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【Beosound Emergeレビュー】デザインとサウンドを両立した唯一無二のスピーカー

5.0
デスク・ルーム環境

こんにちは、けいたろー通信のカクタケイ(@kakutakei)です。

自宅で作業しているとこだわりたくなってくるのがデスク環境。その中でもスピーカーは物理的なサイズが大きいため、デスクの雰囲気を決めるのに重要な役割をになっています。

ボクは今までPCデスクとしては珍しくヤマハのコンパクトサウンドバーを使っていましたが、それでも大きく感じてしまい、もっとコンパクトでオシャレなスピーカーが欲しいと思うようになりました。

カクタケイ
カクタケイ

コンパクトがいいとはいえ、あまり貧相な音になるのもイヤだなぁ……。

そこで今回購入したのが、Bang & Olufsen Beosound Emergeです。

Beosound Emergeは、天然のオーク材を大胆に用いた薄型のネットワークスピーカーで、一見してオブジェのような佇まいの製品。

スピーカーとしては異質なデザインですが、この薄くコンパクトな形からは想像できないほど豊かな音を出してくれるのは、さすがBang & Olufsenといったところ。

購入の動機はそのデザインに惚れてでしたが、使い始めてからはその音にも惚れ込むことになり、買ってよかったと心の底から思えた製品です。

カクタケイ
カクタケイ

初めてB&Oの製品を使いましたが、これは虜になる人の気持ちがわかる……!

というわけで今回はBang & Olufsen Beosound Emergeを実際に購入して使ってみた感想を、わかりやすく紹介していきます。

メリット・良かったところ
  • 細身の形からは想像できないほど豊かな音
  • 近距離でも遠距離でも楽しめる広角180°サウンド
  • 操作や音質の調整はアプリ上から直感的に
  • Wi-Fi・Bluetooth・ラインインなど、接続方法が豊富
  • インターネットラジオ搭載で単体でも使える
デメリット・気になったところ
  • 充電式ではないので持ち運ぶことはできない
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Beosound Emergeの外観・仕様

さっそくBeosound Emergeを開封していきます。

製品名Beosound Emerge
スピーカー構成4インチ(100mm)ウーファードライバー × 1
1.45インチ(37mm)ミッドレンジドライバー × 1
0.6インチ(14mm)ツイーター × 1
アンプ60W クラスD(ウーファー用) × 1
30W クラスD(ミッドレンジ用) × 1
30W クラスD(ツイーター用) × 1
周波数帯域45〜22,000Hz
サイズ(幅 × 高さ × 奥行き)6.7 × 25.5 × 16.5 cm
重量1.3kg
デザイナーBenjamin Hubert
材質天然オーク材
ニットファブリック
アルミニウム
ポリマー
カラーラインナップGold Tone / Light Oak
接続性(無線)Bluetooth 5.0
Wi-Fi 802.11 b/g/n/ac(2.4GHz & 5GHz)
接続性(有線)イーサネット 10/100Mbit/s × 1
3.5mm ライン入力 / 光デジタルコンボジャック × 1
USB-Cポート(電源用) × 1
micro USBポート(サービス用) × 1
対応ストリーミングサービスChromecast Built-in
Apple AirPlay 2
Spotify Connect
出典:Bang & Olufsen Beosound Emerge公式サイトより

