こんにちは、けいたろー通信のカクタケイ(@kakutakei)です。
イヤホンといえば耳に入れるカナル型やインナーイヤー型が主流でしたが、ここ数年、骨伝導や耳掛け式のオープン型など、「ながら聴き」に適した製品が多く出てきています。
ボクもいくつかオープン型のイヤホンを使っていますが、従来のイヤホンではあり得ない、圧迫感のまったくない装着感がめちゃくちゃ快適なんです。
ですがオープン型イヤホンはメガネユーザーからすると、テンプルが干渉して使いにくいんですよね……。
そこでオススメなのがHUAWEI Eyewear 2。メガネ型のオープン型イヤホンです。
レンズを交換すれば一般的なメガネと同じように使えるので、1日中音楽を楽しみながら仕事するなんてことも可能。音楽好きとしてはたまらない仕様です。
音は低音から高音まで満遍なく出ていつつ、中でも中高音がすこし際立った印象。おかげで風や騒音をもろに受けてしまう環境でも、しっかりと音楽を楽しむことができました。
この記事ではHUAWEI Eyewear 2の特徴や使用感について、2週間ほど使って感じたことをレビューしていきます。
HUAWEI Eyewear 2の特徴・仕様
HUAWEI Eyewear 2の特徴・仕様について紹介します。
HUAWEI Eyewear 2には折りたたみ式のケースが付属しています。
もしケースを使わない際はコンパクトに折りたためるので、バッグに入れて持ち運ぶ際にもまったく邪魔になりません。
商品名 | HUAWEI Eyewear 2 |
---|---|
スピーカー | 同一指向型デュアル振動板スピーカー |
通信規格 | Bluetooth 5.3 |
コーデック | SBC AAC |
再生周波数帯域 | 100Hz – 12,000Hz |
マルチポイント接続 | 最大2台 |
バッテリー持続時間 | 連続音楽再生:11時間 連続音声通話:9時間 待機時間:94時間(装着時、サービス利用なし) |
充電時間 | 約50分 |
防水・防塵性能 | IP54 |
カラーリング | ブラック チタニウムシルバー |
価格 | ブラック:37,800円 チタニウムシルバー:47,800円 |
メガネにしか見えないスタイリッシュなデザイン
HUAWEI Eyewear 2はいかにもメガネらしいデザイン。ウェリントン型ハーフリムのブラックと、ブローライン型のチタニウムシルバーの2種類がラインナップされています。
今回紹介するウェリントン型ハーフリムのモデルは、ブラックのアセテートを使用。単色の黒ながらもツヤと樹脂らしい丸みを帯びた柔らかいデザインに仕上げられています。
ブリッジなどのさりげないメタルのアクセントのおかげで、セルフレームらしい力強いイメージが緩和されているのが特徴です。
ブローライン型のモデルはリム部分にβチタンを採用。リム部分だけなら約4.7gしかない超軽量さが特徴です。
レンズや鼻あてを吊り下げているようなデザインになっていて、フレーム部分で表情を邪魔しないスッキリとしたデザインに仕上げられています。
また、HUAWEY Eyewear 2の持ち込みレンズ交換を対応しているOWNDAYS(オンデーズ)からも、2社がコラボしたモデルも展開されています。
HUAWEI版とOWNDAYS版の違いは後述しますが、どちらもテンプルは同じもので、オーディオに関する機能・性能はまったく同じです。
違うのはリム部分(正面のデザイン)だけです。
スピーカーやマイク入りとは思えないスリムなテンプル
HUAWEI Eyewear 2のテンプルはスピーカーやマイク入りとは思えないほどスリム。
テンプルの高さはたったの約9.7mmしかなく、スピーカーやバッテリーが入っているとは思えないほど。ぱっと見では太めのセルフレームにしか見えません。
重さはブラック・チタニウムシルバーの両モデルとも約30gほど(レンズ抜き)で、重量級のセルフレームとさほど変わらない軽さに仕上げられています。
テンプルの太さは先代より20%ほど、耳にかかる部分だけなら28%ほど細くなったことで、装着感も良好です。
以前使っていたBOSEのオーディオグラスはテンプルが露骨に太くて存在感があったので気にかけてくる人がいたんですが、HUAWEI Eyewear 2では誰にも気づかれていません。
仕事の取引先の人に見せてみましたが、「普通のメガネでしょ」と最後まで疑われてました。
オープン型デザインで負担のないリスニング体験
HUAWEI Eyewear 2はメガネのテンプルにスピーカーを内蔵しているため、オープン型で耳に負担の少ないリスニング体験を実現。外耳炎や難聴になるリスクを抑えつつ音楽を楽しめます。
イヤホンのように耳を塞ぐことがなく周囲の音も普段通り聞こえるので、ウォーキングやサイクリングといったアクティビティ、オフィスワーク中などの様々なシーンでも大活躍です。
先代より40%も大きくなった同一指向型デュアル振動板スピーカーを採用しているため、30%も大きな音が出せるようになりました。
最大11時間の連続音楽再生
HUAWEI Eyewear 2は最大11時間の連続音楽再生に対応。(音量60%時)
1日中かけっぱなしでも問題ないほどのスタミナになっているので、通常のメガネとしても問題なく使えます。
充電には専用の充電コンバーターが必要ですが、専用のケーブルではないので、今使っているUSB-Cケーブルにつなぐだけでつかえて便利です。
充電時間は短く、たった10分の充電で3時間の駆動、フル充電もたったの50分でできるので、もし充電が切れてしまってもすぐに使えるようになります。仕事のお昼休憩やお風呂に入っている時などにサクッと充電できますよ。
専用の充電器などを用意する必要がないので手軽です!
