こんにちは、けいたろー通信のカクタケイ(𝕏:@KakutaKei)です。
PCデスクで使える照明としてここ数年急速に普及しているのがモニターライト。昔はニッチな市場でしたが、今やIKEAすらラインナップするほどの巨大市場に成長しました。
とはいえ、星の数ほどあるモニターライトの中から良い製品を探すのは至難の業。そこでオススメなのがQuntis L206 Pro。
幅51cmの大きめなモニターライトで、大型モニターに設置してもしっかりと手元を明るく照らしてくれます。
自動調光機能やワイヤレスリモコン、どんな形のモニターにでも取り付けられるアタッチメントなど機能面でも優秀。
なのに8,000円台で買えてしまうコスパの高さも持ち合わせているんです。
この記事ではQuntis L206 Proの特徴や使用感について、紹介していきます。
Quntis L206 Proの特徴・仕様
Quntis L206 Proの特徴・仕様について紹介します。
商品名 | Quntis L206 Pro |
---|---|
ライト幅 | 51cm |
最大輝度 | 2,000ルクス |
対応色温度 | 3,000K~6,500K |
演色性 | Ra≥95 |
対応するモニターの厚み | 0.3~6.0cm |
操作方法 | ワイヤレスリモコン |
給電方法 | USB-Cケーブルによる給電 |
消費電力 | 5V/1A(5W) |
価格 | 8,380円 |
Quntis L206 Proの内容物は以下の通り。
Quntis L206は黒を基調としたデザイン。素材はアルミとプラスチックで質感は悪くない感じです。
L206 Proへの給電は、ライト背面のUSB-Cポートから行います。5V/1A(5W)で駆動するので、外部モニターのUSBポートからでも駆動できる低電力設計です。
ケーブルは脱着式なので、付属のUSB-C to A(1.8m)ケーブルは使わなくてもOK。給電先のポートとの最適な距離のケーブルにすることで、スッキリとデスクをまとめることもできます。
モニター裏とつなぐなら50cmくらい、デスクのドッキングステーションなら70cmくらいのケーブルがあれば十分です。
取り付け部分はモニターライトによくある「ツメ+おもし」のタイプで、どんな形状のモニターにでも自由自在に合わせられるようになっています。
ヒンジ部分には適度な硬さがあったり、おもし側の滑り止めも強かったりと、モニターの上に軽く乗せるだけでもそう簡単に動くことがない印象でした。
ヒンジ部分は付属の六角レンチで強度を調整できるので、弱っても増し締めできるのが優秀。しいて言えば小さなフタが取り外しづらいので、むき出し状態でもよかったかなと。
また、ツメの部分はバネで伸縮するようになっているので、付属のアタッチメントと組み合わせるとモニターにしっかりとはさみこんで固定することもできます。
Quntis L206 Proをモニターの上に設置してみました。引っ掛けるツメは小さめなので、狭額縁(4mmほど)でも干渉しにくい良設計です。
このモニターは背面が緩やかに丸くなっているんですが、それでも安定して取り付けられました。
幅51cmの大きめサイズだからしっかり照らせる
Quntis L206 Proは幅51cmの大きめサイズのモニターライト。40インチのウルトラワイドモニターと合わせても謙遜ないサイズ感をしています。
大型モニターにモニターライトを取り付けると高さがでてしまってデスクの明るさが担保できないこともありますが、L206 Proなら40インチのウルトラワイドモニターで使ってもしっかりと手元を明るく照らせます。
明るさと色温度を自由に調節できる
Quntis L206 Proは色温度を3,000K(温白色)〜6,500K(昼光色)、明るさを5%〜100%(最大2,000ルクス)の間で無段階で調節可能。
デスクのライティングと合わせたり、作業をしている内容や時間帯にあわせて好きな色味・明るさにできます。
自動調光機能も搭載されているため、ワンタッチでデスクを1,200ルクス以上の明るさで照らせます。PC作業時の目の負担を軽減するのに効果的です。
色をしっかりと再現できるRa95の演色性も担保されているので、写真集やカタログなどを楽しむのにも最適です。
非対称45度偏光光学設計で映り込みと反射を軽減
Quntis L206 Proは非対称45度偏光光学設計を採用しており、モニターへのライトの映り込みや反射はほとんどなし。
ライトの角度調節もできるようになっているので、万が一にもモニターに光が映り込んでしまうことはなし。もちろん目に光が刺さることもないので、常に手元だけを照らして快適に作業できます。
ワイヤレスリモコン式で使い勝手が良い
Quntis L206 Proの操作はワイヤレスリモコン式。
ケーブルレスなのでデスクのどこにでも置けて、使い勝手はバツグンです。なんならデスク上じゃなくてもOK。
プラスチックでできていますがぱっと見の質感は悪くなく、デスクに置いてもいい意味で存在感がなく設置しやすい印象です。
リモコンは単4電池2本で駆動するタイプ。
電池は底面にあるマグネット式のフタを外して交換します。付属品はアルカリ乾電池でしたが、ニッケル水素充電池(IKEA LADDA)でもまったく問題なく使えました。
アタッチメントでどんなモニターにも対応できる
Quntis L206 Proは取り付け部分に伸縮機構とアタッチメントを採用。厚みは0.3cm〜6cmまで、平面・湾曲を問わずに設置できます。
