こんにちは、けいたろー通信のカクタケイ(@kakutakei)です。
普段から電池式のアイテムを使っていると悩むのが、使った電池を廃棄したり、新しい電池を買わなくてはならないこと。
わざわざ電池のために不燃ごみをまとめておくのも面倒ですし、バッテリー駆動のアイテムが増えた現代において、電池はちょっとした使いにくさを感じることもあります。
とはいえ充電池は価格が高く、アルカリ乾電池のコスパと比較して購入を躊躇ってしまうこともしばしばあります。

充電池を使いたいけど、エネループは高い……。
そこでIKEAを訪れていたところ、偶然LADDA(ラッダ)という充電池がセールになっていたので購入しました。

IKEA LADDAはただの充電池なのでそれ以上でもそれ以下でもないんですが、さすがはIKEA。
単3形4本で1,000円程度、充電器も1,000円程度と、圧倒的なコスパの高さが魅力なんです。

噂によると「中身はエネループとほぼ同じなのでは?」とも言われています。
この記事では、IKEA LADDAと充電器 STENKOL(ステンコル)について紹介します。
【IKEA LADDA/STENKOL】の特徴
- エネループの半額ほどで導入できるコストパフォーマンスの高さ
- MADE IN JAPANの安心感
- 充電コストは4本で1回1円程度
IKEA LADDAのスペック

まずはIKEA LADDAの簡単なスペックから紹介します。
IKEA LADDA | |
---|---|
電池種別 | ニッケル水素電池 |
ラインナップ | 単3形 大容量(2,450mAh) 単3形 標準(1,900mAh) 単4形 標準(750mAh) |
製造地 | 日本製 (日本国内のIKEAで販売されているもの) |
IKEA LADDAは、単3形と単4形が用意されているニッケル水素電池です。
500回〜1,000回の再利用ができるため、最低限のコストと環境負荷で電池式のアイテムを何度でも使えるのがメリットです。

テレビやエアコンのリモコン、子供のおもちゃなどの様々な用途にオススメです。
あくまでも海外ブランドのプライベートブランド商品なので、信頼性はそこそこ……と思いますが、その期待を裏切ってくれるのがIKEA LADDAのすごいところ。
どうやらIKEA LADDAは、エネループを供給しているFDK製との噂があります。
日本国内のIKEAで販売されているLADDAは2023年6月現在、日本製のものが採用されていますが、国内で民生用(一般家庭での消費用)のニッケル水素電池を製造できる工場を持つのは現状FDKのみ。
これらのことから「IKEA LADDAはFDK製、いわゆるエネループとほぼ同じなのでは?」と噂されているんです。

あくまでも噂ですが、もしFDK製でなくとも日本製充電池ということは変わらず。安心して使えますよね。
詳しくは以下のブログ記事が参考になるので、リンクを置いておきます。興味のある方は読んでみてください。
IKEA LADDAとエネループと比較
IKEA LADDAを、充電池で圧倒的なシェアをもつPanasonic エネループと比較してみます。
製品名 | IKEA LADDA | Panasonic エネループ |
---|---|---|
単3形 大容量タイプ | 2,450mAh 1,299円 500回 | 2,500mAh 2,400円 150回(500回) |
単3形 標準タイプ | 1,900mAh 799円 1,000回 | 2,000mAh 2,180円 600回(2,100回) |
単4形 大容量タイプ | × | 930mAh 2,400円 150回(500回) |
単4形 標準タイプ | 750mAh 599円 1,000回 | 800mAh 2,180円 600回(2,100回) |
専用充電器 | 4本:999円 8本:2,499円 | 急速 4本:3,282円 標準 4本:2,182円 |
IKEA LADDAとPanasonic エネループを比べてみてわかるのが、圧倒的なLADDAの安さ。
容量はエネループより50〜100mAhほど少なくなりますが、価格はどれも半額かそれ以下となっており、購入時のハードルはかなり低めです。
ちなみに各サイズの電池を8本ずつと充電器を1つ揃えた場合の費用をLADDAとエネループで比較してみると、LADDAはエネループの半額程度で揃えられるんです。
【単3形 8本・単4形 8本・充電器を揃えた場合にかかる費用】
- IKEA LADDA:4,795円
- 単3形 大容量:1,299円 × 2
- 単4形:599円 × 2
- 4本用充電器:999円
- Panasonic エネループ:11,342円
- 単3形 大容量:2,400円 × 2
- 単4形 標準容量:2,180円 × 2
- 標準充電器:2,182円
→同じセットを揃えると、エネループはLADDAの2倍も費用がかかる!

