こんにちは、けいたろー通信のカクタケイ(@kakutakei)です。
毎日をエネルギッシュに過ごすには、質のいい睡眠が必要不可欠。とはわかっているものの、なかなか睡眠の質の改善って難しいですよね。
ボクはとても寝が浅く、おもに音が原因で目が覚めてしまったり、全然寝れなかったりと睡眠についてとても悩んでいました。

ボクの部屋は雨戸が2箇所にあるため、台風や大雨の日はシャッターのバタバタ音でまともに寝れないんですよね……。
と、そこでふと「音が原因なら耳栓を使えばいいのでは?」と思ったので、Loop Quiet(ループ クワイエット)を導入することにしました。

Loop Quietはシリコンでできている睡眠用耳栓。ベルギーのLoopというメーカーが作っている製品で、耳栓らしくないファッショナブルなデザインが特徴です。
-27dbの減音効果があるため、装着して寝るだけで騒音や生活音とはおさらば。朝までぐっすりと寝られるようになります。
シリコン製なのでフィット感もよく、寝返りをうってもその違和感で目覚めてしまうことはありません。何度でも洗って清潔なままで使えるのもGood。

睡眠時に耳栓をつける習慣はありませんでしたが、使い始めてすぐ慣れ、今では欠かさずに使うようになりました。
と言うわけで今回はLoop Quietについて、睡眠の質が低くて悩んでいた筆者がどう感じたかを、わかりやすく解説します。
Loop Quietの外観・仕様

というわけでさっそく、Loop Quietを開封していきます。パッケージはいかにも海外製品らしい鮮やかなものです。
今回購入したのはZen Whiteという白い色のものです。
Loop Quiet | |
---|---|
材質 | すべてシリコン製 |
軽減するdb | -27db |
サイズ | XS・S・M・L (イヤーチップで調節) |
重量 | 片側1g |
価格(定価) | 2,490円(税込) |
カラーリング | ブラック ホワイト ブルー レッド グリーン ピンク |

パッケージから内容物を全て取り出してみました。おそらくケースの中にイヤホン本体が入っているタイプ。
付属するイヤーチップはXS・S・L。Mはすでに本体に装着済みです。

ケースを開ける前に500円玉とサイズ比較。
比べると一回り大きめですが、このサイズなら手のひらにしっかりと収まるサイズなので、持ち運びもしやすそうですね。

ようやくケースを開けて本体のご登場。
500円サイズのケースに両耳の分が収まっていると考えると、本体サイズがとてもコンパクトなのがわかりますね。
Zen Whiteというカラーですが、なんとなくグレーやアイボリーに寄った色味をしています。

耳栓本体をドアップで確認。耳に入る部分はよくあるカナル型のイヤホンとよく似た形状のイヤーピースになっています。
イヤーピースはわっかの部分をもってまっすぐ引っ張れば外れます。わりとキツめなので、無理に引っ張らずにじっくり外した方がよさそうです。
わっかの部分は耳から落ちないようにするための形。肉抜き形状になっているので、重量もかなり軽めです。


重さが気になったので実際に測ってみました。装着しているイヤーチップは開封時のまま、Mサイズです。
なんと片側1g、両側2gと驚くほど軽量でした。これなら耳への装着感の低さも期待できそうですね。

サイズのイメージをしやすくするために、AirPods Proと並べてみました。
さすがにただの耳栓だけあって、AirPods Proからステムを外したくらいのサイズしかありません。めちゃくちゃコンパクトですね。
Loop Quietのメリット・いいところ
Loop Quietを使ってみて感じたメリット・いいところについて紹介します。
しっかり減音して静かな空間に

Loop Quietは-27dbもの減音効果があるため、装着するとすっきりと静かな空間に早変わり。
使いはじめる前は、明け方の暖房がつく音で必ず起きてしまっていたのが、今は朝のアラームまで起きることがなくなりました。

使い始めてまだ2週間ですが、ここまで効果的だとは思ってもいませんでした。
他社のウレタン素材の耳栓では-30db以上の減音効果があるものもありますが、Loop Quietはそれらに比べると少し弱め。
ですが、全ての音域でまんべんなく音を弱めてくれるため、数字以上にしっかりと静かになる印象があります。
たとえば、冷蔵庫の駆動音やACアダプタから出るチリチリとした高周波の音、雨戸が風雨でバタバタとする音など、ボリュームが大きいものまでしっかりと減音。
小さい音は全く聞こえなくなり、大きすぎる音は気にならないほどの音まで小さくなります。

