こんにちは、けいたろー通信のカクタケイ(@kakutakei)です。
自宅での作業時間が増えるにつれ、少しずつ環境を整備してきましたが、その中で唯一手をつけていないのがケーブル周り。
基本的にこだわりがなく「使えればOK」と考えているタイプなので、見えないところはグチャグチャでした。
とはいえデスク上のアイテムにこだわったり、モニターアームを使って整理をしているうちに、足元などでケーブルが乱れているのが気になる状態に。

ケーブルだらけで見た目も悪いし、掃除もしにくいし……。
ということで今までは見ないフリをし続けてきましたが、ついに重い腰をあげて配線整理をすることにしました。

配線整理をしっかりと行うと足元や見える範囲での乱雑さがなくなるため、パッと見はかなりスッキリとした印象に。おかげで今まで以上に気持ち良く作業ができるようになりました。
また床置きしていたケーブルボックスを無くしたことでロボット掃除機が動きやすくなり、足元にホコリが溜まりにくくなったのも、地味に嬉しいポイント。
今までずっと「配線整理なんて自己満足でしょ?」と思っていましたが、精神的にも物理的にもスッキリしたので、「最初からやっておけばよかった」と感じたほどです。
なので今回は、配線の整理について気をつけたことやグッズについて交えながらわかりやすく解説していきます。
配線整理をするメリット
- 見た目がスッキリする
- 安全性が向上する
- ケーブルが足などにひっかからなくなる
配線整理のコツ
- 束ねる
- 隠す
- 浮かす
- 拡張性も考慮
配線整理をするメリット
配線整理をするためのコツやグッズを紹介する前に、そもそも配線整理をするメリットについて紹介しておきます。
おもなメリットは以下の3点ですが、このなかでもボクの場合は「見た目のスッキリさ」を実現したかったので配線整理をすることにしました。
- 見た目がスッキリする
- ケーブルが乱雑に散らばらなくなることで、見た目がスッキリする。
- 安全性が向上する
- ケーブル周辺が掃除しやすくなり、トラッキング火災などの可能性が減る。
- ケーブルが足などにひっかからなくなる
- ケーブルが足などにひっかかる可能性をなくす。
- ロボット掃除機を使っている場合は、掃除中に巻き込む可能性がなくなる。

配線を整理せず使うのもラクでいいんですが、見た目や掃除のしやすさは最悪なんですよね…。
配線整理をする前の状態を確認する

配線整理をする前の状態を確認していくと、ぱっと見はあまりケーブルが露出していないようにも見えますが、裏から見てみるとディスプレイやスピーカーからケーブルが蜘蛛の巣のように張り巡らされていてごちゃついています。

机の下に向かっていくケーブルはそれっぽくまとめてあるようにも見えますが、下からみればその適当さにはビックリ。数カ所をマジックテープでとめて束ねているだけなので、広がったり絡まったりしているのがわかります。
ちなみに真っ黒で見えませんが、束ねられたケーブルの根元には大きなケーブルボックスがあり、デスクで使う機器のACアダプタなどが全て収納されています。床置きなのでロボット掃除機の邪魔になり、その周囲にはほこりが溜まりがちなのが少し気になります。

机の上にはMacBook Proをクラムシェルモードで使うための充電器とUSB-Cハブが置かれていますが定位置はなく、なんとも雑然とした印象に。
ハブを抜き差しする際に動いてしまったり、掃除をする際に引っ掛かってしまったりと、地味にストレスが溜まります。
配線整理をうまく行うコツ4点
このあとに紹介するグッズを使うだけでもそれっぽく配線整理はできますが、よりうまく整理するには以下4点のコツを意識して行うのがおすすめです。
- 束ねる
- バラバラとケーブルが散らばっているのをやめて、できるだけケーブルを1つに束ねてまとめる。
- 隠す
- 見せる必要のないものは視界から消してスッキリさせる。
- 浮かす
- 足元にケーブルをたらしたままにするのは汚ケーブルの第一歩。できる限り浮かせて掃除しやすくする。
- 拡張性も考慮
- 今後にケーブルが増えるかもしれないので、現状にピッタリすぎるものを使わない。

