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XREAL Air 2 Pro 長期レビュー:作業用モニターとしては不向きだがエンタメ用モニターとしては優秀

スマホ・タブレット関連

こんにちは、けいたろー通信のカクタケイ(𝕏:@KakutaKei)です。

XREAL Air 2 Proを作業用のモニターとして購入してそろそろ6ヶ月たちます。

この記事では、筆者がXREAL Air 2 Proを作業用のモニターとして長期間使ってみて気づいたこと・感じたことを率直に紹介します。

結論だけ言えば、作業用のモニターとしては馴染めず、現在はエンタメ用モニターとして活用することになりました。

カクタケイ
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ARグラスは人に依存した感想になりがちなので、筆者がなぜこの結論に至ったのかを記事では詳しく説明しています。

XREAL Air 2 Proを使った感想まとめ
  • 作業用モニターとして → 不向き
    • 文字を細かく見るのが大変
    • 酔いがちな人にはオススメしない
  • エンタメ用モニターとして → 優秀
    • 注視することがないので肩の力を抜いて楽しめる
    • どんな姿勢・どんな場所でも使えて快適
    • ケーブル1本繋ぐだけでOKなラクさ
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XREAL Air 2 Proを作業用モニターとして使った結論と現在

冒頭でも触れましたが、XREAL Air 2 Pro作業用のモニターとして使うのは、残念ながら定着しませんでした

ただ、結果的に今はエンタメ用のモニターとして活躍しており、買った意味がなかったわけではない感じです。

確かに現状のARグラスはまだイロモノデバイスではあるんですが、だからと言って筆者自身も買ってすぐに諦めてしまったわけではなく、いろいろと試行錯誤を繰り返してなんとかXREAL Air 2 Proを当初の目的通りに使おうとしてみたんですが……。

カクタケイ
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それでも残念ながら定着せずでした。

実際に試した環境と馴染めなかった理由は以下の通りです。

試した環境と馴染めなかった理由
  • Samsung DeX
    • かな/英数を切り替えると強制的にSamsungキーボードに変わってしまい、変換精度が低くて入力スピードが悪化した
  • iPad Air(ステージマネージャ)
    • 変換方法にクセがある
    • MagicKeyboardのキーピッチが狭く、誤タイプが頻発した
  • MacBook Pro(Nebula for Mac)
    • 視野角が狭いのでNebula for Macのマルチモニター環境が有効活用しづらかった
    • XREAL Air 2 Proがなくても十分快適に作業できる

色々な方法を試したものの、どの環境でも何かしらの使いづらさがありXREAL Air 2 Proを用いた作業環境には馴染めませんでした。

特に変換のクセは、許容できないほど作業スピードを低下させてしまったため、一時的な作業環境としてつかうならまだしも常時使うのは厳しいと判断。

MacBook ProにてNebula for Macを使う方向に変更してみましたが、結局マルチモニター環境は視野角の関係で有効活用しづらく、だとしたら「変換にクセもなく、見づらさもない、ノートPC単体での作業でいいのでは?」と筆者の中で結論が出てしまいました。

XREAL Air 2 Proは個別のレビュー記事Samsung DeXの記事で紹介していたり、視力補正用のインサートレンズや作業環境テストのためにiPad用のMagic Keyboardも購入していたりと、XREAL Air 2 Proをなんとか使いこなしたくて投資しているんですよね……。

外部モニターと同サイズの作業環境がいつでもどこでもメガネ1つで実現できる便利さには心底惚れているので、結局馴染めずじまいだったのは残念でした。

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XREAL Air 2 Proが作業用のモニターとして馴染めなかった理由

どうしてもXREAL Air 2 Proが作業用のモニターとして馴染めなかった理由は大きく3つあります。

解像度が低く、文字が見づらい

XREAL Air 2 Proを作業用のモニターとして馴染めなかった1番の理由は、細かい文字が見づらいことでした。

文字が見づらい理由
  • 解像度が低くて文字が鮮明に見えづらい(ジャギってしまう)
    • XREAL Air 2 Proの解像度はフルHD(1,920×1,080)しかない
  • 揺れが原因で文字がブレて見えてしまう(タイピングによるわずかな揺れにも影響を受ける)
    • Nebula for Macなどの3DoFモードを活用してもビターッと止まっているわけではないので、揺れの影響はなくならなかった

特に作業時に文字が見づらいのは不満で、文字サイズの変更や3DoFモードの活用で試したものの厳しいという感じでした。漢字は複雑な形をしているので解像度が低い環境だと潰れて見づらいんですよね。

カクタケイ
カクタケイ

フルHD解像度しかないので、大きく表示すればするほど文字がジャギってしまってみづらい。かといって表示を小さくすると文字も小さくなってみづらい。どうにしろ厳しいという。

