こんにちは、カクタケイ(@kakutakei)です。
MacBook Pro 13インチを愛用していますが、自宅でも使う時間が多くなってきたので、クラムシェルモードでの運用を始めることにしました。
それにあたって、外付けのキーボードが必要になったので、悩み抜いた末にApple TouchID搭載Magic Keyboardを購入しました。

ほかにも、LogicoolのMX Keysなども含めて検討しました。

他社製キーボードにも魅力的なものはたくさんありますが、Magic Keyboardを購入してよかったと感じています。
キーボードの配列がMacBookと全く同じなので違和感なく使えますし、薄型のデザインのおかげでタイピングも快適です。
Touch IDが使えるのでログインやApple Payなどの利用も簡単で、Macには最適な、至れり尽くせりのキーボードだなと感じています。
それでは、Magic Keyboardを購入しようか悩んでいる方に向けて、使い勝手をイメージできるように紹介していきます。

Touch ID搭載Magic Keyboardとは

Touch ID搭載Magic Keyboardは、Appleが販売するワイヤレスキーボード。
名前の通りTouch IDが搭載されているのが特徴で、M1チップを搭載したMacに接続すると、Touch IDの機能が使えるようになります。
Touch ID搭載Magic Keyboardの製品仕様
製品名 | Appleシリコン搭載Macモデル用 Touch ID搭載Magic Keyboard – 日本語(JIS) |
価格 | 15,800円 |
サイズ | 高さ:0.41〜1.09 cm 幅:27.89 cm 奥行き11.49 cm |
重量 | 0.243 kg |
色 | ホワイト&シルバー |
同梱品 | Touch ID搭載Magic Keyboard USB-C – Lightningケーブル |
互換性 | MacBook Air(M1,2020) MacBook Pro(14インチ,2021) MacBook Pro(16インチ,2021) MacBook Pro(13インチ,M1,2020) iMac(24インチ,M1,2021) Mac Studio(2022) Mac mini(M1,2020) |
今回購入したMagic Keyboard以外にも、テンキー付きのモデルや、Touch IDが付いていないモデルもあります。
以下に価格とリンクをまとめておいたので、気になる方はリンク先をご覧ください。
Magic Keyboard | Touch ID搭載Magic Keyboard | |
---|---|---|
テンキーなし | 10,800円 | 15,800円 |
テンキーあり | 13,800円 | 18,800円 20,800円(ブラックキー) |
数あるキーボードからMagic Keyboardを選ぶ理由
もしあなたが今、MacBookをガンガン実用しているなら、迷わずMagic Keyboardの購入をオススメします。
なぜなら、あなたの手がApple純正のキーボード配列の感覚を覚えているので、全く異なるキーボードを使うとパフォーマンスが低下するからです。

Logicool MX KEYS miniや、Keychron K1、東プレ REALFORCEなど、魅力的なキーボードはたくさんありますが、どれもMacBookのキーボードとは配列やキータッチが大きく異なります。



その点、Magic Keyboardの配列やキータッチはMacBookのキーボードと全く同じで、使用感は変わりません。

ちょっとした差かもしれませんが、その差が積み重なってじわじわと影響が出るのも事実。
パフォーマンスの低下を防ぐために、あなたがMacBookのキーボードに使い慣れているなら、Magic Keyboardを選ぶのがオススメです。

ボクも色々悩みましたが、Magic Keyboardを買ってよかったと感じています。
Touch ID搭載 Magic Keyboardの外観
それでは実際に、Touch ID搭載Magic Keyboard – 日本語(JIS)を見ていきましょう。
パッケージはApple製品らしい、シンプルなデザインです。
iPadやiPhoneなどは上から見た写真なので、斜め手前からの写真は新鮮です。

内容物は、キーボード本体とケーブル、説明書の3点です。
キーボードは薄い紙のような物で保護されていました。

付属のUSB-C – Lightningケーブルは、珍しい編み込みタイプです。
iPhoneなどに付属しているゴム皮膜のケーブルより耐久性が高いので、断線などの心配はほぼありません。
Apple純正アクセサリーでは編み込みケーブルは販売されていないので、これはかなり貴重です。

キーボードはJIS配列なのでエンターキーが大きく、ひらがなが記載されているものです。
アルミ削り出しのメインボディに白いキーが合わさり、ミニマルなデザインになっています。
ちなみに、文字類はプリントです。

キーボード右上には、Touch IDが埋め込まれています。
iPhone SEなどのホームボタン同様、シルバーのリングがついており、1段低い位置がセンサーになっているもの同様です。
このTouch ID用のキーはスリープキーも兼ねているので、Macのスリープがワンタッチでできるのは地味に嬉しいですね。