モニターの形状は千差万別なので、どんなモニターにも問題なく取り付けられるようになっているのは優秀。モニターの厚みなどにあわせた最適なアタッチメントも説明書に記載されているのもわかりやすくていい感じ。
ボクが取り付けている40インチのウルトラワイドモニターは背面がゆるやかに丸みを帯びているので取り付けに不安がありましたが、いざ取り付けてみるとまったく問題なく安定していました。
前側がしっかりと引っかかった状態で裏側が軽く抑えられていれば問題なさそうでした。
Quntis L206 Proのレビュー
Quntis L206 Proを実際につかって感じたことをレビューしていきます。
手元をバッチリ照らせて明るい=目に優しい
ボクは日中は会社員で出社している関係で、PCを触るのは主に帰宅後の夜間。夜は電気をつけても部屋は暗めなので、PC作業をしているとどうしても目が疲れていると感じられるほどでした。
部屋が暗い状態でPCや書き仕事をしていると、目を酷使することになって寝る前には目がしょぼしょぼするんですよね……。
ですがQuntis L206 Proを導入して使ってみると、モニターとそれ以外の明るさの差が少なくなり目の疲労度が激減。
寝る前に目の重さを感じることはほとんどなくなり、「目が疲れにくくなった」と如実に感じることができるようになりました。
また、手元の資料やキーボード面もしっかりと見えるようになった影響か、作業全体の処理速度もすこし改善される副次的な効果があったのも面白い発見でした。
明るさも自動調光機能を使えばワンタッチで最適なセッティングにできるので、特に何も考えることなく目の負担を減らせるのはハードルが低くて使いやすいと感じました。
もちろん色温度と明るさを自由に調節できるので、寝る前にはあえて暖色にしたり暗めにすることで、ギリギリまで作業していたとしても入眠への悪影響を抑えつつ使えたりも。
ボクは基本的に自動調光で使いつつ、少し眠気を感じた時には意図的に暖色+暗めにすることでいざ寝る時にすぐ眠れるようにしています。めっちゃ効果的なのでこの方法はぜひオススメしたい。
おかげでベッドに入って数分後にはそのまま眠れています。こんなに早く入眠できるのは最高です。
デスクの見栄え向上にも大活躍
Quntis L206 Proはデスクセットアップの印象を整えるためにも大活躍。
ボクはデスクで暖色の照明を2つ使っているんですが、L206 Proも同様に暖色(4,500K〜5,000Kくらい)に調節すると全体の色味が整っていい感じになるんですよね。
スタンド式のデスクライトなどではスペースが必要だったり生活感が出たりしますが、モニターライトにすると生活感のないまま快適な作業環境を確保しつつ、ライティングを整えることでデスクセットアップのイメージアップにも役立ってくれて最高です。
デスクを整えると作業のモチベも上がるので、最近はデスクセットアップにお熱です。(本末転倒)
ワイヤレスリモコンはミスなく操作できて快適
Quntis L206 Proの操作はワイヤレスリモコン式ですが、動作にはラグや誤反応がなくて使いやすい印象です。
以前使っていた他社のモニターライトも同様のワイヤレスリモコン式だったんですが、タッチセンサータイプだったこともあって、タッチしても反応しないこともしばしば。なんとも使いづらいなと感じていたんですよね。
その点、L206 Proはアナログなボタン式操作なので操作ミスは起きにくいですし、レスポンスもよいのでワイヤレスながらもストレスなく使えるんです。
気になるところがあるとすれば、軽すぎて操作中にうごいてしまう場合があることと、メモリ機能がないことくらい。
どちらも重箱の隅をつつくようなささいな欠点なんですが、人によっては「あと一歩!」と感じるところかもしれません。
メモリ機能があれば「普段は自動調光、本を読むときは暖色に」なんてこともできるので、次期型ではぜひ搭載してほしいですね。
多機能なのにたったの8,000円台
モニターライトはピンからキリまで差が激しい製品ですが、Quntis L206 Proは「51cmの大型サイズ」「自動調光付き」「ワイヤレスリモコン操作」「最大2,000ルクスの明るさ」「Ra95の演色性」といったてんこ盛りのスペックを搭載。
それでも価格は8,000円台とめちゃくちゃリーズナブルで、他社のほぼ同等機能のフラッグシップ製品が2万円近いことを考えると、破格のコスパなのがよくわかります。
セール時には7,000円台になることもあるので、コスパを重視する人にとっては最高の選択肢です。
質感や使い勝手を考えると、その価格設定は間違ってない?と感じるほどです。
Quntis L206 Proのレビューまとめ
Quntis L206 Proをレビューしました。
モニターライトは実際に使ってみないと良さがわかりにくい製品かつ、ボクのようなガジェットブロガーがこぞって紹介している胡散臭さもあり、なかなか手が出しにくい面もあるかと思います。
「デスクライトのほうがよくね?」と、ボクも前は思ってました。
ですが導入して使っていると、外付けモニターを活用しているデスクなら、デスクライトよりモニターライトのほうが映り込みや設置場所などを考慮する必要がないので、使い勝手がいいんですよね。ここまで市場が大きくなったのも納得です。
中でも今回紹介したQuntis L206 Proはモニターライトの中でも性能とコスパを両立している優秀な製品。
これからモニターライトを買おうと考えている人にとっては、上位モデルを買う必要がないと感じてしまうほどコスパのいい製品です。
以上、カクタケイ(𝕏:@KakutaKei)でした。