こんにちは、けいたろー通信のカクタケイ(@kakutakei)です。
日頃から空調家電にはエアコンを使っているんですが、空気が滞留してしまってイマイチ効率が悪いのが気になるところ。
前々からサーキュレーターを導入したいと思っていたんですが、ケーブルが地面に這ってしまうのが気になり、導入できていませんでした。

ケーブルが這っていると、ロボット掃除機を使うたびに片付けないといけないので不便なんですよね。
そこでついに理想のサーキュレーターを発見。今回導入したのがトップランド 2WAY電源サーキュレーターです。

トップランド 2WAY電源サーキュレーターの何よりの特徴は、10畳用なのにも関わらず、DCモーターを用いた省電力化のおかげでモバイルバッテリーでも駆動できること。
試しに10,000mAhのモバイルバッテリーで使ってみましたが、風量:弱なら30時間以上駆動させることができます。
ボクはこれを自宅で活用することでケーブルを地面に這わすことなく、単体で駆動する最高のサーキュレーターを構築。冷暖房効率も改善し、今まで以上に快適に暮らせるようになりました。

もちろんコンセントからの駆動も可能です。
というわけで今回は、トップランド 2WAY電源サーキュレーターについてレビューしていきます。

トップランド 2WAY電源サーキュレーターの特徴・仕様
トップランドは静岡県島田市に本社を置く日本のメーカー。
今回紹介するサーキュレーターだけでなく、スマホ用充電器やアクセサリーなどを販売しています。
【トップランド 2WAY電源サーキュレーター】の特徴
- DCモーター採用で消費電力が低い(公称最大12W)
- コンセント or モバイルバッテリーの2WAY電源
- 分解には工具不要
- 安心の日本メーカー(製造は中国)
商品名 | トップランド 2WAY電源サーキュレーター |
---|---|
サイズ | 230 × 275 × 235 mm |
重さ | 約1.2kg |
電源 | 家庭用コンセント電源 USB-A(5V) |
最大消費電力 | 最大12W |
モード | 弱・中・強・ターボ +首振り |
適応畳数 | 10畳 |
カラーリング | ホワイト・ブラック |

スペックとしてはいたって普通の10畳用サーキュレーターです。バッテリー駆動できるとはいえ、小型な製品ではありません。
トップランド 2WAY電源サーキュレーターの外観・デザイン
さっそくトップランド 2WAY電源サーキュレーターを開封していきます。

購入したのはホワイト。白い部分はツヤのあるツルっとした表面、網の黒い部分はザラッとした仕上げになっていました。
直線基調のシンプルなデザインなので、どんな部屋においても馴染んでくれますね。

スタンド部分に貼られている青いシール類は紙なので、長期間そのままにしておくと剥がしにくくなるので注意。

付属品は保証書とACアダプター、電源ケーブルとアロマパッド(3枚)でした。
電源ケーブルは片方が専用のプラグ、もう片方がUSB-Aになっています。

スイッチ類はタッチ式。

左から電源ボタン・風量ボタン・タイマーボタン・首振りボタンになっています。
- 電源ボタン:1回押しで電源オンオフを切り替え
- 風量ボタン:1回押すごとに弱→中→強→ターボ→弱…の順で切り替え
- タイマーボタン:1回押すごとに1h→3h→5h→オフ→1h…の順で切り替え
- 首振りボタン:1回押しで首振りオンオフを切り替え

サーキュレーターの首振りは横振りが自動、縦振りは手動です。
縦振りはカチカチとラッチになっており、好きな角度で固定して使えます。正面から真横まで約15°ピッチで固定できます。


ファンの目は前後共に細めになっており、指などが巻き込まれる事故はほぼないでしょう。


吹き出し口中央はアロマパッド用のスペースになっており、適量のアロマオイルを染み込ませて使えば風に乗せて香りを運ぶこともできます。
付属のパッドは3枚しか入っていませんが、専用品である必要もないので、Amazonなどで汎用品のアロマパッドを購入すればいいでしょう。

直径37mmまでのパッドなら問題なく使えます。

背面にはモバイルバッテリー用ホルダーがビルトイン。引っ張って隙間を開けてモバイルバッテリーを設置できます。


完全に引き出せば約30mmほどまでの厚みのあるモバイルバッテリーでも設置できます。
CIO SMARTCOBY Pro PLUGが手元にありましたが、全く問題なく装着できました。

本体側には滑り止めのラバーも貼ってあり、そのまま置くだけでも脱落しにくくなっています。

電源ケーブルはひっくり返した底面から接続。背面側に出せるのでモバイルバッテリーには最短距離で接続できます。

電源ケーブルの終端はUSB-Aなので、付属のACアダプターやモバイルバッテリーなどに接続すればOKです。

トップランド 2WAY電源サーキュレーターの電力消費量を確認

トップランド 2WAY電源サーキュレーターはDCモーターを採用しており、モバイルバッテリーでも駆動できるほどの消費電力の低さがアピールポイント。
実際にどれほどのものなのかが気になったので、ワットチェッカーを用いて消費電力を確認してみました。

コンセント・モバイルバッテリーともに同じ結果でした。
首振りなし | 首振りあり | |
---|---|---|
弱 | 5V/0.1A(0.5W) | 5V/0.4A(2W) |
中 | 5V/0.2A(1W) | 5V/0.5A(2.5W) |
強 | 5V/0.6A(3W) | 5V/0.9A(4.5W) |
ターボ | 5V/1.2A(6W) | 5V/1.5A(7.5W) |
パッケージや公式サイトには最大12Wと記載されていましたが、風量:ターボ+首振りありでも5V/1.5Aの7.5Wが最大。あくまで実測値ですが、これほどまでの消費電力の低さには驚きです。
ここ最近売れに売れている「無印良品 お手入れがしやすい首振りサーキュレーター 6畳」の消費電力が最大30Wなことを考えると、いかに消費電力が低いかがわかりますね。