「日頃から意識していない騒音はこんなにあったんだ……」と感じるほどです。

基本的には就寝時に使おうと思って購入したんですが、これだけ遮音性が高いと作業時などのガッツリ集中したい時に使うのもアリ。同居家族や隣人の生活音などもほとんど聞こえなくなるため、作業により集中できるようになります。
幹線道路沿いに住んでいたり、出張に向かう新幹線でどうしても集中しなくちゃいけなかったりと、様々な状況で音に悩まされていても、Loop Quietがあれば大丈夫ですね。

ただ、適切な効果を発揮するためには、XS・S・M・Lの4種類から最適なイヤーピースを選ぶ必要があります。
耳の形は左右で異なるため、「右はMでも、左はSのほうがよかった」という場合もあるので、どちらの耳でも装着テストをするのがベターです。

ボクは左右どちらもS・M・Lで合わせてみて、最終的にMが1番違和感がなかったので選びました。
シリコン製でフィット感がいい

Loop Quietはよくある耳栓とは異なるシリコン素材を採用。
シリコン製と聞くとなんとなく弾力感が強いため、「ウレタン製よりフィットしないのではないか?」と気になってしまいますが、まったくもって問題ありません。
柔らかいシリコンを使っていることもあり、
また、イヤーピース部分だけでなく、わっかの部分まで柔らかいシリコンを使っているのもポイント。装着していても圧迫感や違和感はなく、自然と耳に馴染みます。
形状も耳のポケットや軟骨などにうまくひっかかるようになっているため、就寝中に外れてしまう可能性もほとんどなく、耳栓としてしっかりと機能していると感じました。

後述しますが、外れにくいとはいえ、全く外れないわけではありません。起きたら外れていることもあります。
丸洗いできるから清潔なまま使える

Loop Quietは全体がシリコンでできているため、気軽に丸洗いが可能。
耳栓は雑に使っていると外耳炎や蒸れなどが原因の感染症になることもあるため、いつも洗って清潔な状態を保てるのは衛生面を考えるととても好印象です。
一晩中耳栓をつけていると、長時間耳の穴が塞がれている状態になるため蒸れが生じ、感染症を起こしやすくなります。痛みや痒みなどの異常を感じたらすぐに使用を中止し、耳鼻科を受診してください。また感染症を避けるためにも耳栓は清潔なものを使用しましょう。
ライズTOKYO株式会社【耳栓着用の睡眠って効果があるの?注意点や選び方を紹介!】

丸洗いには一緒にお風呂に持ち込んでボディソープなどで洗うか、手を洗う際に一緒にハンドソープで洗えばOK。
洗った後はバラバラのまましっかりと水気を拭き取って乾燥させてから、またイヤーピースを装着して使用すれば大丈夫です。

Loop Quietは形状的に水気が残りやすいので要注意。特にイヤーピースのポケットや、穴の部分はしっかりと乾燥させましょう。
Loop Quietのデメリット・気になるところ
Loop Quietを使ってみて感じたデメリット・気になることを紹介します。
心拍音が聞こえることがある

これはLoop Quietだけではなく全ての耳栓で言えることですが、装着することで心拍音が聞こえることがあります。
「あくまで耳に集中してしまうとよく聞こえる」といった感じなので、常時ガッツリ聞こえ続けているわけではありませんが、耳栓に慣れていないと気にしてしまいがちなのも事実です。
そういう時は、意識を呼吸などの違うところに向けてみるのがおすすめ。音に意識を向けなければ自然と気にならなくなりますよ。

ボクもつけ始めて1週間くらいは慣れずに気になってしまいましたが、今は気にならなくなりました。
寝落ちするまでは耳栓の存在が気になる

Loop Quietは柔らかいシリコン製とはいえ、耳の中に異物が入っているので、わずかながら装着感があります。感覚としてはカナル型のイヤホンをつけているようなイメージです。
仰向けで寝ている場合はほぼ気にならないと思いますが、横向きで寝ている場合は耳が下になるので、すこしだけぎゅっと押されるような感覚も。
とはいえ、その異物感が原因で就寝中に起きてしまうことはなく、毎日ぐっすりと寝れています。もしふと目が覚めたとしても、明け方の起きる時間の直前くらいです。

寝落ちするまでのわずかな時間だけ気になってしまうかも。こちらも意識を呼吸などの違うところに向けると気にならなくなります。
就寝中に外れてしまうことがある

Loop Quietはわっかの部分が耳の軟骨などに引っかかるため外れにくくなっていますが、それでも時たま外れてしまうことがあります。こればかりは、耳にはまっているだけなのでしょうがないところ。
あくまでも寝相などにもよりますが、ボクはつけ始め1週間目は3回、2週間目は1回外れてしまいました。
もし耳から外れて体の下に潜ってしまっても、柔らかい素材なので気にならずにそのまま寝たままでいられるのが幸いです。