集中して長時間使っていると酔ってしまう

XREAL Air 2 Proを使っていてもう1つ困ったのが、長時間使っているうちにじわじわと酔ってしまうことでした。

ARグラスは視線で見る場所を変える必要があったり、頭の揺れで画面が揺れてしまったりと通常のモニターを見るのとは違うので、使い終わった後には明らかに目が疲れている感覚があるんですよね。疲れた結果、酔ってしまうという感じです。

XREAL BeamやNebula for Macなどで使える3DoFモード(表示が空中で固定されるモード)を使えば、通常のモニターのように頭で見る場所を変えられるようになりつつ画面の揺れも対策できて一見完璧そうなんですが、3DoFモードもわずかな遅延と追従の甘さが感じられて、より長く使えるようになるものの結局酔うのは変わらなかったんですよね……。

もとから筆者が酔いやすい体質というのもありますが、どうしても馴染めなかったんですよね。

カクタケイ
カクタケイ

使い続けているうちに慣れるだろうと思っていたらそんなことはありませんでした。

装着するのにメガネのかけかえをするのがめんどくさい

3つ目はメガネユーザー特有の問題なんですが、XREAL Air 2 Proを使うためにはメガネのかけかえが必要。これがちょっとだけ面倒だったんです。

目の前のことに集中し続けられるなら問題ないんですが、ネックなのが複数の作業を切り替えつつ行いたいとき。

ちょっと手元を見たいだけなら下からのぞき込む形で見ればいいんですが、移動する必要があったりデジタル上だけで終わらない作業が挟まれると、どうしてもメガネを掛け替えないといけないのがネックに。

同居人の方がいる状況だったり待ち合わせの待ち時間だったりすると、ちょっとだけ使いづらいんですよね。

筆者がコンタクトレンズや視力矯正が必要なければXREAL Air 2 Proを「外す」だけなのでそこまで気にならなかったのかもしれませんが、「外してかける」のは「外すだけ」の倍の時間がかかりますからね……。

ただしメガネのつけ外しをキッカケに作業のオンオフがしやすいので、100%ナシかといえばそうでもないのが難しいところだったりもします。

カクタケイ
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XREAL Air 2 Proは精密機器なので外すときも両手でていねいに外し、優しく机に置くように心がけてます。そういった心理的な面もあるのかも。

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作業用モニターとして使って良かった点

逆に、作業用モニターとしてXREAL Air 2 Proを使って良かった点を紹介します。

荷物を小型化できる

XREAL Air 2 Proを作業用モニターとして使って何より良かったのは、荷物をコンパクトにまとめられること。それでいて使う時は大画面になるのは優秀ですよね。

XREAL Air 2 Proを買う前にモバイルモニターを購入して持ち運んだことがあるんですが、ぶっちゃけモバイルモニターを持ち運ぶのって、サイズの関係でノートPCを持ち運ぶのとそう変わらないんですよね。

むしろモバイルモニター駆動用の電源アダプターやケーブルが必要で荷物自体は増えてしまったり。

カクタケイ
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荷物のサイズが変わらないなら、荷物が増えるモバイルモニターよりノートPCを持ち運んだほうがいいじゃんって思います。

その点、XREAL Air 2 Proならショルダーバッグやボディバッグに入ってしまうほどコンパクト。大きなバッグすら必要ないんです。

特にSamsung DeX環境で使おうとするなら、スマホは常に持ち運んでいるので、加えて折りたたみキーボードを持ち運べないいだけ。

セキュリティ上の問題で私用のノートPCを持ち込めない環境や、外出中にちょっとした空き時間ができてしまっても対応できるんです。

カクタケイ
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いつでもどこでもコンパクトに持ち運べて、サクッと使えるのはモバイルモニターにはない利点です。

様々な作業方法を模索できた

こちらは間接的なことなんですが、XREAL Air 2 Proを使うことでノートPCに依存しないモバイルワーク環境の構築を考えることができたのもメリットだったと思っています。

「モバイルワーク環境」といえばノートPCやタブレットを考えるのが一般的だと思いますが、XREAL Air 2 ProがあればSamsung DeXiPadのステージマネージャを視野に入れられるんですよね。

結果的にはノートPC単体で使うのが持ち運びの労力や作業効率を考えると最良だという結論になりましたが、とにかく作業環境の選択肢が豊富でいろいろ試せたのは、XREAL Air 2 Proがあったからこそだなと思っています。

カクタケイ
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それ以外にも(本末転倒ですが)XREAL Air 2 Proなしでの作業環境も試してみたりと、本当に色々な環境を模索することができました。

