こんにちは、けいたろー通信のカクタケイ(@kakutakei)です。
スマホやノートパソコンを使って作業しているとバッテリーが減って困ることがありますよね。
ですが仕事先や自宅ならまだしも、カフェだったり電車など、どうしても電源がとれない場所で作業せざるをえないこともあり、常にバッテリーとにらめっこしながら使わないといけないこともちらほら。

バッテリーを気にしながらの作業はイマイチ集中できないから質も落ちてしまいがち……。
そこで、そんな悩みを解決するアイテム「CIO SMARTCOBY Pro PLUG」を導入することにしました。

CIO SMARTCOBY Pro PLUGは、10,000mAhの大容量とモバイルバッテリーながらも30Wの高出力をあわせ持つ製品。
USB-CとUSB-Aの2ポートが搭載されており、併用すれば2つの機器を同時に合計最大42Wで充電できる優れものです。
コンセント一体型なのでモバイルバッテリーの充電はそのままコンセントにさすだけ。しかもパススルー充電にも対応しているので、充電器としても使えるんです。
購入して1ヶ月ほど使ってみましたが、MacBookすら充電できる出力と容量なので、コンセントが近くにない場所でも気にならなくなり、電源探しのストレスから解放されました。
というわけで今回は、CIO SMARTCOBY Pro PLUGの外観や特徴について紹介していきます。
CIO SMARTCOBY Pro PLUGのスペック・仕様

CIO SMARTCOBY Pro PLUGを検討する際に気になる特徴とスペックを紹介します。
CIO SMARTCOBY Pro PLUG | |
---|---|
サイズ | 約 79 × 79 × 26 mm |
重量 | 約265g |
バッテリー容量 | 10,000mAh |
端子 | USB-C USB-A |
出力 | 充電器・モバイルバッテリー共通 1ポートのみ:最大30W (USB-C:30W/USB-A:18W) 2ポート併用:最大合計42W (USB-C:30W/USB-A:12W) |
高速充電規格 | PD3.0(PPS) QC3.0 |
カラーリング | ブラック ホワイト |
CIO SMARTCOBY Pro PLUGは手のひらサイズのコンパクトさながら、10,000mAhの大容量と30Wの高出力を両立したモバイルバッテリー。
これらの特徴を実現できたのは、次世代半導体GaN(窒化ガリウム)を使っているから。発熱をおさえられるので、高出力+コンパクト化できたんです。
急速充電規格はUSB PD 3.0とQC 3.0に対応しており、出力はUSB-Cポートが最大30W、USB-Aポートが最大18Wとかなりの高出力。
2ポート併用するとUSB-Aは最大12Wまで落ちますが、USB-Cは変わらず30Wのままなので、コンセントのない場所でも急速充電が可能です。
また、公式サイトには書かれていませんが、PPS(Programmable Power Supply)というUSB PDの拡張規格にも対応しており、同じくPPS対応のスマホなどに充電する時はムダなく最高の効率で充電できるようにもなっています。

GaN採用のおかげで発熱がとても少なく、高出力ながらも安心して使えるモバイルバッテリーなんです。
CIO SMARTCOBY Pro PLUGをAnker 521・Anker 733と比較
CIO SMARTCOBY Pro PLUGを検討するときに気になる競合品、Anker 733 Power BankとAnker 521 Power Bankのスペックを比較してみました。
CIO SMARTCOBY Pro PLUG | Anker 733 Power Bank | Anker 521 Power Bank | |
---|---|---|---|
サイズ | 約 79 × 79 × 26 mm | 約 111 x 63 x 31mm | 約 71 x 60 x 31 mm |
重量 | 約265g | 約320g | 約200g |
バッテリー容量 | 10,000mAh | 10,000mAh | 5,000mAh |
端子(ポート) | USB-C USB-A | USB-C × 2 USB-A | USB-C × 2 |
各ポートの出力 | 充電器・モバイルバッテリー共通 1ポートのみ:最大30W 2ポート併用:最大合計42W | 充電器として 1ポートのみ:最大65W 3ポート併用:最大合計65W モバイルバッテリーとして 1ポートのみ:最大30W 3ポート併用:最大合計15W | 充電器として 1ポートのみ:最大45W 2ポート併用:最大合計45W モバイルバッテリーとして 1ポートのみ:最大20W 2ポート併用:最大合計18W |
カラーリング | ブラック ホワイト | ブラック ホワイト ゴールド | ブラック ホワイト グリーン パープル ブルー |
価格 | 7,128円 | 14,990円 | 8,990円 |
通販サイト | ● | ● | ● |

