こんにちは、けいたろー通信のカクタケイ(@kakutakei)です。
スマホやタブレットを使っているとかならず必要になるアイテム、ケーブル。
昨今はMagSafeやQiでのワイヤレス充電も普及しつつありますが、うまく充電できなかったり充電スピードが遅かったりと、まだまだ発展途上なところがあります。
ケーブルなら確実に充電できて使いやすい……とはいえ、使いたい時にほぼ100%絡まっているという問題点もあり、なかなかストレスなく使うのは難しいんですよね。

ケーブルのほうが信頼できるけど絡まるのだけはやめてほしい……。
そこで今回、コスパの良いスマホ関連製品を作っているベルモンドから、新作のシリコンケーブル「mochitto(もちっと)ケーブル」が発売されたので、さっそく試してみることにしました。

mochitto -もちっと- Type C to C ケーブル(以下、もちっとケーブル)は、シリコン製の被覆を採用することでふわっともちっとした柔らかさを実現したケーブル。
くねくねと自由に形を変えられることに加えて表面がサラサラした触感のため、ケーブルあるあるの絡まりとは無縁なんです。
しかも柔らかいだけでなく60WのUSB PD(急速充電)にも対応していたり、最長2.0mのケーブルが用意されていたりと至れり尽くせり。
実際に使ってみましたが、ベッドで寝転びながらスマホで動画を見ていてもグングン充電されていくので、家でのリラックスタイムがとても快適になりました。
というわけで今回はベルモンド もちっとケーブルについて、競合品などと比較しながらレビューしていきます。

mochitto(もちっと)ケーブルの仕様・スペック

まずはもちっとケーブルの仕様・スペックについて簡単に確認していきます。
mochitto -もちっと- Type C to C ケーブル | |
---|---|
充電規格 | USB Power Delivery対応 最大60W(20V/3A) |
端子 | USB-C to USB-C |
カラーバリエーション | ミルキーホワイト マットブラック シェルピンク ペールグリーン ペールラベンダー |
安全対策 | 温度センサーPTC搭載 360度湾曲テスト 40,000回クリア |
データ転送スピード | USB 2.0規格(480Mbps) |
もちっとケーブルは、シリコン製被覆の柔らかさと60WのUSB PD(USB Power Delivery=急速充電)が特徴のUSBケーブル。
スマホの付属品などのケーブルより効率よく充電できるので、時間のない学生や社会人の人に最適です。絡みにくいのでモバイルバッテリーと一緒に持ち運ぶのにも便利です。
ただ柔らかいだけだと断線の心配もありますが、40,000回の360度湾曲テストに合格しており、強度は全く問題なし。また、温度センサーも内蔵されているので、不慮の事故などが起きる可能性もほぼありません。
5色のカラーリングはどれも柔らかい色味をしており、老若男女問わず使えるバリエーションなのも魅力的です。
CIO シリコンケーブルと比較

もちっとケーブルの競合品、CIO 柔らかいシリコンケーブルとAnker PowerLine 3 Flowを比較してみました。
ベルモンド もちっとケーブル | CIO 柔らかいシリコンケーブル | Anker PowerLine 3 Flow | |
---|---|---|---|
USB PDの対応 | 最大60W | 最大100W | 最大100W |
材質と耐久性 | シリコン 折り曲げテスト40,000回 | シリコン 折り曲げテスト30,000回 | シリコン 折り曲げテスト25,000回 |
カラーバリエーション | ミルキーホワイト マットブラック シェルピンク ペールグリーン ペールラベンダー | ホワイト ブラック グレー パープル ピンク (長さによって異なる) | ミッドナイトブラック クラウドホワイト ラベンダーグレー ミントグリーン アイスブルー レモンイエロー ライトパープル |
長さと価格 | 1.0m:980円 2.0m:1,280円 | 0.5m:1,650円 1.0m:1,716円 2.0m:2,024円 | 0.9m:1,790〜1,890円 1.8m:1,890〜2,000円 (カラーによってっことなる) |
3つのケーブルを比較してみると、主に異なるのは「USB PDへの対応状況」と「実物を触って気付いたケーブルの硬さ」の2点です。
USB PDはもちっとケーブルのみ60W、CIOとAnkerは100Wとなっています。
スペック上では不足気味にも感じますが、100Wの出力を受けられるスマホ・タブレットはほとんどないため、CIOとAnkerはかなりのオーバースペックなんです。

ノートパソコンなどを持っていれば100Wに対応していた方が嬉しいですが、それでも60Wでカバーできる確率が高いです。



また、どのケーブルも「これ以上は怪しい」と感じる直前のところまで折り曲げてみましたが、もちっとケーブルが1番柔らかく、次点でCIO、1番硬いのがAnkerでした。
正直この結果には驚きを隠せずにいて、シリコンケーブルを早いタイミングで発売していたAnkerですが、まさか2023年になって競合品と比べると1番硬いとは思ってもいませんでした。

