こんにちは、MacBookユーザーのカクタケイ(@kakutakei)です。
ボクはメインマシンとしてMacBook Pro 13インチを使っており、毎日持ち運んで利用しています。
家でMacBookを利用する際はクラムシェルモードなどで活用していますが、その際に充電用とHDMIの2本を接続しています。

でも毎日2本のケーブルを抜き差しするのは、正直めんどくさいんです……。
そこで2本のケーブルを1つにまとめるために、Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD メディアハブを購入しました。

この製品は、USB-AやHDMI、SDカードなどの7つの端子を搭載しているだけでなく、最大85WのUSB PD(USB Power Delivery)に対応している多機能ハブなんです。
このUSB-Cハブを導入したことで、複数のケーブルを1つにまとめて取り回しが楽になるだけでなく、ちょっと繋いだだけでもグングン充電されるので、ノートパソコンを持ち運んで使う手間や心配がほとんどなくなりました。
またバスパワーでも駆動するので、外出先で外部ディスプレイにつなぐ時やUSBメモリなどでデータのやり取りをする際にも使えるのも嬉しいポイント。

最近のMacBookは、14/16インチのPro以外は端子が削減されてしまったので、USB-Cハブはほぼ必須なんですよね。
今回は便利なUSB-Cハブ、Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD メディアハブを紹介していきます。
Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD メディアハブを使ってみて感じたこと
- ケーブル1本で接続できるようになるのは楽チン
- USB Power Deliveryで85W出力するには100Wの電源が必要
- 対応機種が豊富なので色々使える
- バスパワーでも駆動できる
- 使用中は少し暖かくなる
- パソコンの配置によっては宙吊りに

- Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD メディアハブの特徴や仕様について
- Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD メディアハブの外観
- Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD メディアハブを使ってみて感じたこと
- Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD メディアハブと一緒に使うと便利なモノ
- Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD メディアハブはこんな人におすすめ
- Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD メディアハブ以外におすすめのUSB-Cハブ
- まとめ:ケーブル1本だけで準備万端になる最強のUSB-Cハブ
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Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD メディアハブの特徴や仕様について
Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD メディアハブは、7つの端子がまとめられたUSB-Cハブ。
AnkerからはさまざまなUSB-Cハブが発売されていますが、その中でも中堅ポジションにいる製品です。

この製品の特徴は3つ。
Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD メディアハブの特徴
- USB-AやHDMI、SDカードなどの主要な端子類が7つセットに
- USB PDで85Wまで出力可能
- HDMIを4K30fpsまでサポート
手のひらサイズのコンパクトさながらも機能がギュッと詰め込まれているのが特徴です。

USB-Cハブを探しているなら、ほとんどの人がこれを買えばOKと断言できるほど、優秀な製品なんですよ。
サイズ感:iPhone 12 miniよりコンパクト
Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD メディアハブを、iPhone 12 Pro MaxやiPhone 12 miniと並べてみると、そのコンパクトさに驚きます。
なんと、7つもの端子類が詰め込まれているのにもかかわらず、iPhone 12 miniよりコンパクトなんです。

これだけ小さなサイズだと、デスクの上でもスペースを取らないので使いやすく、持ち運ぶ際にもかさばらずにすみますね。

iPhoneより少しだけ分厚いですが、HDMIやUSB-A端子が分厚いのでしょうがないですね。
詳細仕様
サイズ | 約330 x 55 x 16mm(ケーブル含む) 約120 x 55 x 16mm(ハブ部のみ) |
重さ | 約140g |
PCとの接続方法 | USB-C |
接続できる端子類と仕様 | 2 × データ転送用USB-A 3.0ポート(最大5Gbps) データ転送用USB-Cポート(最大5Gbps) PD対応USB-C充電ポート(最大入力100W / 最大出力85W) microSD&SDカードスロット(最大104MB/s) 最大4K (30Hz) 対応HDMIポート |
対応OS | Windows (10 / 8 / 7 / Vista / XP) Mac (OS X 10.6以降) Linux (2.6.14以降) iPad OS |
Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD メディアハブの外観
実際にAnker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD メディアハブを開封しながら確認してきます。

内容物はUSB-Cハブ本体と簡単なユーザーマニュアル類、トラベルポーチだけと、とてもシンプルです。

ハブの色は光の加減で青っぽくも黒っぽくも見えるガンメタリック色で、表面のサラッとした加工もあり、高級感に溢れています。


パッと見は金属っぽくも見えますが、プラスチック製です。
中央にはAnkerのロゴが入れられていますが、そのロゴ部分に重なるように、使用上の注意点などが記されたシールが貼られていました。
ちなみに写真撮影後に剥がしましたが、糊が残ることなくキレイに剥がせたので安心です。

裏側は艶消しグレーになっており、表とは異なるものの、こちらもサラッとした仕上げに。
刻印類は小さくあまり目立たないように、中央部に同系色でまとめられていました。


机に置いた時に擦れてツヤっぽくなってしまわないか心配な仕上げです……。
パソコンに接続するために伸びているケーブルの長さは、約20cmほど。
ケーブルの両端は少し硬めの被覆になっているので、柔らかく動くのは約18cm程度です。

