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Keychron M6 ワイヤレスマウス レビュー:軽すぎて疲れなくなる多機能エルゴノミクスマウス

4.0
PC環境

こんにちは、けいたろー通信のカクタケイ(𝕏:@KakutaKei)です。

Keychron M6(キークロン エムシックス)を購入したのでレビューしていきます。

Keychron M6はフルサイズエルゴノミクスマウスながらも、重さはたったの78gしかないゲーミングマウス同等レベルの軽さが特徴です。

手に優しくフィットする形状だけでなく圧倒的な軽さに仕上げることで、操作時の手の疲れも減らしてくれます。

7つのボタンに加えてインフィニットスクロール(高速スクロール)付きの中ホイールやサムホイールまで搭載しており、どのボタンもすべて専用のソフトウェアでカスタマイズできるいたれり尽くせりぶり。

筆者は平均して1日8時間以上のPC作業を行なっていますが、Keychron M6を使い始めてからは手の疲れが自然と減っていて、腱鞘炎の心配が今まで以上に少なくなりました。

カクタケイ
カクタケイ

「手の負担を減らすのにはトラックボールがいいらしい……けど慣れられるか不安」PC作業時の手の負担を減らすための良い選択肢だと思います。

それではKeychron M6の特徴や使用感について、詳しくレビューしていきます。

Keychron M6の特徴
  • 78gの軽量ボディを採用したエルゴノミクスマウス
  • カスタマイズ可能な多ボタン+インフィニットスクロールが便利
  • 「2.4GHz・Bluetooth・有線」3通りの接続方式に対応
  • ゲーミングマウスにも使われるセンサーを採用
  • 最大80時間のロングバッテリー
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Keychron M6の特徴・仕様

Keychron M6の特徴・仕様について紹介します。

商品名Keychron M6
ワイヤレスマウスセンサーPixArt PMW 3395
DPIレンジ100 – 26000
ポーリングレート1000 Hz(2.4GHz/有線),125 Hz(Bluetooth)
※購入時のオプションで4000 Hz(2.4GHz)に対応
クリックスイッチHuano Microスイッチ(最大8,000万回のクリック寿命)
重量約78g± 3 g
接続Bluetooth 5.1 / 2.4 Ghz / 有線(Type-Cケーブル)
対応システムMac/Windows(Mac OS11、またはWindows 11/10)
リフトオフディスタンス1.0 mm / 2.0 mm
バッテリー800 mAh
出典:SUPER KOPEK
Keychron M6の内容物
  • Keychron M6 本体
  • 2.4GHz USB-Aドングル
  • 2.4GHz USB-Cドングル
  • USB-A to Cアダプター
  • エクステンションアダプター
  • USB-C to Cケーブル
  • ユーザーマニュアル

今回購入したのはホワイトで、別色でブラックが用意されています。本体色は材着で、表面にはシボがあるシンプルなデザインです。

左側面には2つのサイドボタンとサムホイールがレイアウトされています。どちらも親指を動かすだけで自然と届く位置にあって使いやすい印象です。

底面にはセンサーや各種ボタン類がレイアウト。ソールは上下とサムレスト付近にあるだけですが、必要十分な滑り具合でした。

正面には有線接続と充電用のUSB-Cポートがレイアウト。開口部は広く取られているので、スマホの充電用ケーブルなどと兼用するのも問題なさそうです。

形状や機能が似ている競合品、ロジクール MX Master 3sと形状を比較してみます。

どちらもフルサイズのエルゴノミクスマウスなので大きな差異はなく、形状・ボタン配置・おおむねのサイズ感はほとんど同じです。

若干異なるのは本体の幅感で、左・右クリックのある上面が広めのロジクール MX Master 3sに対して、Keychron M6は全体的に幅が狭めです。

ロジクール MX Master 3sでは手を乗せるだけのような感覚、Keychron M6ではわずかにつかむような感覚があります。

側面から見てみるとピーク位置や高さが異なっており、ロジクール MX Master 3sでは後ろ寄りのピーク位置でしたが、Keychron M6では中央寄りのピーク位置になっています。

あくまでも個人の感覚ではありますが、手のカーブに自然とフィットするのはロジクール MX Master 3sかなと感じます。Keychron M6は手のひら部分にわずかな隙間ができる感覚があります。

