この記事を読むと、モンブラン マイスターシュテュック149の良さがわかります。
ボクは万年筆初心者くらいの時に、モンブラン マイスターシュテュック149を使い始めました。
もちろん身の丈に合わないと思いつつも、使ってみると「使い勝手よし・所有感よし」で大満足。
今ではその魅力にすっかり取り憑かれ、「もっとたくさんの人に、149の良さを知ってもらいたい!」と思ってます。
それでは、見ていきましょう。
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モンブラン マイスターシュテュック149は万年筆の王様だ
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「万年筆といえば」という存在
モンブラン マイスターシュテュック149は、万年筆好きになれば「いつかは」という道。
数々の雑誌やウェブサイトなどで扱われ、「万年筆の王様」と評されることも多々。
そして、万年筆愛好家でなくとも目にしたことのある人が多いペン。
それが、モンブラン149です。(以下、文中ではモンブラン149と表記。)
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ボクも万年筆が好きになって、すぐ知りました。
あまりにも有名なので、「本当にいいモノなの?」と疑問に思うこともありますよね。
では、一部のファンだけでなく、雑誌などでも「万年筆の王様」として取り上げられる理由はなんでしょうか?
理由:数々の著名人に愛されてきた歴史が物語っている
著名人に愛用されるのは、「その品質やブランドが信頼できる」ということです。
- ジョン・F・ケネディ大統領
- エリザベス女王
- ダイアナ妃
- 石原裕次郎
たとえばこんな人たち。
こんな著名人に、モンブラン149は愛されてきました。
たとえば、あなたが友人の結婚式に参加する場合を考えてみましょう。
間違いなく「ボロボロのスーツ」では参加しませんよね。
持っているスーツの中でも「良いモノ」を着用するはずです。
そうしないと、相手にも失礼になりますし、自分の評価も下がりますよね。
著名人は、常に誰かに見られています。
そんな彼らが、「自分の評価を下げるもの」を使いませんよね。
つまり、「著名人に愛用されることが=品質やブランドが優れていること」の証明に。
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品質やブランドが優れていて、実際に使っても期待は裏切らない。
それが、モンブラン149が万年筆の王様と呼ばれる理由です。
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著名人からの抜群の信頼。
これ以上のお墨付きはないですよね。
モンブラン マイスターシュテュック149のデザインを確認
実際にモンブラン マイスターシュテュック149を見ていきましょう。
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全体は黒い樹脂で作られていますが、重厚感があり光が当たると強く反射します。
これは、モンブラン独自の「プレシャスレジン」を使っているから。
樹脂製にしては傷つきにくいのも、キレイなまま長く使えて嬉しいですよね
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ネジ式のキャップを外すと、ペン先が姿を表します。
メッキリングなどの装飾はほとんどなく、高級万年筆ながらも質実剛健さを感じます。
ちょうど手で持つ部分にネジ山が重なりますが、使っていて気になることはありません。
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ペン先は、金とロジウムのバイカラーになっています。
他と比べても一線を画す大きさのペン先には、万年筆を華々しくする装飾が、緻密に施されています。
中央の大きいブランドロゴが、「ブランドの信頼を裏切らないように」と、強い信念を感じます。
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モンブラン マイスターシュテュック149は吸入式なので、インク窓があります。
このインク窓のデザインが秀逸で、青や黒系のインクを入れた時には、全く見えなくなります。
軸全体の統一感が増しているのに、インクの残量が減ればすぐわかるのがオシャレ。
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天冠には、モンブランのロゴが配されています。
このロゴは「ホワイトスター」と呼ばれ、モンブランの山の頂に覆う雪をイメージしています。
たったコレだけのシンプルさなのに品があるのは、さすがとしか言いようがないですね。
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キャップリングには、モンブラン マイスターシュテュック149の刻印がされています。
数々の万年筆を所有していますが、ここまで分厚いリングと深い刻印は珍しいです。
重厚感があり、質の良さを強調してくれていますね。
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ちなみに、刻印されている「Meisterstück(マイスターシュテュック)」は、
日本語で「傑作」という意味だったりします。
モンブラン マイスターシュテュック149を購入した経緯
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ボクがモンブラン マイスターシュテュック149を購入したのは、「万年筆の王様」を使ってみたかったからです。
購入した当時は、万年筆を使いはじめて2年ほど。
モンブラン マイスターシュテュック149を「いつか買うんだろうな…」と夢見ていたのですが、急に考えが一転。
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だったら、今買っちゃえば良いじゃん。
万年筆はメンテナンスすれば、ずっと使えるもの。
なら、「早めに買ってもいいんじゃないか」と思って、購入に至りました。
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半分くらい勢いだったのですが、
こうでもしないと「憧れ」を手にする機会を逃しそうで…
