こんにちは、けいたろー通信のカクタケイ(@kakutakei)です。
オフィスチェアを使っていると気になるのが、座っている最中に勝手に動いてしまうこと。
床やキャスターの組み合わせによっては動きすぎてしまうこともあり、着座中は無意識のうちに体に力んでしまい、集中できないなんてこともあります。

愛用しているセイルチェアが動きすぎて困ってます……。
そこで、オフィスチェアの脚を固定化して動かなくしてみたところ、腰を据えてしっかりと座れるようになり、集中して作業できるようになりました。
ただ、思わぬデメリットもあったため、オフィスチェアの固定化にもろ手を挙げて賛成できるかというとそういうわけでもありませんでした。
今回は、同様にオフィスチェアが動きすぎて気になっている人に向けて、オフィスチェアを固定するメリットデメリットなど踏まえて、椅子の固定方法などを紹介していきます。

実際にボク自身が行った方法や使ったものも紹介します。

オフィスチェアの脚を固定するメリット・デメリット
オフィスチェアを固定する具体的な方法の前に、まずはオフィスチェアを固定して使うメリット・デメリットについて紹介します。
オフィスチェアの脚を固定化するメリットとして、椅子が勝手に動かなくなることで体が無意識のうちに力んでいたのがなくなります。
それに合わせてフットレストや背もたれに体重をしっかりとかけられるようになり、長時間使用時の疲労の低減にもつながります。
ボクもキャスターを固定して使っていますがこのメリットは大きく、力をぬいて座れるようになり作業に集中しやすくなったと感じています。

着座時の負担はすぐにわかるほどラクになりました。
ただし大きなデメリットとして、オフィスチェアそのものが気軽に動かしにくく、位置の調整や乗り降りが大変になります。
愛用しているハーマンミラーのセイルチェアは約15kgほどなので引きずって移動させられますが、以前使っていたエルゴヒューマン プロ オットマン(約30kg)だったら心が折れていたかも。

また、オフィスチェアはアームレストや大きな背もたれがあるため、椅子が動かせないと着座などの際に邪魔になりがち。
「椅子を回して乗り降りすればいいのでは?」と思いますが、アームレストを正しく使うと机と同じ高さになっているため、回した時に机に当たってしまうんです。
恥ずかしながら椅子が動かしにくくなるデメリットには固定化にした後に気づき、実際に1か月ほど使い続けている今でもいまいちしっくり来ていません。

オフィスチェアが動く便利さを実感しつつ、固定したまま使っています。
オフィスチェアの脚を固定する方法
オフィスチェアの脚を固定する方法は4通りあります。1つずつ簡単なメリットデメリットを踏まえつつ、確認していきます。
ストッパーを使う

1番簡単にオフィスチェアを固定する方法は、キャスターにストッパーをかませること。
ストッパーの上にキャスターをのせるだけでいいので、固定した際のメリットを体感するのに最適です。
ただしデメリットとして、オフィスチェアを使うたびにストッパーの上にのせる必要があり、とにかく手間がかかってしまいます。
1~2か所だけ使えばとも思いますが、その場合はオフィスチェアが傾いてグラグラしてしまう欠点があり、安定して使うには面倒でもすべてのキャスターを載せる必要があります。

厚手のカーペットマットを敷く

2つめの方法は、オフィスチェアの下に厚みのあるカーペットマットを敷くこと。
厚みのあるマットを使えば重さで椅子が沈み込むため動かしにくくなります。クリアタイプや薄手のPVCマットではむしろ快適に滑ってしまうので要注意。
また、椅子の使用時のゴロゴロ音などを低減できるのも、地味ながらも嬉しいメリットです。
ただし、マットから発生するホコリがオフィスチェアのキャスターに絡まってしまうのと、床の掃除がしにくくなってしまうデメリットがあります。
とはいえ、椅子に手を加えず自然と動きを鈍くできるので、手間なく動かないようにしたいならオススメです。

ロック・ストッパー付きキャスターに交換する

3つめの方法は、ロックやストッパーがついているキャスターに変えてしまうこと。
動かしやすいキャスターのメリットを享受しながら、ケースバイケースで動かない状態にもできるので、使い勝手と実用性が両立しやすいのがメリットです。
上記のようなロックがあるタイプのほかに、座った時にストッパーが自動でかかるタイプもあります。
デメリットとして、ロック式は機能を使いたいときにいちいちオンオフしないといけない手間があり、ストッパー式は腰を少しでも浮かせると動いてしまいます。
また、どちらもキャスターに機構が追加されているため、単機能のキャスターより壊れる可能性が高い欠点も。

固定脚に交換する

最後の方法は、オフィスチェアの脚をそもそもキャスターのない固定タイプに交換してしまうこと。
デメリットとして、机に寄せたい・椅子から離れたいといったときに動かすのがかなり面倒になりますが、意図的に動かそうと思わない限りは動かなくなるので、安定感はほかの方法と比べても段違いに良くなります。

ボクはこの方法を選びました。

オフィスチェアを動かなくするために固定脚に変更した

以上の方法からボクが選んだのは、4つめの固定脚に交換する方法。
4つのなかで1番しっかりと固定されるので、安心して寄りかかって座れるのがとても気に入っています。
固定脚にするために選んだのは、ナカバヤシのチェア用固定脚。愛用しているセイルチェアのキャスターの軸径が約11mmだったので、ほぼ同一径のこの製品を選びました。

もし固定脚の購入を検討している場合、気を付けないといけないのが固定脚の高さ。
交換用の固定脚には背の低いものと高いものがありますが、基本的には高いほうを選んでおくほうが無難。
チェア脚中央のガスダンパーの突出がある場合、低い固定脚に交換してしまうと床と接触してしまい、使えない可能性があります。
実はボク自身もミスしてしまい、先に背の低い固定脚を取り付けたところダンパーが床と接触して使えず、新しく背の高いものを買いなおすことになりました。
迷ったら背の高いものを買っておくのが無難です。

オフィスチェアの固定化はメリット・デメリットを踏まえて考えよう
オフィスチェアを固定して使う方法と、実際に固定脚にしてみて感じたことなどを紹介しました。

今のところデメリットも感じていますが、固定脚のまま使っています。
座った時に椅子が動かないのはやはりラクで、「今までは変に力が入っていたんだな」としみじみ感じるほど。不要な力がかからないので、より集中して作業できるようにもなりました。

それでも椅子を動かすのは面倒なんですよね。引きずるなり持ち上げるなりありますが、重いので大変です。
オフィスチェアが動かなくなることにメリットばかり感じて行動したくなりますが、いざ使ってみると気軽に動かせなくなるデメリットも気になるところ。
もし同様に動かなくしたいと考えているなら、動かなくなるメリット・デメリットや4つの対策の良しあしを念頭において検討してみてください。
以上、カクタケイ(@kakutakei)でした。

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