パッケージには「中風・首振り自動で1h 0.11円(1kWh31円の時)」と書いてあります。1日8時間つかっても電気代は1円未満。激安ですね!
モバイルバッテリーでの駆動時間を確認

モバイルバッテリーで駆動できるとはいえ、それが短時間だったら実用性には欠けますよね。
実際に10,000mAhのモバイルバッテリーで駆動時間を確かめてみたところ、風量:弱の首振りなしで約33時間も回し続けることができました。
あくまで風量:弱で使った結果なので、風量を上げたり首振りを行えば駆動時間はもっと短くなりますが、コンセントなしで使えることを考えるとかなりイイ線を行ってますよね。

コンセントから解放されてスッキリしました。

トップランド 2WAY電源サーキュレーターを使って感じたこと
トップランド 2WAY電源サーキュレーターを実際に使ってみて感じたことを紹介します。
USBから駆動できるおかげでどこでも自由に使える

トップランド 2WAY電源サーキュレーターは、使うシーンに合わせてコンセントかモバイルバッテリーのどちらか好きな駆動方法を選べるのが何よりのメリット。
普段は自宅での冷暖房効率の向上に役立てつつ、週末のキャンプやバーベキューなどの屋外アクティビティの際に持ちだすといったマルチな活躍もできるんです。
ボクは主に自宅で使うつもりで購入しましたが、コンセントを気にせずに好きな場所で使えるのは、空気を循環させるために置き場を気にする必要のあるサーキュレーターにとっては嬉しいポイント。

ボクは先のテストの後、20,000mAhのモバイルバッテリーをこのサーキュレーター専用に購入しました。常時ケーブルレスで使えるのはめちゃくちゃラクです。
あくまでもモバイルバッテリーを接続しないといけないためバッテリー内蔵式の完全コードレスのようなスマートさはありませんが、背面側にコンパクトにまとめられるため、ケーブルに足を引っ掛けてしまう恐れもありません。

小さなお子さんやペットがいても安心です。

駆動音は一般的なサーキュレーターと同レベル
トップランド 2WAY電源サーキュレーターは特に静音性の高さを謳った製品ではありませんが、使っていても騒音が気になることはなし。
ボクは6畳間で2mほど離れたところで使っていますが、作業中に気になったことはほぼありません。

試しにスマホアプリで駆動音を測定してみたところ、風量:弱なら30db(デシベル)ほどと他社のサーキュレーターとほとんど変わらない静かな部類でした。
騒音レベルについてはこちらの記事が参考になります。
騒音(db) | |
---|---|
弱 | 30 |
中 | 35 |
強 | 42 |
ターボ | 48 |

測定にはスマホアプリを使用しているので、あくまでも参考程度です。
さすがに強やターボになると駆動音だけでなく風の音も気になりますが、空気を循環させるだけなら弱や中でも十分な効果あり。
バッテリーから駆動できるとはいえあくまでも10畳用のサーキュレーターなので、パワー不足を感じる面はありません。
工具不要で分解しやすい

トップランド 2WAY電源サーキュレーターは、前・後ろ・羽の3部品が全て工具不要で分解できるのでお掃除も簡単。
プラスドライバーの1本も必要ないので、汚れに気づいたらすぐ洗えるハードルの低さは魅力的。
部屋の空気を動かす役割だからこそ、キレイな状態で使えるのはありがたいですよね。
分解はフロントパネルとリアパネルが左回し、ファンのネジだけは右回しで外せるようになっています。

サーキュレーターは使っているうちにホコリが羽につくので、掃除しやすいのはかなり嬉しいです!
ケーブルが専用品なので交換できない

トップランド 2WAY電源サーキュレーターを使っていてもこれといった不満はないんですが、もし欠点を絞り出すとするならケーブルが専用品なことが唯一の気になるポイント。
もしUSB-Cなどの汎用ケーブルであれば、モバイルバッテリーでの駆動に合わせて短いケーブルを用意することもできましたが、専用品なので代替が難しいんです。

付属のケーブルの長さ1.5mもあり、コンセントに接続して使うなら部屋中どこにでも置けるほどなんですが、モバイルバッテリーで使うには少々長め。
ケーブルバンドで束ねて固定していますが少々不恰好。できれば汎用ケーブルだったら完璧だったなという印象です。

トップランド 2WAY電源サーキュレーターは、モバイルバッテリーのUSB駆動で1日中使える神製品
トップランド 2WAY電源サーキュレーターをレビューしました。
「モバイルバッテリーで使えるとはいえ、10時間ほどしか持たないんだろうなぁ」と期待値低めで購入したんですが、予想を完全に上回る性能を持っていて驚きました。
10,000mAhのバッテリーでも30時間以上使えますが、ボクは20,000mAhのバッテリーを接続したので、ロスがなければ最大60時間以上の超ロングライフを実現。
これなら常時モバイルバッテリーでの駆動でも十分なので、場所にとらわれずにコードレスのサーキュレーターとして活用できて最高です。
トップランド 2WAY電源サーキュレーターは自宅でロボット掃除機を使っていたり、ペットやお子様がいる家庭、ケーブル嫌いの人などにオススメ。
ニッチな製品ですが、インドア・アウトドア問わずに活躍できる実力派です。
以上、カクタケイ(@kakutakei)でした。

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