この記事では、以下の悩みをお持ちの方に『ヤマハ SR-C20A』をオススメしています。
- 『PCと合わせてデスクトップで使えるサウンドバーはない?』
- 『コンパクトでもちゃんとした音のサウンドバーは?』
- 『インテリアに馴染むサウンドバーが欲しい』
『デスクトップでサウンドバーって実際どう?』という人は、この記事を読むことで『デスクトップでサウンドバーを使う良さ』がわかります。
それでは、早速解説していきます。

いろいろ悩んだ末に『SR-C20A』を購入しましたが
音質・サイズ・デザインどれをとっても優秀だと感じます。
そう感じた理由をこれから解説していきます。
ヤマハ SR-C20Aの購入経緯

昨今、在宅ワークや副業の影響で、自宅で過ごす時間が増えていると思います。
ボクもその1人で『せっかくならば普段の環境をよくしたい』、特に音楽を聴くのが好きなので『スピーカーをアップグレードしたい』と思うようになりました。
今まではヤマハ NX-50というスピーカーを使っており、サイズや音質には満足していましたが、モニターアームを利用してモニターが動かしやすくなった結果、定位置が決められなくなってしまいました。
なので今回は、置き場に迷わずコンパクトにまとめられるサウンドバーを検討し、SR-C20Aの購入に至りました。
ヤマハ SR-C20Aの特徴
- 幅60cmのコンパクトサウンドバー
- 3種の豊富なカラーバリエーション
- 多彩な接続方式が用意されており、拡張性が高い
SR-C20Aは、大きく3つの特徴を持ったサウンドバーです。
幅60cmのコンパクトサウンドバー

サウンドバーはテレビの前に置く場合がほとんどなので、横幅が1m近い製品が数多くラインナップされています。
その中でもSR-C20Aは、貴重な幅60cmのコンパクトサウンドバーです。
コンパクトながら豊かな音を出すのが特徴で、筐体の中には『20Wのフルレンジスピーカーが2つ、30Wのサブウーファーが1つ、パッシブラジエーターが2つ』埋め込まれています。
そのサイズ感からテレビの前だけでなく、PCと接続してデスクトップで使うことも想定されているのが特徴です。

サウンドバーはテレビの前に置く場合が多く、
幅の広いモデルが数多くラインナップされるので、
コンパクトな製品を探すのが難しいんです。
めずらしい3種のカラーバリエーション

サウンドバーは、カラーバリエーションが黒しかない機種が多く、オシャレさの面では少し残念です。
ですが、SR-C20Aは『ブラック・白・赤』の3種のカラーバリエーションが用意されています。
カラーバリエーションがあるサウンドバーは珍しく、特に赤のサウンドバーは競合製品がほぼありません。

表面はナイロンメッシュで覆われており、柔らかい雰囲気とお好みの色で、スタイリッシュに室内空間を演出できますよ。

ボクは白を選びましたが、
白も競合製品が少ないので、
数機種から選ぶことになりました。
多彩な接続方式が用意されており、拡張性が高い

サウンドバーの悩みどころは、接続方式です。
ですが、SR-C20Aは全く問題なく、コンパクトながら多彩な接続方式が用意されています。
サウンドバーとして基本になるHDMI(ARC)や光デジタルはもちろんの事、3.5mmアナログまで付いており、そのおかげで拡張性がとても高くなっています。
3.5mmアナログ端子のおかげで、『接続できない機器はほぼない』といっても過言でなく、お使いのパソコンやゲーム機、スマホなどのほとんどの機器に接続できます。
また、BluetoothはAACという高音質コーデックにも対応。ミュージックエンハンサーという音質補完技術も搭載されており、良い音質で楽しめるのも魅力的です。

ボクも3.5mmアナログ端子を用いて接続しています。
実はアナログ端子が購入の決め手だったりします。
主な仕様
SR-C20Aは以下の仕様を持っています。必要十分をおさえた、シンプルな仕様です。
実用最大出力(JEITA) | フロントL/R:20W×2、サブウーファー:30W |
スピーカー部 | フロントL/R:密閉型(非防磁) フロントL/R:4.6cmコーン型×2 フロントL/R:230Hz~22kHz |
サブウーファー部 | パッシブラジエーター型(非防磁) 7.5cmコーン型×1 65Hz~230Hz |
入力端子 | 光デジタル2、3.5mmステレオミニ1 |
出力端子 | 1(ARC対応) |
Bluetoothバージョン | Ver 5.0 |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
外形寸法(幅×高さ×奥行) | 600W×64H×94Dmm 600W×64H×102Dmm(壁掛け設置時, スペーサー含む) |
質量 | 1.8kg |
対応可能フォーマット | PCM/Dolby Digital/MPEG-2 AAC ※PCM2chまで、それ以外は5.1ch まで |
カラーバリエーション | ブラック・ホワイト・レッド |
ヤマハ SR-C20Aの接続状況