ジェスチャー操作対応でメガネだけで使える
HUAWEI Eyewear 2はテンプルでのジェスチャー操作に対応。
テンプルを軽くタップ・スワイプするだけで、音量の上げ下げや電話の着話・終話、曲送りなどが行えるので、いちいちスマホを取り出すことなく操作できて快適です。
HUAWEI公式アプリ「AI Life」を使うことで操作のカスタマイズも可能。自分の使いやすいように設定できます。
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2台までのマルチポイント接続に対応
HUAWEI Eyewear 2は最大2台のマルチポイント接続に対応。スマホとPC、個人スマホと会社スマホなど、複数の機器を同時に待機できます。
2台の機器を同時に待ち受けているので、1台目の機器で音楽を楽しんでいるときに2台目の機器から通話がかかってきてもすぐに対応できます。
メガネをかけっぱなしのまま常に待機できるので、電話を多用する人にとっては特に重宝する機能です!
IP54の防水防塵にも対応、急な風雨があっても安心
HUAWEI Eyewear 2はIP54の防水防塵に対応。急な風雨があっても気にせず、そのままかけっぱなしにできます。
普通のメガネと同様に扱えるのは、ガジェットらしいデメリットがなくて助かります。
メガネはあくまでも実用品。HUAWEI Eyewear 2も実用品として問題なく扱えます!
レンズ交換は全国のOWNDAYS店舗で対応可能
HUAWEI Eyewear 2のレンズ交換は、全国のOWNDAYS店舗で対応可能。
その場で視力を測り、在庫があるレンズなら最短20分、7,700円から作れます。HUAWEI公式サイトにある「レンズ交換10%オフクーポン」を使えば6,930円からになるので、レンズ交換の際は必ず使いましょう!
ボクは軽い乱視入りなんですが、それでも即日対応できました。
HUAWEI Eyewear 2とOWNDAYS版の違い
HUAWEI Eyewear 2はOWNDAYSとコラボしており、全国のOWNDAYS(一部取扱店舗のみ)でも購入できます。
テンプルは両モデル同じものなので機能面での違いはありませんが、正面のリム部分が異なり、まったく違うデザインで展開されています。
HUAWEIから発売されているモデル(HUAWEI版)は2種類のデザインを用意。テック系のすっきりとしたデザインで、どちらもハーフリム(上側のみ)となっています。
OWNDAYSから発売されているモデル(OWNDAYS版)は、4種類のデザインを用意。眼鏡を350万本以上販売したデータから、だれしもの顔になじみやすい着用しやすいデザインになっているのが特徴です。
また、OWNDAYS版のみスナップサングラスと呼ばれるマグネット固定式のサングラスアタッチメントも用意されているのもポイントです。
販路 | HUAWEI版 | OWNDAYS版 |
---|---|---|
スナップサングラス (マグネット式アタッチメント) | なし | 別売 (1,650円) |
サイズ別ヒンジ | なし | 同梱 (S・Lの2サイズ) |
レンズ代 | OWNDAYSにて別料金で発注 (10%オフチケットあり) | レンズ代込み |
ラインナップ(形状) | ・ウェリントン型ハーフリム(ブラック) ・ブロウライン(チタニウムシルバー) | ・スクエア ・ブロースクエア ・ウェリントン ・ボストンウェリントン |
テンプルのロゴ | 外側 | 内側 |
価格 | ブラック:37,800円 チタニウムシルバー:47,800円 | 全種37,800円 |
購入先 | Amazon.co.jp HUAWEI公式ストア | OWNDAYS店舗 (販売店舗はページ下に記載) |
HUAWEI版はどこでも気軽に買える手軽さが、OWNDAYS版は自分にあったデザインを選べる自由度が魅力的です。
HUAWEI Eyewear 2のレビュー
HUAWEI Eyewear 2を実際につかって感じたことをレビューしていきます。
HUAWEI Eyewear 2の良いところ
HUAWEI Eyewear 2の良いところを3つ紹介します。
ながら聴きにちょうど良い音質
