こんにちは、けいたろー通信のカクタケイ(@kakutakei)です。
2022年3月に発表されてニュースにもなった前代未聞のコラボ時計、オメガスウォッチをついに購入しました。

ずっと欲しかったものの、当初の過熱具合から先延ばしにしていただけあり、買えた時の感動はひとしお。
毎日喜んで使っていますが、人気になる理由もわかる完成度の高さが魅力の時計でした。
今回はオメガスウォッチについて、実際にボクが購入した際の情報や実機レビューを交えて紹介していきます。
オメガスウォッチを使ってみて感じたこと
- オメガのネームを使うだけあって、クオリティが高い
- 気軽に着けられるコスパとオシャレさの両立
- 時計としては普通だが実用性は十分
オメガスウォッチとは
通称オメガスウォッチと呼ばれている、スウォッチ(Swatch)とオメガ(OMEGA)のコラボ時計。
正式名称は「BIOCERAMIC MOONSWATCH COLLECTION(バイオセラミック ムーンスウォッチ コレクション)」という名前です。
MOONWATCH(ムーンウォッチ)とも呼ばれているOMEGA Speedmaster(オメガ スピードマスター)のデザインを模しており、定価33,550円とお手頃価格ながらも高クオリティなのが特徴です。


スウォッチとオメガは、同じスウォッチグループの関連企業。だからこんな贅沢なコラボができるんですね。
正式名称の通り、ケースにはバイオセラミックという独自の素材を用いており、今までのスウォッチのカジュアルさとは一線を画した質感になっています。
頑丈なのに、ソフトな手触り。BIOCERAMICはヒマシ油を原料にしたバイオソースマテリアルにセラミックを組み合わせたハイブリッド構成です。見た目だけでなく、肌ざわりもとてもいい時計です。
Swatch「BIOCERAMIC」より引用
オメガスウォッチのラインナップ
オメガスウォッチには全11種類のラインナップがあり、どれも太陽系の惑星・準惑星・衛星をモチーフとし、カラーリングや細部のデザインを作り込んであります。
基本的には配色の違いですが、一部のモデルはダイアルなどのデザインまで変更されています。
- VENUS:ベゼルが2色・サブダイアルに装飾
- MARS:サブダイアルの針が専用品
- JUPITER:下のサブダイアルの針が別色
- SATURN:下のサブダイアルが土星デザイン

太陽

水星

金星

地球

月

火星

木星

土星

天王星

海王星

冥王星
オメガスウォッチの共通仕様
オメガスウォッチは外観こそ特別ですが、中身は他のスウォッチと同様のクオーツムーブメントを搭載しています。
最低限の防水性もあることから、日常使いの腕時計にピッタリです。
ムーブメント | クオーツ |
防水性 | 3気圧防水 |
ストラップの素材 | ベルクロ(面ファスナー) |
ケースの素材 | バイオセラミック |
重量 | 30g |
重量の記載はありませんでしたが、実物で測ってみると、30gしかありませんでした。

オメガスウォッチの購入についてわかったこと
オメガスウォッチの購入方法は、スウォッチストア渋谷・原宿・心斎橋での店頭販売のみ。(2022年7月25日現在)
オンラインなどでの販売は一切行われておりません。
スウォッチストアへのお越しをお待ちしております。なお、公式オンラインストアでの取り扱いはございません。
SWATCH「Swatch X Omega to the Planets with the BIOCERAMIC MOONSWATCH Collection」より引用