CIO SMARTCOBY Pro PLUGを比較したときの最大のメリットは、モバイルバッテリーとして使っても30Wの高出力が担保されていることと、10,000mAhの大容量のわりに軽いことです。
欠点はブラックとホワイトの2種類のカラーリングしかないこと。Ankerの2製品にくらべると無骨な印象のデザインなので、あまり好みではないと感じる人もいるかも。

出力・容量で比べてみると、Anker 733 Power Bankがライバルになりますが、そのサイズも重量もひとまわり大きめ。10,000mAhと30Wの出力は同等です。
充電器として使った時に65Wの高出力で使えるのは魅力的ですが、約320gの重量は普段から持ち運ぶにはちょっと重めです。

同じようなサイズ感で比べてみると、Anker 521 Power Bankがライバルとなりますが、モバイルバッテリーとしては最大20Wと控えめ。また、バッテリーの容量も5,000mAhと少なめです。
ただし約200gの小ぶりなサイズ感は持ち運び時の最大の魅力で、「とりあえず持ち運んでおけば役に立つかな」という感覚でバッグに入れておくと便利かも。
3製品とも優秀ですが、性能やサイズなどのバランスはCIO SMARTCOBY Pro PLUGが一歩抜きん出ており、「とりあえずこれを買っておけばいいのでは?」というくらいちょうどいい立ち位置の製品になっています。

ボク自身もこの3つで悩み、結果的にCIO SMARTCOBY Pro PLUGを選びましたが、間違いなかったなと思っています。
CIO SMARTCOBY Pro PLUGの外観・デザイン

続いて、CIO SMARTCOBY Pro PLUGの外観・デザインについて確認していきます。
購入したのはホワイトモデルです。

内容物はCIO SMARTCOBY Pro PLUG本体と説明書などと最小限。

本体のデザインは上から見るとほぼ正方形で収まりがいい感じ。このシンプルなデザイン、実は2022年のグッドデザイン賞とレッド・ドット・デザイン賞をダブル受賞しているです。

左上のロゴにはメッキパーツが施されており、キラリとワンポイントに。CIOのロゴ自体がシンプルなので馴染み具合もGood。

表面は粗めのシボ(ザラザラ表現)になっていて、普段使いしていてできるキズが目立ちにくくなっています。艶っぽい樹脂のおかげでパール感のある表面にも見え、イイモノ感が漂ってきます。


iPhone 14 Proやクレジットカードとくらべてみてもかなり小さく感じられるサイズ感。厚みこそありますが、手でしっかり握れるくらいになっています。
リュックやハンドバッグなどのポケットにも入りやすいので気軽に持ち運べそうです。

ロゴのある左上付近を見てみると、電源ボタンやLEDランプ、USBポートなどがレイアウト。
充電したい端末に通電すればONに、接続解除したり満充電になればOFFになる仕様なので、基本的に電源ボタンに触ることはありません。

ですがLightningケーブルを使う場合だけは注意が必要。もしiPhoneを充電しようとしても開始されない場合には電源ボタンを押す必要があります。
これはCIO SMARTCOBY Pro PLUGだけでなく、他のモバイルバッテリーでも同じような現象が起きるのでしょうがないところです。




LEDランプはバッテリー残量を知るために使いますが、面白いのは残量を色で表しているところ……なんですが、色を覚えてないと残量がわからないのでちょっと不便だったりします。
ボクはかろうじて紫と赤だけ覚えられました。意外となんとかなります。


右上付近には折りたたみ式のプラグが内包されています。
わずかに飛び出しているので指で押し出しやすく、パチンと小気味いい音で開きます。

プラグ付近には容量や出力などが記載されており、もしどっちのポートが高出力かわからなくても安心です。
CIO SMARTCOBY Pro PLUGのレビュー
CIO SMARTCOBY Pro PLUGを実際に使って感じたことを紹介します。
モバイルバッテリーなのに30Wの高出力

