こんにちは、けいたろー通信のカクタケイ(@kakutakei)です。
日頃からKindleを愛用しているのですが、普段使っているのは2015年型のKindle Paperwhite。
さすがに8年間も使っていることもあり、バッテリーや動作が気になってきました。

家電量販店で最新型のKindleに触ってしまったのはミスでした……。
ということで、新しいKindle(第11世代・2022)を導入することにしました。

ベーシックなKindleを選んだ理由は、圧倒的な軽さ。
スマホより軽い158gのおかげで長時間本を読んでも全く疲れず、ガッツリと読書を楽しめるんです。
多くの人はKindle Paperwhiteを選ぶと思いますが、読書好きの人にこそぜひ選んでもらいたいと感じています。
この記事ではKindle(第11世代・2022)についてレビューしていきます。
【Kindle(第11世代・2022)を使って感じたこと】
- 軽くてコンパクト、圧倒的な持ちやすさ
- ベーシックモデルとは思えない本の読みやすさ
- マンガを100冊以上を持ち運べる大容量
- 月に1度だけの充電でもOK
- 本とほぼ変わらない動作速度
- 防水・ワイヤレス充電・大画面などには非対応

Kindle(第11世代・2022)の特徴・仕様
Kindle(第11世代・2022)はPaperwhiteやOasisなどの様々な端末の中でもエントリーに位置する製品。
突出した機能はありませんが、その分「最もシンプルな電子書籍リーダー」でもあります。
【Kindle(第11世代・2022)】の特徴
- 全モデルのなかで最軽量の158g
- 6インチ・300ppiの高精細電子ペーパー採用で文字も絵も見やすい
- 数千冊の本を持ち運べる余裕たっぷりのストレージ容量
- 広告ありモデルなら13,000円で買える(広告なしでも15,000円)
製品名 | Amazon Kindle(第11世代・2022) |
---|---|
サイズ | 157.8 × 108.6 × 8.0 mm |
重さ | 約158g |
ディスプレイ | 6インチ 300ppi |
容量 | 16GB |
カラーリング | ブラック デニムブルー |
価格 | 広告あり:12,980円 広告なし:14,980円 キッズモデル:14,980円 |
商品リンク | Amazon |
Kindle(第11世代・2022)を開封
Kindle(第11世代・2022)を開封していきます。
パッケージ・付属品を確認

パッケージカラーはEchoなどと同様の鮮やかな水色です。

封を開けて取り出してみると、いきなり本体が出てくるタイプ。
やけに薄いパッケージだと思ったら、Kindle本体ピッタリサイズのエコなパッケージでした。

内容物はKindle(第11世代・2022)本体、クイックスタートガイド、重要事項説明書、USB-A to USB-Cケーブル(1m)のみでした。

端末側がUSB-C、充電器に挿す側がUSB-A。
充電器本体は付属していないので、スマホの充電器などを流用して充電することになります。
もし持っていない場合は、こちらの充電器を使うと2時間ほどでフル充電できるのでオススメです。
デザイン・外観を確認
引き続きデザインを確認していきます。

Kindle(第11世代・2022)は旧型に比べると狭額縁になって随分スッキリした印象になりました。
素材はシンプルなプラスチック一色ですが表面には細かいシボ加工(凸凹加工)が施されており、実用品らしくていい感じです。

ディスプレイはKindle Paperwhiteのようなフラットタイプではなく、従来同様のフレームがあります。
狭額縁なのでフリック操作でのページ切り替えの邪魔にはなりません。

背面はシンプルな黒一色にうっすらと規制のロゴが記されているだけ。
こちらも前面同様にシンプルなプラスチック一色ですが、押してもベコベコするようなこともなく安っぽさはありません。

本体下部には電源ボタンとUSB-Cポートがあります。
Kindleはほぼ全ての動作がタッチなので、全体を見回してもこれ以外のボタンなどはありません。

本体の重量はほぼ公称値どおりの155gでした。

ちなみにサイズはスマホ以上、小型タブレット未満というサイズ感。
iPhone 14 ProやiPad mini 6と比較すると「横に広くなったスマホ」くらいの印象です。