中には大きくEmergeが横たわっていました。柔らかいタッチのビニール袋の中は、不織布の保護剤に包まれたEmerge本体が見えます。梱包がとても丁寧だと感心。

内容物は保護剤に包まれた本体、電源アダプタ、電源用ケーブル、リーフレットのみ。ネットワークスピーカーなので、ラインインのケーブルは同梱されていませんでした。

リーフレットを確認してみると、本体に天然木を使っているので「WOOD TAKE CARE」と書かれた注意事項が書かれたものが入っていました。

カクタケイ
カクタケイ

本体の保護や注意書きのリーフレットなど、ユーザーへの気遣いが感じられます。

電源は付属のACアダプタを利用してUSB-Cケーブルで供給するもの。独自のACアダプタなどではなく、万が一断線などが起きても代替しやすいのが嬉しいですね。

アダプタそのものはプラグ部分を交換できるグローバルタイプでした。

パッケージを開封。スピーカーとは思えないデザインのBeosound Emergeが姿を表しました。

前面から見てると極端に薄く見えるのは、後方に向かっていくにつれて広くなっていくくさび形のデザインだからです。

背面には縦に大きなスリットが入っています。これはウーファーから出る低音を後ろに出すためのスリットです。

続いて上面から見てみると、そのくさび形のデザインがよくわかります。画像の下側が手前側です。

上面にはタッチ式のボタンが多数レイアウトされており、基本的な操作はこちらから行えます。

底面にひっくり返してみると、スタンドなどに固定するためのネジ穴と、音響補正用のマイクをオフにするためのスイッチがレイアウト。

また、後方には電源用のUSB-CやLAN、ラインインなどの端子類が隠してレイアウトされていました。

本体のデザインを壊すことなく隠してくれるのは、デザインを大切にしている証です。

背面スリットの下部はケーブルの排出口にもなっており、先ほどの端子に繋いだケーブル類をほぼ見えないように通せるようになっています。

Beosound Emergeの初回セットアップには公式アプリが必須。iOS・Androidにも両対応しているので、どんなスマホを使っていても問題なく対応可能です。

実際のセットアップについては割愛しますが、Emergeをネットワークに接続したり、部屋をスキャンして音響補正をかけたりし、最適な音をユーザーに届けられるようにセッティングします。

Beosound Emergeのデザインをチェック

Beosound Emergeは、Bang & Olufsenらしく上質な素材を大胆に使うことで、スピーカーというよりかはインテリア用のオブジェかと感じるような独創的なデザインを実現。

本1.5冊分ほどしかない厚みや、木・布・アルミといった贅沢な素材使い。

スピーカーらしい形やグリルなどと決別したことで、Beosound Emergeはどこにおいても馴染みやすいデザインだと感じます。

デスク上はもちろん、ベッドのサイドボードやリビングの出窓など、どんな場所でも違和感なく溶けこむので、今まではスピーカーを置きづらかった場所にも問題なくフィットします。

せっかくなのでディテールも確認。

側面のウッドは天然のオーク材を形に沿わせて曲げて使用。表面はバリなどが出ないように丁寧に仕上げてありますが、手でさわれば天然木特有の木目の凹凸はしっかりと感じられます

カクタケイ
カクタケイ

木を曲げるのには高い技術が必要ですが、そんな空気を微塵も感じさせないほどの寸分の狂いない仕上がりです。

前面のスピーカーグリルには、Kvadrat(クヴァドラ)というデンマークのテキスタイルメーカーのニットファブリックを使用。高級なソファの表皮のような温かみを感じられる布地です。

下部のアルミ部分は、パールブラスト加工を施すことで上品な印象に。

さりげなくBang & Olufseのロゴが入っていますが、言われなければ気づかないほどの小ささ。スピーカーそのもののデザインでブランドを表現すればいいというB&Oの強いメッセージを感じました。

カクタケイ
カクタケイ

「らしくないもの」をデザインするのは「らしい」と「違う」の中間点に落とし込まないといけないので、なかなか一筋縄ではいかないんですよ。

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Beosound Emergeの音をチェック

続いてはBeosound Emergeの音を確認していきます。

細身の形からは想像できないほど豊かな音

Beosound Emergeは、「この形から想像できないほど豊かな音を出す」というのが第一印象。セットアップ中に再生された音楽を聴いた瞬間に、思わず笑みがこぼれるほどでした。