SNS広告などで通信販売サイトなどが表示されることがありますが、詐欺および偽物なので、購入しないように注意してください。
今回の購入時、スウォッチストア渋谷店の店員の方から、店頭販売の方法について伺ったので、その情報をご紹介します。
- 店頭での販売について
- 1日に1〜2回、時刻未定で入荷し、随時販売する
- どのモデルが入荷するかはわからない
- 全然入荷しないモデルもある
- 購入について
- 購入履歴が残り、どれか1種類でも購入するとしばらく買えない
- レシートや保証書の記名がない場合、保証が受けられない可能性あり
店頭での販売について
1日に1〜2回、時刻未定で入荷し、随時販売する
- 12時ごろ〜18時ごろの間で販売することが多い。
- ボクが購入した7月17日は、12時ごろと17時ごろに販売された。
- 急に販売が始まり、周囲への声かけなどはありません。
- 販売が開始されるとスウォッチストアの前に列ができはじめるので、察して並びましょう。
11モデル中、どのモデルが入荷するかは不明
- 1回に入荷するのは、2〜3モデルのみ。
- 合計30〜50個ほど入荷する。
- 7月17日の17時ごろの販売では、PLUTO・VENUS・EARTHの3種類のみ入荷した。
全然入荷しないモデルもある
- 黒系2種類(MOONとMERCURY)は、入荷する個数が少なく、販売開始直後になくなることがある。
- NEPTUNEは、販売開始当初に色移りなどの不具合があり、現在は生産が停止されている可能性が高い。(しばらくの間、全く入荷していない。)

購入について
購入履歴が残り、どれか1種類での購入するとしばらく買えない
- 購入時に身分証の提示が必要です。
- ボクの前にいた方は購入履歴があったため、レジでお断りされていました。
- 今回PLUTOを購入したことで、他のSUNやEARTHなどもしばらく購入できなくなりました。
保証書にレシートの添付や記名がない場合、補償が受けられない可能性がある
- 購入時、保証書にはスウォッチストアの店員の方に名前を記入されます。
- 保証書の記名を意図的に消した場合も、保証は受けられない可能性あり。


ずっと欲しかったPLUTOが購入できたのは、相当ラッキーだったのかもしれません。
オメガスウォッチの外観
今回購入したのは、MISSION TO PLUTO(冥王星)。
箱なども特別な仕立てになっていたので、開封するところから紹介します。

箱はオメガスウォッチ専用の仕立てです。
スウォッチではプラスチックのパッケージを用いることが多いですが、オメガスウォッチは紙で作られています。

側面などにはモチーフとしている星の情報などが記されており、芸の細かさを感じますね。



スライド式のパッケージを出して開くと、時計らしく中央にオメガスウォッチが収められていました。

内容物は時計本体・コレクションのリーフレット・説明書・保証書と、とてもシンプルです。

オメガスウォッチ MISSION TO PLUTOを取り出しました。
モチーフとなった冥王星のカラーリングを再現しており、グレーホワイトを基調とし、アクセントとしてバーガンディを差しています。
文字盤右側のMOONSWATCHの「S」までバーガンディにしてあり、細部までこだわっているのを感じます。


ケースに使っているバイオセラミックには光沢感がほとんどなく、きめ細かく粉っぽいようなマット調の質感になっています。
従来のプラスチックより耐久性が高く頑丈なのにも関わらず、触ってみると滑らかでどこか柔らかさのある不思議な素材です。

背面は至ってシンプル。
電池カバーが冥王星の模様になっており、装着してしまえば絶対に見えないところにまで丁寧にデザインされています。

また、さりげなく「DREAM BIG・FLY HIGHER・EXPLORE THE UNIVERSE・REACH FOR THE PLANETS・ENJOY THE MISSION」と刻印されているのも嬉しいポイントです。
各BIOCERAMIC MOONSWATCHのケースバックには、ミッションのテキストがプリントされていて、インスピレーションを与えてくれる言葉「大きな夢を抱き、空高く飛び、宇宙を探索、惑星へ旅をしよう」が記されています。
SWATCH「Swatch X Omega to the Planets with the BIOCERAMIC MOONSWATCH Collection」より引用
バンドには大きくSpeedmasterのロゴがプリントされていました。
装着すると手の内側に来るので、これ見よがしなアピールにならずに所有欲を満たしてくれますね。



とにかく作り込みがすごい!所有者の満足度を満たしてくれること間違いなしです。
オメガスウォッチを使ってみて感じたこと
オメガスウォッチを実際に使ってみて、感じたことを紹介します。
オメガのネームを使うだけあって、クオリティが高い
オメガスウォッチはオメガのネームを使うだけあり、丁寧なクオリティで仕上げられています。
特にデザインに関していえば、ベースとなったOMEGA Speedmasterそのものと言ってもいいほどの再現度です。

