand】の特徴
- 木目の美しさを活かしたデザイン
- MacBookをフェルトで優しくホールド
- ウォルナット・メープル・革張りから選べる
- 幅13〜38mmまで自在、どんなパソコンにも合わせられる
木目の美しさを活かしたデザイン

木目の持つ美しさを存分に活かしたのがこのスタンドの最大の魅力。
大きく目に飛びこんでくるウォルナットはクリア塗装が施されており、その艶やかさと木目の繊細さのおかげで「イイ物感」が漂ってきています。

ちょっとしたポイントですが、HumanCentricのスタンドにはあえて合板を使用。
合板でないとできない曲げ木加工をすることで、直線的なデザインになりがちな木材らしくない、手の込んだデザインにしているんです。

木材といえば無垢材を想像しますが、この造形は無垢材では実現できないんです。合板を活かすデザインがめちゃくちゃカッコイイ……。
MacBookをフェルトで優しくホールド

スタンドの内側には高品質なフェルトを使用。ノートパソコンを立てても硬い部分に触れることなく優しくホールドしてくれます。
底面にはフェルトではなく高強度のラバーを使っているので、ヒンジ部分に吸排気口があるノートパソコンでもホコリを吸わない安心仕様です。
ウォルナット・メープル・革張りから選べる

今回購入したのは濃色系木材のウォルナットですが、他にも淡色系木材のメープルや革張りのブラック・コニャックから選べます。


ノートパソコンスタンドでレザーを使っているものはかなり珍しく、木目とはまた違ったシックで大人な雰囲気のデスクにピッタリです。

ブラックのレザーも悩んだんですが、デスクの他のものにあわせてウォルナットにしました。他の物の組み合わせで考えるといいかも!
幅13mm〜38mmまで自在、どんなパソコンにも合わせられる

ノートパソコンの縦置きスタンドというと、幅が決まってたりしてイマイチ合わないものも多いんですが、Vertical Laptop Standは幅13mm〜38mmまで自由に調整できるんです。
なのでパソコンを買い替えても大丈夫ですし、ケースをつけても大丈夫。
激厚ゲーミングPCのAlienwareですら30mmほどなので、実質ほぼ全てのノートパソコンに対応しているといっても過言ではないんです。

あえて緩めにして斜めに立てかけるのもアリなんですが、まっすぐ立てた方がカッコよく見えます!

HumanCentric Vertical Laptop Standの外観・デザイン

HumanCentric Vertical Laptop Standを開封していきつつ、より細かくディテールを確認していきます。
サイズ (長さ × 奥行き × 高さ) | 185 × 91〜117 × 57 mm |
対応しているPCの厚み | 12.7 〜 38.1mm (0.5 〜 1.5インチ) |
重さ | 449g |
ラインナップ | ウォルナット(合板) メープル(合板) ブラックレザー コニャックレザー |
価格(公式サイト) | 39.99米ドル |
内容物はスタンド本体と調整用の六角レンチ、調整の説明書とブランドのリーフレット。

寸法は以下の通り。幅は185mmとスタンドにしては標準的。奥行きは立てるPCの厚みによって変わりますが、最大120mmほどと意外とスリムです。

何度見ても美しく感じるこの木目。表面にはクリア塗装が施されており、ウォルナットの色と木目の魅力が最大限引き出されています。

カーブのところの変化もめちゃくちゃキレイ。手でなでてみてもとてもスムーズ。ヒビやワレなどももちろんなし。
木目は個体によって異なるので、どんなものかは届く時までのお楽しみ。2面あるので、片面があまり好きでなくても前後を変えてしまえばOKです。

HumanCentricのブランドロゴはスタンド内側の底部と裏面にしかなく、一切ブランドを強調せずにデザインと質感で魅せる感がすごい。
デスクに置いた時には質感の高さが際立ち、かなりの存在感があります。所有欲をガッツリ満たしてくれるので、デスクでの作業を今まで以上に楽しくさせてくれます。

底面にはほとんど全体を覆うように、大きな滑り止めゴムが貼られています。449gの重量に加えてこのしっかりした滑り止めゴムのおかげで安定感はバツグンです。
また、幅を調整するためのネジも底面からアクセスできます。詳しくはまた後述。


「このクオリティで39.99ドルなのはちょっと安すぎるのでは?」とすら感じます。それくらい高クオリティで、満足度はかなり高いです。
実際に使ってみる
手持ちのノートパソコン3台をHumanCentric Vertical Laptop Standに立ててみました。
とはいえ、厚みに合わせて幅が調整できるので、どのパソコンでもしっかり使えました。

地味なポイントですが、立てた時に机とのクリアランスがあるので、斜めに差しこんでパソコンを角からぶつけることもありません。
MacBook Pro 16インチ(M1 Pro,2021)