外れていると、ぐちゃぐちゃな布団の中から探すのが地味に大変だったり。絶対に外れないようにはできないので、こればかりは必要な手間ですね。
Loop Quietはこんな人におすすめ
- 音が原因で目覚めてしまうことがある、眠りが浅い
- うるさいと眠れない
- 寝る時間が家族などとズレている
- 静かな空間を作って集中して作業したい
Loop Quietは、眠りが浅く音に敏感な人におすすめのアイテム。
就寝時に気になる騒音をほぼ気にならないほどまで抑えてくれるので、夜中や明け方に音で目覚めてしまう可能性をほぼゼロにしてくれます。
また、適度な遮音性のよさがあるので、睡眠時だけでなく作業に集中するためにも使えるのがポイント。
いかにも耳栓らしいデザインではないので、オフィスやカフェなどの他の人にみられる場所でも露骨な感じがなく使いやすいですよ。
Loop Quietのよくある質問

Loop Quietのよくある質問についてお答えします。
- QQuiet/Experience/Engageの違いは?
- A
目的に応じた遮音性能の差があります。
Loop Quietは、おもに睡眠用の耳栓。-27dbの減音効果があり、しっかりと静かな空間を作るのに向いています。
Loop Experienceは、フェス・クラブなどでの音楽を楽しむ用の耳栓。-18dbの減音効果があり、音は変えないまま音量を下げることで、大きすぎる音による耳への悪影響を減らします。
Loop Engageは、会社やパーティなどで使う会話用の耳栓。-16dbの減音効果があり、いつもよりすこしだけ音が大きい場所で用いることで、会話をしやすくする効果があります。
※Quietはシンプルな耳栓で音を減音しますが、ExperienceとEngageには穴が開けられており、外の音をとりこみつつ減音する仕組みが採用されています。
- QExperience・Engageに用意されているPlusと無印の違いは?
- A
Plusには、Experience・Engageの穴を塞ぐためのミュートリングが付属しています。
Experience・Engageにミュートリングをつけると、さらに-5db分の減音効果がUP。純粋に耳栓として使いたい際にも使えるようになります。
※Experienceは通常時-18dbだったのがリング装着で-23dbに、Engageは通常時-16dbだったのがリング装着で-21dbになります。
- QQuiet、Experience、Engageのどれを選べばいい?
- A
ガッツリ音を減らしたいならQuiet、音楽を楽しみたいならExperience、日常での雑音を減らしたいならEngageがおすすめです。
また、ExperienceとEngageを選んだけれど耳栓としても使いたい可能性があるなら、各モデルのPlusを選ぶのがおすすめです。
Quiet・Experience・Engageの違いまとめ
Loop Quiet | Loop Experience Loop Experience Plus | Loop Engage Loop Engage Plus | |
---|---|---|---|
用途 | 睡眠用 | フェス・ライブハウスなど | 会話用 |
材質 | イヤーチップ:シリコン わっか部分:シリコン | イヤーチップ:シリコン わっか部分:プラスチック (Plusのみ)ミュートリング:シリコン | イヤーチップ:シリコン わっか部分:プラスチック (Plusのみ)ミュートリング:シリコン |
軽減するdb | -27db | -18db -23db(ミュートリング使用時) | -16db -21db(ミュートリング使用時) |
価格(定価) | 2,490円 | 3,990円(無印) 4,990円(Plus) | 3,990円(無印) 4,990円(Plus) |
特徴 | シンプルな耳栓 | 大きすぎる音を減音するための耳栓 | すこし大きな音を減音するための耳栓 |
使うシーン・場所 | 就寝時 ガッツリ集中したい時 | フェス会場 ライブハウス | パーティ 会社での作業時 |
【Loop Quiet】フィット感のいい睡眠用耳栓

Loop Quietを導入したことで、睡眠に対する不満が劇的にダウン。今までベッドをよくしたり、入眠サプリを使ったりとさまざまな手法を講じてきましたが、今のところ1番効果があったと感じています。
いま思えば、ボクは就寝時だけではなく日頃から音に意識を持っていかれがちで、できるだけ静かな環境を切望していたんですよね。とはいえ、まさか睡眠の質の低さが主に音からきているとは思ってもいませんでした。
睡眠に対する不満は100%なくなったわけではありませんが、いまではだいぶ睡眠が安定するようになったので、購入して良かったなと心から感じています。
同じように睡眠に対する悩みを抱えている人の助けになれれば幸いです。
以上、カクタケイ(@kakutakei)でした。