ただし、手のひらがマウスに密着しているロジクール MX Master 3sでは夏場などに汗をかいてしまう可能性もあるため、手のひらとマウスの間にあるKeychron M6のほうが一概に悪い……とは言い切れません。

カクタケイ
カクタケイ

マウスのフィット感は手のサイズで変わってきます。家電量販店でロジクール MX Master 3sを触って「大きいな」と感じた人にはKeychron M6がちょうど良いサイズ感になるはずです。

78gの軽量ボディを採用したエルゴノミクスマウス

実測しても78gしかなかった。めちゃくちゃ軽い。

Keychron M6は78gの超軽量ボディを採用したフルサイズのエルゴノミクスマウスです。

フルサイズのエルゴノミクスマウスといえば100g超えも当たり前ですが、Keychron M6は異例ともいえる軽さ。手にフィットする形状にくわえて圧倒的な軽さのおかげで、長時間使っても疲れにくいのが特徴です。

奥から、ロジクール MX Master 3s、ロジクール M750、Keychron M6

筆者は以前ロジクール MX Master 3s(141g)を使っていたんですが、エルゴノミクス形状は気に入っていたものの、あまりの重さで手首の負担が大きかったため使い続けるのを断念。その後は軽量なコンパクトマウスのロジクール M750(100g)を愛用していました。

今はKeychron M6になったおかげで、仕事やブログでほぼ1日中作業しているものの手の疲れはほとんどなく快適です。

昨今はテレワークや副業が普及してきたことで以前にもましてPC作業の時間が増えていますが、あまり長時間PC作業をしていると腱鞘炎になってしまうこともしばしば。

手首の負担を減らすためにはトラックボールをよくオススメされますが、慣れるのにかなりの時間がかかる上に、それでも使いこなせない可能性があることを考えると、筆者個人の考えですがあまりオススメできないんですよね。

Keychron M6ならエルゴノミクス形状と軽量設計のおかげで手首の負担が減らせますし、トラックボールのような慣れも必要ないのでぜひオススメしたいです。

カスタマイズ可能な多ボタン+インフィニットスクロールが便利

Keychron M6はカスタマイズ可能な7ボタン+2ホイールが搭載されているため、マウス単体で効率的に作業がこなせます。

Keychron M6のボタン・ホイール一覧
  • ボタン
    1. 左クリック
    2. 右クリック
    3. 中ホイール押し込み
    4. 中ホイール左チルト
    5. 中ホイール右チルト
    6. フォワードボタン
    7. バックワードボタン
  • ホイール
    1. 中ホイール(インフィニットスクロール機能付き)
    2. サムホイール

多ボタンのマウスは数多くありますがサムホイールや中ホイールの左右チルト、さらには中ホイールにインフィニットスクロール機能(高速スクロール)まであるのはなかなかに貴重です。

サッと人差し指を伸ばしてボタンを押すだけで切り替えられる

インフィニットスクロールはホイール手前のボディ同色ボタンで切替可能。抵抗なくいつまでもホイールが回り続けるので、膨大なデータ量のExcelファイルや長い文書などを一気にスクロールできます。

ロジクール MX Master 3sのような自動切替式でこそないものの、実装されているだけでも嬉しい機能です。

これらのボタンはすべて、Keychron公式ソフトウェアの「Keychron Engine」から個人の好みに合わせてカスタマイズ可能。ボタンの役割変更はもちろん、マクロやキーボタンの組み合わせといった複雑な設定も可能です。

例として、筆者は日頃からよく使うウィンドウの配置変更ショートカットを中ホイールの左右チルトに割り当てたり、拡大縮小をサムホイールに割り当てたりすることで作業を時短しています。

多ボタンを駆使することでExcelやBlender、Adobe Photoshopなどのショートカットを多用するソフトを使う場合にピッタリなので、クリエイターの方にとっては良い相棒になってくれそうです。

Keychron Engineでのカスタマイズ内容などを確認していきます。

まず前提としてですが、Keychron Engineを用いてキーバインドなどをカスタマイズを反映できるのは、ドングルを用いた2.4GHzでの接続か、有線での接続のみとなっています。

カクタケイ
カクタケイ

Bluetoothではカスタマイズが反映できないので注意してください。

1:キーの割り当て変更

左クリックやホイールの上下動作まで含めて、すべてのボタンの設定を変更できます。

「戻る・進む」「ボリューム上げ下げ」といったシンプルなボタン操作だけでなく、MacのLaunchPadを開くショートカットや、後述するマクロ機能を動作させるなどの複雑な設定も可能です。