CIO SMARTCOBY Pro PLUGの何よりのメリットは、モバイルバッテリーなのに最大30Wの高出力で使えること。
スマホやイヤホンだけでなくタブレットやノートパソコン、Nintendo Switchなどのほとんどのものをこれひとつで充電できるので、それぞれに対応した充電器を増やしたりする必要はありません。
また、高出力で充電できるので、iPhone 14 Proで原神をプレイしている時でもCIO SMARTCOBY Pro PLUGなら、消費を上回るスピードで充電可能だったりするのも嬉しいポイントです。

具体的にはUSB PD、PPS、QC3.0といった規格に対応しています。

実際に使ってみて特に重宝したのが、パソコンを持ってカフェに行った時のこと。
その日は外で作業をしようと思いMacBook Pro 13インチを持ち出したんですが、前日の充電を忘れており使い始めた時にはすでにバッテリー残量が30%ほど。足りなくはないんですが、なんだか気になる数字でした。
あいにくコンセントのある席も埋まっていたので「やらかしたなー」と思ったんですが、ふとCIO SMARTCOBY Pro PLUGを持ち出していることに気づいて充電しつつ作業をすることに。
結果的にバッテリー残量はほぼ減ることはなく、3時間ほど安心して作業し続けることができました。
普段だったらコンセントがある席が空くのを待つか別のお店に移動するほかなく、何かしらのムダが起きてしまいますが、CIO SMARTCOBY Pro PLUGのおかげで回避することができ、その良さを実感しました。
この時は休みの日のカフェだったので最悪は諦めればなんとかなりますが、もしこれが営業先を回る会社員や、講義でノートパソコンを使う大学生にとっては死活問題になっていたかもと考えると、万が一の保険として用意しておくのもアリですね。

コンセントに縛られずにパソコンなどを使えるって考えると、超便利なのでは?と思っています。
iPhoneを2回充電できるほどの大容量

CIO SMARTCOBY Pro PLUGは10,000mAhの大容量なので、iPhoneシリーズなら約2回分、iPad Airクラスのタブレットなら約1回分までフル充電できるようになっています。
これだけの容量なら1泊2日くらいの旅行なら問題なく、スマホの使用頻度が低めなら2泊3日でも問題なさそうなほど。念の為フル充電してバッグに入れておけば、万が一の時でも役立つこと間違いなし。

フル充電されているCIO SMARTCOBY Pro PLUGでiPad Air(第5世代)をバッテリー残量0%から充電してみると、1時間20分で72%まで充電したところでPro PLUGはバッテリー切れに。
iPad Air(第5世代):0% → 72%まで、1時間20分で充電。
※CIO SMARTCOBY Pro PLUGは100%から使用開始、バッテリー切れにて終了。
iPad Air(第5世代)のバッテリー容量は7,606mAhと言われているので、その72%、約5476mAhのバッテリーを充電できたと考えると、モバイルバッテリーからの変圧ロスを含めると上々だと感じました。
また、手で触っても暖かいと感じるくらい発熱の量も少なく、急速充電しているとは思えないほどでした。じんわりと暖かくなるだけだったので、これならバッグに入れたまま充電しても大丈夫ですね。
コンセントから充電できる+パススルー充電にも対応

CIO SMARTCOBY Pro PLUGはコンセントに直接繋いでバッテリーを充電できる一体型。もしバッテリーの残量が減ってしまっても、コンセントにさしておくだけでいいんです。
充電時間は0%から100%までで公称2.5時間ほどとなっていますが、実際に確かめてみたところ、おおよそ1時間30〜40分ほどでフル充電できました。
あまりのはやさに「結構負荷をかけて一気に充電したのかな?」と思って触ってみましたが、やはり普通に触れる程度の温かさしかなく、この製品への安心感がググッとアップ。
このスピードで充電できるなら、出かける日の朝にちょっと充電するだけでも十分実用的なバッテリー残量にできるので、ちょっとでもスマホのバッテリーに不安がある日にはとりあえず持ち出しておくのもアリ。