Ankerロゴの下側の側面には、データ転送用のUSB-C端子とUSB-A端子×2が並んでいます。

1番左にうっすらと見える灰色の丸はLEDインジケーターで、パソコンや電源と接続されて通電するとうっすらと白く光る仕様です。


暗いところでも「ぽわっ」と軽く光るくらいなので、ほとんど気になりません。
Ankerロゴの上側の面には、USB PD用のUSB-C端子とSDカード・MicroSDカードスロット、HDMI端子が並んでいます。
どの端子にもうっすらと転送速度や役割が記載されているので、使う時に間違えてしまうことはなさそうですね。

Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD メディアハブを使ってみて感じたこと
実際にAnker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD メディアハブを使ってみて感じたことについて紹介します。
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ケーブル1本で接続できるようになるのは楽チン
Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD メディアハブを導入したことで1番変わったのは、ケーブルの接続数が減ったこと。
たったそれだけなんですが、やはりケーブル1本を接続するだけで使えるのは、楽だしスピーディで良いですね。

そもそもこのハブを買ったのは、充電ケーブルとUSB-C to HDMIケーブルの2本をまとめて接続できるようにしたかったから。
たった2本とはいえ、毎日かならず抜き差しする本数が減ったので、とても楽になりました。

今のところほかに外部接続する予定の機器はありませんが、MacBook Pro 13インチの容量が足りなくなってきたら外付けHDDなどを接続したりするのも良さそうです。

パソコンに複数のケーブルを挿すとゴチャっとしがちですが、1本なら迷うことなく使えるので本当に楽になりました。
USB Power Deliveryで85W出力するには100Wの電源が必要
Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD メディアハブでは、最大85WのUSB PD出力ができる仕様になっていますが、これを実現するには100Wの電源入力が必要です。
MacBook Pro 13インチに100W出力できるAnker 547 Chargerを接続した場合、システムレポートから確認してみると85Wで出力されているのがわかります。


これは「USB-Cハブで15Wの給電を要するため」と、Anker公式サイトでは書かれています。
高出力の充電器が必要になってしまいますが、この85W充電に慣れてしまうともう離れられないくらい快適。
バッテリー残量が60%程度だった時に85Wで高速充電すると、たったの1時間ちょっとで100%まで充電できてしまうんです。
パソコンを使いながらでもこのスピードで充電されるので、もしバッテリーが切れそうになったら、このUSB-Cハブ経由で充電しながら外部ディスプレイで作業していればOKなのも頼もしいですね。

対応機器が豊富なので色々使える
Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD メディアハブは対応機器が豊富なため、手持ちのデバイスで使いまわせたりもするんです。
主な対応機種:
ノートPC
- Apple MacBook (2015 / 2016 / 2017 / 2018)
- Apple MacBook Pro (2015 / 2016 / 2017 / 2018 / 2019)
- Apple MacBook Air (2018 / 2019)
- Apple iMac (21.5インチ, 27インチ) / iMac Pro
- Google ChromeBook Pixel (2017)
タブレット端末
- iPad Pro 12.9 インチ (第5世代) / iPad Pro 12.9 インチ (第4世代) / iPad Pro 12.9 インチ (第3世代) / iPad Pro 11 インチ (第3世代) / iPad Pro 11 インチ (第2世代) / iPad Pro 11 インチ(第1世代) / iPad Air (第 4 世代)
対応OS:
- Windows (10 / 8 / 7 / Vista / XP)
- Mac (OS X 10.6以降)
- Linux (2.6.14以降)
上記のリストは、Ankerが動作確認した上で公式サイトやECサイトなどに表記しているものですが、ここに書いてあるのはあくまでも「主な対応機種」。
実際は、M1チップ搭載のMacBook Pro 13インチでも動きますし、Windows 11のSurface Laptop Goでも問題なく動きます。


もしお手持ちの機器の対応状況がわからない場合は、Anker公式サイトのメールやチャットサポートなどで問い合わせると良いですよ!
また、USB-C端子がついたiPadにも使えるので、外部ディスプレイに接続してパソコンやゲーム機のように使えるのもポイント。
マウスやキーボードを接続すれば擬似的なパソコンの出来上がりですし、コントローラーを接続すれば大画面で迫力あるゲームプレイなんかもお手のものです。

ボクは主にMacBook Pro 13インチで使うために購入しましたが、iPadやWindowsノートパソコンでも問題なく使えるおかげで使い方の幅が広がるのが嬉しいですね。
バスパワーでも駆動できる
Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD メディアハブはかなり高機能なので電源の供給が必要だと思いがち。
ですが実は、接続するUSB-C端子から20W以上の給電ができれば、USBからのバスパワーだけでも駆動できるようになっているんです。


確かにUSB-CハブにHDMIケーブルを繋いだだけでも、背後の外部ディスプレイに出力できていますね。
実際にMacBook Pro 13インチにAnker 7-in-1 メディアハブを接続し、HDMIケーブルで外部ディスプレイに出力してみましたが、全く問題なく出力できました。
これなら外出先にも気軽に持ち出して、USBメモリからデータを読んだり、SDカードから写真を取り出して現像したりなんてことにも使えます。
持ち出すためのポーチも付属しているので、ケーブルがバッグの中であばれたりすることもなく、故障の心配もありませんね。