特に設定をいじらないデフォルトの音は「上質・上品」といった感じで、音が体を優しく包んでくれるような印象。

かといって「繊細な表現力こそあるものの、大きな音が出せない」なんてことはなく、最大音量にすれば近くで音を聞いていられないほどのボリュームがあります。

そのパワーを表現力に活用しているため、低音から高音までバランスが良く、チグハグさは全くなし。

クラシック音楽を流せば、フルートなどの繊細な音からティンパニなどの派手な音まで。流行りのポップ系音楽を流せば、ドラムやベースの低い音までしっかりと聞き分けられるほど優秀です。

出典:Beosound EmergeをデザインしたBenjamin Hubert氏の事務所「Layer」のFacebookページより引用

Beosound Emergeを駆動するドライバーは3つ。100mmのウーファー、37mmのミッドレンジ、14mmのツイーターと、コンパクトな筐体によくこの3つのドライバーを埋め込んだなと素直に感心。

ウーファーは横向きで低音は後ろから排出し、ツイーターは正面向き、ミッドレンジは斜め前向きで中高音は前からだす構造となっているためクセがありそうに感じますが、そのクセを全く感じさせない音作りには脱帽です。

カクタケイ
カクタケイ

本体もコンパクトながら1.3kgと重め。コンパクトながらもしっかりとした音が出せるよう、丁寧な設計がされていると感じました。

近距離でも遠距離でも楽しめる広角180°サウンド

Beosound Emergeのスピーカーグリルは正面のわずかな布の部分だけ。「音が前向きにしか聞こえなさそう…。」と不安になりますが、まったくそんなことはありません。

前方180°に音を届ける設計になっているため、部屋のどこにいてもほとんど変わらない音で音楽を楽しめます。音の広がり方も自然です。

実際に休日に使ってみましたが、音楽だけでなく環境音やインストなどのBGMを流し、カフェでゆったりとコーヒーを飲みながら読書するような豊かな時間を過ごすのにピッタリだと感じました。

カクタケイ
カクタケイ

前方30°くらいの部分だけはより一層明瞭に音が聞こえるエリアがありますが、だからといってそれ以外の音がダメダメかというと、そんなことは全くありません。

とはいえ「遠くで良くても、近場で聴いていたら良くないのでは?」と気になりますが、そういうことも全くなし。

ボクはデスクトップにおいてパソコンのスピーカーとしても使っていますが、60cmほどの距離でも違和感なく使えています。わずかに自分の方向に向けるとなお優秀。

ただ、モノラルスピーカーなので定位感が必要なゲームなどにはやはり不向きで、ラフに音楽を聴きながら作業するといった用途で使うべきだと感じました。

カクタケイ
カクタケイ

YouTubeでゲーム実況を楽しんだりするようなカジュアルな用途なら全く問題なし。Primeビデオなどで映画を気軽にみるのも楽しめました。

操作や音質の調整はアプリ上から直感的に

Beosound Emergeは上部のタッチセンサーで音量調整や音楽の再生停止などのコントロールができますが、単体では最低限の操作しかできないため、より踏み込んだ操作には専用アプリからが必要です。

カクタケイ
カクタケイ

本体のセットアップから使うことになるので、スマホとアプリは必須です。

ボクは少しメリハリが欲しかったのでエネルギー寄りに設定。リラックスしたい時は左下にすこし寄せると、音のあたりがまろやかになる。

アプリではタッチセンサーでできることに加え、インターネットラジオのお気に入り登録や入力切り替えなどが行えますが、なかでも特に大事なのが音質調整の機能。

アプリ上からは「Beosonic」という独自の音質調整機能が用意。グラフィックでわかりやすく今の気分を選ぶだけで、今の気分に最適な音質に合わせられる優秀な機能なんです。