もし1時間ちょっとしか充電できなくてもスマホ1回分くらいなら充電できそうです。

さらに優れているのが、充電器としても使えるようになるパススルー充電に対応しているところ。
もしパススルー充電に対応していない場合、充電中のモバイルバッテリーにスマホを繋いで充電しようとしても、モバイルバッテリーへの充電が優先されてしまい、スマホを充電することができません。
ですがコンセントにさしてCIO SMARTCOBY Pro PLUGを充電している時にスマホを繋ぐと、スマホの充電が優先されるため、まるで充電器のように使えるようになるんです。
出力はモバイルバッテリー状態と同じ30W+12Wのままですが、家用の2ポート充電器と持ち運び用のモバイルバッテリーの2つを買う必要はなく、これひとつあればすむようになりますね。
パススルー充電を使うことでCIO SMARTCOBY Pro PLUGへの充電は後回しにされますが、スマホのバッテリー残量が多ければモバイルバッテリーは必要なくなりますし、夜寝ている時に充電しておけばどちらもフル充電できるので特にデメリットはありません。

おでかけや旅行に行く時もこれだけ持っていけばいいので、荷物を減らせてめっちゃラクになりますよ!
USB-Aポートの使い道に困ることがあるかも

CIO SMARTCOBY Pro PLUGのポートはUSB-CとUSB-Aが1ポートずつ搭載。
USB-Aは古い端末やケーブルなどを愛用している人にとっては欠かせないポートですが、「最近スマホを買い換えたばっかり」といった場合には使い道に困るポートになってしまいそうなのがちょっとネックなところです。
幸いCIOから、USB-A to CやUSB-A to Lightningのシリコンケーブルも販売されているので、CIO SMARTCOBY Pro PLUGを最大限活かすにはそれを使うのがおすすめ。ボクも2本ほど使っています。

人によってはUSB-Cが2ポートあるほうが嬉しいなんて場合も。まだまだUSB-Aは実用的ですが、最近はちょっと立ち位置が難しくなってきていますね。
CIO SMARTCOBY Pro PLUGはこんな人におすすめ
- 出先でもスマホやタブレットをスピーディに充電したい
- ノートパソコンを日頃から持ち運んでいる
- ものをできるだけ減らしたい
CIO SMARTCOBY Pro PLUGは「外出先でスマホやタブレットを急速充電したい」と考えている人にピッタリのモバイルバッテリー。
充電器とモバイルバッテリーのどちらでも30Wの高出力で使えるので、友達と遊びに行くための移動時間や通勤時のわずかな時間でも、スマホのバッテリーを実用的な容量まで充電できます。
また、その出力を活かしてノートパソコンなどの予備バッテリーとして使うのもアリ。カフェなどのコンセントのある席を取れなくても、もうバッテリー残量を気にする必要はありません。
手のひらサイズのコンパクトさながらも10,000mAhの大容量と死角はなく、とりあえずこれを買っておけば間違いないと言えるおすすめの製品です。
CIO SMARTCOBY Pro PLUGは、高出力・大容量でコスパ抜群なモバイルバッテリー

CIO SMARTCOBY Pro PLUGを使い始めたことで、今までは避けていたコンセントのない場所での休憩や作業ができるようになり、生活の質が向上。コスパの良い買い物だったと感じています。
今まではモバイルバッテリーの存在意義に疑問を思っていたこともありますが、実際に使ってみると追加のバッテリー容量があるのは予想以上に快適。
特に、持ち運び用として使っているMacBook Pro 13インチをコンセントなしで充電できるのはとてもラクで、「バッテリーが足りなくなったらいつでも充電できるからいいか」と場所にとらわれず作業できるようになりました。
価格は7,128円とコンセント一体型ゆえにすこし高めですが、ほぼ毎月行われるAmazonのタイムセールで対象になることが多いので、よほど焦っていなければセールに合わせての購入がおすすめ。カートに入れておいてセール時に再確認すると、コスパよく購入できますよ。

ボクもセールに合わせて購入しており、その時の価格は5,700円とかなりお買い得でした。
以上、カクタケイ(@kakutakei)でした。