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中屋万年筆 デスクペンスタンドを購入。デスクでの万年筆の使い勝手を向上させてくれる良アイテム。

仕事・生活

こんにちは、万年筆が大好きなカクタケイ(@kakutakei)です。

普段から勉強や日記をつけるために中屋万年筆の十角背鰭ver.2などを使っていますが、本やノートのページをめくる際やちょっと休憩する際など、どうしても一時的に万年筆を置きたいシーンが出てきます。

万年筆を置くたびに必ずキャップを閉じればいいんですが、「毎回律儀にキャップを閉じるのはすこし大変だからデスクペンスタンドが欲しい」と思うように。

そこで2022年の5月ごろ、中屋万年筆のデスクペンスタンドの販売が再開したのでさっそく注文。11月になってようやく届いたので紹介します。

カクタケイ
カクタケイ

本来はデスクペンのためのスタンドですが、おそらくそれ以外でも使えるだろうと勝手な推測のもと注文。この記事では、十角や背鰭などの万年筆でも使えるかを紹介しています。

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中屋万年筆 デスクペンスタンドを見ていく

さっそく中屋万年筆 デスクペンスタンドを見ていきます。今回購入したのは、黒溜の1本用です。

形状は旅館やホテルなどにありそうなシンプルなもの。円形の土台の上に、ペンを刺すためのラッパがついています。ちなみに土台は木製、ラッパはプラスチック製です。

カクタケイ
カクタケイ

他には黒呂色や赤溜、1本用だけでなく2本用もラインナップされています。

土台は中屋万年筆らしい漆塗りのもの。ひと目みてわかるほど分厚く丁寧に漆が塗られており、吸い込まれるような雰囲気を持つ、独特の黒さが特徴です。

その黒い漆は丁寧に研ぎ出され、表面は鏡のように反射するほどのツヤがあります。

角部分は自然と薄くなって、下地の朱合漆が見えるのがアクセント。あくまでもパキッと色が見えるのではなく、ぼんやりと濃いところと薄いところがあるようなイメージ。溜塗り特有の透明感の高さが魅力です。

ラッパは薄手のプラスチック製。何も塗られてない素地の素材ですが、ツヤツヤで高級感があります。

ラッパの付け根は金属製で自由に動くタイプのもの。左右への角度には多少制限がありますが、縦方向なら垂直を越えるまで立てられるようになっています。

せっかくなので手持ちの十角STの黒溜と並べてみました。

十角STのほうが漆が薄めなのか、折れている部分の色がより鮮明に出ている印象を受けます。購入してすでに5年ほど経っているので、経年で漆が透けてきているのかもしれません。

<br>カクタケイ

カクタケイ

漆の変化がみられるのも中屋万年筆の製品の魅力のひとつ。デスクペンスタンドが今後どう変化していくのか、楽しみです。

中屋万年筆 デスクペンスタンドの使い勝手を確認

手持ちの中屋万年筆を使って、デスクペンスタンドの使い勝手を確認していきます。また、他社製万年筆でも使えるかも合わせて確認します。

タップできる見出し

  1. 15mm軸(ロング・ポータブル・ピッコロ・十角STなど):OK
  2. 16mm軸(十角TW):OK
  3. 17mm軸(17mm・両切り・背鰭ver.1/2):NG
  4. 他社製万年筆:ミドルクラスの万年筆ならOK

15mm軸(ロング・ポータブル・ピッコロ・十角STなど):OK

まずは中屋万年筆の中でスタンダードな太さの15mm軸からチェック。ロング・ポータブル・ピッコロ・十角・デスクペンなどのほとんどがこの太さです。

手持ちの15mm軸の十角STで確認したところ、まったく問題なく使えました

ラッパ部分を見てみると、十角STの軸が口に引っかかっているだけなので、万年筆の抜き差しはスムーズ。ラッパにスコンとペンを乗せているような使用感です。

ラッパの内側に遊びがあって動きやすいのであまりゆるめの角度にはせず、50〜60度くらいの、すこし立ち気味の角度で使うと安心です。

カクタケイ
カクタケイ

おそらく、ロングやデスクペンなどの丸軸は十角STより首軸が太いので、ラッパの内側でふれあい、下の16mm軸とおなじような状態になるはずです。

16mm軸(十角TW):OK

続いて、中屋万年筆の中ではすこし特殊な16mm軸でチェック。この太さの万年筆は十角TWのみです。

16mm軸も15mm軸と同様に、問題なく使えました

ちょうどラッパの口付近に十角TWのネジ部分がはまっており、十角STよりかなり安定した状態で使えます。その代わり、15mm軸のスコンとラッパに入れるような感じとは異なり、しっかり挿すような使用感になります。