折り曲げた時のシワのなさももちっとケーブルが最良でした。この柔らかさはズルい。
なので、もしこの3つの製品からどれかひとつを選ぶのなら、間違いなくもちっとケーブルがおすすめ。
CIO、Ankerともスマホアクセサリーメーカーの雄ではありますが、その2社の製品と比べてみてもいい争いをするどころか打ち負かしてしまうスペックを持っており、全く侮れない製品です。
また、比較としては触れていませんでしたが、もちっとケーブルの価格は1.0m/980円・2.0m/1,280円と圧倒的に安いため、お小遣いで買うとしても大きな負担にならないのも嬉しいポイントです。

販売記念キャンペーンやセールではさらに安くなるので、見逃さないように要チェック推奨です。

mochitto(もちっと)ケーブルの外観・デザイン

それではもちっとケーブルを開封していきます。今回選んだのはミルキーホワイトの2.0mです。

パッケージは可愛さを感じられるもので、ケーブルのイメージに合わせて棚吊り用のタグがゴム製だったのにこだわりを感じました。

中身はケーブル本体のみかと思いきや、付属品のケーブルバンドで固定されていました。合理的ですね。

ケーブルバンドを外してみると、その瞬間からケーブルはバラバラに。
もとからクセのつきにくい方法で丸めてありますが、それでも巻グセすらまったくなく自由にほどけたのには驚きです。

もちっとケーブルの端子部分は比較的小さめ。これなら分厚いケースをつけていても問題なく使えそうです。
口元にはピンクゴールドの加飾がされており、上品な印象に仕上がっていました。
mochitto(もちっと)ケーブルのメリット・いいところ
続いて、もちっとケーブルを使って気付いたメリット・いいところを紹介します。
柔らかいから全く絡まない

もちっとケーブルの最大の特徴は、ケーブルが柔らかく、全く絡まらないこと。使いたい時に絡まっていてストレスを感じることはもうありません。
これは、柔らかいシリコン製の被覆を用いることでケーブルそのものが曲げやすくなっているだけでなく、表面も他とは異なるサラサラな触感で仕上げられているのが理由。
小さくまとめて持ち運んでも、ケーブルバンドなどから外した瞬間に元通り。曲げた跡もほとんど残らないため、ほどいた後に「変な折り癖がついちゃって使いにくい……」なんてこともないんです。

ケーブルが絡まるストレスがないのでめちゃくちゃラク。全てのケーブルをシリコン製にかえてほしいくらいです。

「くねくねと柔らかいんなら断線しちゃうんじゃないの?」と思いがちですが、その点も心配無用。360°の折り曲げ試験を40,000回突破しているので、断線の心配はほとんどありません。
しかももちっとケーブルを作っているベルモンドは福岡にある日本の会社なので、サポート対応状況も万全です。

温度センサーも内蔵しているので異常な過熱の心配もありません。柔らかいだけでなく、安心して使えるケーブルなんです。
最大60Wでの急速充電に対応

もちっとケーブルは最大60WのUSB PD(Power Delivery)に対応。高出力な充電器と組み合わせると、スマホやタブレットなどを短時間で急速充電できるんです。
例えば各社の代表的なスマートフォン・タブレットなどの高速充電への対応状況は以下の通り。多くのスマートフォンは20W前後以上での急速充電ができるんです。
最大入力ワット数 | 付属充電器の出力 | |
---|---|---|
Samsung Galaxy S23 Ultra | 45W | なし |
SONY Xperia Ⅰ Ⅳ | 30W | なし |
SHARP AQUOS Sense 7 | 18W | なし |
Google Pixel 7 Pro | 23W | なし |
Apple iPad Pro 11インチ | 30W | 20W |
Apple MacBook Air M2 | 96W | 30W |
実は、急速充電のためには高出力な充電器だけでなく、高出力に対応しているケーブルが必須。
ケーブルが高出力に対応していないと、充電器からの強い電力をスマホやタブレットに送ることができないので、高出力な充電器を買っただけではうまく活かすことができないんです。
その点、もちっとケーブルなら最大60Wの出力まで対応しているので、スマホやタブレットなどのほとんどの機器の急速充電に対応。
動画を見たりゲームをしながらでも充電残量が減っていって困ることはもうありません。

60Wもあれば、ノートパソコンやNintendo Switch、ゲーミングUMPCなどほとんどの機器を急速充電できますよ!