2:DPI設定の変更

接続したマウスのDPI設定を変更できます。値は100〜26,000までです。

5つのDPI設定を記録させておけるので、「FPSゲームでは400DPI、原神では1600DPI」のように使うソフトなどにあわせて気軽に変更できます。

3:マクロ設定の作成

マクロ設定では、自分が実際にキー入力をしたのをレコードし、前述のキーの割り当て変更を活用することで、ワンタッチで記録したキー入力を使えるようにできます。

ディレイの有無やループの設定も行えるので、CADやゲームなどでの複雑なキー入力を効率化できます。

4:詳細設定

リフトオフディスタンスなどの詳細な設定が行えます。基本的にはノータッチで大丈夫です。

5:プロファイル設定

上記の様々な設定はプロファイルごとに保存されるようになっています。最大5つまで登録できるので、ソフトに合わせて最適なキーバインド・設定にワンタッチで変更できます。

「2.4GHz・Bluetooth・有線」3通りの接続方式に対応

Keychron M6の接続方法は2.4GHzのドングル(USB-A/USB-C)・Bluetooth(最大3台のマルチペア)・有線の3パターン。ノートPCやタブレットなど、機器やポートによって最適な方法で接続できます。

接続方法は本体底面のスイッチから切り替えるだけ。筆者はMacBookにはBluetooth、デスクトップPCにはUSB-Aのドングルで接続することで、複数台のデバイスをワンタッチで切り替えて使えるようにしています。

カクタケイ
カクタケイ

iPadやAndroidスマートフォンでも使えますよ!

ゲーミングマウスにも使われるセンサーを採用

Keychron M6のセンサーにはPixArt PAW3395を採用。

数多くのゲーミングマウスに搭載されているセンサーだけあって精度は高く、現在はPulsar Superglide Glass MousepadMinimal Desk Setupsのフェルトデスクマット上で使っていますが、どちらでもカーソル飛びなどなく安定して使えています。

PixArt PAW3395採用のゲーミングマウス例
  • Xtrfy M8
  • Ninjutso Sora V2
  • Pulsar X2V2
  • Sprime PM1

※上記はあくまでも一例です。

DPIは最大26,000の超ハイセンシまで設定できるので、手元スペースがほとんどないデスクでも使えます。とはいえ、26,000DPIにしてしまうとすこし揺れただけでカーソルがふっとんでいってしまうのでオススメはしません。

デフォルトでは400・800・1,600・3,200・5,000の5段階で割り当てられており、底面のDPIスイッチで切り替えが可能です。専用ソフトの「Keychron Engine」を使用すれば、好みのDPIにすることも可能です。

ちなみに筆者は愛用のゲーミングマウス(Pulsar X2V2 mini)にあわせて600DPIで使っています。

カクタケイ
カクタケイ

マウスのDPIは高くても1,600DPI程度にしておくのがオススメです。それ以上になるとカーソルが飛んでしまったり、操作がシビアになってしまう可能性があります。

ポーリングレートは最大1,000Hzとなっており、作業用のマウスとしては必要十分なカーソル操作時の滑らかさを確保しています。

デフォルトでは125・500・1,000の3段階で変更できますが、こちらもDPIと同様に底面のポーリングレートスイッチで切り替えられます。ただしBluetoothでは消費電力を減らすためか、最大125Hzに固定されます。

出典:SUPERKOPEK

ちなみに購入時のオプションではありますが、Keychron M6のポーリングレートは最大4,000Hzまで拡張可能です。専用の4Kドングルを使う必要はありますが、さらに遅延が少なく安定したマウス操作ができるようになります。

最大80時間のロングバッテリー

Keychron M6は最大80時間の長時間駆動に対応。極端に長いわけではありませんが、1日8時間使うと仮定しても10日弱なので、フルタイムワークで使っても1週間に1度だけの充電ですみます。

バッテリー容量も800mAh程度なので充電時間も短め。50%から100%まで充電してみましたが実測で40分ほどの短さだったので、これならフル充電も2時間かからないですね。