ただし、Macに給電しないとクラムシェルモードには移行できないので、注意が必要です。
使用中は少し暖かくなる
USB-Cハブに共通して言えることですが、Anker 7-in-1 メディアハブも例に漏れず、使用中は少し暖かくなります。
ただ、人がさわれないほど熱くなることはないので、「触ったら火傷しそうになった!」なんてことにはなりません。
負荷がかかりやすい充電時(85Wでの高出力充電)もほんのりと暖かいレベルにしかならず、安心して使えますよ。

パソコンの配置によっては宙吊りに
Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD メディアハブはケーブルタイプのUSB-Cハブなので、ノートパソコンスタンドを使っているなどで高さがある状態では、すこし宙にぶらさがるような状態になってしまいます。
ケーブルの長さは約18cmほどありますが節度を持った硬さになっているので、高さがあると引っ張られるようにハブが持ち上がってしまうんです。

すこし厚みのある被覆になっているのでケーブルが断線する心配はありませんが、それでも気になる場合は少しだけ高さを下げるなどの工夫が必要です。
ボクは高さを下げてハブが机に着地するようにしましたが、ノートパソコンスタンドの裏にハブを貼り付けたりするのもよいかもしれません。


立てるタイプのスタンドではハブの宙吊りをあまり気にせず使えるので、使用環境によって一長一短ありますね。
Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD メディアハブと一緒に使うと便利なモノ
Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD メディアハブを最大限に活用するためには、以下の3つのアイテムがあるとより便利に使えます。
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Anker 547 Charger (120W)

Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD メディアハブの85W充電を生かすには、100Wでの電源入力が必要。
Anker 547 Charger(120W)なら単ポートで100W出力できるので、問題なくフルスピードで充電できます。
また、最大4ポート同時に合計120Wまで出力できるので、パソコンとタブレットとスマホを同時に充電なんてこともできるで重宝しますよ。

4台同時に充電すると、60Wほどまで出力がセーブされてしまいますが、そのシチュエーションは稀なのであまり問題なかったりします。
Anker PowerLine III Flow USB-C & USB-C ケーブル

「100Wの充電器も用意したからこれで大丈夫!」となりますが、実は一つだけ盲点が。
充電器だけでなくケーブルも100Wに対応したものが必要なんです。
おすすめはAnker PowerLine III Flow USB-C & USB-C ケーブル。
100Wの高出力に対応しているだけでなく、シリコン皮膜でケーブルとは思えないほど柔らかく、絡みづらいので使い勝手は抜群です。

めちゃくちゃ柔らかくてくねくね。全く絡まらない最強のケーブルです。

Amazonベーシック ハイスピードHDMIケーブル 1.8m

Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD メディアハブは4K30Hzで映像出力できる優れもの。
安定して映像出力するには、HDMI 1.4以上(できればHDMI 2.0以上)のケーブルがあると安心です。
Amazonベーシック ハイスピードHDMIケーブル 1.8mなら、1,000円以下なのにHDMI2.0に対応している驚きのコストパフォーマンスなんです。
購入してから5年ほど使っていますが断線や信号エラーなどは起きたことがなく、安心して使い続けられる性能の高さは魅力的ですね。

Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD メディアハブはこんな人におすすめ
- ノートパソコンを高速充電したい
- 多種多様な機器をまとめて接続したい
- USBやSDカードでのデータのやり取りが多い
- ハブが必要で、パソコンのレイアウトを自由に決めたい
Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD メディアハブは、ノートパソコンからデータのやり取りを頻繁に行う人におすすめ。
最大85WのUSB PDにも対応していて高速充電ができるので、頻繁にノートパソコンを持ち出しながら使う人には特にピッタリです。
ケーブルタイプなので、パソコンのレイアウトに左右されない自由な使い方ができるのも、その時々で使い方が変わる場合も左右されずにすむのも良いですね。
もし有線LANでの接続が必要な方は「Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD イーサネット ハブ」が、ノートパソコンを充電する必要がない方は「Anker 5-in-1 プレミアム USB-Cハブ」を選ぶと最適です。
Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD メディアハブ以外におすすめのUSB-Cハブ

以下の記事では、MacBookにおすすめのUSB-Cハブを5つ紹介しています。
MacBookでなくても問題なく使えるハブばかりなので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
まとめ:ケーブル1本だけで準備万端になる最強のUSB-Cハブ

Anker PowerExpand+ 7-in-1 USB-C PD メディアハブは、ケーブル1本だけで準備万端になる最強のUSB-Cハブ。
多機能をコンパクトにまとめてあるので、デスクで給電しながら据え置きとして使うもヨシ、バスパワーで駆動するのでガンガン持ち運んでつかうもヨシの、優秀な製品です。
優秀なUSB-Cハブを探していたら、とりあえずこの製品を買っておけば良いほどのクオリティなので、気になった方は買っても後悔しませんよ!
以上、カクタケイ(@kakutakei)でした。