デザインのベースになっているのは、上記のOMEGA Speedmasterです。
ケースは素材こそバイオセラミックですが、形状はほぼ同じです。
エッジなども鋭利につくられており、バイオセラミックを使い始めたばかりにも関わらず、既に使いこなしている印象を受けます。


ベゼルとケースの間に溝があり、浮いているようなデザインもそっくり。


文字盤はサブダイアルの位置や内容こそ異なれど、インデックスの形状や刻み方まで一致しています。
シンプルなプリントでの表現になっていますが、目盛りや数字のレイアウトは本物とほぼ一緒。
もちろん、針の形状も全く同じです。エッジ部分にもバリはなく、仕上げも秀逸です。


リュウズにはオメガとスウォッチのロゴが刻印されていますが、これはSpeedmasterだとオメガロゴが入っています。
このリュウズ以外のプッシュボタンも含めて、形状はSpeedmasterとほぼ同じです。

オメガスウォッチの風防は樹脂製で、ぽっこりと丸く膨らんでいるのが特徴です。
実はOMEGA Speedmasterも樹脂製の風防を採用しており、オメガスウォッチの風防はコストカットではなく、モチーフと揃えているんです。
SpeedmasterではOMEGAの「Ω」ロゴがガラス中央に彫られていますが、オメガスウォッチのガラス中央にはSwatchの「S」ロゴが彫られているという凝りようです。


(時計中心付近)


OMEGA Speedmasterにはガラス風防もラインナップされていますが、月にいったモデルは樹脂風防なので、それに合わせたってことですね。
細部までデザインやクオリティを突き詰める姿勢には、スウォッチグループの底力を感じます。
ベースとなったSpeedmasterの特徴をあますことなく使っており、「コラボとはいえここまでやるか……」と感心します。
気軽に着けられるコスパとオシャレさの両立
オメガスウォッチは転売によるプレミア価格になっていますが、元は33,550円とお手頃価格。
バイオセラミックやベルクロを用いてカジュアルにしていることもあり、とにかく気軽に着けられる時計です。

特にベルクロのフィット感は抜群。気軽に脱着できますし、ラバーやシリコンとはまた違うカジュアル感の演出が最高です。
バイオセラミックのおかげでかなり高見えしますし、これなら男性だけでなく女性が着けてもオシャレですね。

何種類か持てれば、服装や気分に合わせて付け替えなんてのもよさそうですね。今はまだ難しいですが……。
時計としては普通だが実用性は十分
オメガスウォッチは時計としてのスペックはいたって普通。
オメガがコラボしているから機械式……なんてことはなく、他のスウォッチと同じクオーツムーブメントを使用しています。

クオーツというと時計好きの人からしたら残念かもしれませんが、時間合わせなどを気にせず使える手軽さは機械式からは得られません。
オメガスウォッチはカジュアルウォッチとして、普段使いしやすいクオーツを採用したことは、正しい判断だと思います。
日常生活で軽く水飛沫をあびても安心の3気圧防水や、クオーツらしい精度の高さから、普段使いには最適です。
まとめ:スウォッチらしい遊び心とオメガらしいこだわり

オメガスウォッチは、スウォッチらしい遊び心とオメガらしいこだわりが詰まった一本。
その星のイメージをカラーリングなどでしっかりと表現できる遊び心もありながら、細部までしっかりと作り込むそのこだわりは、このコラボだからこそできたことです。
ファッションに合わせる時計としてもヨシ、ハズしの時計としてつかうもヨシ、普段使いに使って話のネタにするもヨシ。
多種多様な喜びを満たしてくれる、素敵な時計だと感じます。

発売後しばらく経ちましたが、いまだになかなか入手できないのだけが残念ですが、それも人気の裏返しなのかもしれません。
オメガスウォッチ、ゲリラ販売なので店頭で待てば購入するチャンスは十分あるので、気になっている方は諦めずにチャレンジしてみてください。
以上、カクタケイ(@kakutakei)でした。