- Oclean W1の特徴とメリット・デメリット
- 歯並びが悪い筆者が実際に使ってみて感じたこと
こんにちは、けいたろー通信のカクタケイ(@kakutakei)です。
日頃から歯の健康を考えて電動歯ブラシを使っているのですが、先日「歯ブラシだけでは60%ほどの汚れしか落とせない」ということを知ってショックを受けました。
また、できればフロスもほぼ毎日使ったほうが良いらしいということも知り、口腔ケアを気をつけたいと思いつつも手間の多さにしんどさを感じています。

徹底的にフロスをかけるのは時間がかかってめちゃくちゃ大変なんですよね……。
そんな悩みを解決するために、Oclean W1 ウォーターフロッサーを導入しました。

Oclean W1を使い始めてから日々の歯のケアの負担が大幅に減少。準備も含めて2分ほどで終わるのが最高です。
それでいて効果も実感できていて、1週間ほどつかってからフロスで歯間の汚れを確認しましたが、明らかに歯ブラシだけだった頃より汚れが減っていました。

毎日使うものだからこそ手軽につかえて、効果もしっかり感じられるのは優秀ですよね。
この記事ではOclean W1の特徴や使用感について、詳しくレビューしていきます。

Oclean W1 ウォーターフロッサーの特徴・仕様

Ocleanは、2016年に中国 深圳で設立された口腔ケアブランド。
「テクノロジーによる口腔の健康改善を目指して独自のオーラルケア技術の開発」をスローガンにかかげ、2023年現在では全世界で1,000万人以上が使っているブランドに成長しています。

中でもOclean W1 ウォーターフロッサーは、140kPaまで圧縮した空気を水と合わせて一気に押し出すエアロダイナミック方式で、水と空気で口腔内の汚れを洗い流すアイテム。
歯ブラシと組み合わせることでブラシだけではとりきれなかった細かい汚れをしっかりと落とし、歯垢・汚れ除去の手助けをしてくれます。
商品名 | Oclean W1 ウォーターフロッサー |
---|---|
サイズ (幅 × 奥行き × 高さ) | 45 × 45 × 235 mm |
重量 (本体のみ) | 154g(実測) |
重量 (持ち運びセット一式) | 224g(実測) |
防水 | IPX5 |
バッテリー持続時間 | 最長30日間 |
バッテリー容量 | 1,200mAh |
充電時間 | 約3時間 |
カラーバリエーション | ホワイト・パープル |
価格 | 10,800円 |

本体のみならスマホより軽い154gしかありません。これなら口腔ケアも楽にできそうです。
Oclean W1 ウォーターフロッサーの外観

Oclean W1を開封していきます。パッケージは衛生機器らしくクリーンな印象でした。

内容物はW1本体やノズル、充電ケーブルなどと充実していました。
- Oclean W1本体
- ノズル2本
- 専用充電器
- 専用キャリングケース
- 説明書(日本語・英語)
- 保証書

Oclean W1本体は手の小さい人でも持ちやすい細身のデザイン。表面には緩やかな凸凹があり、シンプルながらも上品な印象です。ホワイトもパール感があってオシャレです。
重量も150gほどと、スマホより軽く仕上げられています。

Ocean W1のデザインは2021年のレッドドットデザイン賞を受賞しているんですよ。

もう1色のパープルはホワイトとはうってかわって、全体的に大人カッコイイイメージ。ほぼブラックともいえる深い色味が特徴です。

こちらも緩やかな凹凸は変わらず、高級感あふれるデザインに仕上げられています。

首軸のサテン調パーツまで統一されていて、どちらもかなりオシャレ。

ノズルは標準で2本付属しています。
ノズルの先端はシリコンになっており、口の中を傷つける心配はありません。食品グレードのシリコンを使っているので衛生面も問題なし。
透明なプラスチック部分もBPAフリーなので、安心して使えます。
BPA=ベスフェノールAのこと。人体に悪影響を及ぼす可能性のある化学物質で、欧米では規制の対象になっている地域もあります。
Oclean W1のノズルは「BPAフリー」なので、「BPAが含まれていない安全なもの」ということです。


ノズルをOclean W1へ取り付けます。口の部分はほぼピッタリサイズですが、しっかりと押し込んでおくまで差し込めばOKです。
ノズルは360°どの向きでも取り付けられるようになっており、洗浄したい部位や利き手などに合わせて角度を変えて使えます。

Oclean W1本体のボタンは上部にある2つだけのわかりやすい設計になっています。

基本的には電源ボタンだけつかうことになりそうです。

中段にはモード表示のインジケーターがあります。モードは上記のボタンか、後述のアプリ経由で切り替えることができます。

本体下部には取り外し式の水タンクがあります。マグネットで固定されているので力も必要なく、スムーズな脱着が可能です。
タンクの容量はたったの30mlですが、水と空気をあわせて押し出す構造なので少量でも十分なんです。

充電にはインジケーターよりさらに下にある接点に、マグネット式の専用の充電ケーブルを取り付けて行います。
充電器は付属していないので、スマホのものなどを使い回す必要があります。