ノートパソコンとしてはほぼ最大サイズのMacBook Pro 16インチでもブレずに立ちます。勝手に倒れそうな感じも全くなし。
Satechiのハードケースをつけて3mmほど分厚くなっていますが、それでも全く問題ありません。
MacBook Pro 13インチ(M1,2020)

天板が柔らかい丸みを帯びている旧デザインのMacBook Pro 13インチでも安定していました。
Surface Laptop Go

ちょっと小さい12インチクラスのSurface Laptop Goでも問題なし。くさび形形状で厚みに差があるので、ぶ厚い方に合わせればOK。

HumanCentric Vertical Laptop Standのデメリット・気になるところ
HumanCentric Vertical Laptop Standを使ってみて感じたデメリット・気になるところを2点紹介します。
調整が難しい

1番気になったのが調整が難しいこと。
「片側2本のネジを緩めてスライド→ネジを締めて固定」と文字にすると簡単なんですが、実際にやってみると、ネジとスライドレールにゆとりがあるので、斜めになってしまいがちなんですよね。しかもネジを締める時にも動いてしまうおまけ付き。
一度設定してしまえばしばらくは変えないので「まぁ1回くらいなら……」という感じなんですが、その最初の1回がとても大変なのがネックです。

斜めにならない設計なら完璧でした。最初の1回だけなのでギリギリ許せるところです。

説明書にはパソコンを挟んで調整する絵があるんですが、ほんとに絵の通りにやるのが吉。
ノートパソコンだけ挟むとピッタリで使いづらくなってしまうので、4つ折りにしたメモ用紙を挟んだりしてわずかに隙間を作るのがおすすめです。

よほど分厚いノートパソコンじゃなければ、片側だけ動かしても問題ありません。両側動かすのはマジで至難の技です。
買うのがすこし大変(個人輸入/独自仕入れから買う)
レビューしているVertical Laptop Standに限らず、HumanCentric製品は日本から買うのがすこし大変。
2023年5月現在、日本で購入する方法は2種類あります。
Amazon.comから個人輸入 | 独自仕入れ在庫から買う | |
---|---|---|
価格 | 約7,500円 (本体39.99ドル+送料12.42ドル+関税) | 8,000円〜 (店舗による) |
メリット | 必ず最安値で手に入る 新品未開封の安心がある | 在庫があればすぐに手に入る 為替レート・決済の心配がない |
デメリット | 到着に1週間前後かかる 保証・返品が大変 決済が面倒な場合も | 保証がない 価格が業者によってまちまち |
どちらも一長一短ありますが、個人的なオススメは独自仕入れ在庫から買うこと。
Amazon.comから個人輸入した方が安定して安く買えますが、送料がかかることを考えるとほぼトントンなんです。(このスタンドだけの購入なら1万円以下で済むので関税はかかりません。)
また、新品の保証はあっても国際送料は自己負担になってしまうので、実質は保証なしとほぼ同じなんですよね。

独自仕入れ在庫から買う場合では価格が業者によって異なるデメリットはありますが、Amazon.co.jpを使えば商品価格と送料がまとめて表示されているのでトラブルになる可能性もなし。
すぐに手に入ることを考えると、独自仕入れ在庫から買うのが1番かなと思います。

ボクも独自仕入れ在庫から買いました。海外通販はクレジット決済や発送の問題がややハードル高めです。


HumanCentric Vertical Laptop Standはこんな人におすすめ
- 木製の縦置きノートパソコンスタンドを探している
- 質感が何より大切、実用性もあると嬉しい
- 他の人と被らないアイテムがいい
HumanCentric Vertical Laptop Standは、「デザインが良く、よくある縦置きノートパソコンスタンドとはまた違う素材を使っているものがほしい」という欲求を叶えてくれる製品。
ウォルナットやメープルなどの高品質な素材を活かしたシンプルなスタンドですが、ほぼどんなノートパソコンにでも使える懐の広さも持ち合わせています。
日本ではニッチなHumanCentricの製品なので他に使っている人もおらず、他の人と被らないのもGood。オリジナリティ溢れたデスクセットアップにも最適です。
まとめ:HumanCentric Vertical Laptop Standは
HumanCentric Vertical Laptop Standをレビューしました。

ウォルナットを曲げたシンプルなデザイン、木の持つ質感をしっかりと活かした存在感バツグンの縦置きノートパソコンスタンドです。
HumanCentric製品が日本で正規の取り扱いがないのが非常に悔やまれるほどで、正規代理店さえあればかなり売れるだろうなと感じるほど。
ニッチなメーカーの製品ということもあり調べてもなかなかヒットせず、購入を尻込みしてしまいますが、デザインも質感も実用性も本物。気になっているなら「購入して後悔なし!」と断言できる、最高のアイテムです。
以上、カクタケイ(@kakutakei)でした。