使って感じたこと・レビュー
軽さが魅力のKindle(第11世代・2022)について、使って感じたことを紹介します。
軽くてコンパクト。圧倒的な持ちやすさ。
Kindle(第11世代・2022)の最大のメリットは、全Kindle端末の中でも最軽量の158gの軽さ。
昨今のスマホが200gほどあると考えると、この軽さは正義。持ち替えた時に何も持っていないかのように感じるほどです。
ちなみに158gは本だと「300ページほどの文庫本と同じくらい」でしかなく、普段読んでいるマンガやビジネス書などより一層軽いと考えると、その突出した軽さがよくわかるはず。

シリーズ最小の6インチサイズということもあり、持ちやすさも良好。
大きなサイズの端末だと手からこぼれ落ちそうな不安定さがありますが、Kindle(第11世代・2022)なら片手でガシっと掴めるほどのサイズなので、通勤電車の中でも無理なく使えます。
ベーシックモデルとは思えない本の読みやすさ
Kindle(第11世代・2022)は先代までとは異なり、上位のKindle Paperwhiteと同様の高解像度な300ppiの電子ペーパーを採用。
今までのKindleでは小さな文字やイラストがにじんでしまうため苦手だったマンガも、ついにハッキリクッキリと読めるようになりました。

「6インチって小さいからマンガはキツいでしょ?」と思ったりもしますが、Kindleでは縦横比の関係でスマホより大きく表示されるので、小ささを感じることはほとんどありません。
実際に6インチ前後のスマートフォンに同じマンガの表紙を並べてみてもこの通り。

第10世代までのPaperwhiteが6インチだったことを考えると、実用的なサイズなんですよ。

フロントライトはシリーズの中では1番少ない4個のLEDのみとなっていますが、暗い場所でも明るさが たりなくて読みにくいなんてこともなし。

「暗闇で白背景は目に刺さる……」と気にする場合でもダークモードを併用するとさらに快適に読書できるようになります。
毎日ベッドに入ってから本を読みながら寝落ちする生活を送っていますが快適に読書できており、ベーシックなモデルとはいえ使いやすさは一級品だなと感心しました。
マンガを100冊以上を持ち運べる大容量
Kindle(第11世代・2022)のストレージ容量は先代の4倍の16GB。(先代は4GB。)
128GB以上のストレージを持つスマホと比べると少なく感じますが、軽いファイルばかりの電子書籍リーダーとしては十分な容量を確保しています。
なんなら上位モデルのKindle Paperwhiteの標準モデルは8GBしか容量がありません。ベーシックモデルの方が多いのはちょっと面白いところだったり。

16GBのうち一部はシステムに使われているので、購入時の状態であれば最大13GBほどになりますが、マンガや雑誌などのイラスト・画像が多い本を入れすぎなければ十分足りる量です。

SDカードなどでのストレージ拡張は行えません。

実際に使ってみた場合で確認してみると、マンガを30冊弱、活字本を20冊ほどの合計50冊ほどをダウンロードしてみた時の空き容量は10GBほど残っています。

マンガのみ全て削除してみたところ、空き容量は12.5GBまで逆戻り。30冊のマンガで2GB以上使っていたと考えると、活字以外の本をメインにするなら気になりそうです。


ストレージ管理画面から1冊ごとの容量を確認してみたところ、マンガやイラストをベースにしている本の容量は平均100MBと重めなのに対し、活字をベースにした本では平均2MBと軽めなのがわかります。
活字ベースなら500冊以上の本を、マンガベースなら100冊以上の本を持ち運べると考えると、16GBの容量でも十二分ですね。
月に1度だけの充電でもOK
Kindle(第11世代・2022)のバッテリー持続時間は最大6週間と長いため、1度充電すれば次に充電するのは前の充電を忘れた頃。
月に1度だけ充電しておけば間に合うほど長寿命なので、紙の本と同じようにバッテリーを気にせずに楽しめます。

