USBの規格外のケーブルはダメ。NIMASO USB3.1 Gen.2ケーブル（2m）を買ったけど使えなかった話。

こんにちは、けいたろー通信のカクタケイ（@kakutakei）です。

普段からHUAWEI MateViewにMacBook Pro 16インチをUSB-Cケーブルで接続してクラムシェルモード運用をしています。

ただ、今はMateViewに付属していたケーブルを使っていますが、長さがたったの1mしかないため、デスク上のレイアウトが難しくて困っていました。

ということで、1mより長いケーブルを探したところ、どうやらUSB規格では1mが上限の様子。

ですがそんな中、スマートフォン向けガラスフィルムなどを作っているNIMASOから映像出力に対応した2mのUSB-Cケーブルが販売されていたのでダメもとで購入。

実際に使ってみると案の定ダメだったので、同じ轍を踏まないように紹介します。

何が起きたのか？→映像出力も給電もできなかった

NIMASOの映像出力対応ケーブルを購入してHUAWEI MateViewとMacBook Pro 16インチを接続したところ、うんともすんとも言わずに全く映像出力も給電もできませんでした。

もしかしたらケーブルではなくディスプレイや本体に不具合がある可能性もあるため、以下の4つの対策を実行。残念ながら、どれを行なっても改善しませんでした。

これらのことから、MateViewやMacBookが原因ではなくケーブルに原因があると判定。

使えないケーブルを頑張ってテストしているうちにディスプレイやMacBookの端子部分を壊してしまってもいけないので、使用を中断。今回はAmazonから購入したので、素直に理由を伝えて返品することにしました。

NIMASO 映像出力対応 USB-Cケーブル（2m）はUSBの規格に準拠していない

そもそものところですが、冒頭でも触れた通り、NIMASOの映像出力対応USB-CケーブルはUSBの規格に準拠した製品ではありません。

NIMASO曰く、このケーブルは「USB 3.1 Gen.2（USB 3.2 Gen.2）／転送速度 10Gbps／長さ2.0m」ということですが、USB 3.1 Gen.2の規格によるとケーブル長は最大1.0mまでなのでそもそもおかしいところ。

もしケーブル長が2mなのが正しいとするならば、USB 3.2 Gen.2ではなくGen.1になるため、転送速度も10Gbpsではなく5Gbpsになります。

しっかりと規格に準拠した製品を買うべき

今回購入したNIMASOのケーブルは、商品情報に記載されている情報とUSB規格が合わないことから、おそらく規格を無視して作られた製品の可能性もあります。

「もしかしたら使えるのかも」といった期待をこめてダメ元で購入しましたが、やはりダメなものはダメ。残念ながら、やはり規格に準拠した正しい製品を購入するべきだと感じました。

再度色々と調べてみたところ、もし2mの映像出力対応のUSB-Cケーブルが必要な場合、Belkinなどから発売されているThunderboltケーブルを使うのが無難。約1万円前後と非常に高価ですが、2022年12月の時点で規格にしっかりと対応しているのは、Thunderboltケーブルしかありません。

もし同じように2m程度のUSB-Cケーブルを探しているなら、Amazonなどで販売されている規格に則っていない製品ではなく、しっかりと規格に則ったThunderboltケーブルを購入するのがおすすめです。返品交換や検証などに時間がかかってしまうので、安物買いの銭失いにならないようにお気をつけください。

以上、カクタケイ（@kakutakei）でした。

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