ボクはデフォルトの音が少しぼわっとした印象を受けたので、すこしだけエネルギー方向に調整して音にメリハリ感を出すようにしています。

カクタケイ
カクタケイ

別途イコライザもありますが「高音・低音」の2種類でしか調整できないので、Beosonicを使うほうがラクだと感じました。

Beosound Emergeの接続性について

続いて、Beosound Emergeの外部機器との接続性について確認していきます。

Wi-Fi・Bluetooth・ラインインなど、接続方法が豊富

Beosound EmergeはWi-Fi・Bluetooth・ラインインなどと接続方法が豊富。ネットワークスピーカーとしての機能に死角はありません。

もちろん、Wi-Fi機能はApple AirPlay 2とChromecast Built-in、Spotify Connectに対応。スマホやタブレットから使いたい時にサッと接続して使えるので、使い勝手は抜群です。

カクタケイ
カクタケイ

Bluetoothとは異なりペアリングが必要ないため、友達のでも自分でも自由な機器から音楽を再生できるので、とてもラクなんですよね。

ラインインにも対応しているため、対応できない機器はほぼないと言っても過言ではなく、スマホやタブレット、パソコン、ゲーム機など、どんな機器でもBeosound Emergeの表現力の高い豊かな音を楽しむことができます。

インターネットラジオ搭載で単体でも使える

Beosound Emergeの唯一残念なのは、スマートスピーカーではないこと。単体でAmazon Music UnlimitedやYoutube Music Premiumなどを楽しむことはできません。

ただ、代替としてBang & Olufsen Radioと呼ばれるインターネットラジオ機能が搭載されているため、Emerge単体での活用もできます。

上面のタッチセンサーでお気に入りのインターネットラジオを4局まで設定できるので、適当に聞いてみて気に入ったものを登録しておくのがオススメ。

日本だけでなく海外のラジオも選べるので、ワーホリや海外旅行の時の思い出を振り返るために使ったり、好きな国の言葉を覚えるために使ったりするのもアリだと感じます。

カクタケイ
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手元にスマホがなくてもワンタッチでラジオが流せるため、「特に聴きたい曲もないけどなんとなくBGMがほしい」なんて時にピッタリです。

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Beosound Emergeを使ってみて気になったところ

最後に、Beosound Emergeを使っていて気になったところを1点紹介します。

充電式ではないので持ち運ぶことはできない

PLACE STUNNING SOUND IN ANY SPACE(どんな空間にも圧倒的なサウンドを)というキャッチコピー。できるなら持ち運んで使いたい。

Beosound Emergeは使う場所を選ばないオシャレなデザインが魅力のネットワークスピーカーですが、バッテリーが内蔵されていないので気軽に持ち運ぶのにはあまり向いていません。

ACアダプターは小型かつケーブルも2mほどなので移動・設置には苦労しませんが、やはりバッテリー駆動できると使い道が広がるのでぜひ対応していてもらいたかったところ。

自然な音の広がり方が気持ちいいスピーカーなので、多人数で楽しめるとなお良かったですね。

カクタケイ
カクタケイ

木や布などの繊細な素材を使っているので、持ち運ぶのにはあまり向いていないと判断したのかも。せっかくの良い音なのでたくさんの人と楽しめればいいのにと感じてしまいます。

デザインとサウンドを両立した唯一無二のスピーカー

Bang & Olufsen Beosound Emergeは、デザインとサウンドを両立したネットワークスピーカー。

どんな場所にも違和感なく設置できるデザインなので、さまざまな場所でカジュアルに音楽を楽しむのにピッタリ。

このスピーカーを購入してからというものの、今までは流行りの曲などを惰性で聴いていたりするのから一変、クラシックやジャズ、インストなどのBGMとしての音楽を楽しめるようになったと感じています。

また、Beosound Emergeを購入するまでは休みの日にコーヒーを飲みに出掛けていたこともありましたが、今は家で好きなコーヒーを淹れてリラックスしながら、Emergeで音楽をかけてゆっくりした時間を過ごすのが楽しみになりました。

もしこの製品が気になって調べた人なら、まず買って後悔することはないはず。それくらい特異で珍しいスピーカーです。音が気になった人は、Bang & Olufsenの店舗に足を向けてみるのもおすすめです。

以上、カクタケイ(@kakutakei)でした。

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