ボクはSR-C20Aを、上の図の通りに接続しています。
PCとSwitchは映像と音声を合わせて一旦モニターに出力し、モニターのヘッドホン端子からSR-C20Aに3.5mmアナログで接続しています。
外部機器なしに、2入力の音声をスピーカー出力したかったので、この接続方法になっています。
この繋ぎ方で嬉しいのは、配線の取り回しがかなり楽になったこと。
今まで使っていたヤマハ NX-50はモニター両側に配置するため、モニター後ろで配線が複雑になっていましたが、SR-C20Aならそんなことはありません。
電源ケーブルと3.5mmアナログケーブルのたった2本の配線で済むので、デスク周りもシンプルにすることができるのもメリットですね。

3.5mmアナログ端子があるので、PC接続がしやすいのが嬉しいポイントです。
ヤマハ SR-C20Aのいいところ
ボクが実際に購入して感じた、SR-C20Aのいいところを3つ紹介します。
フラットで聴き疲れしない音が良い

サウンドバーで気になるのは『いい音なのかな?』ということですが、SR-C20Aは十分良い音だと感じます。
具体的には、『フラットな聴き疲れしない、音楽にもゲームにも向いた音』だと感じます。
好きな曲から2曲ほど選んで聴いてみました。
SR-C20Aの設定
- スタンダードモード(サラウンド)
- クリアボイス:ON
- バスエクステンション:ON
- サブウーファー強度:中間
音源1【RADWIMPS – 愛にできることはまだあるかい】
音源2【Ado – 踊】
『RADWIMPS – 愛にできることはまだあるかい』は高音寄り、『Ado – 踊』は低音寄りの確認をするために選曲しました。
この2曲聴いた感想が、冒頭の『SR-C20Aの音は、フラットな聴き疲れしない、音楽にもゲームにも向いた音』という感想でした。
スタンダードのサラウンドは程良い広がり感で、音楽を聴くのにもちょうど良い塩梅で、気軽に聴くのに最適だと感じます。


またクリアボイスやバスエクステンションを入れても、『低音強すぎ、主張が激しい音だな…』とはなりませんでした。
スピーカーは『フルレンジ+サブウーファーの構成』ながら、ピアノの残響音や、EDM感あるビートをうまく表現できているなと感じます。
欲を言うならあと少し高音域が出ると、よりバランスがよくなると思いますが、多くの人の及第点は満たしている音だと思います。

大手ECサイトのレビューでは『こもった感じがする』とあったので不安でしたが、
『もしかしたらクリアボイスのON/OFFの差かな?』とも思いました。
横幅60cmでモニターの下に置けるので、ゲーム用途にピッタリ
ボクはSR-C20Aで音楽を聴くほか、ゲーム用途でも使おうと考えて購入しました。
SR-C20Aにはゲームモードが搭載されており、選ぶと定位が向上し、よりゲームを楽しめる音質に変化します。
ヤマハの「GAME」モードは個々の効果音の定位をさらに強調し、没入感のあるゲーム体験を実現するためのプレイヤー環境を高めます。PCとの接続時には小音量でもサラウンド効果を発揮します。
ヤマハ | SR-C20A (yamaha.com)
気になったので、2種類のゲームをプレイし、ゲームモードの有用性を試してみました。
感じたのは、『スピーカーでゲームプレイをするならこれで十分』ということです。
【APEX Legends】ジャンル:FPS

APEX Legendsは、FPSと呼ばれる一人称シューティングゲームです。
一人称シューティングゲームは他のゲームより音の定位が重要視されますが、SR-C20Aならバッチリ。
後ろや高低差を含む音の差も聞き取れるので、他のプレイヤーより優位にゲームを進めることができました。
【ゼノブレイド2】ジャンル:RPG

ゼノブレイド2はオープンワールド型のRPGです。
RPGは、先述のFPSのように音の定位はそこまで重要ではないですが、ムービーシーンやアクションシーンの迫力は随一。
SR-C20Aなら、強化された低音表現やサラウンドのおかげで、より没入感を高くしてゲームプレイができます。ストーリーにのめり込み、楽しくプレイすることができました。
白いPC周辺機器は、貴重な存在
PCの周辺機器には多少のこだわりを持つ人もいると思います。
ボクもその1人で、『PC周辺機器は白で揃えたい』と考えていました。
SR-C20Aの白は、他のPC周辺機器ともマッチしやすい、シルバーの混ざった白になっているのが素敵です。
ヤマハ SR-C20Aの気になるところ
いいところがたくさんあるSR-C20Aも、気になるところが2つだけあります。
ここではその2つを紹介します。
近くで見ると少し大きい