IKEA LADDAならエネループの半額以下で充電池を用意できるんです。

ただしネックなのが充電回数で、単3形大容量タイプを除いてエネループの方がくり返し回数が多くなっています。完全にダメにするまで使い潰すことは珍しいと思いますが、長期的なコストまで考えると差は縮まります。
また、IKEAは全国どこにでもあるわけではないため入手しにくいのがネック。コスパに優れているのは事実ですが、近場にない場合は無理せずエネループを購入すれば良いと思います。

コスパは良いんですが、無理に買う必要はありません。IKEAが近くにあるならぜひオススメします。

IKEA LADDA/STENKOLの外観・デザイン

それではIKEA LADDAを開封していきます。
LADDAはIKEAのサステナブル化への推奨から始まった製品ということもあり、パッケージは全て紙で作られています。

単3型・単4型のパッケージとも、世界共通パッケージっぽい感じ。
容量や形状、注意事項などがところせましと表記されていました。

パッケージの裏面でかろうじて読めたのは「そのまま使えます。」くらい。
すでに充電された状態で販売されているので、開封したらすぐに使えるようです。

さりげなくMade in Japanの表記が入っていました。露骨にアピールしないところがIKEAらしいところでもありますね。

単3形をパッケージから取り出し。全体的に記述された注意書きを除き、いたって普通の電池ですね。

続いて単4形も取り出し。単3形より色が薄くなっているくらいの違いで、こちらもいたって普通の電池でした。
全ての電池を取り出して気づいたのですが、IKEA LADDAは電池を保管しておくケースはがありません。
もし大量に購入する場合、別途電池ケースを用意しておいた方がいいでしょう。

パッケージも紙で再利用できないので注意してください!


続いて999円の純正充電器、STENKOLを開封していきます。
パッケージの表示が紛らわしいですが、「Excl.」と買いてあるのはオプションということ。入っているのは充電器本体のみです。

開封すると充電器と説明書が入っていました。

充電器は緩やかに丸みを帯びた、河原の石のような形をしています。
電池スロットの上にある小さな黒い点はLEDランプで、充電時のステータス表示に使われます。
【IKEA STENKOLでの充電時のLED表記】
- 赤点滅:エラー
- アルカリ乾電池などを接続した場合や充電池がダメになっている場合
- 白点滅:充電中
- 白点灯:充電完了

同時に4本の電池を充電できるだけでなく、単3形・単4型のどちらにも対応できる構造になっています。
ちなみに混ざっていても問題なく充電できるので、充電が切れたらとりあえず充電器にセットしておけばOKですね。
寝る時に使っていますが、LEDもそこまで目立たちませんし、過充電で熱くなっているなんてこともありません。満充電になると充電が止まる仕様でした。

ひっくり返して裏側を見てみると、出力やLEDの状態について記載されています。
ちなみに電池自体は日本製ですが、充電器は中国製でした。

プラグは交換・脱着不可能な固定式。
かなり上側に寄っているので壁面のコンセントを2つ埋めることはなさそうですが、タップだと左右と干渉してしまいそうです。
IKEA LADDA/STENKOLはのレビュー・使って感じたこと
IKEA LADDA/STENKOLを使い始めてから感じたことを紹介します。
電池の廃棄がなくなり、気兼ねなく使えるようになった

