- iDsonix USBハブを使って感じたメリット・デメリット
- データ転送や有線LANのスペックを調査した結果
こんにちは、けいたろー通信のカクタケイ(@kakutakei)です。
MacBookとDell Inspironといった薄型ノートパソコンを仕事で使っているんですが、USB-Aポートが全く足りずに困っています。
USB Type-Aは使う機器がじわじわと減ってきてはいますが、取引先とのちょっとしたデータ授受やプリンターの接続など、ワイヤレスだとうまくいかない時のバックアップとしてまだまだ欠かせない存在です。

本体にUSB-Aがついてないと、万が一の時にお手上げになってしまうんですよね。
そんな問題を解決するために、iDsonix USBハブを導入することにしました。

iDsonix USBハブを使い始めてから、サッとUSB-Aポートを増設することができるようになったので、急に必要になっても焦らなくなりました。
実測35gしかない超軽量なプラスチックボディなので、気兼ねなく実用品として愛用できるのも気に入っています。
この記事ではiDsonix USBハブの特徴や使用感について、詳しくレビューしていきます。

iDsonix USBハブの特徴・仕様

iDsonixは中国 深圳に本社を置く「SHENZHEN ORICO Technologies Co., Ltd.」のPC周辺機器ブランド。
同社はドッキングステーションやUSBハブなどを数多く手がけており、主に世界各国のメーカーに製造協力を行えるほどの実力があるんです。
今回紹介するUSBハブは、3つのUSB-Aポートと有線LANポートを備えたコンパクトな製品。
バスパワー駆動で3つまでの機器を接続できるのに加えて、最大1Gbpsの高速インターネット接続が行えます。
商品名 | iDsonix USB-Cハブ |
---|---|
サイズ | 93 × 30.6 × 17.3 mm |
重量 | 35 g(実測) |
接続ポート | USB-C(5Gbps) or USB-A(5Gbps) |
ポート | USB-A × 3(5Gbps) イーサネット(1GigE) |
カラーリング | ブラック |
ケーブル長 | 15cm |
バリエーション | USB-A × 3ポート+有線LANポート or USB-A × 4ポート |
外観

iDsonix USB-Cハブのパッケージは本体の絵が描かれているコンパクトなものです。

内容物はUSBハブ本体と簡易的な説明書のみでした。
- iDsonix USBハブ本体
- 説明書(英語・中国語)

このUSBハブにはPCへの接続ポートがUSB-CやAのモデル、LANポートの有無でモデルが分かれているため、共通の仕様説明書になっています。
バスパワータイプのUSBハブなのでそこまで難しいことは書いてないので、最悪読まなくてもOKです。

本体デザインを確認。全体的に黒いプラスチックで成形されており、実用品としての風合いが強いです。
表面にはUSB-Aポートが3つ等間隔にレイアウトされており、距離も離れているので隣と干渉したりすることはなさそうです。

底面にはLANポートがレイアウト。
モデルによってはLANポートがなく、USB-Aポートが4つレイアウトされているものもあります。

iDsonix USBハブのスペックを確認する
iDsonix USBハブの性能を確認していきます。
- PC:MacBook Pro 16インチ(M1Pro,2021)
- ハブ:iDsonix USBハブ
USB-Aポートの転送速度
- SSD:Samsung 840 Pro 128GB
- シーケンシャルリード:最大530MB/s
- シーケンシャルライト:最大390MB/s
- 接続用ケーブル:Anker USB 3.0 AtoC(最大5Gbps)
- 測定ソフト:AmorphousDiskMark 4.0.1


Samsung 840 Pro(SSD 128GB)を本体に直接接続した場合と、ハブのUSB 3.0ポートを経由した場合でのスピードを比較してみました。
結果を比べてみてもほぼ同じリード・ライトスピードになっており、ハブ経由といえど快適に使えます。

容量の大きいデータのやり取りをしても全く問題なさそうですね。
有線LANの速度を測定
- LANケーブル:Elecom Cat5e 3mケーブル
- 自宅回線:NURO光(最大2Gbps)
- スピードテスト:Fast.com


