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富士通 クアデルノ(Gen.2)レビュー。紙のノートを超越した最高の”純”電子ノート。

5.0
スマホ・タブレット関連

こんにちは、けいたろー通信のカクタケイ(@kakutakei)です。

頭の整理をするために手書きで行うのが好きなんですが、管理などのことを考えてHUAWEI MatePad Paperという電子ノートを愛用しています。

2ヶ月ほど毎日使っていましたがアイデア出しなどの用途ではより広いものが必要だと気づき、代替になるものを探したところ、富士通 クアデルノ(Gen.2)のA4サイズを購入して移行することになりました。

富士通 クアデルノは薄型・軽量・長寿命のバッテリーが特徴の電子ノート。メモやノートをとったりPDFを読んだりするなどの、おもにビジネスユースにおける紙の立ち位置をおきかえるためのものです。

ノート作成やPDF閲覧などの限られた機能しかありませんが、それらを徹底的に考え抜いたことで思考を拡張するためのツールとしては最高レベルの仕上がりに。

結論から言えば、電子ノートながらも紙のノート以上に使い勝手が良く、「紙を超えた紙」といってさしつかえない優秀なデバイスです。A4サイズは約70,000円と高価な製品ですが、購入してよかったと嘘偽りなく思っています。

というわけで今回のレビューでは、富士通 クアデルノの特徴やできることに焦点をおきつつ、実際に使ってみてから感じたことについて紹介していきます。

「なぜクアデルノを購入したのか」については過去の記事で紹介していますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

メリット
デメリット
  • デジタルツールとは思えない圧倒的な軽さ
  • 紙のノートと同様に使えるバッテリー持ち
  • まるで紙に鉛筆で書いているような秀逸な書き味
  • A4サイズがラインナップされているのはもはや奇跡
  • 軽さと引き換えに失った剛性感
  • 相対的な金額としては高いけれど唯一無二の存在
  • 付属のスタイラスは持ちにくいのでLAMYのコラボ品を使うほうがいい
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富士通 クアデルノ(Gen.2)の外観

それではさっそくクアデルノを開封していきます。A4とA5の2サイズがラインナップされていますが、今回購入したのはA4のモデルです。

クアデルノのパッケージは段ボールにプリントされているタイプのシンプルなもの。個人向けにも売っていますが元をたどればビジネス向け製品なので、パッケージのシンプルさはしょうがないことかもしれません。

中は簡易的な梱包になりつつも、ケーブルや本体はしっかりと包まれていました。

中に入っていたものは「クアデルノ本体」「ペン」「替え芯」「充電・データ用ケーブル」「リーフレット2種」「保証書」でした。国産のデジタル製品にしては付属のリーフレットがシンプルだったことに少し驚きます。

クアデルノ本体を取り出しました。本体は白ベースのデザインで清潔感のある印象になっています。スリープしていてもディスプレイに文字が表示されているのはE Inkならではの演出です。

端末上面には充電・データ転送用のUSB-C端子や電源ボタン、ストラップホールがあります。

ディスプレイ上部にはさりげなくホームボタンが実装されており、ノートの作成や設定など全てそこから行うようになっています。ちなみにスマホのような静電容量式ではなく、押し込み式のスイッチになっています。

ですが左・右・下の面には何もなく、MacBook Airのように薄くなったエッジが回っているだけのシンプルな仕様です。

背面は4辺に向かって薄くなっていく独特な形状のもの。中央部は机に置いた際に揺れないようにフラットになっています。色はパールホワイトのみですが、男性でも気にせず使えるラメの細かいものです。

ただ、背面下部には製造番号などが記されたシールが貼り付けてあるため、はっきり言えばデザインは台無しに。剥がして良いかもわからないのがなんとも言えないところ。

裏返したまま厚さを確認するとクアデルノの薄さがよくわかります。今回購入したA4モデルの厚みは5.7mmとiPhoneよりうすくなっています。エッジ部分はさらに絞られているので、数値以上に薄く感じる仕様です。

付属のペンはグレー系カラーのシンプルなもの。サイドボタンとノックボタンの2種類があり、それぞれに消しゴムやマーカーなどのさまざまなツールを割り当てることができます。

ちなみにこれは本体にくっつけたりして持ち歩けないタイプなので、クリップで何かに挟んで持ち歩く必要があります。

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富士通 クアデルノ(Gen.2)でできることの確認

クアデルノでできるのは、以下の3点のみ。デジタルツールとしては驚きのシンプルさですが、その分徹底的に作り込まれている特化型の製品になっています。

  1. ノートを作る
  2. PDFを開く・書き込む・ペーパーレス印刷する
  3. クラウドに同期する

ノートを作る

クアデルノでは端末上からノートの作成が可能。

大学ノートや方眼、無地などのシンプルなテンプレートだけでなく、スケジュールやリーガルパッドなどの便利なものから、五線譜やミーティングシートなどのニッチなものまでラインナップ。クアデルノ公式サイトでは追加のテンプレートが配布されているので要チェックです。

好きなテンプレートを選んでノートを開くと、その瞬間からペンでクアデルノに書き込めます。ノートが開かれてすぐの状態ではペンツールなどの情報は一切表示されておらず、まっさらなノートを開いたのと同じ状態です。

このノートのページはほぼ無限に増やせるので、日記を毎日1ページ書き続けていったり、1年分の手帳と同様にガンガン書きこんでいくのにも使えます。

電子ノートは紙のノートに比べて一覧性が低いのが欠点ですが、クアデルノならノート画面をピンチアウトするだけで一覧表示できるので確認が簡単。

一度に最大16ページまで表示できてしっかりと文字も視認できるので、紙のノートと比べても謙遜ない一覧性の高さになっています。

一覧表示を使ってもどこに大事なことを書いたか見つけられない場合は、ノート内に「☆」か「*」を書いておくだけで、検索機能からかんたんに見つけられます。大事なところだなと思ったらサッとノート中に書き込んでおきましょう。

