こんにちは、万年筆が大好きなカクタケイ(@kakutakei)です。
大事なペンを持ち運んで使いたい。
そのためには、しっかりとしたペンケースで守ってあげる必要がありますよね。
大事なペンに傷がついてしまうのは悲しいですよね。
なのでボクは7年ほど前から、パイロット ペンサンブル ファスナーペンケースを愛用しています。
内外に皮革を用いていながらも価格はお手頃で、好きなペンを3本まで安全に持ち運べるのがお気に入りなんです。
今回は、ペンサンブル ファスナーペンケースを長期間使って気に入っているポイントなどを紹介します。
ペンサンブル ファスナーペンケースとは
ペンサンブルは、パイロットが販売する高級ペンケースシリーズです。
外側にはキップレザー(牛革)を、内側にはピッグスウェードを用いており、収納するペンを上品に保護してくれるのが特徴です。
また、今回紹介するのは3本用のファスナーペンケースですが、他にも1本・3本・5本用のロールペンケースが用意されています。
定番品として「ブラック・ダークブラウン・ブラウン」の3色がラインナップされており、限定品で鮮やかな色が発売されることもあります。
用意される色はどれも品が良く、さりげなく合わせるアイテムとしてはピッタリです。
例えば、2021年だとフォレストブルーやディープグリーンなどのシックな色が発売されました。
他にもニュートラルオレンジという色がありましたが、売り切れてしまったようです。
期間限定カラーは売り切れたら終わりなので、欲しいのが出たらすぐ買う必要がありますね。
ペンサンブル ファスナーペンケースの外観
それでは実際に、ペンサンブル ファスナーペンケースを見ていきます。
上から見てみると、シンプルな長方形のデザインです。
外装には、キップレザー(牛革)を用いています。
キップ(kip)という革の種類は、子牛と成牛の中間にあたる牛の革です。生後6か月~2年未満の牛を指します。
人間の子どもの肌って、つるつるしていますよね。子牛からとれたキップの革も同様に、きめ細かくて柔らかいのが特徴です。
同時に子牛の「カーフ」よりは年をとっているので、強度も兼ね備えており、高級な小物や靴に用いられています。
「知っておきたい革の種類!ステア、キップ、コードバン…その違いと良さとは」より
サイズは、「厚さ3倍のiPhone 12 Pro Max」くらいのサイズ感です。
これならスーツの内ポケットなどにも入るサイズですね。
7年ほど使っているので、表面にはツヤや傷ができてしまっています。
遠くから見てみると、ポツポツと傷ができているようにも見えますね。
近づいてみると、シボ感があるのであまり分かりにくかったです。
逆に遠目で光にすかしてみた時の方が、傷が目立っている印象でした。
7年使って目立たない傷しかつかないのは、驚異的ですよね。
ファスナーペンケースの名前の通り、開閉はファスナーで行います。
ペンが勝手に脱落するようなトラブルがないので、安心ですよね。
ファスナーを開いてみました。
左側がペンを挿すところで、右側は薄い物を持ち運べるポケットになっています。
内面はピッグスウェードを用いており、ペンと触れる部分を優しく守ってくれます。
流石に7年も使っていると、ペンなどと当たる場所の起毛が倒れてしまっていますね。
内側にはさりげなく、「PRODUCED BY PILOT」の文字がありました。
丁寧に革に型押しして縫い付けてあるのは、全体のデザインを壊しておらず、素敵ですね。
右側のポケットを少し開いてみました。
クリアファイルのようなイメージなので、ちょっとしたカード類やたたんだメモなどを入れるくらいで使うのが良さそうです。
コンパクトなサイズながらも使い勝手が良くなるように考えてある印象を受けました。
ペンサンブル ファスナーペンケースの良い点・メリット
外観に続いて、ペンサンブル ファスナーペンケースを愛用してきて気づいた、良い点・メリットを紹介します。
その①:ペン同士がぶつからないから傷つかない
ペンサンブル ファスナーペンケースは1本ずつ挿すタイプなので、収納する3本のペン同士がぶつかって傷つくことはありません。
「ペンケースにシャープペンなどを入れておいたら、知らぬ間に傷ついていた」なんてことがないので、安心して大切なペンを持ち運べます。
大切なペンを大事に持ち運ぶには最適です。