忘れがちなのが今後の拡張性のこと。ケーブルはよく増減するので、すこし余裕をもって整理していくのがおすすめです。
配線整理のために用意したグッズ
というわけで現状とコツをふまえ、配線整理のために必要なグッズを色々と揃えたので、1つずつ紹介していきます。
サンワダイレクト ケーブル配線トレー メッシュ 汎用タイプ

色々な配線トレーの中からサンワダイレクトのケーブル配線トレーを購入。
幅90cmと余裕があるので大きなACアダプタがあっても収まる上に、使用時はメッシュ部分でうまく目隠しのようになって煩雑な印象を減らせます。クランプ式でどんな机にも使えるのがGood。

ケーブルカバー(メッシュタイプ)

メッシュタイプのケーブルカバーは3mで2,000円ほどの安価なもの。デスクの下にあるデスクトップパソコンとディスプレイをつなぐ複数のケーブルを目立たなくするために購入しました。
ケーブルカバー(ハードタイプ)

コンセントから伸びる電源タップとLANのケーブルを隠すために、ダイソーのケーブルカバーを購入。
ハードタイプのケーブルカバーは中に入るケーブルの本数が決まっているので、何本通したいのかを先に考えておきましょう。
ケーブル結束バンド

どうしても長さが余ってしまうケーブルを束ねておくために購入。50本1,000円とお値打ち価格なのにも関わらず、マジックテープなので何度でもつかえる超コスパです。
ケーブルクリップ

デスクの脚などにケーブルを這わせたり、ケーブルを浮かせて固定するために購入。これも30個1,000円のお値打ち価格のもの。ケーブルに負担をかけないように内径に余裕のあるものを選びました。
3M コマンドタブ

デスクの上に置いてあるAnker 547 Chargerをデスク下に固定するために購入。
重めの充電器なので、しっかりと固定できるように対荷重2kgのLサイズを選びました。このコマンドタブは引っ張ればあとが残らずにはがせるので、壁などに物を貼り付ける際に重宝します。

サンワダイレクト ケーブルホルダー

デスク下に固定した充電器から伸ばしたケーブルを手元に固定するために購入。
定位置を作りたかっただけなのでホルダータイプの物を購入しましたが、ケーブルをよく使う場合はAnker Magnetic Cable Holderのような自由に脱着できるタイプの方が便利です。

エレコム 電源タップ 10個口 ほこりシャッター付き

今まで使っていた電源タップはわずかに長さが足りなかったため新調。デスクのすぐ横にベッドがあるので、スイッチなどにLEDが付いていないものを選んでいます。
現在は4口しかつかっていませんが、デスク周りのコンセントはすぐに増減するので、増えても対応できる口の多さが魅力です。

実際に配線整理をしていく
それではコツとグッズが揃ったところで、実際に気をつけながら配線していきます。
足元のケーブルボックスからデスク下のケーブルトレーへ


まずはケーブルトレーをデスクに装着。クランプで固定するタイプなので、使い勝手の良い場所に取り付けます。ボクの場合はモニターアームのクランプと干渉するのでデスクの中央付近に配置しました。

ケーブルトレーに電源タップを配置したら各アダプタ類をさしていきます。この時、あとあと整理する際に絡まって大変な思いをしないように、ひとつずつ整理しながらさしていくのがおすすめです。

限界までこだわるなら、トレー上でも結束バンドなどでしっかりとまとめる必要がありますね。
ケーブルトレーから伸びる配線を目立たないようにする
続いて、どうしてもトレーに向かって伸びてしまうケーブルなどをできるだけ目立たないように、隠したり固定します。