かなり安定しているので、45度くらいの角度でも問題なさそうです。

17mm軸(17mm・両切り・背鰭ver.1/2):NG

続いて、中屋万年筆のなかでは最大径の17mm軸でチェック。この太さの万年筆は17mm・両切り・背鰭ver.1/2のみです。

手持ちの背鰭ver.2で確認したところ、15mm・16mm軸とは異なり、軸が太すぎて使えないことがわかりました。

ラッパ部分を見てみると入り口付近と首軸の太さが同じくらいになっているため、首軸の先だけがキュッとラッパに挿さっているだけの状態になっています。

十角STのように奥までストンと万年筆が入っていないので、ふとした衝撃などで抜けて倒れてしまう可能性も。かなり不安定なので、17mm軸をデスクペンスタンドと合わせて使うのはやめておいた方が良さそうです。

カクタケイ
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ラッパもツルツルなのでキズにはなりにくいかもしれませんが、キュッと触れている以上、必ずキズになるはずなのでおすすめしません。

他社製万年筆:ミドルクラスの万年筆ならOK

中屋万年筆だけではなく、手持ちの他社製万年筆でも使えるかを試してみたところ、他社でもミドルクラスの万年筆なら使えそうなことがわかりました。

ただ、モンブラン149のような大型の万年筆や、ペリカンM400のような細めの万年筆はNG。太すぎて刺さらなかったり、細すぎてラッパの底にペン先がぶつかってしまいます。

カクタケイ
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中屋万年筆からデスクペンスタンドのラッパに適合するリストが公開されていますが、念の為手持ちの有名な万年筆でチェックしてみます。

まずはパイロット カスタム845でチェック。すこし奥まで入る印象を受けますが、問題なく使えます。奥まで入りすぎてペン先がラッパの底に当たっているなどのトラブルはありませんでした。

続いてモンブラン146でチェック。こちらもカスタム845同様、問題なく使えました。

ペリカンM800も同様、全く問題ありません。

ですがモンブラン149だとさすがに厳しめ。太すぎる故に首軸の先端引っかかってしまい、全くラッパに挿さりません。背鰭ver.2以上に挿さりが甘いので、全く使えませんでした。

カクタケイ
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モンブラン149はかなり大型の万年筆なので、「まぁしょうがないかな」と思うところ。背鰭ver.2同様、首軸だけの挿さりなのでかなり不安定でした。

逆に、ペリカンM400のような細軸の万年筆でも厳しめ。軸径こそ問題ないのでラッパにはストンと入りますが、まったく止まらずにペン先がラッパの底についてしまうので破損の原因になってしまいます。

カクタケイ
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ペリカンM400だけでなく、ペリカンM600やパイロット エラボーもNGでした。ラッパの底には付け根の金属部を留めてあるネジがあるので、もし勢いよく触れてしまうとペンが壊れてしまうので要注意です。

万年筆ユーザーにとっての必須級アイテム

万年筆を普段使いする人にとってデスクペンスタンドは、ちょっとだけペンを置く時の負担を減らしてくれる良アイテム。

ボクは四六時中万年筆を使うわけではなく、あくまでも勉強時やリラックス時のスポット的に使うようにしているだけなので、必ずしもデスクペンスタンドは必要ありませんでした。

ですがそれでも、ノートのページをめくる一瞬の間や、急な電話がかかってきて対応しなくてはならない時など、万年筆の置き場に困っていたのも事実。そういった時の数分でのわずかなドライアップや不意の落下などの可能性がなくなったことで、繊細な万年筆をより安心して使えるようになったと感じています。

背鰭ver.2モンブラン149などの太軸万年筆で使えないのはすこし残念ですが、普段から太軸ばかりを好んで使っていたので、これを機にもう少し細めの軸の万年筆を使うようにするつもりです。

昨今は中屋万年筆のデスクペンスタンドのような、万年筆に使えるラッパ型のスタンドは探してみてももう見つかりません。高価なアイテムにはなりますが、万年筆が好きな人のデスクを彩りつつ、相応のクラフトマンシップも感じさせてくれる素敵な製品なので、もし気になった方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

以上、カクタケイ(@kakutakei)でした。

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