エアコンやテレビのリモコンや子供のおもちゃなど、どうしても電池でしか動かないモノもありますが、やはり大量に消費して廃棄するのは多少なりとも気が引けるもの。
ですがIKEA LADDAを購入してからは電池の廃棄もなくなり、気兼ねなく電池式のモノでも使えるようになりました。
LADDAなら単3形の大容量でも1本300円ほどの低価格。さすがに4本400円などのアルカリ乾電池にはかないませんが、5回ほど使うだけでコストは逆転。
初期費用は多少かかりますが、LADDAを購入してよかったなと感じています。
電池サイズや充電池の容量、充電器の種類、充電本数などで異なりますが、単3~単4サイズ4本を満充電しても約1円程度とお考えください。
引用:パナソニック公式サイト よくあるご質問【ニッケル水素電池を充電するのに電気代はいくら位かかりますか?】

1回あたりの電気代は4本充電してもたったの1円ほど。維持費も激安です。
余談ですが、つい先日購入したプラスマイナスゼロのLEDマルチライトも電池を使うのがイヤで充電式を購入しましたが、製品寿命を考えれば電池式を充電池で使うのがベター。
まさかこのタイミングで充電池を購入するのなら、電池式を買っておけばよかったなと感じました。
純正充電器の充電スピードは遅め

IKEA LADDAの充電器には999円の4本用充電器「STENKOL(ステンコル)」と、2,499円の8本用充電器「TJUGO(チューゴ)」がラインナップされています。
LADDA 2,450mAhをSTENKOLは4本を8時間で、TJUGOは8本を12時間で充電可能となっていますが、正直なところ充電時間は遅め。
LADDAを多めに用意しておいて交換しつつ使うスタイルならSTENKOLやTJUGOでもいいですが、最小限の本数で運用するなら心もとないスピードです。
もし充電スピードが遅いと困ると感じたら、エネループの急速充電器を使うのがオススメ。
LADDAもエネループも同じニッケル水素電池なので問題なく活用できます。4本を4時間で充電できるので、急なバッテリー切れでもすぐに対応できますよ。

2本ならたったの2時間で充電できます。

IKEA LADDA/STENKOLはこんな人におすすめ
- 充電池を試してみたいけどエネループ高くない?って思って買えてない
- 使い捨て電池の環境負荷が気になる
- 大量の電池を使う子育て中のパパママ
IKEA LADDA/STENKOLは、「充電池を使ってみたかったけど高くて買いづらい」と感じていた人にピッタリな製品。
エネループの半分以下のコストで導入できるので、おもちゃなどで大量の電池を使うゆえにためらっていたなんて場合に最適。もちろん最小限の本数でもおトクさは変わりません。
また、今までは乾電池を使い捨てにせざるを得なかったリモコンやライトなどのアイテムも、簡易的に充電式へと早変わり。
電池が切れたら交換するだけのアルカリ乾電池とは異なり、使い切ったら充電しなくてはならないデメリットはありますが、それをもってしても有り余るコストパフォーマンスの良さは魅力的です。
IKEA LADDA/STENKOLは、圧倒的コスパを誇る日本製充電池
IKEA LADDA/STENKOLをレビューしました。

【IKEA LADDA/STENKOL】の特徴
- エネループの半額ほどで導入できるコストパフォーマンスの高さ
- MADE IN JAPANの安心感
- 充電コストは4本で1回1円程度
IKEA LADDAを購入したのち、手持ちの電池式のアイテムはすべて置き換え。電池を廃棄することがなくなり、ちょっとしたストレスがなくなりました。
特に、普段から愛用しているBenQ ScreenBar Haloのリモコンは単4形乾電池を3本も使っていたので、それを置き換えられたのはかなりのメリットでした。
今まで充電池というと導入費用の高さから敬遠していましたが、LADDAなら低コストで導入可能。近くにIKEAがあるなら間違いなく買いの一品です。
以上、カクタケイ(@kakutakei)でした。

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