こんにちは、けいたろー通信のカクタケイ(@kakutakei)です。
MacBookを愛用していると気になるのがボディについてしまう傷。気にする理由は様々ですが、できればキレイなまま長期間使っていたいですよね。
なのでベルモンドのキャリングケースを使っているんですが、それだと持ち運び時は安全ですが、使用中までは守れないのがネックなところ。

10年ほど前に使っていたMacBook Pro 15インチは、角からぶつけてしまったり、天板が凹んでしまったりと散々でした……。もうそんな思いはしたくない……。
そこで今回導入したのが、Satechi Eco ハードケースです。

Satechi Eco ハードケースは、物理的な落下などの衝撃やひっかき傷からMacBookを守ってくれる製品。
背面やポート付近といった排熱や使いやすさに関わる部分を除いてほぼフルカバーとなっており、MacBook Proを常に衝撃や傷から守ってくれます。

材質は100%リサイクル素材のポリカーボネート。半透明に加工されており、MacBookのシンプルなデザインを最大限活かす作りになっています。

さすがSatechi、めちゃくちゃカッコイイデザインですよね!
というわけで今回はSatechi Eco ハードケースについて、使って感じたいいところ・気になるところなどをレビューしていきます。
Satechi Eco ハードケースの特徴・外観

それではさっそく、Satechi Eco ハードケースを開封していきます。
【Satechi ECO ハードケース】の特徴
- MBP14/16対応
- 全面保護
- 100%リサイクル素材のポリカーボネートを使用
- USB-Cハブとの共存も可能
内容物はケース本体のみ。上下の2ピース構成です。
選んだのはクリア。表面は艶消しのマットな質感で、机の木目がぼんやりと透けて見えます。すりガラスのようなイメージをするとわかりやすいかも。
ちなみに100%全てが再生プラスチックで作られており、環境に配慮した製品になっています。

MacBookへの装着は「上・下ともにツメが引っかかるまではめ込むだけ」と超簡単。

ツメはディスプレイ付近やパームレスト付近にあり、上下合わせても10箇所ほどとかなり少なめ。ですがポイントをしっかりと押さえており、勝手に外れたりするような印象は全くありません。
角やフチなどは寸分の狂いなくMacBook Proにフィットしており、品質の高さを感じられる作りでした。




写真撮影のために一度外しましたが、あまりにもしっかりはまっていて外すのが大変だったほどです。
ディスプレイを開くための中央付近にもツメがありますが、それでも開きやすさは変わらず良好なまま。

側面のポート付近はかなり広めに開いており、ケーブルやUSBハブなどを装着しても干渉しないように配慮されています。



USBハブなどの装着が想定されていないケースも多々ありますが、Satechiは自社でハブを作っているだけあり、しっかりと対応済みでした。
ハードケースではどうしても難しいヒンジ付近はどうしてもガードが手薄ですが、落とした時に真っ先に当たる角部分はしっかりとガード。
背面付近のガードがほぼ省かれているケースもある中で、最低限とはいえ角が守られているのは嬉しいポイントです。

Satechi Eco ハードケースのメリット・いいところ
続いて、Satechi Eco ハードケースを使って感じたメリット・いいところを3つ紹介します。
持ち運び時の安心感はバツグン
Satechi Eco ハードケースは全面をしっかり保護しているだけあり、持ち運び時・使用時ともに安心感はバツグン。
机に置く時やバッグを床に下ろす時などの不意の事故からMacBookを守ってくれるので、ちょっとした油断があっても大丈夫になります。

強固なケースなので、今まで使っていたキャリングケースではなく、このハードケースだけで持ち運ぶのもアリ。取り出してすぐ使えるので、効率よくパパッと行動したい人には最適な方法です。

どれだけ丁寧に扱っていてもヒューマンエラーはありますが、そういった事故からも守れるのは嬉しいですね。
使用感やデザインが損なわれない
MacBookにハードケースを装着すると使用感が悪化しがちですが、Satechi Eco ハードケースなら全く問題なし。
重量は16インチ用でたったの337gしかないため、ケースなしの状態から10%ほど重くなるだけです。

影響が出やすいポート部分の開口も広めなので、同社のUSB-C Proハブ Max 8in2のような直接本体にくっつくタイプのハブでも干渉しないのは嬉しいポイント。