真ん中に書いてある小さな文字は、2000%まで拡大して書き込んだもの。

ノートは最大2000%までの拡大が可能。広い紙の一部のように使えるので、ブレインストーミングのような使い方をしてもスペースが足りなくなる心配はまったくありません。

試しに2000%まで拡大して文字を書いたのちに等倍に戻してみましたが、ギリギリ視認できる文字サイズになっていました。ここまで極端な拡大は使わないかもしれませんが、一般的な拡大倍率であれば書いた文字が読めないなんてことにはならなさそうです。

1回だけタップすると、上下にページ情報やツールを表示するボタンなどが表示されます。そのなかから右上付近にあるペンのアイコンをタップすると、多様なペンツールが展開する仕組みです。

ペンは文字用が3種類、マーカーが2種類。太さは5段階。文字用のペンでは黒・青・赤・白の4色が、マーカーでは赤・黄・青・緑の4色が使えるようになっています。

この3種類のペンの中でも、筆圧を無視してくれるボールペンはかなり優秀。落ち着いて書いたときと焦って書いた時は筆圧が変わっている場合が多いので、どんなシーンでも均一な線が書けるのが地味に便利なんです。

文字用のペンについて

  • ボールペン:筆圧に関わらず均一な太さでかけるペン
  • 万年筆:はね・はらいなどのニュアンスがつくペン
  • 筆ペン:筆圧によって太さがダイナミックに変わるペン

マーカーについて

  • フリーマーカー:いわゆる蛍光ペン、文字用のペン同様に自由に使える
  • 書類用マーカー:書類のみ使用可能、文章にアンダーラインをひくためのもの

さまざまな色が用意されているとはいえ、黒・白以外の色をクアデルノで選択して使用した場合、クアデルノ上ではグレーでしか表示されません。パソコンに転送して確認すると色がついている仕様になっているので、実際に使うときは最低限の利用になる予感がします。

PDFを開く・書き込む・ペーパーレス印刷する

クアデルノではパソコンやスマホからPDFを転送することで、ビューアーとしての利用が可能。

ひらいて閲覧するだけでなく直接書き込めるので、資料を確認しつつメモ書きを入れたりするのに最適です。PDFへの直接書き込みではページを増やして書き続けることはできませんが、専用のサイドノートを作成することで、PDFとノートを同時に開きながら思考を整理して行くのにも使えます。

また、クアデルノ本体とPCを接続して直接ペーパーレス印刷をすることもできます。事前にPDFファイルを作っておく必要がなくそのままシームレスに作業を継続できるようになるので、文章の推敲をするのにピッタリです。

たとえばiPadで同じことをやろうとすると「PDF化→クラウドにアップロード→iPadでクラウドを開く→本体にダウンロード→書き込み」とかなりの手間がかかりますが、クアデルノなら「クアデルノとPCを接続→直接印刷→書き込み」とすぐに作業を始められるんです。

ペーパーレス印刷はかなり地味な機能なので使うまではその実力を感じづらいんですが、一度使ったらその使い勝手の良さゆえに離れられなくなります。

クラウドに同期する

クアデルノはPCとのデータ転送は有線接続にしか対応していませんでしたが、2022年12月に「My Note Cloud」というクラウド同期サービスが提供されるようになります。

今まではクアデルノとのデータのやりとりはどちらも手元にある状態で同期する必要がありましたが、クラウドならクアデルノをWi-Fiに接続しておくだけでOK。その場にクアデルノやPCがなくともデータのやり取りができるので、今まで以上にノートやPDFデータを取り扱いやすくなります。

※My Note Cloudは2022年9月現在、ベータ版として運用されています。

2022年12月31日追記:My Note Cloudの正式サービスが開始しました。

2022年12月15日、ついにMy Note Cloudの正式サービスが開始しました。

正式サービスでは無料プランと有料プランが用意され、ユーザーが任意に選んで使える様になりました。

月額費用(税込)データ保存量
無料プラン0円10MB
有料プラン550円25GB
追加ストレージ
(有料プランのみ・複数使用可能)
+550円+25GB
ブログ記事の下書きに使っているデータ。1つにつき5ページほどで、事細かに書き込んで使っているファイルで500KBほどしかない。

無料プランでは、会員登録するだけで最大10MBまでのデータ保存が可能

単位を間違えているのかと勘違いするほど容量が少ないんですが、クアデルノのデータ容量は2〜3ページのメモなら1MBにも満たないかなり軽量なもの。

どこでも必ず開きたいスケジュール帳やメインの思考ノートだけを同期する様にしておいて、雑なノートはクアデルノ上だけで管理するなどすれば、十分活用可能です。

カクタケイ
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データを断捨離しながら活用すれば、頭のゴミとは無縁のすっきりとした生活もできますよ!

有料プランでは月額550円で最大25GBまでのデータ保存が可能に。

クアデルノのデータ保存領域が約25GBなので、ほぼ全てのデータをクラウドと同期し、いつでもどこでもデータを開ける様になります。

クラウドもフル活用したデジタルデバイスとして活用したい人におすすめです。

また、有料プランでは月額550円を追加するごとに、ストレージ容量が25GB増やせるオプションも用意。

クアデルノの容量以上にデータを保存できる様になるので、ひたすらに書いてアウトプットしたり論文などのPDFデータの書き込みをしたりする人は、より便利に使える様になりますよ。

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