最近はスマホに充電器が付属しなくなったので別途用意が必要ですが、悩んだらもちっとケーブルと同じ会社が作っているUltra mini 30Wがおすすめ。
手のひらサイズのコンパクトさですが30Wの高出力なので、家だけでなくカフェなどに持ち出すのにも最適です。

カラーリングがどれもオシャレ

もちっとケーブルは5色のカラーラインナップを用意。ホワイトやブラック以外はどれも流行りのペール系の落ち着きのある色味になっており、手持ちのアイテムとの相性もバッチリです。
端子部分にはピンクゴールドのアクセントもあり、控えめながらも上品な印象がGood。バッグの中から取り出す際などにも目につきやすく、スムーズに取り出せるようになります。
また、同じもちっとシリーズの「もちっとケーブルバンド」と組み合わせて使うと抜群のコーディネートに。ふわっともちっとした触感で使いやすく、勝手に解けたりもしないので持ち運びにピッタリです。

2.0mもあるからどこでも自由に使える

もちっとケーブルには最長2.0mのケーブルが用意されているので、コンセントが遠くなりがちなベッドやソファなどでも、充電しながらスマホを楽しめるようになります。
絡まりにくいのでリビングでリラックスしながら動画を見たり、ベッドでゲームをしたりしても大丈夫。温度センサーも付いているので、そのまま寝落ちしてしまっても安心です。

長いケーブルを1本用意しておくと、コントローラーを充電しながらSwitchを楽しんだりと、地味に役だったりするんですよね。

mochitto(もちっと)ケーブルのデメリット・気になるところ
最後に、もちっとケーブルを使って感じたデメリット・気になるところを紹介します。
タップできる見出し
データ転送には不向き

もちっとケーブルのデータ転送規格はUSB2.0(480Mbps)と遅めなので、大量のデータを転送するために使うのにはあまりおすすめできません。
ただ、最近はスマホやタブレットをPCと繋いでデータを転送することがなくなりつつあるため、悪影響はほぼないんですよね。

昔は同期やバックアップは必須級だったんですが、今はクラウドにデータを預けやすくなったので、ほぼ不要になりましたね。
もしUSB3.0に対応していたら利便性も上がりますが、その分価格もUP。そう考えると、USB2.0ながらも60Wでの急速充電に対応させてコスパの良い価格にするのは嬉しいポイント。
たまに写真や動画などを転送するくらいの用途なら全く問題なし。重いデータは4K/60fpsの動画くらいなので、普通につかっていれば全く困らないですよ。
iPhoneでは使えない

もちっとケーブルはUSB-CだけとなっておりLightningケーブルは用意されておらず、iPhoneでは使えません。
おしゃれで使い勝手の良いケーブルなので、iPhoneで使えないのがとても惜しいなと感じます。
ただ、Lightningを用意するとMFI認証(Appleの認証)のおかげでコストがかかり、値段があがってしまうので仕方ないかなとも思います。

次期iPhone 15シリーズではUSB-C端子になるという噂もあるので、発売するタイミングとしては難しい判断だったのかもしれません。
mochitto(もちっと)ケーブルはこんな人におすすめ
- ケーブルが絡まってストレスを感じたくない
- ベッドやソファなどのコンセントが遠い所でもスマホをガッツリ楽しみたい
- スマホやタブレット、パソコンなど、複数の機器で充電器を共用にしたい
もちっとケーブルは、「絡まらないで使い勝手のいいケーブルが欲しい」という思いを叶えてくれる製品。
ふわっともちっとした質感のおかげでケーブル特有の絡まって使えないストレスはなく、小さく束ねた直後でもスムーズに使いやすくなっています。
60WのUSB PDにも対応しているので、スマホのバッテリーがあと少しで切れそうな時でもすぐに実用的な残量まで急速充電できるんです。
1mで980円とお手頃価格なのも嬉しく、「家に1本、会社にも1本」などと複数用意しておくのにも最適です。
mochitto(もちっと)ケーブルは、やわらかくて絡まらない超コスパなシリコンケーブル

もちっとケーブルを使い始めてから、日頃スマホを充電する時にケーブルが絡まることがなくなり、ストレスが激減。
特に外出先でバッグからケーブルを取り出した際には毎回ため息が出るほどでしたが、たった1,000円ほどでそのようなストレスが全くなくなると、日々のQOL(生活の質)がじわじわと上昇しますね。
高出力での充電にも対応しているのでスマホだけでなく、iPad AirやMacBook Proなどとも充電器・ケーブルを共用できるので、ムダなものを増やさずにまとめられるのも便利で気に入っています。
充電用ケーブルとして優れており、競合他社の製品と比較しても一歩抜きん出ているコスパを持っている優秀な製品。プチプラなのでまずは1本、試してみてください。良さがすぐにわかりますよ。

おトクに購入できるクーポンも随時発行されているのでチェック推奨。ただでさえコスパ抜群なのに、さらにお安く購入できますよ。
以上、カクタケイ(@kakutakei)でした。