有線LANの速度を測定したところ、「下り590Mbps/上り580Mbps」を確認できました。
普段は無線LANで接続し、「下り550Mbps/上り440Mbps」と十分な数値でしたが、ハブ経由の有線接続にすることでより高速化できました。
Pingもわずかながら低下しており、USB-Aポートを拡張しつつ安定したインターネット接続が行えるのは嬉しいですね。

iDsonix USBハブのメリット
iDsonix USBハブのメリットを3つ紹介します。
バスパワーだから必要な時に接続するだけでOK

iDsonix USBハブはシンプルなバスパワータイプのUSBハブなので、ほかにアダプターなどを接続することもなくドライバーも必要ないので、USB-Aの機器を接続したい時にサッと使い始められます。

USB-Cポートのモデルを選べばPCはもちろんのこと、iPadやAndroidスマートフォンと外部ストレージを接続したりなんてことも可能です。

MacBookやSurfaceなどのポートが限られたPCには必須と言っても過言ではないですよね。
実測35gの軽量さ+手のひらサイズで持ち運びにピッタリ

iDsonix USBハブは実測35gと超軽量。たまご1個分より軽いので、バッグに入れっぱなしにしていても気にならないほど。
サイズも手で握れるほどのコンパクトサイズなので普段からの持ち運びにピッタリです。
LANポートや縦に刺さるUSB-Aポートなので少しだけ厚みはありますが、バッグのサイドポケットなどにさりげなく入れておけば、取引先にデータを渡したりする際に役立ちます。
いざという時に便利なLANポート付きモデルも

「ホテルに宿泊するとWi-Fiが飛び交っているものの電波強度が弱くてダメダメ」なんてことが稀にありますが、そういったシーンに役立つのが有線LAN。
iDsonix USBハブにはLANポートのあるモデルもあるので、いざという時に有線LANが使えて助かることもあります。
いまや無線LANが当たり前になりつつありますが、大切な時に無線LANのトラブルが起きてしまった際のバックアップなどとしても活躍するので、ビジネスパーソンなら常備しておいても損はありませんよ。

ビジネスホテルなどだと無線LANより有線LANのほうが安定したりするんですよね。

iDsonix USBハブのデメリット
iDsonix USBハブのデメリットを1つ紹介します。
USB PD機能はないのでPCのバッテリーに注意

iDsonix USBハブはシンプルなUSBハブなので、USB PDによる給電機能はありません。
なのでもしSurfaceのようなUSB-Cポートが1つしかないPCの場合、本体のバッテリーを使いつづけて減るだけになってしまいます。
バッテリー残量が減りつつある時に給電しつつ使えないのはちょっと怖いですよね。
もしUSB-Cポートが1つしかないPCやタブレットに接続して使いたい場合、給電もできる同社の8in1 USB-Cハブを使うのが良さそうです。

USB-Aで接続する方を選んだ場合は、おそらくPCに充電ポートが別にあると思うので問題ないはずです。

iDsonix USBハブはこんな人にオススメ
iDsonix USBハブはどんな人にオススメなのかをまとめます。
- MacBookなどにUSB-Aの機器を接続したい
- 出張などでUSBメモリや有線LANなどを稀に使う可能性がある
iDsonix USBハブはMacBookなどのポートが少ないPCを使っている人にオススメの製品。
バスパワーで駆動するシンプルなUSBハブなので、必要な時にすぐ使える手軽さが魅力です。
搭載されているUSB-AやLANポートのスペックも悪くなく、公称値通りのハイスピード接続ができるので、安かろう悪かろうということもありません。
ただ、USB-Cポートが1つしかないPCやタブレットで使おうとしている場合は給電ができないので、同社の8in1 USB-Cハブを選ぶべきでしょう。
iDsonix USBハブのレビューまとめ
iDsonix USBハブをレビューしました。
シンプルなUSBハブですがその分使い勝手も良く、一時的にUSB-Aの機器を接続したい時に重宝します。
実測35gと軽く、実用品として十分なスペックを持っているので、普段使いにも持ち運びにもピッタリです。
PCのUSBやLANポートがなくて困っている人はぜひ検討してみてください。
以上、カクタケイ(@kakutakei)でした。