1つめは床から伸びる電源ケーブル。コンセント付近はハードタイプのケーブルカバーで隠しつつ、デスクの脚にケーブルクリップで固定しながら誘導していきます。
どうしても脚からトレーの間は浮いてしまいますが、ある程度テンションをかけることでだらしなくたれさがることを防げました。

2つめは床置きしているデスクトップパソコンの電源とDisplay Portケーブル。どうしても床からデスク上へとつながって目立つので、できるだけメッシュタイプのケーブルカバーでひとまとめに。
複数のケーブルがたれさがっていままと比べ、スッキリとした印象になりました。



あわせてデスク裏にAnker 547 Chargerを、デスク上にAnker 7-in-1 USB-C メディアハブを固定。充電器とハブをつなぐUSB-Cケーブルがたれさがらないように、ここもケーブルクリップでしっかりと固定しました。
ディスプレイ周辺の配線もカバーでまとめる
最後はディスプレイ周辺の配線をまとめます。このディスプレイ裏は、部屋にはいる時などに視界に入るため、できるだけキレイにまとめたいところです。

モニターアームに沿わせているHDMIやDisplay Portのケーブルは、メッシュタイプのケーブルカバーでできるだけひとまとめに。4本もケーブルがあったので少しメカメカしさがありましたが、ケーブルカバーを通したことでスッキリとした印象になりました。
また、サウンドバーやBenQ ScreenBar Haloのケーブルも邪魔にならないよう、少しだけゆとりを持たせつつ、モニターアーム裏のネジ付近にうまくまきつけました。

モニターアームの根元からトレーに向かって伸びるケーブルは2本ありますが、ここも散らばらないようにケーブルクリップで固定してスッキリ化しました。
配線整理をした後の状態を確認する
最後に配線整理をした後の状態を確認していきます。自画自賛ぽくなりますが、視界に入る部分はだいぶスッキリした印象になったなと感じています。

デスクの奥側にあった充電器やUSB-Cハブの部分。
以前は機器やケーブルでゴチャっとしていましたが、いまではUSB-Cハブと最低限のケーブルが顔をだしているくらいに。机に貼り付けたことでハブを抜き差ししても動かず、かなり使いやすくなりました。

ディスプレイ裏から見ても、ほとんどのケーブルが目立たなくなりスッキリとした印象に。下にたれさがるケーブルがなくなったことや、メッシュのケーブルカバーでまとめたのが効いている様子です。

デスクの下はケーブルボックスがなくなってケーブルの床置きがゼロに。
写真だと上部にケーブルトレーがあるのでゴチャっとした印象が多少ありますが、実際は机の下にもぐりこまない限り見えないので、かなりスッキリしています。ロボット掃除機の邪魔になるものがなくなったので、きれいな状態を維持しやすくなってGood。

今回の配線整理にあわせ、手元で充電できるようにUSB-Cケーブルを1本配置。頻繁に充電する必要があるカメラやパソコン用のヘッドセットの充電がしやすくなってQOLが上がりました。
まとめ:コツとグッズを揃えれば配線整理はカンタン

今回は配線整理について解説しました。
今までは「配線整理なんてしなくても使えるし、純粋にめんどくさい」と思っていましたが、実際にやってみるとコツとグッズさえ揃ってしまえばカンタンでした。
作業時に視界に入るゴチャっとしたケーブルもなくなって作業に集中しやすくなり、足元などの掃除もしやすくなったことで、今まで以上に心に余裕ができた感覚がしています。


ちなみに約1年前の2021年10月ごろは、上記の写真のような無頓着な環境でした。これほどまでに配線整理に興味がなく放置しっぱなしだったのは、いまとなっては少し驚きすらあります。
ケーブル類の管理もしやすくなったり作業効率もあがったりとメリットばかりなので、もし配線整理が気になっている人ならやって損はありません。トータルコストも1万円前後なので、費用対効果はバツグンです。
以上、カクタケイ(@kakutakei)でした。