ちなみに本体色がパープルでも、充電ケーブルは白になっています。月に1度くらいしか使わないので、色の違いは気になりません。

付属の専用キャリングケースには、Oclean W1本体とノズルを収納して持ち運べます。

ケースに入れても手で握りやすいサイズであることに変わりはなく、荷物になりにくいコンパクトなサイズ感になっています。


電動歯ブラシと比べてみてもそこまでサイズは変わらず、ケースに入れてしまえばほぼ同じサイズです。
Oclean W1の使い方

Oclean W1の使い方は簡単。本体下部の水タンクに水を補充し、ボタンをおして洗浄を開始するだけです。
容量は30mlだけですが、これでも各歯間に5回ずつ水を噴射できるほどの容量があるとのこと。

ちなみに、水ではなく市販のマウスウォッシュを使うこともできるので、より効率的に口腔ケアを行うこともできます。

電源ボタンを押すと水がテンポ良く放出されるので、この水流を歯間にあてていけば歯間掃除はほぼ完璧。たったこれだけなので、準備から後片付けまで含めても2分ほどで終わります。

手動モードではボタンを押している間、自動モードは押したら30秒ほど水が放出されます。

Oclean W1は単体でも使えますが、専用のアプリ「Oclean Care+」を活用することで洗浄モードの変更や洗浄記録の確認などが行えるようになります。
- 洗浄記録の確認
- 使った日
- 使ったレベル
- 使った回数・水の使用量
- デバイス情報
- 洗浄モードの変更
- バッテリー残量
- ノズルの使用期間の確認
- 個人情報の確認
- Apple ヘルスケアとの連携(iOS版のみ)
- どんな歯か・どんな歯になりたいかの登録

アプリはiOS・Androidどちらにも対応しています。



主に使うことになるのは洗浄モードの変更。基本的には自動で使っていくのがスピーディかつラクなので、自分にぴったりのモードを選ぶとより快適に使えます。
レベルは1〜7までありますが、高いほど強くなるわけでなく、強度や放出タイミングが変わる仕様になっていました。
- 手動
- ボタンを推している間だけ出てくる
- 自動:レベル1〜7
- タイミング・強度の差
- ジェントルSPA・スタンダードSPA
- 敏感な歯茎の人に最適なモード

基本的にはデフォルトのレベル1でいいかなと思っています。テンポは少し早いですが、慣れればその分スピーディに洗浄が終わるので快適です。

Oclean W1 ウォーターフロッサーのメリット
Oclean W1 ウォーターフロッサーのメリットを5つ紹介します。
歯ブラシだけでは落としきれなかった汚れが落ちる

日頃から電動歯ブラシを使って口腔ケアに気をつけていましたが、Oclean W1を使い始めてからは歯磨き後のスッキリ感がより強くなりました。
おそらく歯ブラシだけでは取りきれていなかった歯間などの汚れが取れたのが理由だと思っています。

ボクは歯並びが悪いので歯ブラシの向きを変えたりして磨き残しがないようにしていたんですが、それでもOclean W1を使うと小さな汚れが出てくるんですよね。
定期的にフロスなども使っていましたが、W1を使い始めて1週間たってからフロスを使ってみてもあまり歯垢などの汚れはつかず、効果を実感できました。
ヘッドの向きを変えられるので奥歯でも簡単に使える

Oclean W1は歯間ブラシなどと比べると奥歯には使いにくいように感じますが、ノズルの向きが360°自由に変えられるので、思っている以上に取り回しがラクなんです。
ノズルは歯間に垂直に当てるのが理想なんですが、先端が45°ほど曲げられているので、奥歯でもしっかり垂直に当てられます。
使い始め数日だけは慣れていないので難しさを感じますが、1日、2日と使っているとすぐに慣れますよ。
IPX5だからお風呂でも使える

Oclean W1はIPX5の防水に対応。シャワー程度の水流には耐えられるので、お風呂でも使えます。
IPX5とは、電子機器の防水性能に関する等級のうち、「防噴流形」、すなわち、水の噴射を直接浴びても機器本体に有害な影響がないことを表す等級である。
Weblio辞書【IT用語辞典バイナリ – IPX5とは】

シャワーには耐えられますが、水没はNGなので注意してください。
水流を歯間にしっかりと当てたいので鏡を見ながらの方がやりやすいんですが、Oclean W1の水流は140kPaで圧縮されて空気で押し出しているだけあってなかなかの威力。
口を開けたままだと水が周囲に飛び散って悲惨なことになります。
なので、鏡を見ながら使いたい場合は水が跳ねても問題ないお風呂に持ち込んでやるのがオススメです。