HUAWEI Eyewear 2の音質は軽めでながら聴きにちょうどいいもの。仕事中に朝から夕方まで使い続けてみましたが、聴き疲れすることはありませんでした。
40%大きくなった振動板のおかげで低音も出ていますが、中高音がより際立っている印象。楽器よりボーカルがよく聞こえるような音のテイストです。
音量によってもわずかに音が変わり、音量が小さい時は若干こもりがちで、音量が20%を超えてくると本領発揮といった感じ。
70%くらいまで音量を上げればすこし低音が強くなりますが、先代より30%も大きい音が出るようになったこともあって、よほど騒がしい空間で使っていない限りはうるさく感じるレベルです。
ただし、「あくまでもオープン型であること」「細めのテンプルに小さなスピーカーユニットを埋め込んでいること」から、イヤホンと比べてしまうと厳しめなのは言わずもがなです。
どちらかといえば「がっつり音楽を聴く」という使い方より「街を歩きながら」「仕事をしながら」といった用途で使うのがよさそうです。
ガヤガヤした場所でも使える音量
HUAWEI Eyewear 2を普段使いしてみて気づいたのが、音量がかなり大きく出せること。
休日のショッピングモールのようなガヤガヤした場所でも40%ほどの音量でもハッキリ聞こえるほどなので、いつでもどこでも音楽やYouTubeを楽しむことができました。
人が多い場所ではイヤホンをつけていると音が聞こえずに危ないシーンもありますが、HUAWEI Eyewear 2なら音楽はもちろん、周囲の音もしっかりと聞こえているので安心して使えます。
最大音量はHUAWEI Eyewear 2をかけ続けられないほどです。パワフルすぎてびっくりです。
常時装着できる通話用ヘッドセットとしてもアリ
イヤホンやヘッドセットは使うときに装着する必要がありますが、HUAWEI Eyewear 2はメガネなので常にかけっぱなし。おかげですぐに電話に出られてめちゃくちゃラクです。
受話したいときはテンプルをダブルタップするだけでOK。作業中でも移動中でも、スマホを取り出すことなく使えます。
電話に出た後も両手が開いているので、資料を探したりメモがとれたり、改札をノンストレスで通り抜けられるのもGood。
使い始めて2週間ほどほぼ毎日通話していますが、電話中の相手の声もとてもクリアに聞こえるので、聞き逃しやミスなどはまったくありませんでした。
職場によってはイヤホンを常につけているといろいろ言われることもありますが、HUAWEI Eyewear 2ならぱっと見はただメガネをかけているだけ。
常に受話できる状態で待機できるので、仕事がよりスムーズに行えるようになりますよ。
音楽さえかけていなければバッテリーの減りもかなり穏やかででした。通話用と割り切れば、3〜4日に1度の充電で済むレベルです。
HUAWEI Eyewear 2の気になったところ
HUAWEI Eyewear 2の気になったところを3つ紹介します。
装着時の違和感がすこしだけある
HUAWEI Eyewear 2は通常のメガネ同等の装着感……と言いたいところですが、やはり少しだけ違和感はあります。先代より細くなったテンプルのおかげで最小限に抑えられているものの、といった感じ。
セルフレームのメガネと比べてもテンプルには厚みがあり、装着時には耳の上側(テンプルがかかる部分)が外に広げられている感覚があります。
ただ、慣れれば気にしなくなるのも事実で、ボク自身も最初の3日くらいは「なんか気になるなー」と感じていましたが、2週間ほどたった今ではほとんど気にならなくなりました。
ボクが普段使っているメガネがチタンフレームの細いタイプなこともあって、耳の違和感をより感じやすいというのもありそうです。
前屈すると外れてしまう恐れがある
生活していて気づいたんですが、前屈した際にHUAWEI Eyewear 2が外れて落ちてしまうことがありました。
HUAWEI Eyewear 2はテンプルの先は緩やかに曲げられてはいるものの、通常のメガネのように個人に合わせて変形させることができないんです。押さえつけも弱めなので、髪などが挟まっていると滑って動いてしまうんですよね。