SR-C20Aで気になったのは、『少し大きい』と感じることです。
これは、ボクがデスクトップで使っているので、『高さと奥行きの両方が見えてしまって大きく感じる』のが原因です。
白は膨張色なので、少し大きく見えるのもあるかもしれません。
色には「膨張色」と「収縮色」があります。白色と黒色が並ぶと、同じ大きさのものでも白色が大きく見え、黒色が小さく見えることがあるのをご存じですか?これは膨張色である白色が、他の色に比べて膨らんだり、広がったように錯覚を起こすからです。(膨張色は主に白、赤、黄色があります)反対に黒色は収縮色のため、引き締まって見える錯覚を起こしています。
インテリアコーディネートする際に知っておきたい「色」の話 – 色の効果 – | ブラインド ガイド (blind-mart.com)
白がほぼ入荷しない→改善しました!
2021年12月現在、『白のSR-C20A』は、多くのECサイトで受注停止になっています。
一部の店舗で受注はしているようなので、製造が完全に追いついていないのかもしれません。

10月頃から購入検討をしていましたが、
結局入手できたのは12月中旬になってしまいました。
ヤマハ SR-C20Aの比較対象3選【SONY・BOSE・Sonos】
- 【SONY】HT-ST200F
- 【BOSE】TV Speaker
- 【Sonos】Beam(Gen2)
SR-C20Aを購入する際、比較対象になるモノを3機種ピックアップして紹介します。
実際にボクが悩んだ3機種なので、SR-C20Aを検討されている方には参考になると思います。
上記の3条件を、上から順に重要視して探した結果、先述の3機種が比較対象になりました。
では、実際に3機種各モデルを見ていきましょう。

どれも個性豊かなサウンドバーです。
結果としてSR-C20Aを選びましたが、
【SONY】HT-S200F
HT-S200Fは、SR-C20Aと完全に競合するコンパクトサウンドバーです。
SR-C20Aと同様に、コンパクトな筐体に黒・白のカラーリングを用意。サブウーファーも搭載し、サイズより豊かな音を出すことが特徴です。
入力端子はHDMIと光デジタルの2種類で、別途Bluetoothも搭載しているので、TVやゲーム機だけでなく、スマートフォンなどのデバイスからも音楽を楽しむことができます。
販売開始から数年経過した製品ですが、いまだに人気のあるコンパクトサウンドバーです。

サイズ・色は条件に一致してましたが、
HDMI端子でしかPCに接続できないので諦めました。
もしPCに接続しないのなら、コレを選んでいたと思います。
【BOSE】TV Speaker
TV Speakerは、その名の通り、テレビと接続して使うことを考えられたサウンドバーです。
HDMIケーブルをテレビに繋ぐだけの手軽さに加え、BOSE製品にしては手頃なお値段なので、気軽にテレビの音をアップデートできるのが魅力のサウンドバーです。
入力端子はHDMI・光デジタル・アナログの3種類で、別途Bluetoothも搭載しています。
バスブースト機能もあるので十分な低音を出すことができますが、物足りない場合は別売のサブウーファーを接続することで、より低音を強化することができるのもGood!

アナログ端子もあり、デザインも非常に好みなんですが、
白系色がないので検討外に…。『白かシルバーがあれば』と思っています。
【Sonos】Beam(Gen2)
Beam(Gen2)は、Dolby Atmos(立体音響)にも対応した、本格的なコンパクトサウンドバーです。
幅60cm程度に『ツイーター + ミッドウーファー×4 + パッシブラジエーター×3』を配置しており、コンパクトとは思えない、音の広がりやスケール感の表現力が魅力です。
しかし入力端子は限られており、HDMIのみとなっています。(別売の光デジタル変換ユニットを用いると、光デジタル入力が可能になる。)
珍しくWi-Fi接続に対応しており、Apple AirPlay 2や、アプリを介したストリーミングサービスの利用、Alexa Built-Inが使用可能です。
リビングに置くならこれ1台!って感じの魅力がつまった1台です。

サイズ・色・音質は好みだったのですが、
『HDMI入力のみ(PCからの接続が悩む)』なのがネックで、
検討外になってしまいました。
まとめ:デスク上でも使えてインテリアにもなるサウンドバー
- デスクトップで使えるコンパクトさと、豊富な接続方法が魅力!…幅60cmのコンパクトさで音質もしっかりしてるサウンドバー。3.5mmアナログやBluetoothの接続が可能で、多彩な用途で使えるのも嬉しい!
- 音楽もゲームも気持ちいい音!白や赤のカラバリがインテリアにも最適!…モードの使い分けやサブウーファーの調整など、聴きたいコンテンツや好みに合わせて調整できるのがGood!素敵なカラバリも、部屋に合わせて選べるのがいいね!

今回はヤマハ SR-C20Aを紹介しました。
サウンドバーは、基本的にテレビに接続して利用するため、コンパクトなモノがあまりありません。
ですが、一般的な箱型のスピーカーのようにスペースを取ることもないので、『小さめのデスクを利用している人の選択肢に入るのでは』と思います。
その中で今回選んだヤマハ SR-C20Aは、コンパクトながら音質も良く、PC・ゲーム機・スマートフォンなど、様々なデバイスで便利に活用できます。
デスクトップで使うスピーカーをお悩みのあなたに、ぴったりのサウンドバーです。

レビュー中にもチラッと言いましたが、白や赤のモデルは在庫切れになりがちです。
『2ヶ月待っても入荷しない…』となってしまったので、在庫がある時の購入をオススメします。