Magic Keyboardは、分厚い奥側でも約1cmほど。
奥には電源スイッチとLightningの端子が用意されています。

手前はさらに薄く、約4mmほどしかありません。
この薄さのおかげで手首に無理な負担がかからず、自然な体勢でタイピングできるので疲れません。

Magic Keyboardのキーピッチ、19mm程度。
キーピッチの割にキーは小さめですが、その分となりのキーとの間隔が開けられているので、押し間違えなどが起きにくいようになっています。

ストロークは1mm程度になっているので、押したらすぐ文字が入力されるタイプです。
MacBookのキーボードよりはわずかにカッチリとした押し心地になっていますが、大きな差はありません。

裏面はシンプルなマットホワイトになっており、四隅にはラバーが配されているので、デスクの上で使っている時に動くことはありません。
ただ角度調整のスタンドなどがないため、少し傾斜をつけて使いたい人には向かないかもしれません。

裏面の真ん中には、Appleロゴが彫られていました。
前面にブランドロゴを押し出す会社が多い中、こういった見えないところにさりげなくロゴを持ってくるAppleのブランド力の強さを感じますね。


メーカー純正キーボードだけあり、シンプルでも使いやすいように考えてあります。

Touch ID搭載 Magic Keyboardを使っていて感じたこと
ここからは、Touch ID搭載Magic Keyboardを使っていて感じたことを率直に紹介します。
かなり軽いタッチで高速タイピングできる
MagicKeyboardのキーストロークはたったの1mm程度。
押したらすぐに文字が入力されるので、ひとつのキーを押すのにかかる時間が短くなっており、高速タイピングが行いやすくなっています。

軽い力でパチパチと弾いていくような使い方をしていますが、打ったキーの抜け落ちなどはなく、いつでも安心してタイピングに集中できます。
ただ、クッション性がほとんどないので、ストロークの浅さに慣れるまでは、すこし疲れてしまいやすいのが一時的なデメリットです。

この薄さにハマってしまうともう抜け出せません。
コンパクトで場所を取らない
机上のスペースは限られがちですが、Magic Keyboardは横幅30cm未満とコンパクトなので、使わない時も場所を取りません。
重量も243gと軽いので、ちょっと空いたスペースに持ち上げて移動させるのもかんたんです。


立てかけているのは、先日レビューしたノートパソコンスタンドです。
ボクがWindows用に使っているテンキーレスのキーボードと重ねてみると、二回りほど小さいサイズ感なのがわかります。

これだけキーボードが小さいと打ちにくさが心配になりますが、MacBookと同じサイズなので、問題なく快適にタイピングできますよ。
デスクスペースは陣取りゲームになりがちなので、少しでも小さく軽いアイテムは、使い勝手が良いですよね。
文章を打つならJISキーボードが使いやすい
やはりひらがなの印字がないUSなどのキーボードも魅力的ですが、日本語の文章を打つならJISキーボードが1番使いやすいと感じます。
これは、USキーボードなどではかな英数の変換にもたつきがあったり、必要な記号が印字されていなかったりするからです。
今回JISキーボードを購入する前に、旧型のUSキーボードで実用に耐えうるかテストしてみましたが、ガッツリ文章を入力して使うには、あまり向いていない印象でした。

特に気になったのが、かな英数の切り替え遅れです。
USキーボードでかな英数を切り替えるには、「Command+スペース」か、「Caps Lock」で行います。
しかしどちらを利用しても切り替えがワンテンポもたついてしまい、「Magic Keyboardの価格は15,800円」などの、かな英数が混合する文章のタイピングが満足にできませんでした。

また、カギカッコや¥(えんマーク)などの配置も印字されていないので、ど忘れした時などには探すのが少し大変になることも。
こういったちょっとしたズレなどがあるので、もし文章を打つのがメインなら、悩まずJISキーボードで購入するのがオススメです。

やはり日本語の文章を打つならJISキーボードが最適です。
ちなみに、「キートップのひらがなが気に入らない」なんて方には、キートップをホワイトにしてしまうホワイトアウトステッカーなんて物もあるので、チェックしてみてください。

充電はけっこう長持ち
Magic Keyboardは、「1回の充電で約1ヶ月も使えます」とApple公式サイトでも謳われています。
毎日のようにブログ作業などで使っていますが、確かにバッテリーの減りは遅いと感じます。
ワイヤレスで、充電式の内蔵バッテリーは驚くほど長持ち。1回の充電で約1か月も使えます。
Magic Keyboard – 日本語(JIS)Apple公式サイトより
ボクはズボラなので電源ONのまま置きっぱなしにしていますが、それでもバッテリーが減っている印象はなく、忘れた頃にバッテリーがなくなる印象です。
ワイヤレスキーボードは、無線で取り回しやすいのがメリットなので、充電のためにケーブルを繋がないで良いのは助かりますよね。