テンプルでの支えが弱い分、鼻あてはシリコン系で滑りづらくなっているんですが、前屈すると鼻から離れてしまうので、少しでもかかりが甘くなっていると、下を向いた際などにゆるやかにズリ落ちてしまいます。
日常生活でも靴ひもを結んだり床に落ちたものを拾うときには前屈するので、人によっては気になってしまうところかも。
ボクの場合ですが、少しでもかかりがゆるいと思ったら、HUAWEI Eyewear 2をかけなおすようにしています。
最近はあまり使わなくなりましたが、マスクの紐などがあるとより外れやすいですね。
やはり音漏れする
HUAWEI Eyewear 2はショッピングモールのようなガヤガヤした場所でも聞き取れる音量にできる反面、やはり音漏れはあります。逆位相の音を出すことで音漏れを抑える機能はついているものの、オープン型なので致し方ないところです。
ただし、周囲がガヤガヤしているなら自然と音も雑踏に消えていきますし、静かな環境なら音を小さくしても聞き取れるので、HUAWEI Eyewear 2を使っていて音漏れを心配するべきシーンって意外と少ないんですよね。
電車やバスのような至近距離で他の人がいる場所ではさすがに厳しいですが、街中やショッピングモールなどですれ違ったりするだけなら音漏れを気にする必要はほとんどないので、日常生活のほとんどのシーンで気にせず活用できます。
大きすぎずに聞こえるくらいの音量であれば、1〜2mも離れれば音漏れもほとんど聞こえません。
HUAWEI Eyewear 2のよくある質問
HUAWEI Eyewear 2のよくある質問にお答えします。
- Qペアリング方法は?
- A
HUAWEI Eyewear 2の両側のテンプルを、同時に約4秒間長押しします。「ピッ、ピッ、」とビープ音が聞こえてくるので、4回鳴るまで押し続ければペアリングモードに入ります。
- Q電源はどうやって入れる?切る?
- A
HUAWEI Eyewear 2には明確な電源オフがありません。3分以上使用しない状態で放置すると低電力モードに入ります。
装着検知があるので、HUAWEI Eyewear 2を装着すれば自動的に使えるようになります。
- Q試着はできる?
- A
HUAWEI版は大手家電量販店(ヨドバシカメラなど)、OWNDAYS版は全国各地のOWNDAYS(HUAWEY Eyewear 2取扱店)で試着できます。
- Qレンズ交換用クーポンはどこにありますか?
- A
HUAWEI Eyewear 2 販売ページの中段「主要な機能」にクーポンリンクが記載されています。
使用時はスマートフォン画面に表示して、OWNDAYS店頭で見せればOKです。
HUAWEI Eyewear 2はこんな人にオススメ
HUAWEI Eyewear 2は音楽をいつでも自由に楽しみたいと思っているメガネユーザーにおすすめの製品。
オープン型イヤホンはメガネと干渉して使いづらい場合もありますが、HUAWEI Eyewear 2ならメガネ自体がイヤホンなので干渉問題もなし。
バッテリー持続時間も長いため、バッテリー切れで「ただの重いメガネ」になってしまうこともなく、丸1日ガッツリ音楽を楽しめます。
メガネとして常時かけっぱなしにしておけば、急に電話がかかってきても焦らず対応できるので、仕事や家庭の都合上でよく電話を使う人にはぜひ活用してほしいアイテムです。
HUAWEI Eyewear 2のレビューまとめ
HUAWEI Eyewear 2をレビューしました。
HUAWEI Eyewear 2はメガネ型のオープン型イヤホン。
その言葉だけ聞くとキワモノ感がありますが、「ぱっと見でメガネにしか見えないデザイン」と「11時間の連続駆動&94時間の連続待機」のおかげで実用性は抜群。
長時間まったりと音楽を楽しむだけでなく、常時待機しておける通話用のヘッドセットとしても活用できるので、日中に普段使いするメガネとして、生活や仕事をより便利にしてくれる優秀なアイテムです。
気になった人はぜひ家電量販店かOWNDAYS(取扱店)に試着に行ってみるべき。初めて見るタイプの製品なので本当に便利なのかが想像しづらいと思いますが、実際に使ってみるとその便利さに衝撃を受けますよ!
以上、カクタケイ(@kakutakei)でした。