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モンブラン マイスターシュテュック149の良いところ
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- その①:文豪も納得の使い勝手の良さ
- その②:「万年筆の王様」に恥じない、質の高さ
モンブラン マイスターシュテュック149のいいところは、2つあります。
その①:文豪も納得の使い勝手の良さ
三島由紀夫や松本清張、開高健などの文豪が使っていた、モンブラン149。
「仕事柄、筆記具へのこだわりが強い作家たちが愛用していた」と考えると、「よほどいい万年筆なんだろうな…」と、良さが伝わってきますよね。
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確かにモンブラン マイスターシュテュック149を使ってみると、
「これいいなぁ…」と思うから不思議です
理由は以下の通り。
- 疲れない
- 軸が太く、強くペンを握れないから
- 重心が後方寄りで、ペンを軽く支えるだけで良いから
- 滑らかに書ける
- ペン先の品質が高く、ひっかかりがないから
- ペン先が硬く、インクフローがあるので、滑らかに書けるから
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「万年筆は手に負担をかけない」と言いつつも、使っていれば自然と力んだりして、ジワジワと疲れてしまいます。
ですが、モンブラン マイスターシュテュック149は本当に疲れない。楽なんです。
何千・何万の文字を書く文豪たちが愛用する理由が、すぐ感じられるのに驚きです。
その②:「万年筆の王様」に恥じない、質の高さ
モンブラン マイスターシュテュック149の質感の高さは、シンプルに素晴らしいです。
- 堂々とした葉巻のようなボディ
- 手に重みを感じるほどの重厚感
- ディテールまで気を使われているデザイン
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「1つのペンに手間暇かけて作ったんだな…」と、使うたびに感じることができるなんて、素敵ですよね。
本当に良いモノじゃないと、ここまでの満足感は得られません。
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モンブラン マイスターシュテュック149の気になるところ
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- その①:メンテナンスや修理は絶望的
気になるところが1つだけあったので、ご紹介します。
その①:メンテナンスや修理は絶望的
モンブラン製の万年筆は、メンテナンスなどが大変です。
これは、「モンブラン製の万年筆の修理が、モンブランでしか行えないから」です。
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え?自社以外で万年筆の修理ができるの?
実は、万年筆の調整や簡単な修理は、「ペンクリニック」というイベントで行えます。
インクフローの調節や、ちょっとした曲がりなどに対応してくれるので、万年筆ユーザーの駆け込み寺になっているんです。
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ですが、ペンクリニックでは、モンブラン製万年筆だけ受け付けてくれないことが多いです。
これは、モンブランが自社修理以外を認めていないから。
手が入れられたのがわかると、「修理不能」といって戻されることから、トラブル防止のためにペンクリニックがやむなく受け付けていないんです。
この理由から、モンブラン製万年筆のメンテナンスや修理が絶望的なんです。
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モンブラン製万年筆は本当に優秀なんだけど、
この点だけは本当にもったいないと思います。
モンブラン マイスターシュテュック149はこんな人にオススメ
- 万年筆が好きな人
- 最高の万年筆を使いたい人
- 良いモノを使っている実感が欲しい人
モンブラン マイスターシュテュック149は、上記のあなたには特にオススメ。
「万年筆の王様を使うなんて、自分にはまだ早いんじゃないかな…」
もしこんな風に思っていたらもったいない!
初心者でもベテランでも、興味があるなら使った方がいい。
それくらい、モンブラン149は優秀な万年筆なんです。
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ボクも、初めて149を買った当時は「憧れ半分・恐れ半分」でした。
でも今は、「買ってよかった」と断言できます。
現在はメッキ違いで3種類用意されている
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アクセント部分などのメッキの違いで、「ゴールドコーティング」「プラチナ」「ローズゴールドコート」の3種類が用意されています。
ゴールドコーティング
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基本になるモンブラン149。
「万年筆と言えば」という色で、華々しさがあります。王道を選ぶならコレ。
時代に左右されない、タイムレスな魅力を感じたいあなたに向いています。
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プラチナ
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黒とシルバーで、全体的に凛としたイメージです。
ペン先のメッキも他の2種類と異なり、銀色がメインになっているのが特徴。
時と場所を選びつつも、良いモノを使いたいあなたに向いています。
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ローズゴールドコート
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マイスターシュテュック90周年の際に登場した、比較的新しいカラー。
多少赤みの入った金色は、煌びやかさを抑えながらも、上品さを感じさせてくれます。
ほか2本より目立ちにくいので、さりげなく使いたいあなたに向いています。
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モンブラン マイスターシュテュック149と競合する万年筆は?