もし作業中にMagic Keyboardのバッテリーが切れてしまっても、付属のLightningケーブルでMacと接続することで、充電しながら有線キーボードとして使えます。
「充電中に使えない……」なんてことがないので、さりげなく嬉しいポイントです。

ただ、やはり端子がLightningなのが少し気になります。
外出するタイミングで、充電ケーブルをiPhoneからMagicKeyboardに差し替えたりすれば問題ありませんが、やはりUSB-Cだと他のケーブルと共用できるのになと感じます。
マルチペアリング機能がない
Magic KeyboardはMacだけでなくiPadやiPhoneでも使える便利なキーボード。
しかし、Airpodsなどで対応しているAppleデバイス間の端末切り替えには対応していません。
なので、別の機器で使いたい場合には、接続している機器からBluetoothの接続解除を行い、新しく使いたい機器での再ペアリングが必要です。

MacだけではなくiPadでも使い勝手の良いキーボードなので、マルチペアリングに対応していないのはとても残念。
「Apple製品だから、マルチペアリングで便利な体験を……」なんてことができないのは惜しいなぁと思います。
Touch IDはやっぱり便利
クラムシェルモードでMacBookを使っていると、どうしてもTouch IDが使えなくなってしまいます。
しかし、Touch ID搭載Magic Keyboardなら、なんの問題もなくTouch IDが使えます。
Touch IDがあればワンタッチでロックが解除され、Apple Payを用いたオンライン決済も一瞬で行えるので、Macの使い勝手が劇的に良くなります。

「そこまで依存してないだろう」と思っていましたが、すでに生活に馴染んでいたようで、Touch IDのお世話になる場面が多くあることに気づきました。
Touch ID搭載Magic Keyboardを購入してよかったなと感じた瞬間でした。

Apple製品との接続方法
忘れがちなApple製品との接続方法について、紹介します。
Magic KeyboardをMacで使うには
Macと接続する場合、有線・無線の2通りがあります。
有線:付属のケーブルなどでMacに接続する
MacとMagic Keyboardを付属のケーブルなどで接続すると、有線キーボードとして使えるようになります。
ケーブルを接続した時点でMacとのBluetoothペアリングが完了するので、面倒なペアリング作業が不要になります。

ちなみに、接続中は充電されていくので、使っている最中にバッテリーが無くなってしまった時は、ケーブルで接続すると作業が続けられて便利です。
無線:BluetoothでMacに接続する
MacとMagic KeyboardをBluetoothで接続すると、無線キーボードとして使えるようになります。
使う際には必ずペアリング作業が必要になり、「設定>Bluetooth」からMagicKeyboardを選べば完了です。

もし他の機器と接続したい場合は、「設定>Bluetooth」からデバイスを選んで登録解除を行えば、別の機器と接続できる状態になります。

Magic KeyboardをiPadやiPhoneで使うには
iPadやiPhoneと接続する場合も、有線・無線の2通りがあります。
ただし、どちらも端子が1つしかないので、基本的には無線での接続がオススメです。
有線:付属のケーブルなどでiPadやiPhoneに接続する
iPadやiPhoneとMagic Keyboardを付属のケーブルなどで接続すると、有線キーボードとして使えるようになります。
最新のiPad AirなどのUSB-C端子がついている場合、付属のケーブルで接続できます。
iPhoneのようにLightning端子がついている場合、両側がLightning端子になっているケーブルを、別途用意する必要があります。
こちらもMacと同じように接続するだけで使えますが、自動でBluetoothのペアリングは行われません。

無線:BluetoothでiPadやiPhoneに接続する
iPadやiPhoneとMagic KeyboardをBluetoothで接続すると、無線キーボードとして使えるようになります。
使う際には必ずペアリング作業が必要になり、「設定>Bluetooth」からMagic Keyboardを選べば完了です。

もし他の機器と接続したい場合は、「設定>Bluetooth>Magic Keyboard」から登録解除を行えば、別の機器と接続できる状態になります。

まとめ:Macならこれを使えば間違いない

Touch ID搭載Magic Keyboardは、Macならこれを使えば間違いないクオリティのキーボード。
Apple純正アクセサリなので比較的高価ですし、マルチペアリングやWin-Mac兼用などにも対応していないなど、目をつぶるべきところもあります。
しかし、MacBookで使い慣れたキーボードとほぼ同じキーボードを使って快適に作業できることを考えると、「やっぱりMacならMagic Keyboardが1番だよなぁ」と感じます。
Mac用のキーボードで悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてください。
以上、カクタケイ(@kakutakei)でした。