パームレストやディスプレイ部分への干渉も問題なし。


「閉じた時に干渉して閉まりきらない」なんてこともなく、使い勝手は良好。さすがSatechiだなと感心しました。


細部まで考えて作り込まれているので使いにくさはなし。周辺機器まで作っているだけあって、完璧な設計です。
また、MacBookの持つシンプルなデザインも損なっておらず、ケース嫌いな人でもギリギリ許せそうなくらいスッキリとした印象。
AppleロゴやMacBook Proロゴも透けて見えてオシャレな印象です。


Satechiのブランドロゴもさりげなく入っており、ブランドネームより品質で示していく感があってGood。


このマット調の仕上がりのおかげでキズも目立ちにくく、長期的に使っていてもキレイな印象のまま使い続けられます。
ゴム足が滑らなくて安心
Satechi Ecoハードケースのゴム足は、よほどのことがない限り動かないほど強力。
不意にケーブルに足を引っ掛けてしまっても微動だにしないほどで、机に置かれている状態でそのまま手で押してみてもほとんど動きません。

ランチをとりながら作業するような時や、プレゼン前でアタフタしている時でも大丈夫。どんなシチュエーションでも「万が一」がなくなるので、ストレスなく安心して作業できますよ。

MacBookのゴム足は意外と滑るんですよね。Eco ハードケースの動かなささにはビックリしました。
Satechi Eco ハードケースのデメリット・気になるところ
Satechi Eco ハードケースを使っていて感じたデメリット・気になるところを2つ紹介します。
厚みが増すのでスタンドやケースが使えなくなる場合も
これは全てのハードケースに言えることですが、装着すると厚みが増し、今まで使っていたスタンドやケースが使えなくなる場合があります。

例えばこの前まで使っていたTwelveSouth BookArcは確実にムリ。MacBookにピッタリのサイズで作られているので、ケースをつけてしまうと使えません。


ケースも同様に、ピッタリサイズのスリップインケースだとかなり厳しめ。合皮のケースにはギリギリはいりましたが、角やフチ部分をみてみるとパッツパツなのがわかります。

お気に入りのケースやスタンドがある場合には、寸法の余裕を確かめてから購入するのがおすすめです。ケースをつけると3mmほど厚くなります。
排熱性能が若干下がるかも?
Satechi Eco ハードケースはMacBook Proの排熱に配慮しており、背面の排気スリットや底面の吸気スリットはほとんど開放されたままの作りになっています。
なので一見は「冷却性能には全く影響がない」と感じるんですが、MacBookはアルミボディ自体での自然排熱を利用する設計のため、ハードケースをつけてしまうとわずかに排熱性能が下がってしまうんです。

とはいえ、Autodesk Fusion 360(ポリゴンモデリングソフト)を使っていてもやんわりとファンが回る程度で問題なし。
本体もケース越しにじんわり暖かく感じるくらいで、サーマルスロットリング(熱による機能低下)が起きたこともないので、一般的な使用方法では気にする必要はなさそうです。

ファンがガッツリ回るような4K動画の書き出しなどに使う場合だけは、気にかけておいた方がいいかもしれません。
Satechi Eco ハードケースはこんな人におすすめ
- MacBook Proを道具としてフル活用したい
- 数年後の買い替え時の査定を高値で維持したい
- 大切だからできるだけキレイに使い続けたい
Satechi Eco ハードケースは「MacBookを道具としてガシガシ活用したい」「できるだけキレイなまま使い続けたい」といった希望に応えてくれる製品。
ほぼ全面を守ってくれるので、使用に伴う傷などからしっかりガード。万が一のことが起きても大丈夫になる安心感の高さが魅力です。
MacBook自体のデザインを損なわないシンプルさも優秀。
もし「保護性能」より「+300g」が気になってしまった人はやめておいた方が良さそう。簡単なキズから守るだけなら、wraplusスキンシールを使うのも手です。
Satechi Eco ハードケースは、MacBookを道具として愛用するなら必須アイテム
Satechi Eco ハードケースをレビューしました。

Satechi Eco ハードケースを使い始めて、ハードケースの根強い人気に納得。しっかりとMacBookを保護してくれるその安心感のおかげで持ち運び時も気が楽になりました。
デザインもシンプルでカッコよく、「Apple純正ハードケースと言ってもいいんじゃないかな?」というほどのクオリティの高さに所有感も満たされました。

この安心感と所有感を実感してしまうと、もうケースなしには戻れません……。
MacBook Proをしっかりと守りたいという人にはぜひ選んでほしい一品。ハブまでしっかり使えるハードケースは稀なので、後のことまで考えるとこれ一択といえるほど優秀です。
以上、カクタケイ(@kakutakei)でした。