バッテリー残量が減るとサムホイール脇のLEDがゆっくりと赤く点滅するようになっているので、普段は気にせずつかっていてふと気づいた時に充電すればOK。

USB-Cケーブルで充電できるのでスマホやタブレットと共用するだけでよく、充電時間も短いのでお風呂にはいっているタイミングなどでサクッと継ぎ足し充電するだけでも良さそうです。

カクタケイ
カクタケイ

購入してから2週間ほど使っているんですが、購入時80%だった残量がいまだに50%ほどあります。80時間の連続駆動でも十分だと感じています。

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Keychron M6の気になったところ

Keychron M6の気になったところを2つ紹介します。

Keychron M6の気になったところ

ちょっと安っぽい

表面の仕上がりや部品の組み合わせ精度などを考えると、Keychron M6はすこし質感が低く感じる。

Keychron M6は税込9,900円という価格を考えると、すこし質感が低いかなと感じます。

マウス全体が単色の樹脂素材でできていて装飾はほとんどなし。部品のズレやわずかなバリが残っていたり一部の形状がいびつな部分があったりするので、所有感を求める人にはオススメできないかなと。

この質感で唯一褒められるのは、全体にラバー調の塗装や部品がないので黄ばみなどのトラブルがなさそうなこと。まだ長期間つかったわけではないので確証はモテませんが、実際に半年後などに追記できればと思っています。

軽量ゲーミングマウスのPulsar X2V2 mini(12,000円ほど)と比べてみても、かたやゲーミング特化、かたや多機能特化であることを考えると、もう少し頑張って欲しかったというのが本音です。

ただ、この価格は現在の円安基調が反映されているものになっているようで、Keychron.comでは49ドルしかしないんですよね。

これをこのまま現在の1ドル150円で計算すると7,350円、もし1ドル120円で計算すると5,880円です。これに技的マークの取得費用やマーケティング代などを考えると、国内での税込9,900円は妥当かなといったところ。

確かに7,000〜8,000円くらいなら納得できなくもない質感だと思うので、素直にドル円のあおりを受けて割高感のある値付けになってしまったのが原因ですね……。

ホイールが爆音すぎる

Keychron M6はホイールやクリックに静音機構を搭載していないため、それなりに音がなります。特に中ホイールに限れば「ガチガチガチガチ」と大きめな音がでます。耳を塞ぐほどではありませんが、会社やカフェなどでは少しはばかられるレベルかも。

インフィニットスクロールに切り替えるには中ホイールの手前にあるボタンで切り替える必要がありますが、それすら面倒になって中ホイールを一気に回してしまうと部屋に爆音が鳴り響きます。

カフェや会社などの外出先で使おうと考えている人には不向き。多少重くてもロジクール MX Master 3sを選んだ方が良いでしょう。

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Keychron M6がオススメな人

Keychron M6は以下のような人にオススメです。

こんな人にオススメ
  • 手に負担の少ないマウスを探している
  • ショートカットキーを多用して作業を効率化したい
  • 高速スクロールやサムホイールが欲しい
カクタケイ
カクタケイ

形状だけでなく重さまで含めて手の負担が少ないマウスです。

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Keychron M6のレビューまとめ

Keychron M6をレビューしました。

Keychron M6の特徴
  • 78gの軽量ボディを採用したエルゴノミクスマウス
  • カスタマイズ可能な多ボタン+インフィニットスクロールが便利
  • 「2.4GHz・Bluetooth・有線」3通りの接続方式に対応
  • ゲーミングマウスにも使われるセンサーを採用
  • 最大80時間のロングバッテリー

Keychron M6は78gの軽さながらも7ボタン+2ホイールの多機能さを持たせたフルサイズのエルゴノミクスマウスです。

税込9,900円と高価な部類ではありますが、一般的なエルゴノミクスマウスより圧倒的に軽量なので長時間使った際の手の疲れにくさは随一

接続方法やボタンのカスタマイズ性の高さも優秀で、後発かつメカニカルキーボードのメーカーから発売されたマウスということを考えても、オンリーワンの優秀なマウスに仕上がっていると感じます。

反面、仕上がりには少し安っぽさはありますが、使っている分にはそこまで気にならないのも事実。円安のあおりを受けての価格設定なので、1万円以下で発売してくれただけありがたいかなとも思います。

長時間のPC作業で手の疲れを感じている人にはぜひおすすめできる一品です。

以上、カクタケイ(𝕏:@KakutaKei)でした。

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