ボクは初回使用時に口を開けて使ってしまい、洗面所が大惨事になったので、決して真似しないようにしてください。
コンパクトだから持ち運びにもちょうどいい

ウォーターフロッサーは水を使って歯間を掃除するので、水タンクありきで本体が大きくなりがちなんですが、Oclean W1は水と空気を混合させる仕組みのため、電動歯ブラシよりひとまわり大きいくらいのサイズしかありません。
ケースに入れてしまえばさほど変わらないサイズなので、日頃から持ち運んで使うのにもピッタリ。ケースに入れてもたったの224gしかありません。
水の補充もたった30mlでいいので、家・職場・ホテル・海外などどこでも気兼ねなく使えます。

バッテリー持続時間も最長30日と長いので、ちょっとした出張などでも出発前にフル充電しておけばOKです。
バッテリーは最大30日も持つから安心

Oclean W1のバッテリー持続時間は最長30日間のロングライフ。
朝・昼・晩と欠かさず使った場合にはもう少し短くなりそうですが、1日1回、1〜2分ほど(自動モード2回分)の使用時間であれば、おおむね公称値に近いバッテリー持続時間がありそうでした。

ただ、使い始めだけは使用回数・時間が増えがちなので、バッテリーの減りを早く感じてしまうかも。2日目くらいで慣れたので心配無用ですよ。

Oclean W1 ウォーターフロッサーのデメリット
Oclean W1 ウォーターフロッサーのデメリットを1つ紹介します。

デメリットというよりは「ちょっと気になったところ」という感じです。
アプリは使わなくてもいいかも

Oclean W1はアプリを活用することでモード変更などが行えますが、正直なところW1だけならアプリは使わなくてもいいかなと感じています。
同社の電動歯ブラシの場合は口腔内の磨き残しがわかる機能があるんですが、W1にはそういった機能がなく、水の使用量や使ったレベルなどが履歴として残るだけだったんです。
また、iOS版OcleanアプリではApple ヘルスケアアプリに連動できますが、それも歯磨きのデータが必要でW1では同期するデータがなく、うまく活かせませんでした。
なので、もしOclean W1だけで使う場合は無理してアプリは使わなくてもいいかも。お風呂で使うと考えている場合には、無理してスマホを持ち込む必要もなさそうです。

最初にさまざまな洗浄モードで試してみて、お気に入りが見つかったらW1単体で活用すればいいかなと思いました。
Oclean W1を1ヶ月使い続けた感想

Oclean W1を1ヶ月ちょっと使い続けていますが、レビュー当初から感じていた口腔内の汚れ落とし性能の高さはさすがと言ってもいいほど。
じつはこの1ヶ月、「Oclean W1を使った時に小さな汚れがほぼ出ないようにならないか」と思い、愛用の電動歯ブラシ使用時に歯の角度などをしっかりと考えて使うようにしていました。
ですがそれでも結果は変わらず。おそらく歯の隙間の根本や歯茎などに隠れている小さな汚れまでは落とすことができず、Oclean W1使用時にはやはり小さい汚れは1つか2つほど出てきてしまいました。
おかげで改めてウォーターフロッサーの必要性を感じることになり、こんなに意識して歯ブラシをかけていても落としきれていないものなんだなと理解することになりました。
できればフロス(糸ようじ)を毎日使えるのが理想ですが、丁寧に使うとそれなりに時間がかかることを考えると、毎日短時間で使えて歯間汚れも落とせるOclean W1は優秀だなと言わざるをえません。

歯並びがあまり良くない人には必須!ボク自身も歯並びが悪い部類ですが、W1を使い始めてからは口腔内の汚れ残りはほぼなくなりました。
Oclean W1 ウォーターフロッサーはこんな人にオススメ
Oclean W1 ウォーターフロッサーはどんな人にオススメなのかをまとめます。
- 歯の健康が気になっているけど、フロスとか使うのはめんどくさそうに思う人
- できるだけ手間なくラクにケアしたい
- 家だけでなく会社や出先などでもしっかり口腔ケアを行いたい
Oclean W1はいつでもどこでも気軽に持ち運んで口腔ケアしたい人にオススメ。
テンポよく出てくる水流に合わせて歯間を掃除していくだけなのでタイミングがわかりやすく、慣れればかなりスピーディにケアできます。
ケース込み224gの軽量コンパクトさなので、持ち運びはもちろん自宅で使うのにも取り回しやすいのが魅力的。
30mlしか水を使わないのでどこでも十分な量の水を調達可能。洗浄後の水も少量なので、外出先の洗面所などでも気軽に使えます。
Oclean W1 ウォーターフロッサーのレビューまとめ
Oclean W1 ウォーターフロッサーをレビューしました。
ボクは歯並びが悪いので歯間の汚れが残りやすかったんですが、Oclean W1を使い始めてからはフロスなどを用いた口腔ケアの頻度を減らしても大丈夫になりました。
しかも1日あたり1分ほど、準備をいれても2分ほどで終わるので日頃の手間もほとんどなく、毎日続けられるハードルの低さも気に入っています。
価格も1万円前後とリーズナブルなので、これから口腔ケアをはじめようという人も、普段からフロスを使っている人も無理なく買える価格なのも魅力的。
歯を大切にしたいと考えている人にはピッタリのアイテムです。
以上、カクタケイ(@kakutakei)でした。