XREAL Air 2 Proがなぜエンタメ用モニターとして定着したのか

XREAL Air 2 Proをエンタメ用モニターとして使って定着した理由を紹介します。

ラクに使っているとなかなか酔わない

XREAL Air 2 Proを作業用モニターとして使っていると酔ってしまうんですが、エンタメ用モニターとして使っていると酔いにくいんですよね。

目を見開いてまで文字を見ようとしなかったり、隅を見るために視線を大きく動かすことがないので、作業用に使っていた時に比べると「全然疲れてないな……」と実感するほどの差があります。

特にラクに使えるのは動画視聴時。ぼーっと見ているだけなので視界が揺れることもなく快適そのもの。

作業用で使っていた時の酔い具合とは雲泥の差なので、つい映画やYouTubeなどをがっつり見入ってしまうこともしばしば。

カクタケイ
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さすがにゲームをすると少し酔うんですが、それでも作業時よりだいぶマシなんですよね……。

姿勢や場所を問わないで使える

エンタメ用モニターとしてXREAL Air 2 Proを使うと常に目の前に映像が表示されるので、デスクでもソファでもベッドでも、いつでもどこでもどんな体勢でも自由に使えるんですよね。

寝ながら天井を見ていても、リラックスチェア(IKEA ポエングやゼログラビティチェアなど)でがっつりリラックスしながらでもOK。「キャンプに持ち出して外で」「出張先のホテルで」と、どんなシチュエーションでも使えるのが最高。

サングラスを持ち運ぶのと同じようなコンパクトさなので、「とりあえずバッグに放り込んでおくか」くらいの感じで使えるのに、いつでもどこでも大画面を手軽に楽しめるのはXREAL Air 2 Proだからこその魅力だなと。

カクタケイ
カクタケイ

映画が好きだけど多忙でなかなか映画館に行けない人には刺さりそう。

必要なときにすぐ使える

スマホとXREAL Air 2 Proをケーブルで繋ぐだけで使える

XREAL Air 2 ProはDP Alt Modeに対応しているスマホなどがあれば、ケーブルをつないでメガネをかけるだけ。たった数秒で使えるのがめちゃくちゃラクなんですよね。

ぶっちゃけた話、疲れてるときとかにわざわざ準備してまで何かをするのってかなり億劫ですよね。

もしプロジェクターで映画を見るとしたらスクリーンを広げてプロジェクターを起動しないといけませんし、大型テレビも必ず決まった場所で見る必要があるのでぐったりしているときにはちょっとダルかったり。

XREAL Air 2 Proならケーブルをスマホにつないでベッドで横になっても使えるので、めちゃくちゃ疲れているときやめんどくさい時などにはこれ以上ないほどラクにつかえて最高なんです。 

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XREAL Air 2 Proを6ヶ月使ってみて感じたことまとめ

XREAL Air 2 Proを6ヶ月ほどつかってみて感じたことを、素直に紹介しました。

XREAL Air 2 Proを使った感想まとめ
  • 作業用モニターとして → 不向き
    • 文字を細かく見るのが大変
    • 酔いがちな人にはオススメしない
  • エンタメ用モニターとして → アリ
    • 注視することがないので肩の力を抜いて楽しめる
    • どんな姿勢・どんな場所でも使えて快適
    • ケーブル1本繋ぐだけでOKなラクさ

実際、作業用途として購入したのでなんとか使いこなそうと頑張ってみたんですが、どうしても文字の見づらさや酔いの問題から上手く使いこなせなかったのは残念でした。

XREAL Air 2 Proならコンパクトに持ち運べて大画面のメリットを享受できるので、従来のモバイルモニターやノートパソコンとくらべて「一歩進んだ作業環境を実現できるのでは!?」とワクワクしていたんですが……。

とはいえ、その過程で色々な使用方法や作業環境を試してみることで、結局のところ筆者にとってはノートパソコン単体での作業が1番ラクで気軽ということに気づけたのでそれはそれで良かったのかなと。

現状ではXREAL Air 2 Proはゆったり動画を楽しむ時に使っているのでムダにはならなかったのがせめてもの救いだったりします。視力矯正用のインサートレンズまで入れると7万円以上してますからね。

普通に考えれば、モバイルプロジェクターや上質なモニターなどが買える金額なので、どうしてもARグラスじゃないとダメでない限りは色々と検討してみたほうが良いです。

ARグラスは現状では通常のモニター代わりにするにはあと一歩という感じなので、もし購入を検討しているならできるかぎりたくさんの人の意見を調べてみることと、できれば実機を触ってみて試してみるのが大事かなと思います。

カクタケイ
カクタケイ

ARグラスの感想は人に依存する部分が多いので、この記事の感想はあくまで「一個人の意見」として参考にしてください。筆者に酔い耐性があれば違う結論だったのかなとも思っています。

以上、カクタケイ(𝕏:@KakutaKei)でした。

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