万が一バッテリーが切れてしまっても9Wのアダプターなら2時間で充電が終わるので、お風呂に入るタイミングや朝出かける前のちょっとした時間にでも充電すれば数日間は使えるようになります。
スマホと共用しやすいUSB-Cポートなのも地味に嬉しいポイントですね。

スマホとKindleの充電器を共用の2ポートタイプにすると、まとめて急速充電できるので便利です。
本とほぼ変わらない動作速度

Kindle(第11世代・2022)の動作スピードは上々。本を開く時も読み進める時もストレスがなく、読書に集中できます。

以前使っていた8年前のKindle Paperwhiteではページめくりなどにワンテンポのラグがあったんですが、今では紙の本をめくるのと同じくらいのスピードなので、読書中に手が止まらずにすみます。

1つだけ気になるのが、低電力モードだとスリープ解除に数秒かかってしまうこと。
デフォルトではオンになっていますが、「起動したらすぐ読み始めたい!」という人は設定からオフにしておくとストレスなく使えますよ。

購入前に上位機種のKindle Paperwhiteと動作を比べてみましたが、ほとんど差は感じられませんでした。
防水・ワイヤレス充電・大画面などには非対応

Kindle(第11世代・2022)は快適な読書のために必要な機能を持っていてストレスなく使えますが、+αの便利な機能は持っていません。
PaperwhiteやOasisのような防水機能はもちろん、Scribeのような大画面、Paperwhite シグネチャーエディションのようなワイヤレス充電にも非対応です。
上位機種と比べてしまうとないものだらけになってしまうのがベーシックモデルですが、なくても読書をするのに困ったことはありません。
むしろKindle(第11世代・2022)には他のモデルにはない圧倒的な軽さとコンパクトさがあるので、決してベーシックな廉価モデルではなく、軽量モデルとして考えるべきですね。

MacBook Airのように、Kindle “Air”のようなイメージで接すると良さがよくわかりますよ。

Kindle(第11世代・2022)はこんな人におすすめ
- とにかく本を読むのが好きでずっと読んでいたい
- どこにでも気軽に持ち運びたい
- 今までの電子書籍リーダーに違和感があった
Kindle(第11世代・2022)は読書好きにはたまらない端末。
何時間でも読み続けられる軽さとバッテリー。
いつでもどこでも本を読める持ち運びやすいコンパクトさ。
好きなだけ本を貯めておけるストレージ。
今までの電子書籍端末にあったような「本とちょっと違うよね」という感覚はなく、まるで「本そのもの」のように使える、これ以上ない魅力的な製品です。
Kindle(第11世代・2022)は、本より軽い最強のベーシックモデル
Kindle(第11世代・2022)をレビューしました。
【Kindle(第11世代・2022)を使って感じたこと】
- 軽くてコンパクト、圧倒的な持ちやすさ
- ベーシックモデルとは思えない本の読みやすさ
- マンガを100冊以上を持ち運べる大容量
- 月に1度だけの充電でもOK
- 本とほぼ変わらない動作速度
- 防水・ワイヤレス充電・大画面などには非対応
今までは8年前のものとはいえKindle Paperwhiteを使っていたので購入時にはギリギリまで悩みましたが、ベーシックモデルのKindle(第11世代・2022)を選んで間違ってなかったなと感じるほど良い端末でした。
そう感じるのも全Kindle端末の中でも最軽量の158gしかないのが大きな理由。読書のために長時間持っていても疲れを感じません。
あと4,000円追加すれば上位機種のPaperwhiteが買えますが、この軽さとコンパクトさはベーシックなKindleのみの特権。
初めての読書端末としても、読書好きな人があえて選ぶ「通」な端末としてもオススメできる、文句なしの良端末です。
以上、カクタケイ(@kakutakei)でした。

記事が良かったと感じたら、SNSなどでシェアしてくださると嬉しいです。