高価なペンを安全に持ち運ぶのにはもちろん、グリップ部にローレット加工がされているシャープペンなどを持ち運ぶのにもちょうど良いですね。
ボクは、「ジェットストリーム エッジ 3 + 万年筆 1本 + シャープペン 1本」で持ち運ぶことが多いです。
上質なペンケースに大事なペンを入れて持ち運ぶ。
自分が好きな物を大切に扱うために配慮できるのは、かっこいいですよね。
その②:かなり太いペンも入る
ペンサンブル ファスナーペンケースは3本のペンを持ち運べますが、実は収納する部分の太さは3本バラバラ。
内側に行くにつれて太いペンが収納できるようになっており、1番内側はかなり太いペンが挿せるようになっています。
ペンの中ではかなりの太軸で有名な、モンブラン 149を挿してみると、なんの問題もなく使えてしまいます。
内寸を測ってみると、最大18〜19mmくらいの太さまでなら使えそうです。
ちなみにモンブラン149の太さは約17mmなので、さらにあと一回り太いペンでも大丈夫そうですね。
モンブラン 149が挿せるなら、ほとんどのペンは問題なく挿せると思います。
太いペンは内側に、細いペンは外側に入れて持ち運ぶと、使い勝手が良さそうです。
その③:使い勝手の良さが際立つ
ペンサンブル ファスナーペンケースにはしっかりと芯材が使われているので、バッグの中でも安心です。
それでも木材や金属のような形が決まっているペンケースではないので、無理に圧迫するのは良くありませんが、普通にバッグに入れて持ち運んだりするのは問題なし。
どうしてもクリップなどの部分はケースの中で擦れてしまいますが、起毛の素材を用いているので傷つくことはありません。
また、ファスナーが全部開くようになっているので、机上ではペントレーのように使えます。
ペンのキャップを外した後の置き場にも、一時的なペンの置き場にもなるので、ペンを落としてしまうことがなくなります。
ペンサンブル ファスナーペンケースは、持ち運びも使う際も安心のペンケースなんです。
ボクは万年筆を使うので、外したキャップの置き場があって助かってます。
ペンサンブル ファスナーペンケースの気になる点・デメリット
ペンサンブル ファスナーペンケースを愛用して気づいた、気になる点・デメリットを紹介します。
その①:ファスナーがペンに触れやすい
ペンサンブル ファスナーペンケースは、ペンを収納する際にファスナーに接触する可能性があります。
ファスナー自体は樹脂製なので、傷などの心配はあまりなさそうですが、気になる人もいるはず。
コツは、挿し込む際や取り出す際、少し持ち上げ気味に行うことです。
また、ペンが長かったりズレていたりすると、開閉時にファスナーの閉じ具が接触する可能性があります。
これも、ファスナーの閉じ具を外側に引っ張りながら開閉すると、接触せずにすみます。
ちょっとした使い方のコツでカバーできるので、実用上の問題はなさそうです。
長い間使っていますが、ペンに線傷がついたり、上端・下端に傷ができたことはありません。
その②:ペンの収納部分の内側は硬めの素材でできている
ペンサンブル ファスナーペンケースの収納部分は、柔らかい起毛のピッグスエードが用いられています。
しかし、これはあくまで外側のこと。
内側には芯材にもなる、すこし硬めの素材が使われています。
良い点・メリットで見せた、芯材と一緒の素材ですね。
長期間使っていますが、これが原因で大きな傷ができたことはまだありません。
考えてみると、たくさんの高級筆記具を販売しているパイロットが考えて作ったので、ペンを傷だらけにしてしまう素材は、わざわざ選ばないですよね。
気づいた時は少し驚きましたが、「今まで使って問題ないんだから大丈夫」だと感じました。
まとめ:安心してペンを持ち運ぶために作られたペンケース
ペンサンブル ファスナーペンケースは、作りの良さもあり、安心して好きなペンを持ち運ぶために作られたペンケースです。
モンブラン 149まで持ち運べるペンケースはあまりなく、太いペンを使っている人には特に貴重な選択肢になります。
大事なペンを1本1本安心して持ち運べるペンケースなので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
以上、カクタケイ(@kakutakei)でした。