- モンブラン マイスターシュテュック146
- パーカー デュオフォールド センテニアル
- ペリカン M800
- パイロット カスタム845
※同メーカーや競合メーカーのフラッグシップに準ずる、実用万年筆を選出しています。
モンブラン マイスターシュテュック149と競合する万年筆は、上記の通りです。
競合する万年筆のスペック一覧&並べた写真
万年筆 | 長さ | 太さ(最大径) | 重量 | ペン先の硬さ |
---|---|---|---|---|
モンブラン 149 | 148mm | 17.2mm | 32g | 普通 |
モンブラン 146 | 146mm | 15mm | 25.4g | 普通 |
デュオフォールド | 137mm | 15.2mm | 28.9g | 硬い |
M800 | 142mm | 15.8mm | 28.7g | 柔らかい |
カスタム845 | 147mm | 15.9mm | 28g | 柔らかい |
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こうして並べてみると、モンブラン149の太さが目立ちます。
使ってみると「この太さのおかげで書きやすい」と言えるんですが、使う前は「こんなに太くて大丈夫なのかな…」と思っていました。
逆にモンブラン149はサッと使うのには不向きなので、そう言う場合は細めの軸の万年筆を使うのがいいですよ。
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キャップを外したまま使う人は、カスタム845やモンブラン149くらいの長さがあると、安定して使いやすいです。
とはいえ、どれもフラッグシップなので、極端に短いことはありません。
キャップの有無や手持ち位置など、自分の好みに合わせた使い方を模索してみるのも楽しいですよ。
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ペン先を並べてみると、モンブラン マイスターシュテュック149のペン先が一際大きいのが分かります。
決して「大きい=良い」というわけではないですが、万年筆の王様と呼ばれる風格を感じさせてくれますね。
モンブラン マイスターシュテュック ル・グラン(146)
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モンブラン マイスターシュテュック ル・グランは、モンブラン マイスターシュテュック149を細くしたイメージ。
軸が細いので、取り回しが良くなります。
しかし、長さはあまり変わらないので、筆記時の安定感は変わらずです。
持ち運びがメインになるなら、モンブラン 149以上にオススメの1本です。
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パーカー デュオフォールド センテニアル
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デュオフォールドは、硬いペン先と、潤沢なインクフローが特徴。
紙の上を自由自在に滑る筆記感は、デュオフォールドでしか得られません。
コンバーター式なので、カートリッジで気軽に使えるのが嬉しいポイント。
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ペリカン M800
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ペリカン M800は、オシャレさと実用性を兼ねた万年筆。
細部までこだわられたデザインは、他のブランドの筆記具とは一線を画します。
ペン先が柔らかいので、腰を据えてゆったりと書きたい人向きです。
パイロット カスタム845
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国産万年筆ならカスタム845が最高。
丁寧に重ね塗りされた漆の軸には深いツヤがあり、手がけた職人の魂を感じます。
写真の「黒漆」以外にも「朱漆」がラインナップされてます。
日本製でペン先が細めなので、手帳やコンパクトなノートに書きこむことが多い人にオススメです。
まとめ:モンブラン149は「万年筆の王様」に相応しい万年筆だ
![](https://kakutakei.com/wp-content/uploads/2022/02/149-beautiful-1024x606.jpg)
今回は、モンブラン マイスターシュテュック149についてでした。
「万年筆の王様」と評されるあまり、なんとなく距離を置いてしまう万年筆でもあります。
ですが実際に使ってみると、そう言われる理由がよくわかるほどの完成度の高さには驚きも。
ボクが買った当時と同じような、初心者の人にこそ、オススメする万年筆です。
![カクタケイ](https://kakutakei.com/wp-content/uploads/2022/02/icon-good.png)
149を使うと、万年筆欲しい病が治まるかも…
持っているだけで嬉しくなる、そんな万年筆です。
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